行動・仕事

叶えたい人生の理想は【必要な情報を持っているか】どうかで決まる

こんな方におすすめ

  • 今とは違う、理想の人生を手に入れたい方
  • 理想はあるのに、なにをどうしたらいいか分からない方

あなたは、叶えたい希望、理想、目標はありますか?。

そうした時、その希望、理想、目標を明確にすることはとても大切です。

このコーチングサイトでも何度もお伝えしていることです。

しかし、これもお伝えしている通り希望、理想、目標というゴールだけがはっきりとしていてもそれだけで叶うわけではりません。

  

どこかへ行こうとする場合、目的地に容易に到着できるか、あるいは道に迷って途方にくれてしまうかは、良い地図を持っているかどうかで決まります。 

例えば友達からとても美味しく、サービスが良くて、しかもあまりお金のかからないレストランがあると聞いて、行ってみたいと思ったとしましょう。あなたはまずレストランの場所を友人に尋ねますね。

すると友人はこういうのです。
「そのレストランのことをはっきり心に思い描くだけでいいのよ。冷蔵庫のドアにこう書いた紙を貼るといいわ。私はどんなレストランでも、簡単にたのしく見つけることができる。することはこれだけよ」

こんな考えは馬鹿げていると思われるかもしれません。

『コアトランスフォーメーション』より

この冒頭の文章は、NLP心理学から派生した【コアトランスフォーメーション】というプロセスについてかかれた専門書の一説です。

ここで書かれている一節は、私たちがなにか理想を抱いた時にとても勘違いしやすいことを示しています。

もし、あなたが叶えたい理想はあるのになかなか辿り着けずに悶々としていたり、他の人が理想をすでに叶えているのを目にした時にイライラしたりしているのなら、この先を読み進めてみてください。あなたが、理想・目標を達成するヒントあるはずです。

叶えたい理想のために情報が必要な理由

勘違いしやすい、理想の扱い方

上記の文章が語る通り、目的地に辿り着くには「美味しいレストランに行きたい」という目的と行き方を示す良い地図(という情報)を持っているかどうかはとても重要なことですが、人が勘違いしやすいのは、目的がはっきりしていれば、何もせずとも良い地図が手に入る あるいは、良い地図(情報)の必要性を感じないことです。

もしあなたが、美味しい料理を作りたいと思ったら、

料理を習ったり、料理本を買って、野菜や肉調味料などの材料を揃え、道具を揃えて、
なんども野菜や肉魚を捌くという練習を重ねて調理の体験をする

あるいは、料理教室で人から、料理のレシピやコツ、包丁さばきの仕方などの情報を入手することでしょう。

そのように【理想を叶えたい】という時には情報を入手すると同時に準備や時間を設けるのに、そうした情報を自分の理想を叶えたい、自分の能力や学んだスキルで仕事に結びつけたいという時になると、

「その理想を思い描くだけで自動的に叶う」という心理に陥りがちです。

それは、人は自分が選んだものに対して、<すばらしいものだ。価値あるものだから>というバイアスを持ちやすいからです。

理想を思い描くことは大切です。ですが、それだけであなたの理想が叶うことはありません。

理想を叶えたいと思うのなら、それに関連する情報以外にも多くの情報にアクセスする必要があるのです。

『やりぬく人の9つの習慣〜コロンビア大学の成功の科学』によると、

目標が価値あるものであればあるほど、時間、計画、汗、辛抱が必要となる。

「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高まるという研究があります。そう考えたせいで油断してしまい、必要な準備をおこたってしまうからです。

とあるように、

  • あなたにとっての準備はなにか?
  • あなたは時間をどのようなことに使うのか
  • あなたの目標達成に必要な情報はなにか?

をよくよく考えることは理想を叶えるには必要なことです。

成功者の特徴として読書をすることが挙げられていますが、彼らは自分が成功するためにはどのような情報が必要なのかをキャッチして、幅広い情報を取り入れているからこそ自分自身の望む理想を叶えているのです。

 

知らないということを言い訳にして、理想を叶えられない

【理想を叶えるためには、他の情報が必要】だと気づかないままだと、知らなことが当たり前で調べようとも知ろうともしないということがおきます。

  • 自分は経営のことがわからないから
  • 自分はマーケティングの知識がないから
  • ・自分はインターネットの知識がないから
  • 自分は文章を書くのが苦手だから

数年前からNLP関係のセミナーを受けている中で、どれだけそうした言い訳を聞いてきたことでしょう。

そうした言い訳をする人に限って、キラキラとした理想でないと、人との繋がりが大事、笑顔が大事、人を大切にすることが重要・・・・などと語っています。

もちろん、それらは大切ですが、そうしたことだけに意識が向いている間は、結局のところ何も必要な情報を入手もしないし行動もおこせません。

理想を叶えるには、キラキラしたことだけでは叶いません。
運や笑顔、人を大切にすることだけで理想は叶いません。

  • 人が大事だと思うのなら、その人を助けるための知識や行動は何か
  • 人が大切だと思うなら、その人のために何ができるのか
  • 笑顔が大事と思うなら、人を笑顔にするにはどうしたらいいか

そうした情報をもとに、あなたが持っているノウハウやスキルを活用することを考えなければ、理想も人のつながりも、笑顔も人も大切にすることはできません。

大抵の場合、「自分は知らないから」と思っていることは意識に登った時点で、実はあなたにとって必要なことなのですが、そのことにさえ気づかず、「できないことを言い訳している」節があるのです。

そして、「知らないから、自分は理想を叶えられない」というメッセージさえ無意識に植え込んでいることさえ気づきません。

今は便利な時代で、キーワードで検索すれば大抵のことはネットに載っていますし、関連する書籍も見つけることができます。新しい情報を得るためにセミナーに高額を出さずとも得られる情報はあるのです。「できないから」と言い訳をしているうちは、調べようともしないし知ろうともしない、そしてキラキラとした理想だけを掲げて終わってしまいます。

理想を叶えるための、目標を達成するための、具体的で現実的な情報を手に入れ、それを実践すること、そうしたことをしているうちにさらに「自分はこうした方がいい」、「この方向で進めば大丈夫だ」という自信や確信が生まれてくるのです。

知らないということを知っているのならば、そのことに意識を向けてみましょう。

 

情報を受け取らない脳の仕組み・RAS

実のところ、私たちが自分に必要なことであってもその情報を受け取らない・認識しない仕組みが脳には存在します。

私たち人間は、常に五感を通して情報をキャッチしていますが、その量は膨大で毎秒40億ビットの情報に触れていると言われています。

ですが、その全てを認識してその全てに対応することは脳にとってはとても負担のかかるエネルギーのいることなので、その情報を自分の持っている基準でふるいわけしているのです。

その脳の仕組みとは脳の部位・脳幹にあるRAS(Reticular Activating System(網様体賦活系)のことで、自分が大切だと感じていること、信じていること、だけを認識するようにするフィルターの様な役割をしています。

つまり、本来ならば理想を叶えるための情報は、自分が大切だと感じていること、信じていること以外の別の情報が必要だとしても、それを目にしていたとしても「大切じゃない、信じていることじゃない」としてスルーしてしまうのです。

この経験は私にもあって、「この情報見ていたはずなのに、気づいていなかった」と・・

それは、マクロビオティックを実践していた時、「油というのは体には悪いもの」として最小限に減らすことが正しいとされていてそれを信じていました。全ての油を悪だと感じていました。

しかし、「本気で肌トラブルを治したい」「マクロを実践し始めたのは(両親の大病もありましたが)30代に入ってからの肌トラブルをよくしたいからじゃないか!」と気づいた時、腸内環境の改善と体の炎症を抑えたり免疫力を向上するために必要なロイコトリエン、プロスタグランジンを生成するオメガ3脂肪酸の必要性でした

オメガ3脂肪酸は、
青魚(サバ、秋刀魚、イワシ、ブリ、鮭、ニシン)や、うなぎ、真鯛、マグロ、はまち、など油の多い魚、紫蘇油、エゴマ油、亜麻仁油、などに豊富に含まれています。

マクロビオティックを実践していたときは、自然食品店の商品部に在籍していましたから、食材や健康食品などの商品資料も多く目にしていましたから、エゴマ油や紫蘇油にオメガ3脂肪酸が多く含まれている資料も目にしていたはずなのを、辞めて数年経った後にも関わらず、手元にあったメモの切れ端で知った時には、「なぜ気がつかなかったんだろう?」とひたすら思いました。

心理学を学んで、RASの存在を知ってその理由が分かった時には「なるほど」と思ったものです。

  • 信じていることに関連すること以外認識しない
  • 見ていても、見たいものしか見ていない

私たちの脳の仕組みには、活動を省エネ化する仕組みが存在するのです。その脳の省エネ化をするフィルターがRAS(Reticular Activating System(網様体賦活系)なのです。

脳の受け取る情報のフィルターを開くには、自分自身が本気で望んでいることに気づくことです。

その望んでいることには何が必要なのかを自分自身に(脳に)問うことです。

すると、「あれ?まって、今まで信じていたことは本当かな?」「他に情報が必要なんじゃないか?」と検索し始め脳はそれまで止まっていた活動を活性化させるのです。

 

自分は【知らない】ということを知らない

私たちは自分のかけた眼鏡で世界を見ているため、その世界を正しく全て理解しているわけではありません。

その眼鏡は、色が付いていたり、レンズの部分が黒く覆われて針の穴ほどしか開いていないため、世界の色を正しく理解できず、視界が狭いため少しの部分しか見えていません。にも関わらず、見えている世界のみを正しいこととして思い込みで理解して、【本当の世界を知らない】ということにさえ気づいていません。

【自分は知らない】ということを、知らないままなのです。

他に正しい情報があることを理解していないのです。

それは上記で述べた脳の仕組みRASが関連していますが、RASのフィルターをリセットするるには、正しいと思っていること、知っていると思っていることではなく、

自分が本気で望んでいることに気づくことが重要です。
→「美味しいものを食べたい」と気づくこと

今の自分の状態に気づくことです。
→「美味しいレストランを知らない」ことに気づくこと

望んでいること(目標や理想)がはっきりしていることは、今の状態に気づくためには必要な思考で、理想に行き着くためには何をしたらいいか、どの情報が足りないのか、をはっきりさせる道しるべとなります。

【自分は知らない】ということを、知らないままで、
自分の狭いメガネの穴だけで見ていることで、

理想が叶わない、
自分には叶えられる能力がない

という心理状態におちいるのです。

また、
私たちは、生まれてから今日まで親や周りの大人からの影響や、自分が良いと思っているいることを思い込み(心理学的にはビリーフといいます)として持っているため、それが時には「自分は運がいい」という様にポジティブに作用するビリーフもあれば、「そんなことあるはずない」「自分はできるわけない」など視野や可能性を狭めて制限的に作用するビリーフもあります。

理想がわからない
【知らない】ことを知らない

というその奥にある心理状態は、制限のビリーフがあるかもしれません。

 

メモ

そのときは、外部からのサポート(コーチングやビリーフセッションなど)が必要なこともあります。
コンフォートライフコーチングでも、制限のビリーフに対応するプログラムを準備中です。

 

あなたが何か叶えたい理想、目標とすることがあるとしたら、理想を明確にするのと同時に、自分自身の現状を理解して、その他に必要な情報はなにか?を意識してみてください。

その情報を知識として身につけるには、時間のかかることもあります。

理想ばかりを追い求めて(美味しいものが食べたい)と望むばかりで、なにもしなければ(調べたり、あるいは調理の仕方を学んだり)得られるものも得られません。

理想を手にれるための行動を不安なくできるのも、必要な情報を知っているからこそです。

叶えたい人生の理想は【必要な情報を持っているか】どうかで決まる

叶えたい理想、達成したい目標があるときは、まずここを意識してみてください。

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