以前の『自分を好きでもいいじゃない』をタイトル変更、加筆修正してアップしています。
こんな方におすすめ
- 自分に自信がなく、つい落ち込んでしまう方
- 周りにすごい人ばかりいて、引け目を感じている方
- 周りにいる、自分好きにイライラしてしまう方
あなたは自分が好きですか?。
自分のことを褒めていますか?。
そんなこと・・・
- 自分はダメな人間
- 自分は他の人より劣っている
- 自分は馬鹿だ
- 自分は何もできない
など
自分のことを卑下して考えていませんか?。
それは謙遜からですか?。
自信がないからですか?。
でも、ちょっと待って!。その考えは、
あなたの人生を、上手くいかないようにしている考え方なのを知っていますか?。
あなたは、自分を好きでいいし、
あなたは、自分をもっと褒めていいんです。
自分を好きでいい・自分を褒める理由
自己卑下と混同して、間違った謙遜をしている
自分を好き
自分を褒める
というと、
ナルシストだ
自分がどれだけ好きなんだか
というように、あまりいい意味で言われることはありませんし、特に日本では、謙遜が美徳とされて、自分のことを良くいうこと(よく言う人)に対して否定的な人が多いです。
ナルシストとは:
自分をこよなく愛し、陶酔している人を指す言葉。ギリシャ神話に登場し、水面に映った自分の姿に恋をして水死した「ナルキッソス」の名前が由来とされる。日本においては「ナルシスト」という表記が浸透している。
謙遜とは:
へりくだること。控え目な態度をとること。また、そのさま。
謙虚は美徳と言われますが、
ですが、一歩間違えれば謙遜と自己卑下を混同してしまっている場合も多いのです。
過剰な謙遜は、自己憐憫や自己卑下と同じで、自らダメなかわいそうな人であろうとします。
- 自分なんて
- 自分は〇〇がダメで
- 自分はダメな人間だ
- 自分は馬鹿だから
- 自分は何もできない
- 自分は〇〇だから
と自分を貶める言葉を、率先して口に出していないでしょうか?。
その言葉は、あなたがあなた自身のイメージを自ら低く貶めているということになるのです。
そして、その言葉は、あなた自身の意識下に「低く貶める」通りの自分であるように設定して、その通りに振る舞うようになるのです。
- 〇〇がダメなように振る舞おう
- 自分はダメな人間でいよう
- 自分は馬鹿だから、分からなくてもいい
- 自分は何もできない、だからできない振る舞いをしよう
というように振る舞うのです。自分では気付かない無意識的な行動として・・・。そして、大抵の場合その言葉は、事実のあなたとは違うことがほとんどです。
もし、上手くいかないことや、失敗してしまったことがあったとしても、自分の人格否定するような言葉を口にする必要はないのです。厳に戒めるべきことなのです。それは、セルフイメージが関連しているからです。
自分を褒める言葉がセルフイメージを決め、人生を決める
セルフイメージとは:
自分が、自分自身に対して抱いているイメージのことです。
人は誰でも、なんらかのイメージを自分自身に対して持っています。
- 自分は田舎育ちでガサツな人間だ
- 自分は田舎育ちで都会の人混みにはついていけない
- 自分は都会育ちだから、
- 自分は鼻が高いから、醜い
- 自分は失敗ばかりしてバカだ
と言うように、
「自分は〜〜〜(な人間)だ」
という自分に対する表現の仕方をします。
自分自身に対してプラスの意味、マイナスな意味を自分の中で抱え込んでそれをイメージにしています。そして、そのイメージの通りの自分であろうとします。
それが、事実ではなくとも、本人にとっての真実として、イメージが支配をするのです。
このセルフイメージは、
- 育ってきた家庭や
- 社会状況や地域環境、
- そこであった体験、
- 人から言われてきた言葉
などから、抱いた自分に対しての思い込みです。
もし、あなたが、自分を褒める言葉を発しているとしたら、プラスのセルフイメージに関する言葉のはずです。
もし、あなたが、自分を卑下する言葉を発しているとしたら、マイナスのセルフイメージに関する言葉のはずです。
プラスでも、マイナスでも、セルフイメージは、あなたの人生にその言葉の通りの人生を自ら選び取ることをしています。セルフイメージの通りの、思考や感情、行動を起こし、その通りの結果となるように、自ら向かおうとします。
そのことに気づいていないうちに・・・。
自己卑下は誰かに自分を頼っているのと同じ
自分で自分を褒めることができない自己卑下は
「自分なんて・・・」と言って
「そんなことないよ」と誰かに言ってほしい
誰かに自分を肯定してもらいたいという心理の裏返しのところがあります。
それは、根っこのところで人に頼っているのと同じことです。
自分で自分を褒められるということは、
自分で自分を肯定的に考えられる
自分で自分の感情を調整できる
ということを意味します。
そして、自分で自分を好きでいる、自分で自分を褒められるということは、他者に対しても好意的に捉えることができ、他者のいい面を捉えて褒めることが出来ます。
そのため、人間関係においても良好な関係を築くことが出来ます。なぜなら、人間は、自分で体験したことを通してでしか他者を理解できないからです。
もちろん、自分からは肯定的に人を見ることが出来ていても、ある日突然、目の前の人の態度が変わり友好な関係を築くのが難しくなる時もあります。自分を好きで入れば、そうした人に頼ることなく、「どうしたって話の通じない人もいる」と割り切ることも出来ます。
そして何かトラブルがあったとき、問題が起きたのは自分以外の誰かのせいとして、他者に責任を転嫁するのです。自分の振る舞い方、対処の仕方いかんで状況は変わるにも関わらずです。
この世は自己肯定感を下げることが多い
なぜ、自分で自分を褒める必要があるのか?
- 図に乗るな
- 奢るなよ
- つけ上がるな
など、この世は私たちを貶めるような言葉や状況の方が多く、私たちの自尊心をぺしゃんこにする状況に陥りやすいからです。特に幼少期、20代、30代の頃というのは、“亀の甲より年の功”とばかりに年齢の上の人が知恵ある若者を貶めることもあります。
このように、この世は(特に日本の社会では)謙遜や自己卑下を強いることが多く、そして謙遜と自己卑下は混同されて美徳として捉えられ、自分を褒めたり、自分の能力をアピールするようなことは、【はしたない】、【下品である】とされています。
「自分は〜」というと、「自己主張が強い」と忌み嫌われ、控えめであることが謙虚であるともされています。
過剰な謙虚さ
過剰な控えめ
社会的な風潮もあって、私たちは自分の存在を薄っぺらなものに感じさせられるような圧があちこちにあるのです。
気をつけなければ、
・自分の存在価値はない
・自分は大したことはない
などの人としての根幹に関わるネガティブなセルフイメージを持つことにもなりかねません。
自分を好きでないと、こんなことがある
以前、外で昼食をとっていた時、そば屋の奥の部屋にとおされた時の事。隣には昼時の、近くの会社で働く女性社員の方々の会話が聞こえてきました。会社の上司に対する愚痴とか、やり方がどうだとか、特定の◯◯さんについての話に盛り上がってました。その中に、
「あのぶちょ〜どんだけ自分が好きなんだか」
という彼女たちの言葉がありました。
それを聴いていて、
「そういう、あなたは自分の事が好きじゃないの?」 「あ〜この部長も大変だなぁ」
そう心の中でつぶやいておりました。
そもそも自尊心の高い人の方が謙虚です。
なぜなら、些細な不快な出来事、トラブルに対しても問題と自分自身を結びつけて考えることがなく、平静でいられるからです。
逆に、自己肯定感や自己重要感の低い方と、全ての問題を自分自身の人格と結びつけて、些細なことでも自分に非がある/なしで捉えてしまい、それを認めまいと自分を上げよう上げようとして、
尊大になって俺様になったり、
些細なことにも傷つけられたと腹を立てたり
しがちです。
本当に自分が好きであるなら、自分が価値ある存在だと心の底から思っているのなら
ナルシストにも、
俺様主張にも、
周りを顧みない、
ということはしないのです。そんなことをしなくてもいいからです。
ぶちょ〜がどのような人なのか、具体的にはわからないですが、
ぶちょ〜がオレ様になっていたら、どこか「自分に対して嫌い」という気持ちや、「オレって・・・・ダメだな」とか「自分は価値がない」という気持ちがどこかにあるのかもしれません。直接聞いていないので分からないですけど・・・。
また、逆に女性社員の方達もぶちょ〜と同じく、自分のことが好きと思えないから、心の底で「なんでわたしを認めてくれないの?」と思うから、(自分が価値ある存在だと思えないから)周りの人と愚痴を言って解消するわけです。
同じ波長の人同士で愚痴を言い合っても、なんの解決にもならないんですけどね。
そして、自分で自分を褒めることができないと、自己卑下を習慣化するようになります。
さらに、人生でうまくいかないことやトラブルがあると<恨み>の感情を習慣化するようになります。うわべではいい顔をしたり、はたまた、不幸自慢をしたりして自尊心を保とうとしますが、内に入ると、憂鬱感、不機嫌は解消されないままなので、突然健康を害したり、不必要なトラブルが起きたりします。
精神的な問題というのは身体的に影響を及ぼすことは、精神神経免疫学という科学的な学問でも解明されてきています。“人や人生に恨みを抱いていると重い荷物を背負った時と同じように腰が曲がる”とも言われています。(参考:『潜在意識が答えを知っている』マックスウェル・マルツ著)
自分でセルフイメージを変える方法
自分で自分を褒めることができるということは、
・自分を肯定的に捉えることができるということ(自己肯定感、自己重要感が高い)
・正しくセルフイメージを描けているということ
です。
正しいセルフイメージを持てると
- 人生の中で楽しさや充実感を感じる時が増え
- 健康状態、体の状態を良好に保て
- 容姿でさえも生き生きとしたものにできる
- 日常の選択や習慣においても望ましいものを選択できる
とされています。
セルフイメージは一度持ったら変えられないわけではありません。
セルフイメージは、これまでの経験や慣習からできたものですから、ここを変えていけばいいのです。
ポジティブなセルフイメージは、あえて変える必要はありませんが、ネガティブなセルフイメージは、意識して変えていきましょう。
ネガティブなセルフイメージを変える方法
- 1)口癖に気づいて、自分を褒める
- 2)毎日の習慣を五感の基準で心地よくする
- 1)口癖に気づいて、自分を褒める
ネガティブなセルフイメージを変えるには、ネガティブなセルフイメージを変えるには、あなた自身が日々口ずさんでいた自分自身に対する口癖に、気づくことです。その言葉は習慣的に口癖となってつぶやいているのです。
その口癖を【自分自身を褒めること】に変えることです。
否定的だった自分自身に対して、肯定的に捉えることをしなければ自分を褒めることはできません。
人は誰でも、本当は自分の事が好きでありたいんです。
人は誰でも、自分を好きでいいんです。
生きている間、
誰が相手にしてくれなくても、
誰も応援してくれなくても、
誰も認めてくれなくても、
最後まで諦めずに自分に付き合ってくれるのは自分自身だけです。
だから、自分を好きでいましょう。自分を思い切り好きでいてください。
そうかといって、それを表に出して「自分を好き」と言ったり、自分を褒めてたりすれば、それこそ、「ナルシストだ」、「思い上がってる」、だのと非難され総スカンを喰らうのがオチです。
ここは、賢く自分を褒めて、自分を高めましょう。
【どのように褒める】を、【どのようなことを褒める】のか、まとめました。
- 今日一日、出来たこと(行ったこと)
- 今日一日の出来事を思い出して、よかったこと
- 困難な出来事でも、それをやり切ったこと
- 今日一日、無事に生きていられたこと
- 今日一日、嬉しかったこと、楽しかったこと
- 今日一日、美味しい食べ物を食べられたこと
- そのほか、自分で感じたこと気づいたこと
気づいたこと、感じたことを、口に出したり、メモやノートに書き留めるようにしてみましょう。
褒めることが言葉にできるということは、
嬉しいと感じるから
充実感を感じるから
達成感を感じるから
納得感を感じるから
というように、何かしらの感情があるからあるからこそ出来ることです。
ある研究では、私たちの脳では1日5万回以上もの考えが浮かぶという。それも無意識のうちにつぶやいている独り言を頭の中で繰り返して口に出したり表出して言語化していることはないため、そのほとんどは気づいていないのです。
意識的に日々の出来事の中から自分を褒めるようにすることで、それが習慣となりセルフイメージと変わっていきます。
- 2)毎日の習慣を五感の基準で心地よくする
習慣を意味する「Habit」という単語は、古くは衣服を意味し、現在でも「Riding habits」(乗馬服)という単語で使われている。
日々の習慣は、
睡眠時間
歯磨き
仕事
食事
着替え
運動
入浴
といったことから人によっては、習い事、子育て、介護 というようにその人の生活、人生の中の過ごし方を表していて、ごく当たり前のように選択して今のようになってきたものだ。その習慣が本当に望むモノであるのか否か、快適であるか否か は関係なく、無意識で続けてきた流れができている。
その習慣を一旦見直して、あなたが望む、あなたが心地よいと感じる習慣へと変えていくことです。
あなたが五感のセンサーで快適だと感じることを基準にすれば、抵抗なく変えることができるはずです。最初はうまくいかなくても、少しずつ変化することで、快適さをてにいれ、それに気づいた時、あなた自身のセルフイメージがポジティブに変化し、自分を誇らしく感じるようになっている。
生活習慣を変える一番のおすすめは、睡眠時間です。早寝早起きをすることです。
私自身せめて24:30には消灯しようと決めていたものの、一昨年からのバタバタやその疲れもあってなかなかそれを習慣化できませんでした。今も油断するとこの時間が過ぎてしまいますが、極力24:00には消灯への準備ができるようになってきて、朝も7:00前には目覚めるようになってきました。読書やテキスト作成の時間に当てられ、メンタルステートが変わります。
つまり、朝起きてできた時間で、読書や運動、散歩、植物の手入れ、など、自分の気持ちがUPすることをするわけです。これがモチベーションへと変化して、自分で自分に対して自信が持てるきっかけとなるのです。自信とは自分自身を信じること。その言葉通りです。
朝の時間が変わると、モチベーションや人生の成果が変わるのは多くの人が言っている通りだと実感します。(朝4:00には起きれないけど・・・習慣化したい気もしています。今はムリですが・・・)
習慣が変われば、
自ずと自分を褒めるようにもなってきます。
自ずと自分が好きにもなってきます。
自分自身に対して肯定的に捉えられるようにもなります。
自分を尊重できる人は、周りの人も尊重できる人となりますから、結果としてあなた自身も、周りの人に尊重されることになるという好循環が生まれるようになるのです。
自分で自分を褒めること、始めてみてください。