今晩我が家は、豚白菜鍋でした。
↑イメージは以前作った時のものですが、今日はこれにネギも加えて白味噌と練りごま、昆布出汁、顆粒だしで味付けしたものになりました。
ここ最近、今年のテーマがシンプルというテーマに決めたせいか、
ご飯作りメニュー作りに悩むことなく、食材の買い出しも短時間で済んでいます。
ご飯作りで一番悩むのが、
「何を作ろうか?」
ということですよね。
- 家族のために美味しいものを作りたいという方も、
- 何をどうしようか、何を作ろうかが思いつかない方も、
- 一人暮らしで、毎日作れない方も、
毎日毎晩ご飯を食べるという事、
ご飯を作るということは、
本当にめんどうに感じる時があります。
そんな、めんどくさいご飯作りを快適にするにはどうしたらいいか?
以前アップした、めんどくさい日常生活を快適にする工夫の仕方の続編とも言える・ご飯作り編でお届けします。
ご飯作りのどんなことがめんどうになるのか?
メニュー、献立を決めるのがめんどう
ご飯作りでめんどうになる第一は、メニュー作りです。
何を作ろうか、何を食べようか?
という事。
ご家族に、「なんでもいいや」と言われるほど悩んでしまうことはないですか?。
こっちはちゃんと考えているのに、真剣に考えてくれない。
そういう奥様方も多いのではないでしょうか?。
実は、これ一番悩む必要がないパターンです。
相手は、本当になんでもいいんです。
食べて美味しければなんでもいい。
私が作ってもらうとしても、美味しければそれでいいのです。
家で食べるものは、外で食べるハレの日のメニューと違う
- 日常の味、
- 自分に馴染んだ味
- 素材や出汁の味
がしていればいいのです。
さらに加えれば、
- 温かいものは暖かく
- 冷たいものは冷たく
- パリッとしたものはパリッと
- トロッとしているものはトロッと
していればいいのです。
それが難しいですか?。
もちろんそれには基本的な調理ができることが前提ではありますが、調理技術はやらないことには覚えません。
そして、調理技術といっても、切り方、焼き方、揚げ方、炒め方、煮方の基本が別ればいいだけです。
フレンチの〜
イタリアンの〜
という特別な技術はここで入りません。
基本の調理の基本ができるという前提を踏まえて、メニューを決めるのに悩まずに済む方法は、
①家にある食材を基本に決める
②その食材を基にして自分の定番レシピを持つ
という2点です。
メニューで悩む人は、上記で記したように考え込みすぎなのです。
この時必要なことは、昨今言われ始めている心理用語である・ウィルパワーです。
ウィルパワーとメニュー決定
ウィルパワーとは
意志力、決断力、の意味を持つ言葉で、
集中力を使うと消耗し、人によって総量が決まっています。
私たちの日常は
たくさんの決定、判断、であふれ、
あれもこれも、あっちもこっちもとマルチタスクで過ごし、
極端にストレスがかかる
ことも多いです。
こうした状況は、ウィルパワーを消耗してしまい、
意志力や決断力を損ない、いざという時に集中したくてもできない、負の連鎖を生み出します。
よく知られている話ですが、
元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏やアップルコンピューター創業者の一人であるスティーブ・ジョブズ氏は人前に出る時には毎回ほとんど同じ洋服だったと言います。(誤解なきよう付け足せば、一枚の服を繰り返しというのではなく、ジョブズ氏はイッセイミヤケの黒のタートルネックを愛用していましたが、100枚持っていたそうです)
このウィルパワーを温存する上で大切なことは
・選択肢を単純化すること
・決断をパターン化すること
・マルチタスクではなくシングルタスクにすること
つまり、わかりやすい言葉で言えば、
ワンパターンのパターンを作ること
毎日毎日、繰り返される食事を作る行為でウィルパワーを消耗することなくご飯作りをするには、
ウィルパワーの存在を知って、
- 少しの工夫と少しの遊びをしながらも、
- この素材があるときは、このメニューにしようと決め、
- 簡単で作りやすい自分の定番メニューを決めておくことです。
ウィルパワーを使った私のメニューの決め方
我が家は宅配のらでっしゅぼーやで野菜の宅配を頼んでいるので、週明けには何かしらの野菜が届きます。
それを基に足りない野菜や肉魚、調味料などは地元の商店で購入しています。
メニューを決める際にも、宅配の野菜が一つ基準になっています。
- 白菜の1/2束が届くと食べきれるよう白菜豚スライス肉の鍋
- ごぼうがあれば、牛肉と合わせて時雨煮風
- じゃがいもと人参があれば、肉じゃが
- キャベツがあれば、ピーマンを足してホイコーロー
というように、シンプルにメニューを決めています。
定番メニューの一つは、
鶏胸肉の生姜焼きで、これは定期的に作っています。
時には、
クリスマスだから鳥肉
土用の丑の日だからうなぎ
というようにこじつけに乗っかって決めている時もあります。
でもそれはそれで、楽しめばいいと思っています。
定番メニューだけでなく、
時間やメンタルの余裕がある時や面白い素材があった時には楽しんでご飯も作ります。
そして、ご飯作りを快適にする最後の一手があります。
下ごしらえを快適にする
今、食材の宅配サービスでも素材が切ってあって下味がついて、あとは調理するだけのキットがあります。
そうしたキットを使うのも手ですが、自分で手をかけたいという方は下ごしらえを自分でするというのも手です。
「それじゃあ、めんどくさいのは一緒でしょ?」と言われるかもしれませんが、
ご飯作りで面倒なのは、要するに、
野菜を洗い、素材を切り、調理するという作業を同時に行うからです。
野菜を洗う、素材を切る、というのはご飯作りの中で一番面倒なことで、調理自体はさほど面倒ではないものです。
有機無農薬の野菜のおかげもありますが、洗っておくことで泥付きの葉物野菜などはかえって日持ちします。
あるいは、肉や魚も今は国産素材で作られた加工品も充実していますから、そうした素材を使うのも手です。
最近は鯖缶なども健康効果も高いとして、スーパーで品切れするほどブームです。
下ごしらえの工夫として、
①何か野菜を扱ったら、余分に違う形にカットしてタッパーに入れておく。
②葉物野菜は泥を洗って水気を切り、キッチンペーパーでくるんでビニール袋に入れておく
③肉魚などは質のいい加工品を探して使う
これだけでもご飯作りのめんどうを減らすことができます。
めんどうでもご飯を作るということの重要性
仕事をしているとご飯を自炊するということが難しい時もありますから、そうした時には、身近にあるお店でこだわりのお惣菜を買って食べてみてもいいのです。食事が大切とはいえ、ご飯作りにくたびれていては本末転倒です。
外で買ったものでも、自分の口に合い、安心して食べられると思えばそうしたものも取り入れてみるのもオススメです。今はスーパーのお惣菜も充実していてインストア(店内調理している)ものも、種類が豊富です。そのスーパーの扱っている食材が産地や質が良ければ、インストアも変な作り方はしていないはずです。
健康を維持するためにも、日々のメンタルをいい状態に保つためにも、食事は重要です。
結局健康を損ない、メンタル状態が悪ければ、いい仕事はできないしいい成果にも結びつかないことを世界の企業は知っています。
アメリカのGoogleでは社内のカフェテリアでは、社員の仕事のパフォーマンスを高めるために栄養バランスや食べることに関する仕組み作りに取り組んでいて、その一環として料理も教えているとか。(参考:『Google流疲れない働き方』)
毎日のご飯作りが快適になれたら幸いです。
↓私が時々撮っている我が家の晩ご飯フォトです。ご参考までに