行動・仕事

本当の願いじゃないものは、つらくなる

2018年11月27日

あなたは今、何か願いがありますか?。

あるいは、

人生の目標がありますか?。

その願いや目標に向かって毎日が充実していたら、この先はもう読まなくて結構です。

もし、そうでなかったら、
その願い、目標に向かうことに滞ったり、辛くなったりしていないでしょうか?

なぜなら、
その願いは、本当の願いじゃないからなのかもしれません。

あなたのその願いが辛くなる理由

願いが辛くなる理由は、本当の願いとはずれているから

10月からドラマ『僕らは奇跡でできている』を見ています。

高橋一生さん演じる動物行動学を教える大学講師・相河一輝は
小さい時から、人と合わせられない、今でいう変わった子供でした。

合唱しても、皆と同じ音程で歌えない。
授業中でも、先生の声よりも窓に止まった虫が気になる。

というような好きな動物や、自分が気になることを見つけると、それだけに没頭して周りのことが一切気にならなくなり、一般常識の範疇とは少しずれているとみられてしまう。

大人になった今もそれは変わらず、

通学途中で、気になる動物の生態を観察して遅刻してしまったり、大学でも出席カードを配るという当たり前を忘れて事務長に怒られることもしばしば。

ある時、歯の痛みを感じて、恩師である鮫島教授の知る歯科医院に通うようになります。

その歯科医院院長・水元育美は、若くして親から引き継いた歯科医院で院長を務める傍ら、銀座の審美歯科にも勤務医として努め、雑誌にも取り上げられるほどでした。

ですが、
頑張り過ぎ。こうあるのが当たり前だという思い込みで、つい仕事ばかりが優先してしまい、
三ヶ月前に入会した料理教室にも行けずじまい、恋人ともその頑張りが空回りしてギクシャクしてしまう。

歯科衛生士の丹沢には、「何気に上から目線なの気づいてます?」と言われ
果ては、急遽予約を入れたのに時間になっても診察に来ない相河にむしゃくしゃした気持ちをぶつけてしまいます。

そして、うさぎとカメの競争の物語を例えにして、
「うさぎは自分がすごいって証明したくてカメと競争したんです。水元先生はうさぎですね。」
と相河に鋭い指摘を言われてしまいます。

その育美先生は、子供歯科教室を開いたときに、相河が「虫歯をなぜ虫歯というのか?」という疑問を解説したことがきっかけで、相河のフィールドワーク(野外調査)に必要なリスの橋をかける手伝いをしに森に出かけます。

その時に、相河の教え子の新城くんが親のあとを継いでコンニャク屋になるか悩んでいる話から、こんな会話をし始めます。

育美:「継ぐものがない人にはわからないんですよ。親が積み上げたものを引き継いで歯科医としてより多くの人に貢献するのが私の願い」

相河:「それ本当の願いですか?」

育美:「どういう意味ですか?」

相河:「全然、楽しそうじゃありません」

育美:「それは今はまだ足りていないし、成長しなきゃいけないし、楽しいのはその願いが叶った時」

相河:「それ、いつ叶うんですか?」

育美:「それは私の努力次第で・・・いつかはわからない」

そうして、一人になった育美先生は、自分の本当の気持ちに気づき

「私は、愛されたい」
と、つぶやきながら、涙を流すのです。

「この愛されたい」というのは、男女の恋愛関係ということとは少し違う愛を指していると思います。

育美先生は、病院にいるときも、恋人といるときも、そのあとにいつも一人になるシーンが多く、ストーリの中には現れていないが、親を早くに亡くしたことが想像できるし、そして家族という存在、自分を認めてくれる存在がいないと感じているようです。(本当は、彼女の知らないところで恋人も彼女のことを認めてくれていたのだけれど)

 

自分以外の人が、自分という存在を認めてくれる。
ただいるだけで、存在してもいい。

と思ってくれる。受け止めてくれる。
いう認識は、

「愛」とうものの形の一つで、

・自分は自分であっていいという
・自分で自分を好きになる
・自分を信じる=自信につなる

という自分への深い理解につながる

のです。

育美先生は、彼女が本当に望む【誰かに愛されたい=存在を認められたい】

という本当の願いを得るためには、頑張り続けなければいけない。
と信じて、と頑張り続けていたのですが、自分が本当に望むことではない願いに対して頑張り続けることは、無理が生じてきます。

例えていうなら、
疲れた体の状態で、フルマラソンで優勝せよ!という状況のようなものです。
疲れた体の状態で、ゴールのないマラソンをしているのようなものです。

 

常識、当たり前、こうあるべきが、あなたを辛くさせる

  • 親が医者だから
  • 地域に貢献するのが当たり前
  • 仕事を最優先するのが当たり前、
  • 約束は守って当たり前。

というような

こうあるべき べき的思考

制限的な思い込みは、
あなた自身の思考をがんじがらめに縛り付けてしまいます。

それは、相河先生の言うように、主語が自分ではないということで、
自分の思いや考えのように見えて、自分の思いではないのです。

自分の本当の気持ちではないから辛くなるのです。

私も長く、20代に自分がやりたいと思って楽しかった生活情報誌の編集の仕事が人員削減でできなくなり、食周りの仕事を模索して、フードスタイリスト(食器とかクロスをコーディネートするような)はどうだろうか?と当たってみるのに、無償でアシスタントするとか、求人としての間口が狭く、とても入口の狭い世界だったので、そこに行き着くこともできずに結構辛い数年を過ごした記憶があります。

思えば、ものを作ることが好きという観点からではありましたが、
その当時、フリーランスで、自営で稼ぐというのはそうした雑誌の世界の人くらいしか周りにおらず、それしかないと思っていましたが、自分が本当に求めていたのは、【自分を生かせることで仕事をする】ということで、フードスタイリストでなくても別に良かったのです。

自分が、これだ!
これしかない!

という思い込みを持っている時、

その願いが叶う道筋に乗れない時には、
その願いは本当の願いではないかもしれません。

 

願いが動き出す時に起こる変化

本当の願いに意識が向き始めると、本気度が増してきます。
さらに、本気度が増すと本当の願いに関連する情報が目につくようになってきます。

本気度というのは、
無意識的にも意識的にも、そこへ向かうエネルギーがONになる状態で、そうなるともう、状況や、人や環境が、変わるということが起きてきます。

願いへ向かうためのスイッチが入るのです。

もちろん、一瞬では叶わないかもしれませんが、
その願いへ向かう道筋がわかり、何をしたらいいのかがわかってくるので辛いということがないのです。

第7話で、育美先生は、
自分をイライラさせてしまうきっかけとなるいつも行けない、料理教室をやめることを決心します。そして、相河先生に教えてもらった、「自分の好きなところを100個見つける」という方法で

 

自分自身を肯定的に捉えられるように
=自分で自分を愛せる

ようになっていきます。

  • 願いがあるけれど、辛い
  • 自分で自分の願いがわからない、
  • 自分が好きなことはなんだろうか?

というとき、ライフコーチング
は質問を投げかけてあなたの中から答えを見つけ出すという方法や

行き詰まりになっている制限のビリーフに対処することをしていきます。

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