こんな方におすすめ
- いつも感情に振り回されてしまう方
- 理想はあるがなにから手をつけたら良いかわからない方
- 今よりも人生をより良くしたいと思っている方
これまでも、感情状態の大切さはお伝えしてきました。
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いい感情がいい現実を作る
こんばんわ。塩田マサヨです。 【思考が現実化する】 というのは、 アンドリュー・カーネギー、トーマス・エジソン、マハトマ ...
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すべての感情に理由があるのです 感情の沸き起こる理由
あなたは、感情というものを、どのように捉えていますか?。 感情的=ヒステリックな状態 でしょうか?。 感情的=わがままを ...
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前回の記事でも、私自身これまでの人生の中で“感情”に悩まされてきたことをお伝えしました。
だからこそ、
もしあなたが、
- 自分の人生をよりよいものにしたいのなら
- これからの人生で叶えたいことがあるのなら
- 今現在、明確に達成したい目標があるのなら
あなた自身の感情状態をクリアーにし、整えることがとても大切です。
なぜなら、人は
- 感情に左右されそれが、行動や判断に影響したり
- 感情によって、判断をしたり選択してミスをしたり
- いっときの感情のたかぶりで、人間関係に歪みを生じさせたり
- 感情的な欲求で、高額なものを購入したものの不要だったり
- 感情が肥大して、状況を正しく理解できなかったり
- 感情そのものが希薄で、自分がどうしたいかわからない
などのように、感情はそれだけ、私たちの中に締める要素が大きく、
- 日々の行動
- ものごとに対する集中度
- 思考を使うとりくみ
- クリエイティブ活動
- モノの購入
- 選択
というように、
感情は人生のあらゆる側面に影響するものだからです。
そうしたことからも、人生をよりよくしたい、人生で叶えたい何かへと向き合う時、目標を達成したい時に、あなたの感情状態が、その人生の質に少なからず影響を及ぼすことを理解して、繰り返す感情パターンがあるのなら感情と向き合う必要があるということです。
【感情】という心理状態が私たちに及ぼすあれこれ
人はなにげに【感情】に左右される
感情は、
- 他者の感情が自分に対して向いている
- 自分の感情が自分自身に対して向いている
- 自分の感情がどこにも向かわず、自分の中で止まっている(モヤモヤしている状態がこれ)
というように、動きのある心の状態ですが、
実のところ、自分の感情は、
- 他者の発する感情を感じ取っている
- 自分の心の中で発生している
ものでもあり、どちらも自分自身の内面で起きていることなのに、
- 一瞬であるがゆえに感情自体に、気づかなかったり
- 心の中にとどまっているにも関わらず、理由がわからない
ということがほとんどで自動的に発生しているものです。つまり、私たちは意図的に“「さあ、怒ろう」とか、「さあ、悲しもう」とか、「さあ喜ぼう」というようにして感情を発生させているわけではない”ということはお分かりいただけると思います。
そして何かしらの状況に置かれた時、その状況に対しての反応として感情を発生させ、時にその感情からなんらかの行動を起こすわけです。
心理学などでは、
行動がある → 感情が発生する
感情がある → 感情が発生する
などの
「行動が先だ」、「感情が先だ」という議論が起きますが、それ自体はナンセンスで私たちは常に何らかの状況に置かれていますが、その状況に対して何らかの感情が湧く人もいれば、特になんの感情も湧かずに行動を起こしている人もいるからです。
犬に噛まれた経験のある人は、犬を怖がりますが
小さい時から犬と一緒にいる人は、犬は家族のような存在になる
というように、感情が湧くのはその人本人の体験や置かれている状況が大きく関係しています。
ですが、私たちは何げに感情があること自体で悩み、その感情から誤った行動をしたり、あるいは行動できたりできなかったり、または、特定の感情の時には脳の状態や身体の健康、パフォーマンスにさえ影響します。
恐れや不安があるために、新しい何かに取り組むことができなかったり
誰か何かに対しての怒りが持続して、本来やるべき作業や仕事に集中できずミスを起こしたり
悲しみが高じて意気消沈し、日常生活を送ることさえできない
ということさえあります。
「そんなこと、わかっているよ!。だから悩んでしまうんでしょうが!」という声が聞こえてきそうです。しかし同じような状況にある人でも、一人一人感じ方が違うことがあるように感情を整えることで“ポジティブ感情にも、ネガティブ感情にもなりうる”ということです。
『いい感情がいい現実を作る』でお伝えした通り、いい感情でいることは大切ですが、
整った感情とは、単に“ネガティブ感情が悪いポジティブ感情が良い”ということではありません。
整った感情とは、“無理に冷静になり、感情を感じないようにすること”でもありません。
感情の中でも特に強い感情、意識エネルギーの強い感情は、怒り、悲しみ、恐れ、喜び と言われますが、どれもがいい側面、悪い側面を持っています。その両方の側面を知りつつ、自分の置かれた環境の中で、叶えたい理想に相応しい感情のステートを日々の中で整えることが大切なのです。
- 感情のプラスの側面/マイナスの側面
- 怒り
怒りは忌み嫌われがちな感情ですが、とても強いエネルギーを持った感情です。
怒りに任せて他者を攻撃したり、人を貶めるというネガティブな側面を持ちますが、本来は何かを守るための動物が本来持っている防衛本能から発する感情です。自然界で動物が生き延びるためには、戦うか/逃げるか の選択しかありません。人間も本来は動物の一種として進化してきたわけで、根源的な欲求の一つとして怒りは存在します。発することが忌み嫌われる怒りですが、溜め込まれた怒りは、苛立ちを表現する「カッカする」という言葉のとおりに、身体の中で炎症を起こし身体の不調を招きます。
プラスの側面では、怒りは、ものごとやあり方を変える時に闘う姿勢や意志力を発揮させます。「なにかが違う」という問題提起と同時に、「こうありたい」「こうしたい」という目的や目標を人の中に根付かせ、そこに向かって行動を促します。この時の怒りは、たかぶったものではなく静かな秘めた闘争心として現れます。
- 悲しみ
悲しみは、自分にとって大切な人、モノを失った時に喪失感を心理的に和らげ乗り越えることをうながす感情で、適切な悲しみのときに生じる、生きる意欲やエネルギーの低下、行動の低下がコントロールして元の状態にもどす回復期でもあります。
プラスの側面として、静かな環境でいることを望むため、自分自身の内面深くを自ずと見つめ直すことができます。それまでの体験の中で得られたことやうまくいかなかった原因などの自分自身の内面に自然にアクセスするようになり、それをプラスに捉えて再生した後の人生に活かせるようにもなります。
- 恐れ・不安
恐れ・不安は、危険かもしれない命が脅かされるかもしれないものから、自分や誰かを守り回避しようとする時に起こります。
物事や行動に対して慎重に行動し、検討や検証をしながら前に進む着実生を持っています。しかし過剰になれば、回避ばかりして、新しい挑戦や学ぼうとすることに対して否定的になり、人生の中で変化が起きた時に対応できない行き詰まりの状態を生み出すことにも繋がります。恐れや不安が高じると、何も危険がない時であっても恐れや不安が湧き出て、恐怖症やトラウマ、不安神経症でとなることさえあります。
- 喜び・楽しさ
喜び・楽しさの感情のとき、私たちは創造性を発揮して新しい何かを生み出す企画力やクリエイティブな状態を引き起こします。
意思決定を素早くし、何事に対して前向きに取り組み行動することでチャンスを掴むことができる。一方で、「良いことばかりが起きるはずだ」と楽観的になり、冷静な判断や注意するべき点を見落としがちで、地道で必要なプロセスを行うことを忌み嫌いがちで、大損や大ポカをする可能性もあります。
このように、どのような感情であってもプラスの側面/マイナスの側面があると言うことです。
感情は波のようなモノだと言われますが、だからこそ人生や行動に波及するのです。
だからこそ、
自分自身の抱えている感情に対して気付き、その感情を時にはうまく使って、時には感情に左右されることなく、ものごと(仕事、勉強、やるべき手続き、対人関係、日常生活、、買い物、健康状態の維持)などなどに当たらなければなりません。そうはいっても、理屈で感情をコントロールしようとしても、意志の力で押さえ込もうとしても無理なことで、だからこそ感情というものについて理解をする必要があります。理解ができれば自ずと対処の仕様がわかる様になるものです。
知識や学習の吸収・創造性を妨げる、感情の状態
理想を叶えたい時、なにか目標を達成したい時というのは、必ず【これまでと違うこと】、【新しい何か】を取り入れていかなえればなりません。
それは新しい知識を学んだり習得する必要があるということですが、感情が整っていないとことに対してなかなか頭(脳)がすぐには対応しきれません。何か新しい知識を学んだり習得する時にスムーズにその情報が頭に入って来ず、その知識を自分なりに活用しようとしても感情がブロックしてしまうのです。
そして新しいことを始めるときには、意欲的な感情が湧く反面、不安や恐れの感情が湧くこともあります。
新しいことは、これまで経験したことがないので脳にとっては情報がなく違和感のあることで、同時にストレスも感じることです。知らないことを新しく学ぶ挑戦は、本来は知らないことばかりのはずですが、それが少しでも“出来ない”“わからない”とモチベーションがさがり行動をストップしてしまいます。
モチベーションを高め、維持するには
- その学びが自分にとって価値のあることか、重要なことなのかを明確にすること(学習の目的の明確化)
- その学びの最中に、出来ていること、楽しいと感じること、を実感すること(学習のポジティブな側面を感じる)
が大切です。
感情にトラブルがあり恐れや不安、怒りや悲しみなど<ネガティブ感情>がある時には、知識や情報など学習していることがストレートに頭の中に入っていかないとうことは、誰にでも起こりうることで、
私自身もこのことは、経験がありますが、父が亡くなってしばらくのころ、あるプログラムのセミナーのテキストを作成する際に、文献を読んだり内容をまとめようとしていても、それまでの様に頭に入ってこないどころか考えもまとまらず苦しんだのです。精神的に落ち着いてきたのを実感してからは、集中力も文献の内容も、格段に頭に入ってくる様になりました。
楽しみながら学習するには、【心理的に安全な状態】であることが必要です。
【心理的に安全な状態】であるには、感情を整理していくことです。
理想を叶えたい時、なにか目標を達成したい時というのは、意欲的になれる時ですが、意欲だけではなくクリエイティビティも必要になります。
創造性やアイデアを自分の中から出していきながら、それを形にするということが必要で、新しい情報と合わせてそれまでの体験したことを記憶の中からアイデアの種を掘り出して組み合わせて行く作業には、脳の中での活動や対話するデフォルトモードネットワークの状態になることが必要になります。
デフォルトモードネットワークで中心となるのは脳の<後部帯状回>という部位で、このときもまた【心理的安全状態】であることが必要で、ネガティブな感情の時にはいわば危険なストレスモードの時なので、クリエイティビティを発揮する妨げになるのです。
デフォルトモードネットワークとは:
覚醒しているが休息状態
外側の世界ではなく自分の内側の世界に注意を向けた状態
脳の中で何かを呟いたり、自分の世界に入り込んでいる状態
何かをしているわけでもない、ボ〜ッとした状態で外界からの情報に意識が向いていないため脳内にある情報が結びつきやすい状態のため、創造性やクリエイティブの向上をしやすい。
参考:『BRAIN DRIVEN』
感情が今のあなたの意識を支配している時、何かの感情状態に陥っている時は、脳はフル活動の状態のため、知識や学習の吸収・創造性を妨げることになるのです。
もし今、あなたが、これからの人生で【叶えたいコトがある】のなら、【新しい知識や情報の吸収が必要】で、【何らかのクリエイティブな活動が必要】で、そうした時間が必要だ感じたのなら、感情状態を整えることが必須だということです。
感情が整わないと、状況を正しく判断できない
理想を叶えたい、目標を達成したい時には、うまくいっているときもあれば、停滞してしまう時もあります。
そんな時であっても、感情が整っていればものごとや状況に対して浮足立つことなく、あるいは、悲観的になりすぎず、状況の中で最適な判断ができるものです。
特にものごとが思う様にいかないといには、自分自身に対して冷静な目で見ることができず、自己卑下や劣等感を抱く様にさえなります。すると、無意識的にそれを埋める様に優越感を求めることに必死になり、本質的な原因とは違うことで解決しようとしたり、取り繕おうとして余計に悩みを深くしてしまうことに陥ります。
例えば、思う様にモノゴト(ビジネス、人間関係、新しい習慣、学習・・など)がまわらないと「自分は運がないんだ」として、神社巡りをしたりスピリチュアルなセッションに行き始めたり・・という様に本質的な原因とは別のことでどうにかしようとします。
もちろん神社やスピリチュアルなセッションは悪いものではありません。そうしたことは気持ちを落ち着け視点を広げるという意味ではいいことだと思います。しかし現実的な視点で考えれば、神社巡りをしたからスピリチュアルワークを受けたからではなく、目標達成に必要なプロセスや考え方が他にあることに気づき、修正するするからこそ「ビジネスが回り始める」わけです。
また、感情が整っていないと冷静な判断ができず、「切羽詰まった焦りの感情」や「根拠のないポジティブな感情」でものごとを決めてしまい、高額な商品を購入したり、その時点では必要のない(賃貸物件の契約など)をしたり、「気分が乗らないから」といつまでも必要な行動を起こさず、必要なプロセスもわからないまま現状の中でとどまり、不満を募らせることをしています。悩んで迷ってムリに結論を出そうとして、望まない選択をしてしまうことさえあります。
あるいは、自分を取り巻く環境や家族が大変な状況であっても、自分の感情のままに自分本位なふるまいに始終して、周りの人たちから孤立無援な状態にもなるでしょう。
そうした感情の時は、心理的にも辛いもので、だからこそ、そこから抜け出したいがゆえに周りの状況をムリに変えようとしたり、ムリな決断をしようとします。そうした迷って、ムリにした決断の先は得てしてうまくいくことはありません。
もちろん、感情は物事を判断する時には必要な感覚です。
私たちは自分の感覚を通して周りの世界を認識して、それに対してどう対処するかを決めていますが、感情が整わないと状況を正しく判断することができないのです。
もし今、あなたが、常になんらかの感情を感じて苦しい状態でいるのなら、その感情状態を整えることから始めることです。
感情が整わないと、自分がどうしたいのかもわからない
感情を整えるというのは、「無感情になれ」ということではありません。
感情の状態を理解して、適切にそれを扱うということです。
感情を感じることはとても大切で、自分の感情をきちんと感じ取ることができないと、自分のやりたこともわかりません。
スキルやノウハウを学んでも、自分自身が“なにをどのように感じているのか”、“自分はどうしたいのか”、がわからなければそうした知識やノウハウをどう使おうかがわからず、結果そうしたことを活かすことさえできません。
人生の中でなにかを行う時、選択する際には、「自分がこうしたい」がまずなければ選択もできません。
感情が発生するには、その前段階である五感の働きが必要です。私たち人間は、外界からの情報を五感の感覚を通して受け取り、それを脳に伝達して物事に対する反応を決めていますが、その反応をするのと同時に、その感覚に対して「快/不快」「好き/嫌い」「逃げる/闘う」という様な二者選択をしています。
つまり、五感でなにかを感じるということは、情動(感情とその感情による生理的な変化)がきちんと機能しているということで、逆に言えば自分の感情をきちんと感じ取ることができるためには、
- 五感の感覚を活性化する
- 五感の感覚を自分できちんと感じていく
ということが必要だということです。
自分の感情がわからないというアレキシシミア(失感情症)というのは、“感情の波がない”とか“無感情の状態”ではなく、自分が経験している感情がどの感情なのか(怒りなのか、悲しみなのか、恐れなのか、喜びなのか、など)識別できない、それを表現することができない状態だと言われています。
私たちは五感の感覚から受け取った情報に対して、感情を働かせて反応を起こします。しかしほとんどは、一瞬だったり気が付かないうちに反応していることも多いのです。
自分自身の感情をきちんと実感できることは、自分が「こうしたい」!ということを理解する上でとても大切だと言うことで、感情が整わないと、【自分が叶えたい理想も叶えられない】のです。
自分の感情を感じ取れないと、【本心ではない理想】を掲げていることさえあります。
自分の気持ちをはっきりとさせるためにも、感情を整える時間を持ちましょう。
感情を整えることは、自己評価を高めることにつながる
私たちは物事や出来事に対して何らかの感情を抱いて、それに対しての反応として何らかの行動を起こします。
その時の反応は、意志のままに意欲的に目標とする行動ができることもあれば、意に反して後悔してしまう行動を起こすこともあります。
- この時間内に作業を終わらせなければならないのに、ついメールやSNSを見てしまった
- 他の人の行動が気になって、イライラしてしまう
- 一回だけのつもりが、二回三回とゲームに課金してしまった
- 会議で自分の意見を求められても、なにも出てこなかった
というネガティブモードの時もあれば
あるいは、
- プレゼン資料が思うようにできて、目論見通りの提案ができた
- 短時間で家事が済ませられて、余裕で一日が終わった
- 新しく買った洋服を着たら、友達に褒められた
- 犬の散歩中に、素敵なカフェに立ち寄れた
というポジティブモードの時もあります。
このように私たちの行動には、その前後で何らかの感情が発生します。そしてその感情とともに自分で自分の評価を意識的にも無意識的にもしているものです。あなたの日々の自分の行動、振り返ってみてどう感じているでしょうか?
- やった〜うまく行った。(自分はやれる!)
- あ〜いい時間を過ごせた。(自分は素敵なものを見つけられる)
- あ〜洋服をほめられた(自分はファッションセンスがある)
- 何でこんなことをしてしまったんだ。(自分はダメだ)
- 時間を無駄にしてしまった(自分は時間を無駄にしてしまう)
など、このような誰しもが持っている【自分自身に対して持っているイメージ】、それを【セルフイメージ】と言います。
セルフイメージは、体験とその時の感情の記憶が結びつき、そのことに対しての自己評価です。そして印象の強いセルフイメージは強い記憶となってプログラム化してそのセルフイメージの通りの自分を形成するようになります。
ポジティブなモードのセルフイメージも、ネガティブなモードのセルフイメージの時もです。人は必ずどちらのセルフイメージも持っています。ですが、私たちはつい自分自身のことを否定的に捉え得てネガティブモードのセルフイメージばかりが常に気にかかかります。
特に
- 自分自身に対して自己卑下や劣等感を感じていると、自分に対しても冷静な視点で見れずダメ出しをする様になります。
- 自分自身の些細なミスやできないことを複雑に捉えてしまい、イライラが募るようになり悩みの沼にもはまるようになる。
- その自己卑下や劣等感を無意識的に埋めようと、必死に優位に立とうとして他人にマウントする様な言動をする様にもなることさえあります。
だからこそ、出来事やものごとに対する感情を、自分にとって心地よいものにする。自己卑下ではなく自分自身をOKだと感じられる行動をする。(つまり、自分はどのような行動をすれば心地よいと感じるのか?に気づいてその行動を日常の中に取り入れることです。)
私たちは、感情を元にした自分で描いたセルフイメージは、その通りの人生を無意識的に選択しているからです。
感情に対する捉え方を変えて、理想の人生を手にいれる
私たちは、日々の中、一瞬一秒の中に、感情を感じながら生きています。もちろん何かに集中して取り組んでいるときには感情を使うことなくいる時もあります。
ですが、感情の状態が私たちの日常や人生に深く影響しているのもまた事実です。そしてよくあることとして、ネガティブな感情の時ほど、実は視界が狭くなり、自分の思い込みの中で苦しんでいることがほとんどです。
- こうあるべきだ
- 自分は××だから、(〜できない、だめだ)
- 自分は××なのは嫌だけれど、(〜しなければならない)
というように、理屈でものごとを対処しようとすればするほど、苦しくなるのも当然です。なぜならその理屈は思い込み(心理学では制限的なビリーフと言う)で事実とは異なることだからです。
あなた自身の感情を快適にするのですから、あなたがなにをどうすれば快適なのか、感情の元となっている五感の感覚を「自分はこれがいい」「自分はこの感覚であることが心地よい」という視点で選び直すことです。
今は、意識的に選ばなければ多くの感覚情報に溢れています。その中にはあなたを知らないうちに不快にしているものさえあるのです。
ときには、
- 肌触りの良い少し高いTシャツを選ぶこと
- 自分が好きな香りを自然由来のものから選ぶ
- 自然から聞こえる(川の流れる音、海の波打つ音、草木に風が渡る音、)
- 普段何気なく聴いている音楽
- 自分自身が心の中でつぶやいている言葉
- デスクワークで凝り固まった体をほぐす
- 目に映る普段いる環境をすっきりとさせること
など五感の感覚から得られる情報を変えることは、意識的に自分でできる感情を整えらる方法です。
こうした五感の感覚を、あなたにとって心地よいものにするとき、身体はたいていリラックスしている状態で、そうした時は私たちは自然とネガティブな感情がかき消され、穏やかな感情になっているはずです。モヤモヤとしたような、カッカとしたような感情は、ダウナーな感情も、あなた自身で変えることは可能なのです。
それでも手放せない感情は、何かしらの根深いプログラム(ビリーフや感情のパターン)が関係しているかもしれませんが、そうした時は外部のサポートを活用することもできるものです。
人生をより良くする、理想を叶えたいとき、あなた自身の感情に今一度向き合ってみてください。