こんな方におすすめ
- やる気が起きない方
- うだうだ、ぐだぐだで、時間が過ぎてしまう方
- やる気を起こしたい方
「やる気が起きない」
「うだうだ、ぐだぐだ」
ぼーっとして、いるうちにようやくやる気が湧いて、動き出す。
今でも記憶のどこかにある、ソファに長くもたれてようやく動き出した時のこと。
以前の私は、一日、なにかを始めるにも「やる気」が湧いてくるのをまってようやく動き出す、という人でした。
元気なはずの10代、もしかしたら20代のおちこんでいたときも そうだったかもしれません。
あなたも、そんなことないですか?
一日の中で、やらなければいけないことがあるのに
休日の時間、せっかく自由になる時間があるのに
人生の中で、やりがいあることをしたいと思ってるのに
- なんだかやる気が出ない
- なんだか行動を始めるふんぎりがつかない
- やる気が起きないから、やり始められない
もしあなたが、そんな状態ならあえて言います!。
やる気が起きるのを待っていたら、いつまで経ってもやる気は出ません。
やる気が起きないその理由、その対策
やる気が起きない、脳科学的な理由
かつての私の体験からしても、やる気が起きるまで待っていると、時間ばかりがすぎて、いくら時間があっても足りません。
健康状態に問題のないのなら、なおさらです。動けるはずの時間をやる気を待っている間で潰してしまう。
なにかができるはずの時間を、なにもやらない時間で終わってしまう。
もちろん、その何もしない時間もアイデア創出や、メンタル調整するには必要な時間だったかもしれません。
しかし、50代になって人生の時間を意識する様になった今では、かつての自分に【喝】を入れたいぐらいです。
私たちが誰しも持っている、【脳】という身体の部位は、
- 身体機能を司る
- 思考を司る
- 感情を司る
- 運動機能を司る
- 記憶を司る
など私たちが生きてく上でのあらゆる機能を司る中枢とも言える部分です。
その脳は、私たちが生きている状況の変化に応じて働きますが、何もしていない時には機能が低下しています。
そのような時には、意欲も起きません。
つまり、待っても、待っても
「やる気は起きない」ということです。
思えば、かつての私も【じーっと固まって】やる気が起きるのを待っていたわけですが、動き出すきっかけは「身体の感覚」からです。身体が起きてもぞもぞと動きたくなってきたからです。
そかし、そんな時間を経ずともやる気を起こすことができたらどんなにいいでしょう!。
脳の仕組みを知ってやる気をおこすには、短い時間だけ動いてみる
仕事でも、家事でも、生活のことでも、趣味のことでも、
常に意欲的で、活動的、やる気に満ち溢れた存在でいられたらどんなにいいことでしょう。
大きな成功を獲得した人
世に知られた著名人
歴史に名を残した偉人
そうした人たちは、才能に満ち溢れ、何にでも前向きで、活動的で、常にやる気に満ち溢れていたかというとそうではありません。
エイブラハム・リンカーンは、アメリカの16代大統領で、「人民の人民による人民のための政治」という有名な演説とともに奴隷解放宣言や、数々の政治的活動をしたことで知られる人ですが、その生い立ちは決して恵まれたものではなく、息子が相次いで亡くなったことやその後にうつ病を発症したりした時期さえもあるという。
他にも、偉人を調べていくと、人生の中では挫折や不遇の時があり、意欲的ではない時期もあるのが散見します。
私たちでさえ、常に、意欲的、やる気に満ち溢れていられるわけではありません。
その様にテンション・気分が盛り上がっている時が一日24時間維持しているわけではありません。
それを理解した上で、
- それでもやる気を出さなければならい時、
- 何かをしなけければならない時、
4分だけ動いてみましょう。
私たちの生命活動を司る【脳】のなかで側坐核という部分は、実際に行動をし始めることで、活発に動き出し、報酬系、快感と関連するドーパミンという脳内ホルモンを分泌しています。報酬系、快感と関連するわけですから、動き出すともっと!もっと!とその状態を得たくなり(報酬)、心地良くなる(快感)わけです。その側坐核が活発に動き出す時間が4分なのです。
作業興奮という言葉は、「とりあえずでもやり始めることで、とどんどんそのことに夢中になって意欲的になり、集中してそのことに取り組める」という意味を持っています。
やることがない・わからない
行動する目的がない
という時も、
人は起きて、着替えて、歯を磨いて、ご飯を食べて、という生活を営んでいます。
資格取得、起業、趣味、人生の充実させる、副業でお金を稼ぐ など明確な目標がなくても、やる気が起きない」という時は、日常の生活のなかでまずは【動く】【短い時間で動く】ことを心がけてみましょう。
面倒と感じる家事も、10分だけ、20分だけ、と少しの時間でやろうと思うと、【面倒臭い】が減って、動くことができる様になります。あれもこれもやらなければと思うと【面倒】と感じますが、短時間だけやろうとおもうと、気分転換にもなりやる気につながるのです。
「何もしないと、脳の機能は低下する」わけで、些細なことでよいので<変化を起こす>ことです。
私自身もこのことを知って、ハタと思い、上記の様に「少しだけ」を心がける様になりました。
五感を使って「どうしたい?」をイメージする
そもそも、「こうしたい」ということがないと、意欲もへったくれもありません。
つまり、毎日のなかでも、人生のことでも、「こうありたい」「こうしたい」という理想を持っているからこそ、それにむかってやる気、意欲がわいてくるのです。
- 「こうしたい」がわからない
- 「こうありたい」が選べない
というとき、あなた自身がなにをどう感じるのか、五感で受け取る感覚が低下しているのかもしれません。
それは、身体的な疲労からかもしれないし、五感の感覚をあえて感じない様にしてストレスフルな状況から身を守っているからかもしれません。
まずは、
身体的な疲労の回復
ストレスフルな状況
を改善できる様なら、改善しましょう。
その上で、五感の感覚をあなたが心地よい快適なものにすることです。
私たち人は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、という五感から外界からの情報を受け取って、それに対して【好き/嫌い】、【快不快】、【安心/危険】という判断をした上で、何らかの判断をし、何らかの【行動をする/行動をしない】という対処をします。
そして過去の体験は、五感の情報に紐づいて無意識下に記憶されています。その記憶を元に普段生活している中では五感の感覚を意識することはなく、習慣的に受け取って習慣的に行動しています。
その中には、何となく違和感のあるものや好ましく感じられなくなったものもあるのです。ことに今の私たちの社会では、不安や恐れを感じさせる情報、不快にさせるものに溢れ、油断していれば洪水のように流れ込んできます。
あるいは、以前は好きであっても、環境や状況が変われば嫌いになることも当然あります。
やる気が湧かない、
なにをしたいのかわからない
というとき、
五感の感覚に意識を向けて、今のあなたが心地よいと思うものを取り入れてみることです。
また、脳の視床下部から前頭前野の領域まで繋がるA10神経は、人が情報に対して最初に感じた感情に対してレッテル貼りをし脳の各部にそれを伝達します。その感情のレッテルが、【好き】、【心地よい】、【面白そう】、【すごい】、【ワクワクする】などのポジティブな感情の時には、A10神経が活性化してつながっている脳の各部にそれを伝え、その情報に対しての理解、判断、記憶といったプロセスにいい影響を与えます。
逆に、ネガティブな情報だとレッテル貼りしたことに対しては、A10神経は活性化しません。
このことから見ても、受け取る情報・五感からの情報を心地よいものにする、好ましいものを選択することが、いかに意欲や人生全般に影響を与えているかがわかります。
私たちの今の社会では個人で感じる五感の感覚というものを注視している人はごくわずかです。しかし、脳科学的な知見をふまえた心理学であるNLPでは、五感をとても重視しているのは、五感の感覚の質を変えることで、意識の変化や望まない行動の変化を起こすことが可能になるからです。
やる気が起きるのをまっていても、それは、いつまで経ってもそれは訪れません。
あなたの望んでいる、やる気の状態は自然には湧いてきません。
自分を変えるのは、自分しかないように、
あなたのやる気は、あなただけしか起こせません。
やる気を起こしたい時、
- 4分だけ動いてみる
- 五感の感覚を意識してみてください。