メンタル・意識変化

成功要因の一つ・【素直さ】が必要な理由

こんな方におすすめ

  • 叶えたり理想があるが、今一つうまくいっていないと感じる方
  • これからの人生で、自分の理想を叶えたい方
  • 「あれもこれも」とやっているが成果を感じられない方
  • 素直さが成功要因の一つと知っているが、人に服従するようで抵抗感を感じる方

「成功者の人は、素直」な人が多い

ということを、

どこかで成功法則を唱える人や、自己啓発本などで聞いたり見たりしたことがありませんか?

あなたも、どこかで見たり、聞いたりしたことがありませんか?。

成功の定義は、ビジネス的なことや大金を手にすること以外にも、大きなことも小さなことも含めて

  • 人生を、自分の思うよう生きている人
  • 自分自身の理想を、実現している人
  • 仕事やプライベートで充実している人
  • 自分の理想を叶えることに、時間を使っている人

としても、やはり人生の中でその人の理想を叶えている人は、やなり素直です。

その素直さが、なぜ必要なのか、そして、そうできない根底にあるのはなぜか?。についてお伝えします。

成功要因の一つ・素直さとはなにか?

そもそも【素直さ】が意味すること

上記のような成功法則を語る人、自己啓発本などで書かれている「素直さ」「素直な人」とはどのような意味を指すのか

  • 人のアドバイスや意見を、素直に受け取れる人
  • 人に言われたことを、肯定して行動できる人

つまり、“「人がいいよ」ということに対して取り入れ、素直にそのことを行動できる人”

ということを意味しているようです。

しかしその時はどのような時かというと、

何らかの目的や理想をもっていてそれを達成したいけれど、方法に行きづまっている時

何か悩みや問題を抱えていて、別の方法や解決法を教えてもらった時

とうように、

  • 【別の方法】、【考え方】、【視点】、【解決策】が提示された時にそれを受け入れる・受容
  • 【別の方法】、【考え方】、【視点】、【解決策】が提示された時にそれをやってみる・行動

が必要な時で、受容や行動に対してそれまでの固定化したやり方ではなく、別の方法を受け入れるという【柔軟性】こそが、成功法則や自己啓発本の中の【素直さ】の意味です。

成功法則に必要とされる柔軟性は、

  • 人に言われるがままに「ホイホイ」ということを聞くということではありません。
  • 人に言われるがままに進められたものを買うことでもありません。

そうしたことに乗せられるのは、何も考えずに詐欺に遭う人の間違った【素直さ】であり「柔軟性」です。

本来の柔軟性は、自分の現状の問題や課題を理解した上で、【他の方法はないか】、【解決策はないか】ということを模索している前提があり、その上で他の人からのアドバイスも含めて最良の策を、最適解を見つけて、判断し、コレが良いとした上で、それを行動する(実行する)ということです。

成功要因として素直が大切

という言葉の表面的な意味だけを捉えて、「これいいよ」と勧められるががまま、自分で何も考えずに、自分の現状を考えもせずに、【素直さが大事だから】というのは、違うのです。

そうした人は、自分で解決策となることを見つけようともせず、後になってから考え、「あれ?なんか違った?」、「自分の望んでいるものじゃなかった」と後悔することもしばしばです。それは、そもそも自分自身で「どうしたいのか」「自分のこれまでのやり方はどうなのか」という検証をすることなしに、人のアドバイスに乗っかってしまったからです。

そして、成功要因としての柔軟性は、人のアドバイスをただただ受け入れることだけではありません。

自分の持っている欲に対しても【素直】

先に述べたように、

叶えたい目標、理想に対しても素直に、それを実感して得たいと感じている
自分自身が抱えている問題・悩みは不快な状態だから、それを解決したい

つまり自分の欲に対しても【素直】だからこそ、それを自分のこととして認識できます。

実のところ、私たちは自分が叶えたい目標、理想であっても、「だれかのため」「誰かがもっている」目標や理想を自分のこととしてしまうことがあります。もちろん、それ自体は悪いことではありませんが、その「だれかのため」「誰かが持っている」が、自分自身の心の奥にある【本心】を隠してしまうのです。

その【本心】の中にある、目標、理想を感じることなく、叶えるための行動をしてもどこかチグハグだったり、本心とは違うために必要な情報に巡り合うことはなく、いつも迷ってばかりで「本当にこれでいいのかな」とやっていることに対していつも懐疑的です。

自分の本心とは違うためそこに意識を向けて目標や理想に必要なことに取り組むことができず、いつも周りの人がしていることが気になり、なかなか自分の思うようになれません。

あるいは問題や悩みを抱えていても、それを「辛い」とは感じても、「本気でどうにかしたい」というところまでの感情を抱かず、「問題や悩みのある自分はかわいそう」とかわいそうな人であろうとしつづけます。身体的な不調や病気を抱えて改善しない人の中にはこうした深層心理を持つ人もいます。辛い状態の自分に対して【素直】ではないのです。こうした心理状態は、二次的に問題を増幅させ、身近な周りの人間に対しても、愚痴や不満を言うようになり、人間関係が悪化してますます「かわいそうな」人となっていきます。

こうならないためには、【自分の欲】に気づくことです。【自分の欲】に対して素直に受け止めることです。

欲と言う言葉は、「強欲」、「欲深い」など、あまり良い意味にはとられませんが、他者から何かを奪うのではなく、法律に抵触しないものでなければ、私たちは本来欲をもっているからこそ、「こうありたい」と思うからこそ、この世に生を受けて生きて活動しているのです。もっとコアの自分自身の欲に対して素直になりましょう。そうした欲は、人に迷惑をかけるどころか、周りの人に対しても、気持ちの良い関係を生みプラスの作用となるのです。

自分が変化することに対しても【素直】

人が何かの問題や悩みを抱えた時、叶えたい理想や目標がある時、何かしらそれまでのやり方や考え方を変える必要があります。それは自分の欲に対して素直で、得たいと思うことに対して素直ならば、やり方や考え方さえも変えることをいといません。自分自身が変化することに素直なのです。

自分が変化しなければ、新しい考え方、やり方を取り入れることはできません。

しかし、一方

  • 理想がなかなか叶わない時
  • 悩みや問題を抱えがちな時

それは、人生がうまくいかない時のことで、うまくいっていないにも関わらず頑なに同じやり方をしているのです。

つまり頑固なのです。

頑固とは:

① 他人の意見を聞こうとせず,かたくなに自分の考えや態度などを守る・こと(さま)。「―なおやじ」
② 病気などが,なかなか治らない・こと(さま)。「―な咳(せき)」 →強情(補説欄)

強情:
かたくなに意地を張ること。自分の考えなどをなかなか変えようとしないこと。また,そのさま。

(1)「強盛(ごうじよう)」から出た語。(2)類義の語に「頑固」があるが,「頑固」は自分の信念をかたくなに貫き,守り通す意を表す。それに対して「強情」は意地を張ってなかなか自分の考えを変えようとしない意を表す〕

 

こうした言葉の意味のように、同じやり方をし続ける、自分の考え方を変えようとしないことで、それまでのまま同じ状態のままい続けようとします。

【素直】ではないというのは、問題や悩みがあるにも関わらず、理想や目標があっても上手いかないやり方、考え方を持ち続けることを意味します。

  • 自分のやり方を変えない
  • 自分の方法を頑なに守る
  • 自分の考え方を変えない

そしてますます、問題や悩みを深くしてしまう。人生の理想が叶わない。次第に運に頼り、さらには人を恨むようにもなります。

あるいは、問題や悩みにさえ気づこうともしない、頑なにそれまでの状態で居続けようともします。本来ならば、人生を改善できる、上向かせることの能力を持っていたとしても、そこに気づこうともしません。

理想を叶えて人生を自分らしく生きている人は、自分自身が変化することに素直です。柔軟です。

なぜなら、
理想を叶えたいから
その問題や悩みを解決したいから

そうした自分の欲に【素直】であれば、「うまくいっていないやり方ではなく、他の方法はないか」、「現状のうまくいっていないのはなぜか?」ということと冷静に向き合うものです。

「自分はこうだ」という自分軸を持つことは大切です。ですが頑固さとは違います。なにか理想があって(なくても)新しいことややり方を受け入れ、取れいることなしには変化することはできません。自分軸はその選択をする上での大切にする自分の基準のことです。

頑固さは、そうした変化さえも、新しいこと、新しいやり方さえも受け入れず、今のままの状態でいつづけようとすることです。だからなにか叶えたいことがあっても、うまくいかないのです。そして、時代が悪い、運が巡ってないからだ、理解しない人がわるい、と恨みや愚痴をいって気を晴らそうとする。そしてますます、孤立して頑なになるわけです。

まずはあなた自身が、現状を受け入れる柔軟性を持つことです。

【素直さ】が持てない根底にある心理パターン

素直な気質は、本来誰にでもあります。

生まれたての赤ちゃんは、頑固でしょうか?。生まれたての赤ちゃんが泣くのは、お腹が空いた、うんちが気持ち悪い など自分の欲に素直だからです。

生まれながらに、「頑固な人」は居ないのです。

人が持つ気質の中には様々なものがありますが、素直になれない、柔軟に対処できないというのも、持って生まれた性格というのではなく、これまで育ってきた体験の中で培われてきたビリーフ(信じていること)、価値観が影響しています。

繰り返しあった体験(本人の体験、まわりの大人の話を聞いていたこと)から、「こういうものなのだ」ということを信じて思い込むと、それがその人の考え方や行動の基準となっていきます。そしてその通りに振る舞うのです。

特に日本という国は、

  • 初志貫徹
  • 考え方や行動を変えることは良くないこと

という暗黙の社会的なビリーフが存在します。

「変わることは悪いこと」といのは、私自身も長く持っていたビリーフの一つで、それに付随した制限のビリーフ「仕事を辞めた自分はダメな人間だ」という想いに長く苦しめられていました。

そして、初志貫徹、「最初に言ったことは最後まで守らなければいけない」というビリーフもあって、このことで苦しい状況になってしまったこともあります。

人が素直になれない、柔軟性をもって振る舞えない、ということには、生育体験から培われてきた何らかの制限のビリーフが関連しています。

そもそも人の無意識は安心安全な状態を望みます。人類が存在し始めた太古の頃からの古い脳の仕組みは、いかに生き延びていくかが重要で、そのためにはできるだけ変化のない安心安全な状態を選択する必要がありました。

人が柔軟であることは、その状況に対して自ら【変化】をしていくことです。変化をすることができず、そのことを頑なに守り続けるのは、「変化は怖いことだ」と無意識が反応しているからです。

「変化することは危険だ、危ない」ことだと認識している、恐れがあるからです。

しかし、ほとんどの場合、この現代社会の日本では安心安全な状況がほとんどのはずが、「この世の中は危険でいっぱいだ」「安心なんてできない」というビリーフを過去の体験で持っていると、安心して変化をすることができません。

こうした「心理的危険状態」では、新しいもの、知らないもの、異なるもの、自分と異なる考えや情報に対して、否定したり回避したりしてしまいます。つまり物事に対して柔軟に対処できないのです。

ほとんどの場合、ビリーフはプログラム化されて無意識下で記憶されています。

そのプログラムに気づくには、自分自身と向き合う必要がありますし、解放するなんらかの手段を講じる必要も出てきます。

その中で、ご自分でできることとして、「心理的危機状態」この世は危険だという状態を解除して、「心理的安全」状態になるには自分自身の欲に素直になることです。理想や目標を叶えたいという欲に素直になることです。

本来私たちは、自分自身の欲を叶えることを持っています。だからこそ、この世に生きるよう生まれてきたのです。

成功要因としての【素直さ】とは柔軟性のことで、私たちは自分自身がどうなりたいか、という欲を知ることで自分自身の行動を変化させることができます。

このことを今一度考えてみてください。

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