こんばんわ。3月に入りましたね。
1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。
といいますが、慌ただしく2ヶ月が過ぎたなぁという感じです。
2017年に入り、様々な変化が私たちの身の回りに起きていますね。
そんな時に、変化の波に上手く乗る事が出来るには、
ご自身の感情というものがとても大切な要素となっています。
感情を感じられなくなる理由がある
コーチングやセッションで人と接していると、
ご自分の感情、気持ちを表現することが出来ないという方が居ます。
深い悩み、困難な問題に直面している方ほど、
ご自分の感情を抑えて、理屈や理性で判断しています。
ある意味、我慢強く、人に尽くし、そして愛情にもあふれ、
とても強いエネルギーをもった方が多いのです。
だからこそ、
周りの人や状況に合わせて、ご自分の感情を抑えてしまうのです。
その状況がエスカレートしてしまうと、
どんどん自分の本当の気持ちにフタをしてしまい、
自分の感情を出す事に対して、抵抗感さえももってしまう。
そうして、
自分が、デキゴトに対して「自分自身がどのように感じているか」
という自分の感情に気づけなくなってしまいます。
【感情を表現する】というと、どうしても女性の場合、
ヒステリック、理由がはっきりせずわめき散らす、
そうした悪いイメージを抱きがちですが、
感情は、
単に、デキゴトやモノゴトに対してあなたが感じた事
であり、なにかを行なう原動力です。
なにかきれいな花を見たら、【美しい】と感じる。
ふわふわな動物の赤ちゃんをみて、【かわいい】と感じる。
歩いていて自転車に接触しそうになって、【危ない】と感じる。
美味しい物を食べて、【幸せだ〜】と感じる。
ごくごくあたりまえに日常の中で、感じる事をしているはずなのに、
自分自身のコアにある感情、喜怒哀楽の感情、が分からない。
感情の表現の仕方が分からない。感情を言葉にできない。
という状態に陥ります。
あるいは、
- 感情を出す事は悪い事だ
- 言いたい事を行ってはいけない
- ありのままであっては行けない
- 自分は◯◯ではいけない
- 私は悪い人だから思うことを言ってはいけない
など、自分では気づかない制限となるビリーフが、
感情表現する事を止めてしまっている場合もあるかもしれません。
感情を表現できないことのマイナス面
そう言う私も、かつては自分の感情を人に伝える事がとても苦手でした。
学生の時って国語の授業などで、読書感想文とか作文を書かされても、
その事にスゴく違和感があって、
「自分が思っている事を書いてそれで評価されるのはおかしい」って
思っていて、今の様に自由に表現できなかったです。
社会人になって、職場の先輩などに
「今どう?。なにか困った事ない?」なんて話を振られても、
女性ばかりの職場で、「ヘタな事言ったら何が伝わるか分からん」
と思っていて、あまりフランクに言えなかったし、
一方で、家で不満やイライラを爆発させた10代の頃は
「そんな事で大騒ぎしてなんだ!」と
親や兄弟にそれを非難されて、人格否定されていました。
そうした10代、20代をすぎて、
30代の頃は本当にこれから先の人生について悩んで、軽い鬱にも似た状態になり、
ヒプノセラピー(当時前世療法とかが流行っていたので)のセッションでも
自分の悩みを口にする事もつらくて、しんどくて、泣きながら言葉に出していました。
感情を言葉に出せないって、だんだんと苦しくなるんです。
上手く感情を出せないと、ちょっとした事に対してもガマンしてしまって
鬱積が溜まってしまうので、怒りの感情に変わってきます。
そうするとイライラもするし、感情を出す時には上手く出せずに、
爆発させてしまうので周りの人ともぎくしゃくするしで、更につらくなってくるものです。
自分の感情を表現できないと、
- 周りの人との人間関係、
- 人生の成功、人生の達成感や充実感、
- 自分自身がやりたい事、学びたい事、得たいもの、
に対する人生の行き詰まりが生じます。
なにをどうしていいのか分からず、そこで固定化してしまい、
正に、どう進んでいいのか分からない状態になるのです。
だからこそ、
感情をだすことをためらわないで欲しいのです。
感情を感じるようになる方法とは?
自分の感情を表現するには、
それまでの自分の状況、心情を表に出す事から始まります。
①日々、自分がどのような事をどのように感じているのか、
感じるままに、書き出す事を習慣化してみましょう。
その書き出した感情を分析せずに、ただ、理解するのです。
②些細な事から、ご自分が感じている事を行動にうつす。
些細な事から、ご自身が感じていること、やってみたい事、楽しいと感じる事、を実際に行動してみましょう。行動していると身体の状態も変わり、ご自分のペースで何かをしたくなるし、心の状態も変わります。
自分で感じるからこそ変われる
とはいえ、自分の事って一番分かりづらいものです。
つらさとか、行き詰まりを感じる事もなく、いまの感情がどうとか、行動がどうとか、感じる事がない。という方も、もちろんいらっしゃいます。
端から見たら、他に選択肢の広がる世界があるのにと思う方も居ます。
けれど、
「無理に変えよう」とか、「気づかせる」ということは
余計なおせっかい以外の何ものでもないと思っています。
コーチングやメンタルセッションは、
あくまでも、今のご自分の現状に行き詰まりや、悩みがある、
もっとこういしたいのに!という現状解決、
に向けたものになります。
そうした方の現状を明確にすることはあっても、
「困った事ないですか?」というようなあら探しをするような事は
ありませんし、
「こうするべきです」というような決めつけもありません。
あくまでも、ご自身で気づけた事、感じる事というのは、
一番変化を起こせるエネルギーになるから。
【自分の気持ちを感じる】ということの大切さ。
それはあなたが、変わるための原動力です。
自分の気持ちを感じる事が出来ていますか?。