美容・健康

衛生志向とアレルギー

2015年4月3日

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最近は、<亜麻仁油>で検索されて、
当ブログにいらっしゃる方もいらっしゃいます。
ありがとうございます
亜麻仁油は、オメガ3脂肪酸を含み、
オメガ3脂肪酸から生成されるロイコトリエン、プロスタグランジンが
アレルギー症状である炎症を抑え、免疫力を上げるのを助ける
というものです。
免疫系の働きを正常に戻すためには、
自律神経を整えることの必要でしょうし、
免疫の中枢である<腸内環境>を整えることをする必要もあるでしょう。
アレルギーの原因の1つとして、
<衛生仮説>という考え方があるのをご存知でしょうか?。
細菌、ウイルス、寄生虫などに対する接触が少なくなることで
免疫システムが正常に働かなくなるという考え方。
先進国を中心として、アレルギー疾患が増え続ける要因は、
家庭や社会に抗生物質や清浄用の化学物質があふれ、
環境がキレイになりすぎた結果、
乳幼児期に細菌に触れる機会が減ったことによるもの。
スウェーデンリンショーピング大学の
Fアブラハムソン博士らの研究によると、
「腸内細菌の多様性が大きいほど、アレルギーを発症しない」

「アトピー性皮膚炎の子供20人のうち
生まれてすぐにアトピー性皮膚炎になった赤ちゃんの腸内細菌を調べると、
腸内細菌がまったく検出されない赤ちゃんが40%もいた。
健康な子供は、生後1ヶ月後の腸内細菌を調べると、数も種類も多い」

ということが分かったそうです。
(参考:『乳酸菌生活は医者いらず』 藤田紘一郎著)
赤ちゃんって、なんでも舐めたがるし、床に近い所にいますから
細菌との接触が多くなりますね。
今は、哺乳瓶やら、触るものまで極端に抗菌されて
お母さんが触る時も抗菌ウエットで手を拭いてから触る
というように、過剰衛生の世の中です。
世の中、台所の菌、口の中の菌、身体の菌とどうにかしようと
あの手この手の商品が売られています。
トイレのウォシュレットも衛生にしてるつもりで
常在菌まで洗い流してしまい、逆に悪い菌への抵抗力が
無くなってしまうともいわれています。
スーパー等で売られているカット野菜も
滅菌するために薬剤につけてパッキングしています。
コンビニは食品の劣化=菌による腐敗を防ぐために
様々な添加物を使っています。
PH調整剤の害についてこのような、記事を見つけました。
本当は、どんな野菜も人も何かしらの菌があるのです。
過剰な衛生志向が本当に必要なのか?。
それによる、弊害の方が大きいのを
あらためて考える必要がありそうです。

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