人間関係

自分は動かず、他をどうにかしようとしていないか?

2023年8月31日

こんな方におすすめ

  • 周りの環境がいつも不快で、周りの人に苛立つ方
  • 自分の不快は、決まって周りの人間のせいだと感じている方
  • 自分のイライラは、自分ではどうしようもないと感じている方

2023年の8月もおわろうとしているのに、暑い日が続いていますね。

皆さんは暑さ対策をどうしてますか?

我が家ではエアコンは、1階の居間にのみで出かけて帰ってきたあとの午後から夜10時ごろまで、在宅時は、夕方の夕食どきから夜10時ごろまでONにするというフル稼働にならないよう使っていたものの、昨日8月29日は夏風邪なのか、熱中症なのか、食あたりなのか、お腹を壊したのと、熱で1日ダウンしていました。

それまでは汗をかいたらシャワー浴びる様にしたりして、汗冷えしない様にしていました。できるだけ自分の身体感覚の不快感を放置しない様に心がけていました。

暑い夏を乗り切る、あるいは、自分が長くいる環境をストレスないものにする。を心がけていました。

しかし私たち人間は、得てして、自分は動かずに他者を、自分以外の外側の何かを、動かそう、動かそうとしがちです。自分でできることがあったとしてもです。

そうした時は、自分で動くよりも多くの労力や徒労に終わることも多いのです。

もちろん、時には、人の手を借りていかなければならない場面も多いでしょう。介護や育児ではそうした外部の力が不可欠です。しかし、最低限自分で動くということがなければ、いつまで経っても満足できる様にはなりません。

 

他をどうにかしようとするほど、うまくいかない

自然を感じ取る感覚・五感の感覚を見失っている

2023年7月

東京では、ほとんど梅雨の間も雨が降らず35度以上の猛暑日が続きました。

そしてこの8月も
雨が降る様にはなりましたが、まだまだ暑い日が続いています。すでに9月が目の前にあるというのにまだまだ暑い日が続いています。

私の部屋は2Fの北向きで西陽が入るのもあって高温多湿なので、夏場はほとんど1Fの居間にパソコンを持ち込み、そこで仕事の作業をしています。

我が家は少しながら庭に樹木やグリーンもあり、昔ながらの木造建築なので、夏の季節、1Fは割と涼しく過ごせます。(さすがに夕方にはエアコンつけますが)1日家で作業の時もできるだけエアコンはつけず、パソコンが高温になりそうな時は流石に、パソコンのために涼しくします。流石に34、35、度ともなると、部屋にいてもじわりじわりと汗をかき、外出から帰ってくるとさらにぶわっと汗が吹き出すため、エアコンをつけておきシャワーを浴びます。

身体のためにというもありますが、それで過ごせているから・・とういうのもあります。

今夏のように猛暑日が続くと連日TVのニュースで注意喚起されているように「こまめな水分補給、無理せずエアコンを使う」熱中症対策が必要、という。もちろんそれは、油断できないということはありますが、それ以前に自分でできることをするという意識も必要なのではないでしょうか?。

自然哲学であるマクロビオティックの考えの中には、
「自分の状況・状態を良くしたいのなら、食べるものを変え、自分自身の振る舞い、行動を変える」

というものがあります。

例えば暑い時、現代社会では、すぐにエアコンをつけることで環境を変えようとします。それは、自分の周りばかりを変えよう、変えようとして、自分自身を変えること自分でできることをしないのと同じことです。

しかしながら、自分自身の暑さも不快感も、自分自身から変えない限りえんえんとその不快感は追ってきます。その知恵はマクロビオティックの考え方に限ったことではありません。自然や地域の中に根付いていることも多いのです。

例えば、
季節の食べ物(夏の野菜の多くは暑さから身を守るために、水分を溜め込みます。人はその野菜を食べることで、身体のなかの過剰な熱を放出します)

暑い地域、インドや中東などで砂糖の多く入った甘いミントティーやチャイが飲まれるのは、砂糖をつかって身体を緩めることで、熱を溜め込まない様にするためです。(その習慣のあるインドの方がアメリカなどに渡ると、これまでの食習慣を続けてしまい、その土地の気候と噛み合わず体調を崩したりすることが多く見られるとか)

日本でも九州の醤油が甘いのも、麦を使った味噌を使っているもの同じ理由で暑い土地ならではの郷土食と言えます。逆に東北地方では、塩気が多く身体を締めて熱を出さない様にするのです。

野菜を小さく細かく切ることで、熱がすぐに入りサッと炒めたり蒸したり、揚げたりという調理法を使うことで、熱のこもらない食事を作ることもできます。冷しゃぶや冷たいスープもこの時期ならばとても美味しくいただけます。

以前はあまり好まなかったスイカもこの季節にはとても向いていて、朝のおめざに時々食べます。

今ではあまり聞かれなくなった夏の風鈴の音も、あの音によって涼しさを感じ取ることで感覚を涼しいものにする、夏の工夫の一つです。

エアコンを使うなというのではありませんが、今では、保冷剤や濡らして首を冷やすタオル、サラッと汗を放出するAirRism、涼しい触感のあるNクール寝具、など涼しく過ごすツールも、方法もたくさんあります。

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その感覚は、あなた自身の五感の感覚に意識を向けることでもあります。

少しでも、自分がまず取り組めることを取り入れることが必要ではないでしょうか?。

 

あなたの不快は、あなただけのもの。それを理解していない

しかしほとんどの人は、自分自身が動かせる他に涼しくなる方法があっても、そこに意識は向きません。

暑ければ【冷房を使えばいい】

ということをしがちです。しかしながら、その周りの影響を考えずに多用することで、今の様に暑い夏は生まれます。エアコンのほとんどは室内の暖かい空気を外に出してそれが環境の温室化を産んでいるという一面があります。

同じ様に、人は自分がうまくいかないことに対して他人に要求ばかりすることをしがちです。

以前学んだNLPスクールではたいては、講師の動きやすい適温、受講生が意識を集中しやすいように、室温が低め設定だったりします。夏でも涼しいくらいです。そのことを理解している人は自分で対策をしてショールやカーディガンなど羽織るモノを用意していますが、中には、何度もそこに参加し室温が低いことを知っているにも関わらず、いつも「寒い」と文句を言うばかりで「室温寒いんで、上げてもらえませんか」という要求をしてきます。

もちろん声をあげるなというのではありません。周りを変えるためには声を上げることはとても重要です。

しかし、この場合どうでしょうか?。しっかりとした意図のあるなかで行われていることを変えようとするより、自分自身が変わることのほうが、自分が快適でいられるのです。

  • 自分でできる対策もせず
  • 他人に文句ばかりをいい
  • 他人を変えようとばかりする

まずは、その不快な状況の中で他者を変えるのではなく、
あなたができることを あなたが行う

それは、室温やエアコンに限ったことではありません。

人間関係で悩んでいる人の多くは

  • 相手が動いていくれること
  • 相手が変わってくれることを

何もせずに(時に何も言わずに)思う様に動いてくれることを望みます。

その前に、状況を通して自分が何ができるのか、何を変えたいと思うのか、それをまずしてからなのです。

自分が動いて、初めて他者が動くのです。

人が動いてくれることを待っているのでは根本となっている原因はいつまで立っても解決しません。

自分が暑いのなら、自分が涼しくなるように、まず、自分のできる対処する。

他者任せにしているうちは、何も望むようにはなりません。

それだけは確かです。

 

自分を動かすには、周りの状態を適切に感じることができるかどうか

ここまでお伝えしたことは、なにも暑さを我慢しろ、「エアコンを我慢しろ」というのではありません。

あなた自身の体の不快感の状態を知っているにも関わらず、「自分以外の何かをどうにかすることでしか手立てがない」かのように考えいないか?、自分自身ができる暑さ対策を見直すことも必要ではありませんか?

ということです。

それは、暑さだけに限ったことではありません。

人間関係や仕事の調整、家の中の出来事、新しい何かを始めるときなど、全てにおいて共通することで、私たちは、【自分以外の人を動かそうとすることでしか変わることができない】と考えがちです。

それは、逆の意味では、

  • 他者が何か動くまで、他者の働きかけが起きるまで、
  • 自分は変化が起きない・自分の望む状態は得られない

ということを示しています。

  • 自分は何もせずに、他者が自分の思う通りに動いてくれることを期待する
  • 自分は何もしようとせず、他者が自分の望むように動いてくれることにばかり意識を向ける

それでは、いつまで経ってもあなた自身を快適には(理想を達成させることは)できません。

自分自身が望んでいることに対して、今の自分でできることを、働きかけていますか?。

あなたが暑い時、自分がどの状態か(汗をかいている、暑くてぼうっとしている、疲れている、体が自由に動けている、)快不快を感じ取っていますか?。

そうした自分の感覚以外の何かに、動かされていませんか?。

自分は動かず、他をどうにかしようとしている限りその物事はうまくいきません。

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