あなたは、周りにいる人・家族、友人、知り合い、といった人たちの行動、態度にイライラしたり、思うようにならないと嘆いていませんか?。そして、思うようにしようとして、関係を悪化させているかもしれません。
そもそも、あなたはなぜ、その人たちを思うようにしたいのですか?。
あなたのやり方が正しいから?。
周りの人たちが間違っているから?。
そもそも、そのあたなの考え方は真実でしょうか?。
あなたのやり方は、正しいのでしょうか?
周りの人たちは、間違っているのでしょうか?。
実は、
周りの人というのは、あなた自身がどのように接したかで、
行動や態度、話すことばさえも変わってきます。
相手の態度が、そうなる理由
周りの人は、あなたが接したような人になる
今、我が家の面々は、それぞれに気詰まり無く、
割と自由に、自分のやりたい事をやれてる状態
だと思います。
もちろん、多少の制約はありますが、その制約も、少しずつ解体されてくるはず。
制限が溶けたのです。
母が家族にかけていた制限の呪縛が。
その呪縛が溶けて一番自由を感じているのは、父だと思います。
我が家は近くに小学校と公園があって、
その周りを掃除をするのが、
半ば父の日課になっていて、
昨日も午前中から夕方5時過ぎまで、
落ち葉を掃除して出たきりでした。
途中に何度も声をかけて、
昼食をとるよう促しても夢中で掃除していました。
今日は今日で、
家から2.6kmもあるホームセンターに自転車で買い物にでかけていきました。
おとといは、急に風邪っぽかったのに、
一晩でけろりと治って元気と言えば元気です。86歳。
母が生きていた頃は、
それこそ、身体が心配というナタをふりおろして、けんか腰で食事をするよう、休むようにと言っていました。
そうして本当に喧嘩になり、
父に声を荒げて反発され、
母自身も嫌な気持ちになって、
怒りの感情を抱えて溜め込んでいました。
母は父が自分の思うようにならない事を怒りで表現して、
父の怒りを作ってしまったのです。
でも人って、
食事を忘れて夢中になる事ってあるし、
そうした時に、
ガミガミ言われることほど嫌な事はありませんし、それで、相手が動く事はありません。
私自身もそうした、
母の無言の制限がとても嫌でしたし、それが行動を妨げるビリーフにもなっていました。
今はそれが外れ、
【人は誰でも自由に自分のやりたい事をやっていい】と思っていますし、
【自由である事】、【楽しむ事】、はこの先の人生のポリシーにしています。
その事が大切だと気づいたのは、NLPを通してです。
人は自分の正義を、周りの誰かに押し付けがちですが、あなたの正義は誰かにとっては、正義ではりません。
あなたの正義を押し付けた時、相手は責められたと感じて、それを受け入れることはありません。反発するのです。人は誰でも自分自身のことを、いかようにも決めることができる決定権を持っています(法律的な意味合いではなく、存在自体の意味として)。
我が家の母のように、【誰かを自分の思うようにしたい】ということは、それは、誰かにとっての決定権を奪うことになり、その誰かは自由がない事に対して、無意識的に安全ではない、危険な状態だと感じるのです。
あなたが、周りの誰かを動かしたい時、望むようになって欲しい時、
相手がどのようにしたら、あなたの望むようにしてくれるのかを考えることです。
・言葉の掛け方
・接し方
・話し方
に到るまで、まずはあなたが相手に望むあなたになることです。
アメリカの教育学者・ドロシーローノルトの有名な詩に【子は親の鏡】というものがある。
- けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる。
- とげとげした家庭で育つと、子供は乱暴になる。
- 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
- かわいそうな子だと言って育つと、子どもは、みじめな気持ちになる
- 子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる
- 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
- 叱りつけてばかりいると、子供は「自分が悪い子なんだ」と思ってしまう
- 励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる
- 広い心で接すれば、キレる子にはならない
- 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
- 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
- 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
- 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
- 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
参考:ドロシー・ロー・ノルト 『子どもが育つ魔法の言葉』/PHP研究所
あなたは、誰かを動かそうとするときにどのような感情をうちに秘めていますか?。
その感情は、大抵無意識の中にあって、普段は気づくことはありません。
あなたの想いのエネルギーは相手にもその通りに伝わる
実は、あなたが発している考え、想い、思考のエネルギーというのは、
思っている以上に、 言わずと相手にも、波動のエネルギーで伝わります。
思念という形で。
そして
自分の考え、想い、思考というのは行動にも現れますから、相手もそれを受け取り、
あなたの発する思考のように行動するのです。
例えば、
お子さんを口うるさく叱る時、
その行動の奥に有る考え、思考はどののようなものでしょうか?
「この子は、叱らなければちゃんとやらないダメな子」
という前提を持っているかもしれません。
そうすると、子供は、お母さんとの関係の中で、
ダメな子だと思いこみ、ダメな子として振舞うのです。
相手の無意識というのは、言葉をその言葉通りに受け止め、同時にその前提の意味も捉えて受け止めます。そして、その言葉をセルフイメージとして理解し、その通りの人になろうとするのです。
そしてその言葉が強烈であるもの、繰り返しの何らかの体験によって、人の意識は、ビリーフ(思い込み)を作り上げます。
さらに、そのビリーフが制限的否定的なものであるとき、人生の足かせとなる制限のビリーフとして、影響を及ぼします。
制限のビリーフが自分も人も縛っている
人に対して何かを課す人は、自分自身に対しても同じ事を課しています。
制限している人は、
同じように自分自身に対しても制限をかけています。
口うるさく叱る人は、
同じように自分自身も叱られる事を良しとしています。
思考している事は、
他の人に対してだけではなく、
自分自身にも同じ事をしているのです。
人との関係性で悩む時、
実は、相手の態度は自分自身がどう接するか、どう思っているのかで大きく変わるのです。
相手の態度は、実はあなた自身が作っているのです。
相手の態度は、実は、
自分自身のビリーフから自分自身がつくりあげている
とも言えるのです。
人との関係性で悩んで改善したい時、
自分自身の内面にビリーフがあることに気付いてください。
※ビリーフとは、
あなたが幼少期から10代半ば頃までに出来た【信念、思いこみ】のことです。