行動・仕事

行動することが実現力を高める理由、そして行動する方法①

2024年2月14日

こんな方におすすめ

  • 行動が大事と分かっていても、今ひとつ行動できないと悩んでいる方
  • そもそも、何を行動したらいいかわからない方
  • 行動できる人になりたいと望んでいる方

成功するためには、行動すること

夢の実現のためには、行動すること

よく言われている、成功法則としてあるのが「行動すること」です。このとき、付随してあるのが、行動、行動、とにかく行動、何が何でも行動、というような、大量行動をイメージさせる表現がほとんどではないでしょうか?。

それを見て、「自分はこんなふうには行動できない」「行動できなくて落ち込む」「だから自分は成功できない」・・・・等と思い込んでしまっていないでしょうか?。

ですが、そもそも行動することができないという時、行動する上で必要なポイントは、数ある成功法則を唱える人たちの言葉の中では語られていることはあまりありません。(あるのかもしれませんが、私はみたことがありません)

私自身のこれまでの体験からも、これまで行動については何度かお伝えしてきましたが、「行動がなぜ必要なのか」という重要なポイントはお伝えしてきませんでした。

そうした意味や理由がわからなければ、人は行動することはできないのではないでしょうか?。

行動することに悩んでいるとしたら、それは、【行動したい】と望んでいるからです。

行動することに悩んでいる人ほど、こうした意味、理由がはっきりわかれば、自分のペースで行動できるものです。

今回は第一弾として

  • 行動するということの、意味
  • 行動することが、成功へつながる、理由

を中心に、NLP心理学・コーチングの観点を踏まえてお伝えします。

行動できるようになるには、行動の意味を知ること

①人が行動をおこすのは、得たいなにかがあるから・アウトカムをはっきりさせる

行動は身体的な活動ですが、私たちはその行動を起こす時、何らかの思考や感情があって行動を起こしています。

わかりやすい例で言えば、

思考、感情 実際の行動
お腹が空いた/空腹を満たしたい 食事を作る、レストランを探す、食べたいものを探す
ノートが欲しい 文房具店にいく、無印良品にいく、Amazonで買う
気持ちのリフレッシュをしたい 行きたかった〇〇へ旅行に行こう

というように、私たちは

  • 何らかの得たい状況
  • 何かしらの得たいもの
  • 何かの状況を避けたい
  • なにかから逃れたい

という、何らかの感情や思考があって行動を起こします。

「そうしたい」ということが思い浮かばない時、「〜はしたくない」「そうなりたくない」という避けたい否定的な表現が思い浮かぶ、という方もいるかもしれません。

何かしらの状況を避けたい(逃走)したいがために【行動する/しない】という場合もあります。避けたいというなにかも裏を返せば、なにかを得たいためです。

「〜はしたくない」「そうなりたくない」 得たいこと
・人に面と向かって話をしたくない 人に嫌われたくない/人からイヤな思いを受けたくない
・バンジーは怖いから挑戦したくない 命の安全を確保したい
・人や規則に縛られたくない 自由でいたい

こうした【得たい何か】【避けたい何か】がはっきりしているのであれば、その裏にある【望むことに置き換える】と何らかの行動を起こせるるものです。

しかし、

  • 自分自身が何をしたいのか
  • どう感じているのかがわからない
  • それをして正しいのだろうか

と迷い悩む時ほど、行動できません。

ことに、

  • 人生のなかでの生きがい、やりがいある仕事
  • 人生を通してとりくみたいこと
  • スキルや技術を習得してそれをどう活かしたらいいか
  • これから先なにを仕事の柱にしたらいいのか

などのように、

お金、仕事、人生の生きがい、生き方 に関することほどなにをどう行動したらいいのか、思い悩むのではないでしょうか?。自分自身にとって大切なことだからこそ悩むし、正解・本当を求めてしまいます。

ですが、そうしたことであっても実は同じです。

あなたが行動したいと願う時、

  • 何をどうしたいのか、なにを得たいのか
  • どの状態がイヤなのか、何を避けたいのか

という行動のためのめざすところ、目標をはっきりとさせることです。

NLP心理学では、望んでいる結果、目標、成果、自分の理想の姿、をアウトカムと言います。

マーケティングの考えでは、資源を集中させる具体的な的を目標と表現します。(参考:『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』 森岡毅著)

 

人は本来、何も考えずに行動することはありません。思考の発達していない赤ん坊ならまだしも、大なり小なりどんなことでも、それらがクリアになっていることで行動へと踏み出す事ができます。

あなたの周りにいる行動力のある人は、意識的にも無意識的にもこれらをはっきりと持っているからこそ、「自然に行動している」ように見えているのです。あなたが、行動できていないと感じているのであれば、この3つを明確にしてみましょう。できれば紙に書いて考える癖をつけることです。

「欲しかったノートが手に入ると、また別の文具が必要になり新しいものが欲しい」と思うようになるのと同じく、生き方の目標や目的も時に変わります。変わることは自然なことなのに、それが悪いことだと感じていると、行動することも、目標や目的を保つことさえも否定的になり、結果として行動できなくなってしまいます。

あなたの中にある、感情【そうしたい/したくない】にフォーカスしましょう。

②人が行動を起こすのは、さらに【得たい何か】があるから・メタアウトカムをはっきりとさせる

また、【得たい何か】【避けたい何か】の状態になること、その通りになることには、やはり理由があるからです。

ダイエット10キロ減量したい →     欲しいと思っていたブランドのワンピースを着たい→彼氏を獲得したい

などのように、上位の理想、上位の目的があるのです。

NLP心理学では、望んでいる結果を得ることで得られること、目標の目標、成果の成果、究極の自分の理想像、アウトカムの上の上位の目標、メタアウトカムといいます。

マーケティングの考えでは、最上位の概念、達成すべき使命、具体的な的のことを指します。(参考:『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』 森岡毅著)

 

当初感じていた【得たいこと/避けたいこと】も、メタアウトカム(目的)を達成するための方法の一つに過ぎません。

ランチにエチオピアの豆カレーが食べたい(アウトカム) →  空腹を満たしたい(メタアウトカム)

というメタアウトカムに行き着く時、エチオピアというお店が混んでいたら、他のカレー店でもいいしもしかしたら、丸亀製麺でもいいわけです。

つまりメタアウトカムを達成する方法・選択肢はいくらでもありますが、メタアウトカムに気づかないままだと、豆カレーにこだわりすぎて混んでいるお店に並び続けて何も食べられないまま、ランチの時間が終わってしまう可能性もあるわけです。

何をどうしたいのか、なにを得たいのか(目標)・アウトカム

それが得られたら、どうなるのか/どうなりたいのか(目的)・メタアウトカム

を明確にし、それに対してどうするかを決め、プロセスを決め、小さな行動から始めましょう。

小さな行動ならば悩むことなく安心して一歩を踏み出せます。

私たちの脳は、曖昧な状態、明確ではない状況や情報に対しては不安や恐怖を感じてしまい、回避したり否定的になるようにできています。本来は進化の過程で生き延びることを優先してきたことから、できるだけ安全に、安心した状態であることが重要で、周りに危険となる動物や障害がないか、あればそれを避けようとするような構造になっているわけです。こうした「心理的な危機の状態」から、行動しても大丈夫だ、前に進んでも安心だという脳の状態にするには、

  • 何をどうしたいのか、なにを得たいのか(目標)・アウトカム
  • それが得られたら、どうなるのか/どうなりたいのか(目的)・メタアウトカム

を明確にすることが重要なのです。

その行動を起こしながら、新たな感情や気づきが湧いてきたら、行動を修正しながら、また行動を続けること。

行動は一つのことをやり続けることとは違います。目的、目標、その意味を捉えつつも、状況によってその行動の仕方を変えることも必要になります。

③行動するからこそ、気づくことがある

もちろん、最初から「どうしたいのか」(目標)が明確になっていないこともあります。曖昧なこともあります。

ですが、それでも行動できることはありますし、じっとしていても「どうしたいのか」が分かるわけではありません。

もう10年以上前、マクロビオティックを実践していた時、マクロの学友とカフェの運営をしていた時があります。

5〜6人のまとまったお客様のメニュー。

大抵12時のランチ開始までに2時間という短時間でおおよその仕込みをします。

ある学友に、菜の花をまかせてメニューと調理を頼みました。

私はその間、スープ、副菜、メイン、の仕込み。スープは大根スープにすることは何となく決めていましたが、他はどうするか決めていませんでしたが、やりながら決めていきました。

時間のない中、とにかく野菜を洗ったり、刻んだりという作業(行動)が必要になります。しかし、その横で学友、菜の花を前にしてじっと腕組みしているのです。「時間ないよ」「やれることからやって」と促しても一行に動こうとはせず。できたものは、お客様の評判は可もなく不可もなくというものでした。

ここで言いたいのは、ディスりたいわけではありません。

人は、手を動かし、体を動かしている間に、「こうしよう」、「こうしたい」がはっきりとしてくるものだという事です。

目標が明確でなくぼんやりとした状態でも、それに関連する小さなことから行動することは可能だという事です。

(ですが、この場合、お客様に料理を提供する(意味)、予約時間までに料理を作る(目的)、ということははっきりとしています。この要素をはっきりさせることで、目標が明確になる場合があります。)

私は普段でも料理をしていると、そうしたことはよくあります。

「夕食何をしようか?」と思い浮かばない時も、まず使う野菜を決め(古い順に使う)、洗っている間に、ほかの食材との組み合わせがカチッとはまり、メニューが決まる事も多々あります。途中であらかじめ洗っておいた野菜を使わずに、次の日に回すということも。

これはなにも、料理に限ったことではありません。

コーチングのセッションやセミナーを組み立てている時にも、アイデアを紙に書き出したり、パソコンに打ち込んだり、NLPのワークをしたり、という行動=体を使っていくうちに、「こうしよう」「こうしたい」がはっきりしてくるのです。

それは何も不思議なことではありません。

私たちが、何かに対して体を使って行動している時、そのことだけに集中している時に「こうしよう」「こうしたい」が分かってくるのは、無意識が優位に働くトランス状態になることで、無意識からのメッセージや本来持っているけれど気づいていない知恵や想いが浮かび上がるようになるからです。

私たちの身体の感覚・五感の感覚は、無意識と結びついていて情報やメッセージのやり取りをしています。行動することで、私たちは五感を通して受け取った情報を、脳に送り顕在意識、無意識に送っているのです。そして物事に対してあなたが望んでいることや、それに対してなにをどうしたらいいか、を無意識の領域から浮上させ、あなたの行動への道標を指し示すのです。ピンとくる直感がそれです。

多くの場合、ほとんど気づかない(意識していない)情報のほとんどは、無意識にダイレクトに伝わっています。

まずは、大まかであっても「どうしたいのか」「何をどうしたいのか」を決めることです。そして、それに関連することを行動し始めることです。あなたの中には、それによって得たいこと(目的)がなにかしらあるはずで、行動することでそれをはっきりと意識するようになるからです。

【行動が大事】というと、多くの人は【一気に本丸を攻め落とすような行動】【日本から未開の国に行くような行動】のような、大掛かりな派手な行動をイメージします。

城攻めをするときには、敵の情報を集めながら外堀から攻めるように、大まかでも目標に向かうために必要最低限の地道な準備や情報収集などを行動する事が、【行動】する事なのです。

「行動する事が、現実力を高める」

「行動するからこそ、成功する」

そうした表面的な言葉ばかりが唱えられていますが、【実現する、成功する】ための行動は、派手な大きな行動ではありません。それを理解した上で、料理を出す前の下準備のように、野菜をそろえたり、洗ったり、下ごしらえをしたり、ということをしていくうちに、目標へのイメージがはっきりとして、行動への加速がついてくるのです。

どうしたらいいかがわからない時であっても、腕組みして立ち止まっているのではなくそれに関連した小さな行動を起こすのです。

行動する事で、あなたの無意識が活性化していきます。それによって、あなたが望んでいることを達成するにはどうしたらいいかが、あなたがなにをしたらいいのか、どんどんとわかってきます。

行動することで得られる最大の効果は、無意識からの気づきです。

気づきは、あなたにとって必要なコト、必要ないコト、足りていないコト、持っているコト、こうしようという意欲、など行動をさらに加速させるものを秘めています。そうしたことは、行動しなければ見つかりません。そして、行動してもそうしたことに意識を向けなければ、理想、目的を手にすることはできません。

身体感覚と繋がっている無意識は、動かす(行動する)ことで動くのです。

ぼんやりとでもいいので、あなたの【望んでいる理想】、【めざす目標】をまず設定しましょう。

そして、それに関連するであろうことを、準備として決め、それを実行することです。

注)もし、あなたが【望んでいる理想】、【めざす目標】がわからない、ぼんやりとしてるものでいいのか決められない、という時、あなたの中に制限のビリーフが潜んでいるかもしれません。止めている心理的ななにかがあるのかもしれません。

④行動できるかどうかは、【出来る】か【出来ない】かで決まる

「自分には理想を叶えるなんでできない」

「自分は理想を叶えてはいけない」

「理想のために頑張っても、理想通りになれっこない」

などなど

私たちの無意識には、自分では気づいていない心理パターンがあります。

往々にして人は、(無意識的にも意識的にも)「自分ができないと思っていること」、「不可能だと思っていること」に、エネルギーを注ぐことはありません。行動を起こすことさえしません。

また、表層意識(顕在意識)で、何かに対して前向きに「〜しよう」と思っていても、無意識的に「無理」「わからない」「難しい」「出来っこない」などの意識を持っている場合もあります。

そうした時には、必要な情報にも出会えないし、必要なスキルを習得しようと思うこともありません。

否定的な心理状態の時には、行動をする以前にあなた自身の内面にある問題をまず解決する必要があります。

昨今注目されているコーチングですが、目標を明確化する(言語化する)だけの従来のコーチングで目標達成が難しくなっているのは、人の心理状態が行動や思考パターンを左右しているためです。そして、NLPをベースにしたコーチングが近年成果を上げている理由は、心理的な制限に対して解決を促すプロセスがいくつも用意されているからです。

また、行動というと先で述べたように、バンジージャンプのような大きな行動をする事をイメージしがちですが、行動できずにためらっている状態で大きな行動をすることはできません。

私たちの行動を促す無意識は、安心安全な状態を望み、恒常性(今のままいること)を望みます。バンジージャンプを危険な行動だと捉えている人にとっては、それは行動するべきことではないと無意識は判断しているということです。

バンジージャンプを飛べる人は、最初は勇気が必要だったかもしれません。しかしそれ以前に、【楽しむワクワク】が怖さを上回ったからこそ、飛び降りたのでしょう。「自分は飛び込む勇気がない=行動できない」ではなく、ワクワクすると思えないだけのこと。(私もそうです。バンジー飛ぶぐらいなら、その周りの山を散策する方が楽しめます。)

あなたが不安だと思うとき、危険だと感じる行動は、本来の目的とはそぐわず、本当に必要な情報や気づきは得られません。

危険なことにばかり意識が向いてしまい、他のことに視点が向かなくなるからです。(つまり視野が狭くなってしまうから)

・あなたが【行動したい何か】は、安心して(身体の危険を感じないで)出来ることですか?。

・あなたが行動したい何かに対して、あなたがどう感じているかという意識にフォーカスしましょう。

・あなたの行動を止めている心理状態はないか、あなたの内面にある意識にフォーカスしましょう。

(自分自身に制限をかけている心理的な状態を、制限のビリーフ(limitting belief)といい、自分では当たり前のことと信じているので、一人ではなかなか気づきにくいのですが・・・・)

⑤行動しなければ、得られない情報がある

行動するということは、単に行動するという事だけの意味ではありません。そこから得られる情報をいかにキャッチするかということも含まれ、そのことこそが重要だからです。

もちろん、今の世の中、ネットで検索すれば大抵のことはわかります。それ以外にも、書籍で調べたり、時間があればセミナーなどで学ぶという手もあります。(そうしたことも、行動するということになるのですが)

しかしながら、そうしたこと以外に、自分自身で実際に動かなければ得られない情報というものは必ずあるのです。表に現れてこない情報というものが・・・・・。

それを体験したのが、亡くなった母の口座を整理した時のこと。

母の銀行口座整理のときのこと

亡くなった人の資産の相続には、生まれてから亡くなるまでの戸籍や相続者の実印、銀行によってさらに必要な書類や所定の用紙への記入が必要になったりします。こうしたことはネット上に公開されて事前情報として、準備を進めることができます。

数年前、母の名義の銀行口座を無くなってから数年経って解約・整理することにしました。事前に母の生まれ故郷のある自治体への依頼書を送り戸籍を用意していましたが、預金残高がほとんどなかったこともあってそれらの戸籍謄本を使うことなく、解約・整理することができました。

実際に動かなければ得られない情報

実際にその場に行かなければ得られない情報

そうした情報は、(体験的な知恵という意味ではなく)行動しなければ得られません。

私たちの周りにある情報は、インターネットが発達してきたことで格段に増えました。

情報の正誤はあるにしろ、検索するという行為で、欲しい情報にアクセスすることができるようになりました。本を買うこともボタン一つで買うことができるようになり、動画からの情報も増えました。しかし、どんなに詳しく調べても、そこには載っていない実際に動かなければ【得られない情報】もあるのです。

その現場だけで通用しているプロセス

些細な違いによる対応の違い

それらは、行動しなければ得られない

そして、行動しなければ達成しない

ものなのです。

また、私たちは、何らかの行動をすることで、その周りの状況や環境、人から今まで知り得なかった・受け止めていなかった【情報】をキャッチしています。

視覚的な部分、あるいは言葉や音声などの聴覚、触れることによる触覚、嗅覚、味覚 など五感を通して多くの情報に日々触れているのです。

行動すること、体験することで得られる知恵という情報もあります。

その体験があることで、自信という心の軸や、時には人からの信頼という無形のギフトが得られることもあります。

そうした体験は、誰にでもあるものですが、多くの情報はそれを認識することなく無意識下に収められたままのことが多いのです。そうしたギフトを基に行動している人は、過去の体験を振って生かしていることをしています。

あなたが、これまでと違う行動、行動の範囲を広げることで、受け止める情報の量は格段に増えます。そして、先に述べたように、行動すること=体を動かすこと=無意識の活性化 という状態は、あなたに気づきを呼び起こすのです。なにも行動しないままでは、新しい情報に触れることはなく、それは現状のままを意味します。

理想の実現

目標達成

それは、今までと同じ状態ではない【望ましい状態】であるということ。

だからこそ、理想の実現、目標達成するためには、これまでと違う情報を取り入れそれを活用することです。

そうしたことから、

理想の実現、目標達成するためには、行動することが重要という意味があるのです。

<行動することで得られる情報>

  • ネット上にはない、そこにある独自のノウハウ
  • 経験、体験から得られる知恵
  • あなたがキャッチしている五感からの情報

⑥行動をすることで、あなた自身の能力が変わる

上記で述べてきた様に、行動することはあなたに変化をもたらします。

行動することで、五感から受け取る情報が変わり、体験からの知恵や情報がえられることであなた自身の能力は変化が起きます。

料理を完成させる上で、野菜を切ることを繰り返ししていくと、野菜を切る能力がレベルアップするように、あなたが何らかの行動を行い続ければそれに関する能力は、それ以前とは格段に変化しています。

そうした能力の変化は、あなたの人生に変化をもたらすことでしょう。

 

人生を変える方法として語り継がれている経営コンサルタントの大前研一さんの言葉に、

「人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。」

 

というものがあります。この言葉においても、その言葉の意味を理解していなければ、表面的な行動をするだけでは人生を変えることは難しいのです。この言葉を分析的に掘り下げて考えてみましょう。

  • 時間配分:

人生は、自分が何に時間をかけてきたのかに現れています。習い事のように、あなたが時間をかけてきたことは、あなた自身の能力でもあり、それをいかに使うかで、人生は大きく変わるでしょう。それは、スキルや資格というものだけに限りません。

私の場合は、美容や健康、そして料理の世界、それに連なる、生き方や仕事、そして行き着いたのが心理学でした。フラワーアレンジメントも6年学び、それはクリエイティビティのみならず、自然を扱うという点で、人と対峙するコーチングにも役に立っています。

時間をかけてきたものは、それに関連した行動をしてきたということでもあります。そして、未来において、なにに時間をかけたいのかが人生を作っていきます。

時間をかけたことが、そのまま、あなたの人生やあなた自身を意味する。

それを理解すると、これから先の未来に、何に対して時間をかけていくか、理想とする人生のために何に時間をかけるるか【時間配分】が自分自身を変え、人生を変える、ことにつながるのです。人それぞれ、置かれた状況によって時間に限りはあれども、もし人生をより良く、理想の通りに変えたいのなら、これから先、

  • どのようなことに時間をかけていくのか
  • どこに意識を向けてそこに時間をかけるのか

ということを考え、時間を使っていくことで人生を変えていくことができます。それも、自分の望む理想の人生にです。

  • 住む場所:

住んでいる場所がどこかによって、得られる恩恵(通勤通学に便利な場所、区役所が近くにある、スーパーや銀行、病院が近くにある など)がありますが、人それぞれなにを重視しているかで変わります。

あるいは自然の豊かな場所か都会かでも、あなたが受け取る五感の情報は違います。ですが、一番影響があるのが住んでいる家です。日常を暮らしている空間は、あなたを癒し英気を養う場所がどのような場所であるか。

「断捨離すると人生変わる」というのは、日常過ごす空間から受け取る五感の情報は、繰り返し受け取る情報として無意識的に影響が強いからです。

汚れた、ゴミだらけの空間にいると、心も荒むというのは、以前もお伝えした通り。あなたが長くいる場所(住まい、職場、そのほか)の場所を清潔で心地よい場所にすることが大切です。

住んでいる地域、場所を変えられないのなら、せめて普段住んでいる住空間を望む理想に相応しい状態にすることです。それには、いらないもの、いるものの選別をすることが必要となり決断力が伴います。得てしてこれができない人はモノに対する執着が強く、変化を嫌い、必要な行動を見極めることができません。

  • 付き合う人:

周りにいる人(特に親や大人)の普段の言動は、子供に影響して、その人たちと同じような振る舞い、思考パターンを生み出します。それは大人になってからも変わらず、私たちはまわりにいる人の影響をイヤでも受けています。私たち人が持っている生物的な能力から周りにいる人の行動や心理状態と同じようになろうとする特性をもっています。

いい人であろうとして人を選ばず受け入れていると、あなたの理想とはそぐわない人も周りにいることになり、その人たちが発するエネルギーは、あなたが気づかないうちにそれと同調したり、牽引されたりしてしまいます。つまり、その人たちと同じようにしたり、その人たちに合わせたりしてしまうということ。それも無意識的にです。

よく「成功したければ、成功した人のそばにいろ」と言われるのは、そうした意味を持っています。

だからこそ、誰と付き合うかは人生を変えるキーポイントになるわけです。

もちろん、世の中で成功していると言われている人・著名人たち、が自分にとっての目指す人なのかと言ったら違いますし、そうそうそばにいられるものでもありません。

そうした時、自分が何を目指しているのかを明確にしていくこと。その中で、彼らのような生き方の何かを真似ていきたいのなら、著書やTVで映るその振る舞いから学ぶこともできます。

  • 人間が変わる三つの方法が意味するもの:

これらは全て、【行動】しなければ、変えることはできない要素です。私たちは、行動することでそこから五感をとおして情報を受け取り、なんらかの判断や感情を沸き起こらせ、そして別の行動を起こします。そうした体験が知恵となって蓄積されると、能力となります。

また、何かしらのスキルや技術を学んだとしても、実際に自分自身でやってみなければ、それができるとは限りません。頭だけで理解してもいざというと使えなければスキルを活用することはできません。これは、NLPやコーチングなどの心理学のスキルに関してもそうです。

実際に自分が実践してみるからこそ、あなたなりの「こういうことに活用できる」がわかるのです。その時、その能力が身についたと言えます。

これは、スキル習得にかぎったことではなく、家事でも、あなたが今している仕事でもそうです。

行動したからこそ、得られる能力があるのです。

行動する事で、あなたの五感からの情報は格段に増えます。私たちは、自分たちのもつ五感の感覚をセンサーとして周りにあるモノ・コトから情報を集める能力をすでにもっています。その情報から私たちは意識的にも無意識的にも反応をしているのです。

行動するその先には、なにかの困難、問題が何かしらあることでしょう。しかしそれを乗り越えた時、その体験は力強いリソースとなりあなたに「乗り越えた!」という自信をもたらします。

目指す目標が決まったら、それに関することで何をしたらいいか、行動の方向性を決めることです。

関連

二回に分けた次の『行動することが実現力を高める理由、そして行動する方法②』で行動する方法を具体的に掘り下げます。

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