こんな方におすすめ
- 目標はあっても、なにから手をつけたらいいかわからない方
- 目標達成のための、プロセス構築を知りたい方
- 人生を今よりも、いいものにしたい方
望む人生、望む成功を手にするには、目標を明確にすることが大切だと言われます。
NLP心理学ではそうした目標を明確にしていく法則がたくさんありますが、実のところ目標が明確になってもそれだけでうまくいくことはありません。
目標を達成するには、その過程(プロセス)をどのようにするかで結果が変わるりますし、それがわからずに悩む人も多いです。そのため、「こうすれば目標達成する」や「こうすれば稼げる」的な売り文句惹かれて大枚払ってしまったり、ひたすら高額セミナーに通い続けてしまったりしています。
そう、目標の明確化も大事ですが、そこに行き着くプロセスも大切なのです。
目標を達成するプロセスの明確化の方法
私自身のプロセスがわからなかった経験
私も20代、30代に理想とする目標はあっても、どうしたらいいかわからず悶々としていました。
当時は雑誌の仕事、その中で働くクリエイティブな職業に憧れて、人づてを頼ったり、人のアドバイスをそのまま行い、自分を無理に奮い立たせて仕事にありつこうとしていましたが、失敗の連続。次第に別のクリエイティブな仕事、手に技術をがあればとマッキントッシュのDTPスクールに通ってみたり、ディスプレイデザインの学校に行ってみたり、別の仕事をしながら自分の理想とすることを模索していました。
- 理想の自分、なりたい自分はあっても、人生悩みっぱなしで、頑張りたいのにがんばれない。
- そこに行きつくには、何をどうしていいかわからない。
それは、本当に辛い状態です。
どんなに意欲や能力があっても、生かす場がない。
それは、辛い状態です。
なぜ、プロセスがわからないのか?。目指す目標が特殊な職種だったからでしょうか?。
そもそもそうした特殊な職種をしている人は、もっていた才能と偶然とがかさなっている場合も多いです。運といえばそれまでですが、能力がなければ運は続きません。私が接してきたスペシャリストの女性たちは、自分の本当に望んでいた本来持っている能力を発揮できる分野でしっかりと能力もあり人一倍いや人の二倍も三倍も努力をしていた人たちでした。
今から思えば、私の場合
- その目標の状態に一足飛びになることを考えていた
- その理想の仕事の職種になれれば、すぐに自分は出来ると思っていた
- チャンスがあれば、そういう人になれる と思っていた
- 現在できること、自分に必要なことを学ぼうとしていなかった
- できない状況の自分にフォーカスしていた
という理由が大きかったのだと思います。つまり、理想があっても、そこに行き着くプロセスを描けなかったのです。
同時に今から思えば、その理想が自分が本当にもとめている理想ではなかったからです。それでは自分の持つエネルギーを注ぐことはできません。
目標や理想には、それを得られることで、得たいなにかがあるから目標や理想を叶えたいのです。それをNLPではメタアウトカムといいますが、この上位目標が明確になると、それまで描いていた目標や理想は【違う】ことに気づく場合があるのです。
- 理想や望みを叶えることで、あなたは何を得たいと思っていますか?。
- その理想が叶うことは、あなたが本当にのぞんでいることですか?。
理想の設定の間違いが、達成を妨げる
生きていれば、理想の通りになることばかりではありません。
それでも人は生きている間、理想を求めます。
なりたい自分がわからなくても、それを求めます。
曖昧だった、人生の目標が明確になる。
それは、気づかなかった自分を知ることができた時の楽しさと一緒です。ですが、望む人生を生きる上で理想とする目標が定まると、脳の報酬系が満たされそれで満足してしまい、それで達成されたと勘違いしてしまいます。時には運や人脈を頼って、自分ができる現実的なプロセスを決めそれを行動するこという理想の現実に必要なコトをせずに叶うと勘違いしてしまいます。
人と交流して、あるいは、FacebookやTwitterで<いいね>をもらって、人脈ができたと勘違いして、理想が達成される、達成されたと勘違いしてしまうのです。そもそもSNSを通しての<いいね>が人脈になることはありませんし、<いいね>を頼って理想を実現できるわけではありません。<いいね>とあなたの理想とはイコールではないからです。もしビジネスを発展させることが理想としても<いいね>が、購入に結びついたりあなたのお客さんになるわけではないからです。
それは、あなた自身も同じです。どんなにSNSでフォローフォロアーになったとしても、あなた自身が価値があると感じたものに対して人はお金を払います。SNSというのも認知を広げる手段・プロセスの一つにすぎません。多くの人が認知を広げたいがためにSNSのフォロアー増やしを必死になっていますが、そこに注力してしまうと本当に必要なプロセスにはいつまで経ってもいきつかないままです。
理想の達成のために、なにを優先させるべきなのか
考えるべきはそこです。
あるいは、親や社会的な常識の理想を、自分の理想としてしまうがために 無意識の本心の求める理想とはかけ離れているために、気持ちのエネルギーがそこに向かわず、結果としてプロセスもチグハグなことをしてしまうということもあるのです。
つまり、本気でそれを実現したいと望まないまま、表面的に理想を現実にしようとしても、そこに意識を集中することすらできず、必要なことに気づくひらめきも起きずただただ作業を行い次第に、モチベーションが湧かずに終わってしまう。
つまり、理想の設定が誤っていると、そのプロセスも間違った選択をしてしまいがちだということです。
理想や目標へのプロセスがわからないから、行動のしようがない
理想や目標へのプロセスがわからないとき、人は、何をどうしたらいいかわかりません。
プロセスを明確にするには、あなたが本心から望んでいる目標、理想を知ることです。
そして、その目標を達成することでなにを得たいのか(上位目標)を知ることです。
それがはっきりわかると、なにをどうしたらいいかがクリアになってきますし、自分自身を現実的な視点で見つめることができます。
つまり、プロセスをはっきりさせるには、自分自身の現状を知ることです。
- 自分が何ができて、できないのか
- 自分が何をもっていて
- 自分はなにを重視しているか
つまり、自分自身のもつリソースをはっきりとさせることです。
そして、できないことに対して、自分自身でできること/できない場合は他者を活用すること/ をはっきりとさせることです。
プロセスがはっきりしないのは、持っている情報が少ないからです。
情報は、自分自身、セミナーやメディア、インターネット、書籍、人、といったところから得られるものです。
例えば、「フランス料理がつくれるようになりたい」という目標があるとしたら、フランス料理のどのような料理が作りたいのか、宮廷料理か地方によって違う家庭料理なのかフランス料理というものの情報をしらなければななりません。
フランス料理ができるようになることでどうなりたいのか。レストランを開きたいのか、彼氏に食べさせたいのか、自分が食べたいのか、上位目標を明確にします。
それらの目標が明確になると
さらに情報が必要になります。フランス料理について本で調べたり、実際にレストランに食べに行ったり、フランスに行って現地で情報をしいれる。あるいは、日本のフランス料理学校に行く などが考えられます。
そうしたプロセスの判断基準になるのが、
- 自分が何ができて、できないのか
- 自分が何をもっていて
- 自分はなにを重視しているか
です。
それをはっきりさせて、無いものを埋める作業がプロセスですが、はっきりさせないがために、「自分は〇〇ができない」だから「理想が実現しない、できない」という意識をもってしまい、ますます望む人生をてにすることが困難になります。
今は、
「苦手なことを克服することより、強み・得意なことを伸ばすこと」が良しとされていますが、苦手意識のせいで、そのことに対して情報を取り入れようともせず、【苦手なんだ】と間違った思い込みをしている場合も多いのです。
理想のためのプロセスは、あなた自身が自分で組み立てない限り、あなたの望むようにはなりません。
なぜなら、人にいわれるがままのプロセスを行うのは、その時点であなた自身のやりたいことではないし、無意識的にも納得できるやり方ではないからです。納得できないやりかたで理想が叶うわけがありません。
プロセスの構築には、情報がいる
プロセスの構築には、あなた自身が組み立てる
それこそが、あなたの望む理想をてにする方法
だということです。
注)アドバイスともティーチングともちがうコーチングが、プロセス構築に有効なのはそのためです。
プロセスを目的にしてしまって理想に辿り着けない
目標が曖昧な時、情報がすぎてなにをしたらいいかわからない時、プロセスを目的にしてしまう場合があります。
じつのところ、私も体験があるのですが、マクロビオティックは当初、肌トラブルの改善と健康のためであったのが、いつの間にかマクロビオティックを正確に実践することが目的となってしまっていました。
- なんらかのスキルの習熟度を上げるのを目的にしてしまったり
- それをプロセスを正しく、正確にこなすことを目的にしてしまったり
- 情報を収集することに熱中して、セミナーにばかり参加したり
- 知り合いを増やして集客したいと、イベントや集まりに参加したり
これでは、いつまで経っても目標に達成しません。
プロセスや情報は、目標を達成するための望む人生を手にするためのツール・道具・方法に過ぎません。
目標への道を歩くことで満足している状態、行ったり来たりしているだけでは目標地点へは辿り着けないのです。
情報が手にはいるということは、知らないことを知るということです。
人は知らないことを知ることができると、「できた、わかった」となって、目標が決まった時と同じく脳の報酬系が満足してしまい、完了モードになってしまいやすいのです。
あるいは、ツール・道具・方法が手に入っても、それを認識していないからいつまで経っても【足りない】と認識して、ツール・道具・方法を追い求めるのです。
- あなたが手にしているツール・道具・方法はなにか?
- 目標達成に必要なツール・道具・方法はなにか?
それがわかることで、今設定している目標を、もう少し達成しやすい手近なものに変更するということも発生してくるかもしれません。
つまり、目標にもステップを設けて、最終的に大きな人生目標に到達させるのです。それだけ、目標達成へのプロセス構築をするのはコツがいるということです。
人は自分のフィルターを通して物事を判断しがちなため、必要なプロセスを無視して「これが大事だ」としてプロセスを目的にしたり優先順位の低いプロセスを先行させてしまったりします。※ここには制限のビリーフが影響しています。
目標にいきつくプロセスは時間のかかることも多いのですが、そうしたプロセスの間違いのために望む人生にいきつかないということも多いのです。
あなたは、理想の人生に行き着くプロセスを構築する工夫をしていますか?。
ここまで延々とおつたえしましたが、それだけプロセスは大切だということです。