メンタル・意識変化

周りにあるモノを棚卸して、環境汚染を改善したら変わる人生

こんな方におすすめ

  • いつも決められず、迷うことが多い方
  • 周りのモノが整理できず、物で溢れている方
  • やりたいことがわからず、迷ってばかりいる方
  • 環境をどう変えたらいいかわからない方

前回、あなたの周りにあるモノを棚卸することの意味

  • 無駄なものが減ることで、必要なものがわかり選ぶ時の決断疲れが減る
  • 必要なモノを取り出す時に、スムーズに対象にいきつき探すイライラが減る
  • 見るからに安心できる環境になりなっているのを実感して、ストレスが減る
  • 危険でストレスフルな環境汚染に汚染から解放されて、安心感が得られる
  • 必要なものはすでにそろっている、と認識できることでお金の無駄遣いが減りお金の使い方の見直しができる

ということをお伝えしました。

周りにあるモノたちを棚卸することで、豊かな感覚を手に入れる

こんな方におすすめ 家の中がもので溢れて整理ができない方 片付けたいと思っても、どこから手をつけたらいかわからない 人生 ...

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あなたの周りにあるものは、それだけあなたが知らない間に行動や思考に影響を与えているからです。

その影響とは感覚的な部分だけではありません。

時に周りにあるモノたちが、環境汚染にもなってストレスやウィルパワーを損ねているのです。それはあなたが望んでいる・理想とする人生を手に入れるには妨げとなることがあります。

あなたにとって環境汚染ともなる周りのものが、物質的にも精神的にも整理されることの必要性を、さらに突っ込んで取り上げます。

環境汚染を改善して変わる人生の理由

人のアイデンティティは、モノとの関係性の中にある

私たちは何かものを得る時、

自分自身の価値観
使い勝手の良さ
心地よさ

などの無意識の中にある重要度を基にそれを選んでいます。

それは、価値基準ともいうあなたの心の根幹にある重要な指標です。

そうした重要度・価値基準の視点からもあなたの周りにあるモノというのは、あなたのアイデンティティと深く結びついています

「私はお城関係の書物や情報を収集している」
「私は最新のアップル性のデバイスを持っている」
「私は、レアなフィギュアを集めている」
「私は血統証つきの犬を買っている」
「私はレクサスに乗っている」

など、モノの存在が自己認識を強めているのです。

その中には、高価なブランドや高額でしか手に入らないものもあるでしょう。

そうしたモノを所有することで、自分の価値を証明しようともします。

あなたの周りにあるモノたちは、あなたの価値観を内包しています。

ペン一つとっても、描きやすさやインクの滲みやあなたの好む何か重要な要素を持っています。

例えば、

Apple製品を持っている人は、アップルの持つストーリー性のみならず、デザイン性や洗練性や先進性から商品を好む人が多いと言います。

エルメスを代表するバーキンというバックは、もともと女優、歌手、モデルなど多彩な活躍をしたジェーン・バーキンとエルメス社の社長が同じ飛行機に乗り合わせた時に彼女が無作為に籐籠にモノを入れていたのを見て「なんでも入れられるように」と送ったのが最初だという。

エルメスのバーキンを持ちたい!というとき、エルメス社もつ歴史的背景(貴族相手の馬具の製造から始まる)やジェーン・バーキンのもつキャラクターのようになりたいという無意識の欲求からそれを手に入れたいのかもしれません。

つまり、商品の持つブランドイメージや歴史的背景、自分自身がその商品に持つイメージを、自分自身のアイデンティティに結びつけているわけです。

それは決して悪いことではありません。しかしもしあなたが無意識にものばかりに注目しているとしたら、一度立ち止まってモノの他の卸をして、モノとの関係性を見直す必要があります。

ほとんどの場合、モノは何らかの働きがあって(使う用途があって)そこにあります。

あなた自身のアイデンティティを定義するために、自分の価値を高めるためにものを所有しようとすると結局のところ、どこまで行っても満たされることなく心の底から幸せを感じることはありません。

どんなに高価な外車を買ったとしても
どんなに煌びやかなブランドバッグを買ったとしても
どんなに希少な限定モデルを手に入れたとしても

最初は嬉しくワクワクしたとしても、その高揚感が冷めてしまった後はどうなるでしょう?。

そのワクワク感をまた求めて、新しいモノを手に入れようとするかもしれません。

それは、物質的には豊かになったとしても、大きな充実感や達成感などの幸福を感じられないのではないでしょうか?。

モノはあなたのアイデンティティを表すモノではありますが、あなたの人生にとってどのような役割をもっているのかを理解しないままひたすらそれを得ようというのは、執着や自己重要感を満たしたいからという他の意識が働いています。

<あなたの周りにあるモノとアイデンティティを明確にする質問>

・あなたの周りにあるモノ、それらはあなたにとってどのような意味をもっていますか?
・あなたの周りにあるモノ、それらを選んだ理由はなんですか?

注(もちろん、アイデンティティを表現するのは、所有しているモノだけではありません)

 

あなたの周りにあるモノがもたらす、決断疲れ

断捨離
ものを捨てる
ミニマリスト

そういう行動が人生を好転させる。

ということをよく目にし、耳にします。

それはなぜなのでしょう?。

心理学的な観点から捉えると、身の回りにあるものを見直して減らしていく作業は<要る/要らない>という判断から始まります

しかしながら、ものに溢れている人の場合「何が必要か/何が要らない」かが決められないことがほとんどです。

ある特定のものに対して愛着があったり、深い意味がある場合であってもその意識を認識しないままだと、「何が必要か/何が要らない」が決められない自分に対して悶々とします。そして、こうした悶々とした決められない心理状態は【モノ】に対してのみならず、自分自身の普段の行動に対しても決められないことがほとんどです。

結果、何が重要でなにが重要でないかの判断ができなくなり、ますますものが溢れ悪循環のようにもので溢れるようになるのです。

  • 昼のランチでなにを食べたらいいのかわからない
  • 多くの仕事が振られても、どこから手をつけていいのかわからない
  • なにか趣味を見つけたいけれど、なにを選んだらいいのかわからない
  • 自分のスキル、強みがわからないまま、仕事をして悶々とする
  • 望んでいないのに、ママ友集団のお茶会に参加する流れになってしまう

など、日常の中で、仕事の現場で、決められなくなります。決められなければ、行動は起こせません。

「何が必要か/何が要らない」
「何をしたいのか/何をしたくないのか」

の判断がつかないのは、多かれ少なかれ誰しもおちいるものですが、それでもあなたが今の状況を変えたいと望むなら、そこから抜け出さなければなりません。

わたしたち人は自分がいる環境から多くの影響を受けますが、部屋の中に雑然とものがあって、上からものが落ちそう、足ものとに何かぶつかりそう、何かわからないものがある、というようなものが沢山あってちらかった部屋というのは、大自然の中のサバイバル状況と一緒で無意識はとてもストレスを感じます。

不安や恐れの感情に対応する脳の扁桃体が、その環境に対して反応するため常に注意を払うようになるからです。そうした環境で落ち着いて安心できないため常に緊張感を強いられるからです。

私も以前、壁一面に資料のファイルが溢れ、サンプル品が詰まれ、窓は一面のみでブラインドがかけられ、移動するのもぶつかりそうなぎゅうぎゅう詰めのデスクのなか仕事をしていた時があります。そうした環境は、とてもストレスフルで神経系の疲れが頻繁に襲ってきたのを思い出しました。

ストレスや緊張感は、短期的な集中を生みますが長時間しかも創造性を発揮していく上ではマイナスとなります。

どこから猛獣が飛び出すかわからない危険なジャングルの中で、「新しいモノをうみだせ」「創造性を発揮しろ」「決断してどんどん行動しろ」というのは無理なこと。意識はどこから来るかわからない危機に注意を向けなければ、命の危険に晒されているからです。

まわりにあるものは、あなたが思っている以上に影響している:整理できないモノ溢れたものは、決断疲れを起こします。

  • ものが少ない環境
  • どこに何があるのかがわかる環境

整理された環境というのは、ウィルパワーを欠乏させることなく、脳は安心して活動することができるので、決断力や創造性を発揮しながら仕事や勉強、日常のさまざまなことに望む成果を得られやすいからなのです。

「断捨離するとモノを捨てると、人生が変わる」というのは、そうした視点からも読み取ることができます。

 

快適なモノに囲まれると環境汚染を防ぎ、理想を叶える行動ができる

以前、環境は行動に影響を与えるとお伝えしました。

しかしながら現代社会に生きる私たちは、モノなしには生活できません。

モノのない時代から、モノあまりの時代になっても、モノがあることで人生を快適にしてくれます。

  • 洗濯板で洗濯していた時代→ スイッチ一つで洗濯してくれる洗濯機
  • 薪をくべて火を起こしていた時代 → つまみをひねれば火の調節をしてくれるガス台
  • 本や辞書で調べていた時代 → Googleで検索すればすぐにわかるスマートフォン

など便利なモノで溢れています。

快適で必要なモノは、あなたの周りにあったとしても環境汚染になることはありません。

快適なモノ・必要なモノ、そうでないモノ、を区別できるというのは、あなた自身が本当に達成したい理想、成功を手に入れたい人にとっては大切なことです。

それは、あなたがいる環境が安心できる状態で、行動や能力を発揮できる要素を秘めているからです。

そして、快適で必要な物が十分に揃っていれば、その行動をサポートしてくれることもあるでしょう。

そして快適で必要なモノを身近なモノだと揃えるには、

  • 自分自身にとって快適さとは何か?
  • 何があることで快適な状態になるのか?

を考える必要があります。

そうすると、必要だからクリック!で、即買いして後悔することはほとんどありません。

 

モノが十分だと気づくと、行動面で成し遂げたいことに意識が向く

今あるものとの関係性が整理されてくると、今あるものに満足感が生まれます。

ものが満たされていると気づくと、
自分にとって必要な物が十分にあると認識できると、
自分は安心できる環境にいると実感できると、
もので心をみたそうという意識が減り、ものにこだわらなくなることから

  • 自分が本質的にしたいこと
  • この後の人生で何をすることが必要か
  • 何をしたいのか

行動面で足りていないことが感じ取れるようになります。

自分がこの先本質的に行いたいこと、「どんなことをして満たしたいのか」という方向に向くのです。

【人生で成し遂げたいこと】という行動面でのたりないことに意識が向くようになるのです。

気になっていた場所に行っていない、
会いたい人に会いに行っていない
家の中の片付けておきたいこと
という、些細なことかもしれません。

行動で人生で何をやりたいのか、やり残したことはなにか、という人生の使命にたどり着くことさえあるでしょう。

私たちは、結局のところモノだけで人生が充実していると感じることはできません。

自分の持っているリソース(環境的要因、モノ、能力、知識、経験など)を使って、人生で成し遂げたいこと・行動を起こすこと、充実感を感じ、自分を活かすこと、をすることで得られる充実感は、モノを得た時の比ではありません。

人は、何か目標を定めて、その行動を夢中になって行なっている時「充足感」「幸福度」が上がということがわかっています。

逆に言えば、

  • 自分が何をしたいのかがわからない
  • 自分はなにをしたら充実するのかがわからない
  • この先の人生で取り組みたいことがわからない

というとき、

今ある環境の中で、ものとの関係性を整理して、モノを片付けておくことです。
環境汚染の影響を取り外し、安心できる、心理的に満たされるようにすることです。

環境汚染を改善することで、心理的な大きな変化がおとづれるのを実感できるはずです。

<モノの関係性を整理した後のためのコーチング的設問?>

環境汚染を改善したあなたは、
この先の人生で、なにをしたいと思っていますか?
あなたは、なにをすることで充実感を感じますか?

この先の人生で、やり残したくないことを全てリストアップしてみましょう。

 

注)もちろん、環境を整えても自分が何をしたらいいかわからない、いつも自分のすることに迷う」ということは起こり得ます。その時は、あなたの中にある心理パターン(制限となるビリーフ、プロセスの組み立てが曖昧、自分自身への不理解・・など)の影響も考えらます。その心理パターンを明確にすることが必要かもしれません。  

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