こんな方におすすめ
- なかなか行動できないと悩んんでいる方
- 行動が大事と分かっていても、今ひとつ行動できないと悩んでいる方
- 行動できる人になりたいと望んでいる方
成功するためには、行動すること
夢の実現のためには、行動すること
よく言われている、成功法則としてあるのが「行動すること」です。このとき、付随してあるのが、行動、行動、とにかく行動、何が何でも行動、というような、大量行動をイメージさせる表現がほとんどではないでしょうか?。
それを見て、「自分はこんなふうには行動できない」「行動できなくて落ち込む」「だから自分は成功できない」・・・・等と思い込んでしまっていないでしょうか?。
ですが、そもそも行動することができないという時、
行動する上で必要なポイントは、数ある成功法則を唱える人たちの言葉の中では語られていることはあまりありません。(あるのかもしれませんが、私はみたことがありません)
私自身のこれまでの体験からも、これまで行動については何度かお伝えしてきましたが、「行動がなぜ必要なのか」という重要なポイントはお伝えしてきませんでした。
行動することに悩んでいるとしたら、それは、【行動したい】と望んでいるからです。
行動することに悩んでいる人ほど、こうした意味、理由がはっきりわかれば、自分のペースで行動できるものです。
今回は第二弾として
- 行動する上で大切なこと
- 行動するための方法
を中心に、NLP心理学・コーチングの観点を踏まえてお伝えします。
行動することが実現力を高める理由、そして行動する方法①と合わせてお読みください。
なにを行動したらいいのか? 行動を始める方法
行動するために、必要な要素を設定する
行動することの大切さはわかってはいても、実際のところ行動といっても、「なにを行動したらいいのかわからない」ということもあるのではないでしょうか?。
行動!行動!まず行動、とばかりに行動することが尊ばれていますが、行動することに悩んでいるあなたは、それができないから悩んでいる。それは、当然のことです。
なぜなら、
人は、行動することに対してなんらかの意味、なんらかの目的を意識的にも無意識的も持っています。
- 行動することが成功の鍵
- 何かを実現するためには行動すること
と唱えられても、行動できるわけがありません。
自分なりの意味
自分なりの目的
がはっきりしていないことには、人は行動できないからです。
行動するのに闇雲に行き当たりばったりでは、行動しても全てがうまくいくわけではありません。それを暗に感じているのではないでしょうか?。
行動するということは、
- 失敗しながらもそれを修正しながら、前へと進むことを意味しています。一度の行動で理想通りになることなんでありません。
- 想定した目標、理想を描きながら必要なプロセスを決め、それを一つつづチャレンジしていくことです。
- 行動しながらその状況に対して気づきを起こしながらであることがほとんどだということです。
うまく行っている人の場合には、頭の中で必要なことを思い描きながら、行動を起こしています。それには、以下の3つの要素が必要です。この三つの要素が不明確なとき、人は行動を起こすことはできませんし、行動さえも曖昧になってしまいます。
- 弓矢は的があり、その的を射抜くという目標があるから、力強く弓を引く行動を起こすのです。
- ミサイルは、撃ち落とす対象という目標があるから、熱を持ってそれに向かっていくのです。
- 電車に乗るのは、行きたい目的地があり、そこで何かを得たいと思っているからです。
あなたは行きたい場所があるから、着替えて、準備をして、電車に乗るのです。街をぶらぶらするためであっても、気分転換だったり欲しいものの下見だったりと、何かしらの意味、目的を持って出かけています。
そうした行動と、あなたが実現したいことのために必要な行動する要素は同じだということです。
あなたが行動したい、行動をおこしたいと思っているのなら、行動する上で必要な要素を今の段階で、とにかく書き出し、明確にしてみましょう。正確でなくても、あなたの思いつくことは無意識からの強い欲求の表れです。それを信じて手を使い書き出すことをしてみましょう。
<実現力を高めるための行動をする上で必要な要素>
何をどうしたいのか、なにを得たいのか(目標、理想を描く)
それが得られたら、どうなるのか(目的を明確にする)
なにを重要(大切)だと思っているか(それを行動する意味、理由)
そこへ行き着く過程、実際の行動、手順(プロセスを決める)
行動するための方法その①:目標、理想を描く
行動するためには、
あなたが目標とすること、理想とする状態、が必要です。
目座すものがなければ、なんのために行動するのか、行き先のわからないタクシーは発車することができないのと一緒です。
あなたが今、行動することに悩んでいるとしたら、それは目標や理想とすることがあるからです。
それを、紙に書いて言語化してみましょう。
言葉にできないとしたら、目標や理想が曖昧だったり、大きすぎるために言語化できません。そして自分が知っていること、想像できることでないと言語化できません。言語化できない目標や理想は得てして実現できません。
「世のため人のため」を理想として掲げている人もいますが、そう感じる時、どのような状態が世のため人のためになっている状態でしょうか?。そのためにあなたは、今、なにをしますか?。
大きすぎる理想、目標は、えてして具体的な行動が想像できず行動を起こすことはできません。もともと行動できていない人が大きな理想を掲げても、ますます行動できないのです。
上記で述べた様に、料理でも、仕事でも、完成形、出来上がり、理想とする目標が描けていないと、「こうしよう!」と動けないわけです。
ですが、ここで勘違いしやすいのが目標・理想は、完璧なものでなくても映像ではっきりと見えなくても構わないのです。
体を動かして行動しているうちに五感からさまざまな情報を得ることで、無意識にこれまである情報と組み合わさって、あなたに新たな理想や必要なこと、行動の方向性などを明確にしてくからです。
行動するうちに、受け取る情報が増えるために、その理想が変わっていくこともあります。
「行動できない」と悩んでいるその先には、目指す目標、理想があるはずです。まずは、動くけるようになるために、目指す方向として目標、理想、を決めましょう。
ここでもありがちなのが、「なにを目指したらいいかわからない」「なにをしたいのかがわからない」という目指す目標、理想が全くもってわからないという状態。私自身も経験があるのですが、ここがわからないと、どんなにスキルや能力を持っていても、行動できずストップしてしまいます。
ですが、理想が何もないとうことはないはずです。なぜなら、今ここで、行動することにに悩んでいるあなただから。あなたの内面には、あなた自身がどうにかしたいという理想の状態、目指す目標、それを得たいという欲があっていいのです。
こうした時、あなたの中に気づかない、制限的なビリーフがあるのかもしれません。
制限のビリーフは、あなたが本心から望んでいることであっても、それを覆い隠して制限的な思い込みで物事を捉えているが故に、明確な意識の層に登ってこないのです。
行動するための方法その②:目標、理想を達成したことで得られること、得たいことを描く
目標、理想がわからないという時、制限のビリーフ(自分自身を制限してしまう心理的な思い込み)がある可能性もありますが、あなたが一番望んでいること、目標、理想が叶うことで得たいと思っていること(メタアウトカム/上位目標)がはっきりすると、「何を目指すか」「なにをしたいか」がはっきりとしてくることがあります。
目標や理想は、メタアウトカムを叶える方法の一つにすぎません。
目標や理想は、一つではないということです。
あなた自身、あなた個人から湧き起こる、目標や理想はその時々で違います。人はいくつもの目標や理想を持っています。
行動し始めることで目標や上位目標が変わったり、より明確になってくることもあります。
行動することで、無意識下から本心が浮上してくることもあります。
・人生を変えたい
・人生を向上させたい
というような目標を持っているとき、あなたの中にはすでに上位目標(メタアウトカム)は存在しています。日常の中の、ちょっとした思考の中にそれは存在しているはずですが、制限のビリーフや社会的な当たり前という思い込みがそれを覆い隠しているかもしれません。
それに気づくには、自分の中にある【欲】にフォーカスしてみることです。
欲というと、自分勝手、強欲、わがまま、というように、あまりいいイメージで捉えられることはありません。しかし、意欲的という欲もあり、無意識的には、誰しも何らかの生きていく上での欲を持っています。
本来、人はいくつもの欲をもっている存在です。
自分自身の持っている欲を否定的に捉えていると、世のため人のため、世界の平和のため・・・などなど、大きすぎる理想を抱えているものの、実際に何を行動したらいいかわからず、大きな使命感のある行動をしなければと思い込みがちで、何も動くことができない場合がほとんどです。その場合、はっきり言ってあなたの本当の望んでいる理想ではないのかもしれません。
あなたの自身の持つ欲を否定しないことです。
自分自身がどうなりたい、こうしたい、という欲は本来生きていくためには必要なモノだということです。
【マズローの欲求5段階説】という心理の法則をご存知でしょうか?
「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」という仮定のもとに、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローが提唱したこの法則は、人間の心理には5つの段階的な「欲求」があり、下から順に一つの欲求を満たすごとに、次の段階の欲求を満たそうとするとしています。
- 第一の欲求:生理的欲求
食欲、排泄欲、睡眠欲、衣服、など生命維持に必要な、生きていくために基本となる欲求のこと。
食べる飲む/排泄する/眠る/着る(外界からの身を守る) などに関する欲求。
- 第二の欲求:安定安全の欲求
命が脅かされるような危険な状態をさけ、安心していられる状況や状態を望む欲求です。健康を損なう病気やウィルスの蔓延、精神的な不安や恐れ、虐待や暴力、紛争、生活の困窮などは、不安定な状態でとてもストレスフルです。そうした状態を避けたいと望む行動は、生物的に備わっているものです。
身体的な安定(健康状態)/情緒の安定(精神的)/命の危険からの安全/経済的な安定 などに関する欲求
- 第三の欲求:社会的欲求
生理的欲求、安定安全の欲求が満たされると、その上位にある社会的欲求を満たしたいと願います。私たちは一人で生きているわけではなく、家族や社会の中で何らかの集団の中で受け入れられている、その中の一員であると感じると安心します。逆にそうした関係性の中に自分が居る実感できないと、孤独感や不安感を感じたり自分自身の存在を重要だと感じれないと思うようになったりします。
家族、親戚、友人/習い事や趣味、スクールのコミュニティー/スポーツのチーム/特定の組織、団体/会社や仕事の仲間/地域、町内、近所づきあいなどのようなコミュニティ、社会的な人間関係 に関する欲求
- 第四の欲求:承認・尊厳欲求
私たちは、自分自身が尊い存在である、自分自身の存在を認められたい、という承認欲求を持っています。その承認欲求は、他者から認められたい(他者承認)と、自分で自分を認めたい(自己承認)があり、スキルや能力、地位、名声、身分立場などを通して、それを得たいと実感するようになります。
地位、名誉、権威、ブランド化/自信、自尊心/スキルや能力、知識・学習 などに関する欲求
- 第五の欲求:自己実現の欲求
ここまでの四つの欲求が満たされて初めて実現できるもので、単なる理想の実現、目標達成とは違います。
自分自身の存在する意味、生まれ持った本来の能力や気質を持っていることを認識して、それまでの経験や知恵を自然に活用することができ、何に対しても自分らしい選択や振る舞いができる生き方をすること。
使命/生き方/生まれ持った気質/セルフイメージ など関する欲求
こうした事からも、目標や理想はあなた自身が向上したいというものであって、そうした欲はだれしももっているということです。そして欲をネガティブにとらえると、欲深い、強欲、などをイメージしますが、法律に抵触するような、社会や今いる環境に対して危害を加えることを望むような欲でなければ、欲を満たすことは人が生きていく上で必要な心理的な状態だということです。
意欲という欲もあるということです。
欲そのものは、良いも悪いもないということです。
多くの人の場合、自分個人が「こうしたい」という欲を抑えていることが良しとされ、人生を通して望んでいること、自分がそうしたいという欲を感じることができません。殊に日本では、一人の人間の「こうしたい」という行動を「わがまま」と捉えてそれを押さえ込もうとします。親や教育現場、社会的な雰囲気という中で。
往々にして、こうした意識が根強くあって「世の中のためになることをしなければならない」ということにこだわり過ぎていると、なかなか自分の本心、本当に望んでいることに気づけないままです。書籍で知識やノウハウを学んでも、それをなにに生かしたらいいか?ということがわからずセミナージプシーや情報蒐集家になってしまい、なおも学び続け悩みを抱えたままです。(その悩みさえも気づけない人さえもいます。)
それには究極のメタアウトカムとも言える、【あなたが本心から望んでいること】に向き合うことです。自分の気持ちを誤魔化さずに向き合い肯定することです。
自分の本当に望んでいることというのは、自分のことではありますが、気づけていない人が多いのです。そのため、目標を描け、その目標を達成して得たいこと(メタアウトカム)を明確に!、と言われても「わからない」のです。
表面的な(頭で考えた)理想を掲げても本心から望んでいることではないため、必要な情報へ意識も向かず、得ようともしないのです。
NLPを使ったコーチングというのは、五感や無意識に語りかける催眠言語を使うため、気づいていない意識にアクセスして、気づいていない想いを浮かび上がらせるため、気づきや思考の整理をしやすいため、望んでいることやプロセスを明確にしやすいメリットがあります。
そうしたプロセスは、自分で自分の未来を決めることに他なりません。その時、自分自身の過去の体験や出来事の記憶、その時に感じたこと、学んだことなどの記憶を振り返って、総合的に自分にとっての最適解を見つけ出そうとします。(すでに私たちの脳の機能に備わっています。(背外側前頭前野という部分が担っています。)
行動するための方法その③:プロセス(そこへいきつく過程)を決める。そして情報を集める
目標や理想があっても、「なにをしたらいいのかわからない」。
これが行動できない一番の原因ではないでしょうか?。
やりたいことがあっても、どうしたらいいかわからずモヤモヤする。
やりたいことがあって、動いてみたがうまくいかずモンモンとする。
そうした経験は私にもあります。
だからこそわかるのですが、情報が足りていません。実現することが汎用性のあることでないため、情報が入手しにくいこともあるかもしれません。しかしながら一昔前に比べれば、インターネットが発達したことで検索すれば多くの情報が手に入るようになりました。
- 書籍なら 書店、ブックオフ、図書館、アマゾン そのほかの通販
- 行政的な手続きなら、役所の窓口に行けばチラシや役所の人から
- クリエイティブのスキルでも、スクールやネット、専門家、
というように、なんらかの情報を入手する手立てはあります。
人は、何らかの情報がないとイメージができません。イメージができない目標は得手して行動できません。
なんらかのスキルやノウハウを学んで、それでビジネスを始めたいというとき、そのノウハウだけでビジネスができるわけではありません。マーケティングの知識、経営、会社の起こし方、ものの売り方、言葉の使い方、など様々な要素が必要となります。
自分は経営はできないから
自分はマーケティングは知らないから
自分は文章が書けないから
と多くの人は、できないこと・知らないことはわかっていながら、それをどうにかしようともしません。百戦錬磨のプロのようには知らなくとも、情報として知っているのと知らないのとでは雲泥の差がありますし、必要なことなら本やネットで調べればいいわけです。
- 知らないことを認識する
- 知らないことを知る
プロセスを一つ一つイメージして行動していくことです。
確実に叶える方法はありません。「自分でこれはうまくいくのでは?」というプロセスをみつけ実行しながら、うまくいかなかったこと、うまくいったことをより分け、自分なりのプロセス(過程)が出来上がってくるわけです。それもまた、状況が変化した時にはプロセスを変えつつ、そして行動していくうちに理想に近づいていることが分かるわけです。
- あなたが目指す理想、目標へ到達するためには、どのような情報を持っていますか?。何を知っていますか?。
- そして足りない情報はなんですか?。どんな情報が必要ですか?。
それがはっきりして来た時、あなたの目の前には必要な情報が現れてきます。
行動するための方法その④:それでも行動を妨げている心理状態はないか?
行動を起こせる人は、上記の様なポイントを知ったら、それをすぐに行動できる人です。
すぐにできるというのは、素直にそれを受け止められるからです。
素直ということは、あれこれ理由をこじつけずに物事(情報や状況)に対して柔軟に受け止め、「いいと感じられる」、「できそうだと感じる」心理状態があるからです。素直さというより、物事や出来事に対しての柔軟さがなければ思考も行動も動かすことはできません。
逆にいえば、なにかにつけて理由をつけて行動できないことを言い訳にしているのは、それを止めている心理状態があるからに他なりません。その理由のほとんどは、気づいていない心理状態にあります。
素直ではない逆の、頑固さはさまざまな面で思考や行動に現れます。
- 自分にはできない、恐れや不安
- 最初から理想型にこだわる、完璧主義
- 本当にこれでいいのか、そんなわけない 疑い
- 自分がそれをするのは相応しくない、自己不信
そうした心理は頑なさを持つことで、自分自身を守ろうとしています。
そして、これらの意識を作り出しているのは、あなたがこれまで抱えてきた制限となるビリーフです
制限のビリーフとは:
幼少期にあった強烈な印象の出来事/言われた言葉、あるいは繰り返しあった出来事/言われた言葉、から、自分自身にとってそれは事実ではないことを、本当の事だと受け止め、信じていることです。
ビリーフは、信念といえば聞こえはいいですが、思い込みのことです。その思い込みはあなたの中で定着し、あなた自身のセルフイメージにまでも影響します。
もちろん、ビリーフには制限とはならない、ポジティブなプラスに働くビリーフもあります。プラスのビリーフはあなたにとって、人生のどんな局面であってもプラスに働くビリーフです。
制限のビリーフは、幼少期の体験から、
・あなたが生きてる中での出来事の原因や理由を「〜だから」「なぜなら〜だから」と特定してしまったり、
・社会の中での物事や出来事に対して「そういうものだから」と自分で作り上げた意味で解釈してしてしまったり、
・社会の物事やあなた自身に対して「できるワケがない」という可能性を否定して捉えてしまう
「自分はこういう人間だから」〜できない・〜ない、と「アイデンテティ」に対して限定的に、否定的に捉えてしまう
など、制限的なものの捉え方、見方、考え方、自分自身に対して、それを信じてその通りのように感情を動かし、思考し、行動を起こします。
もちろん、人はポジティブシンキングだけでは生きている訳ではないし、ネガティブになってしまうこともあります。ですが、制限のビリーフが厄介なのは過去においてはそのビリーフがあったことで頑張れていたり、能力やスキルを向上させる努力ができたり、(その制限ビリーフを埋めようと努力していたために)していものの、現在にはそぐわなくなり、(大抵うまくいっていたのは、学生期までで親のカヤの中で生きていたからです)その思考が制限となり人生の理想を叶えることに障害となっているからです。
意識的に(表面的に)は行動したいと思っていても、無意識的(内面的)になんらかの制限のビリーフを持っているのだとしたら、
- その行動をしても意味はない
- そんな行動はできるワケが無い
- 自分にはその行動をする能力がない
などのように捉えている心理があるのかもしれません。ビリーフはあなたにとって、当たり前で当然のことなので、言葉や態度に現れていたとしても自分自身ではなかなか気づくことは難しいのです。
注)ビリーフを扱うマネークリニックトレーナー、DSRトレーナーはいくつかのプロセスを通して、あなたの中にある今のあなたを苦しめている制限のビリーフを無意識から浮かび上がらせ、それをポジティブなビリーフへと転換させることを可能としています。
ビリーフは、あなたにとって当たり前のことであるため意識しなければ気づくことはありません。しかし、あなたが顕在意識で望んでいても、その望んでいるように行動できない、考えられないという状態であるなら、無意識下には強固な制限のビリーフがそれを止めているかもしれません。
※制限のビリーフの存在は、心理学でも学ばない限り普通は知り得ません。そえゆえ、行動できないことに悩み、意志や努力の有無を原因にしがちです。
しかし人は、意志や努力だけで行動しているわけではないし、それで成り立っているわけではありません。行動することに悩んでいるのだとしたら、あなたの心の中の状態、心理状態のパターン(プログラム)にフォーカスし、それを解放する手段を取り入れることです。
私たちは、自分が意識していること(意識)、強く思っていること(意志の力)だけで、生きているわけではありません。
目の前に、あなたの問題を解決する、あなたの理想の達成に役立つ情報が現れても、制限のビリーフがフィルターとなってそのことを認識することを妨げます。そうなのです。視覚で捉えていても自分の信じていること、思い込んでいることと違うと捉えてたことは認識のフィルターを通さずスルーされてしまうのです。
私自身も、マクロビオティックを実践していたときは「油は悪」と捉えていたので、自分が抱えていた肌トラブルに必要な情報を目にしていても、そのそのことをスルーしていました。後からそのことが書かれている用紙を見つけて、見ていたはずのその用紙の情報を目の当たりにして「なぜ気付かなかったのだろう?」と感じましたが、心理学を学んでようやくこのことが理解できました。
もちろん、あなたの前に現れた情報や人・状況は、あなたにとっていいものばかりではありません。全てを受け入れることができることが柔軟性がある、素直だということではありません。
あなたの理想とすること、あなたにとっての良し悪しを判断して、【望まないもの/悪いもの】に対しては、あれこれと悩まずNOと言えることも素直さ、柔軟性があるということです。
私たちが、感情や行動を動かされるのは、自分の心の中にあるビリーフ(信念、思い込み)によることがほとんどだということを理解しておくのは、本当に望んでいる理想の実現のためには、目標のための行動を起こす上では、必要不可欠な要素であることは間違いありません。
行動するための方法その⑤:行動を支える、生活習慣を変える
マズローの欲求後段階説は、第一の欲求が満たされると 第二の欲求へ、第三の欲求へ と下位の欲求が満たされることで順次上位の欲求へと、求める段階が変化します。
つまり、私たちが最上位の自己実現の欲求を叶えるには、第一の欲求:食べる・飲む、排泄する、眠る、着る(外界からの身を守る)を基本として満たすことが必要だということです。つまりは生活習慣、生活のリズムを整えることなしには上位の欲求が湧いてくることも、満たされることもないわけです。
実のところ、睡眠不足や偏った食事をしている時、健康を損ない精神的にもダウンして、モチベーションが上向くことはありません。
モチベーション・やる気、意欲的であることは、人が行動を起こす上での強力な心理的なトリガー(きっかけ)です。
がんばらなきゃ
やりたいことへ行動をおこさなきゃ
という意思の力だけでは、人は動けません。
精神や思考の元となっている、身体状態を良好にすることこそモチベーションを高め、そして目的に相応しい行動を起こすことができるのです。
それは、自分自身を大切にすることに繋がり、そうすると精神的に安定して、
本当に望んでいる理想
それに相応しい必要な情報
それに相応しい行動を起こす
ということが可能になってきます
目標を達成するための行動を起こすには、さまざまなプロセスや思考法があります。
あなたは今、行動したいと思っていますか?。
行動する上で、必要なことを明確にしていますか?。
それをすることで、あなたの行動の実行力、成果は格段に変わります。
行動できないと悩む前に、上記で述べたことを一度自身の中で掘り下げる作業をしてみてください。
本来目的をもった行動は、思い付いたような気持ちや感情だけでは起動しないのです。そのことに対する自分自身を掘り下げて考えることをしない限り、結果に結びつく行動はできません。
もしそのことに対し行動できないと悩んでモヤモヤしている今、それを見つめ直すチャンスです。