あなたが何に悩んでいるのかは、私にはわからなけれど、
あなたは、その悩みを解決するために、
何かしらの情報を得て、
何かを実践したり、
何かの方法を取り入れたりしていることでしょう。
しかし、
一つの何かの方法を取り入れて、それがうまくいっている場合もあれば、うまく変化せず行き詰まり辛い思いをしていることもあるでしょう。
そうした時、一度立ち止まって、
今、行っていることを振り返ってみる必要がります。
行っている何かしらの方法。
それが目的になってしまい、辛い状態を改善するどころか、却って辛い気持ちを抱えてしまっていませんか?。
私も、あなたと同じ経験をしたことがあるのです。
だからこそ、わかるので、
あえて、言います。
あなたの悩みは、一つのことだけで、よくなることはありません。
その理由をこれから、お伝えしていきます。
一つのことだけで、よくならない理由
体の悩み一つとっても、改善方法は色々、発生する悩みも色々
身体的な悩み、健康上の不調というのは、
人それぞれ、大なり小なりあるものです。
私の場合は、整理不順や肌トラブルや、忙しさから来る偏頭痛といった症状に悩んでいたことがあります。
- それを改善するのに、
- 栄養補助食品を使ったり、
- ホメオパシーを活用したり、
- 化粧品を自然派なものにしたり、
- エネルギーヒーリングを受けたり、
- マクロビオティックを実践したり、
様々なことをしました。
肌トラブルを解消するために、今までなにもしなかったわけじゃありません。
化粧品をノンケミカルなものにしたり、今でこそ国産の自然派スキンケア商品もありますが、20年くらい前は海外のごく一部のメーカーのものしかなく、(ヴェレダとか、タウトロッフェンとか、ラヴェーラとか、ロゴナとかくらいで)、今のようにスキンケア効果、改善効果も目立ったものではなかったです。
ホメオパシーのセッションも当時、知り合ったホメオパスのから処方されたレメディーを2年位飲んでいました。体の疲れとか、副鼻腔の排泄などはよかったですが、肝心の肌トラブルに対しては、目立った効果はありませんでした。
たまたま出会った日本でNo.1のヒーラーという人(自称)のヒーリングも受けました。その人曰く、「ワタシのヒーリングを受けた人は、血を吐いたり、2〜3日連続して眠り続けたり、きつめの好転症状がでて、その後運が変わっちゃうのよ。」と言っていましたが、ワタシ自身は少し眠くなるくらいで、その後も大きく変わる事はありませんでした。
何か、身体的な悩みがある時というのは、
- ウィンドウショッピングのようにあれこれ試してしまい何が良いのか分からなくなる場合
- 一つの方法を実践しても、それをちゃんとできない自分に対して責めてしまう場合
の2つのパターンがあります。
つまり、その本来の【悩み以外の悩み】が発生してしまうのです。
それは、誰しもに起こりうる事です。
身体の悩みを改善するために必要な、いくつかのこと
身体の悩みといっても、
身体の状態、物質的な事に対して対処すればいいというものではないのです。
心の状態にも対処する必要があります。
身体の悩みに伴う、心の悩みや、その奥で抱えている自分自身に対するビリーフにも対処する必要があるのを知っていますか?。
実は、この心の状態というのは、身体の状態やあなたの行動にさえ影響を及ぼすものなのです。
よく、
子供が遠足の前日に、興奮して熱を出してしまったり、
大人でも、強いストレスで胃に穴が開くようなことがある
というのは、心の状態が体に影響を及ぼすわかりやすい例としてあげられます。
そして、身体の悩みを抱えていても、何かしらの肯定的な意図があります。
つまり、それによって得ているメリットが隠されている場合があるのです。
病気や身体の不調があることで、
・周りの家族に心配してもらえたり
・やらなければいけない事を避けることができたり、
という、
ご自分でも気づかないメリットが、良くなる事を妨げているのです。
それに気づくには、その身体の不調の状態が本当に嫌だと感じる事です。
その身体の状態ではなく、本当に健康で快適な身体の状態を望む事です。
私自身の身体の状態が改善する、一番大きな変化のきっかけは、自分自身が、どうにかしなきゃと決心した事です。
つまり、「本気でどうにかしたい」と決めた事です。
その当時、マクロビオティックを実践していて、料理教室を主宰していましたから、「健康にいい食を提唱しているのに、この肌の状態では健康に見えないのはダメだろう」と自分自身にスイッチを入れたのです。
その改善のためには、本気で「良くしたい」と思ったし、そのためには「悪魔に魂を売ってもいい」という意を決したのを覚えています。
(もちろん悪魔というのは、法に背くことを肯定することでも、人を貶めたりすることを意味しません)それだけ、強い気持ちでよくなる事なら、「方法にこだわらず、よくなる事ならなんでも取り入れよう!」という気持ちの現れです。
そこから、
- 第二の皮膚と呼ばれる、腎臓にいい食を意識して取り入れ、
- いいという食は積極的に摂るようになり、
- ホルモンの生成を助ける腸のために糠漬けを取るようになったり、
- 食べ物への意識を変えて、お肉をとるようになり、油(抗炎症効果のあるエゴマ油やシソ油)を取り入れ
- 肌の調子の良かった頃を思い出して、24時には消灯して、睡眠時間を意識してとるようになり、
- 朝に軽いストレッチ体操をする
- メンタル部分の奥にある自分の感情にフォーカスしたり、
- 本を読んだり、セミナーに積極的に参加して、ものごとの捉え方を変えました。
- (リライトしている2020年現在は、肌の代謝をビタミン剤も取るようになっています)
つまり、物質的な部分にアプローチするだけではなく
- 生活習慣を変え
- 食べ物への思い込みを変え
- メンタル状態を変え
- 身体の状態を変え
という自分の関わりのある要素を、心地よいもの、肌に直結した事を変えて行ったのです。
それによって、長く、本当に長く、ワタシの心にすくっていた、肌トラブルの悩みを、手放す事が出来ました。
もちろん、他の人から見たら、なに?あの程度で?、と思われるかもしれません。
でも、人が何と言おうと、自分がどう思うかが重要ですから!!。
自分が、本当にこれでいい!という状態であることは、幸福度もアップしていきます。
一つの事だけで、よくなる事はない
ホメオパシーだけでもダメ。
ヒーリングだけでもダメ。
マクロビオティック食だけではダメ。
なのです。
何か、身体の不調を抱えてしまった時、なにかを変えるためには、一つの方法だけでどうにかしようとするのは無理なのです。
その問題や悩みの原因は、複合的に様々な要素が絡んでいることがあるからです。
それは、病気や身体の不調に限ったことではありません。
私たちは、何かノウハウや技術を身につけると、それだけをしていれば上手くいくと思いがちです。
職人が技術だけ磨いても、売るためのセールス力がなくては売れないし、伝えるための技術や、表現する方法も必要になってくるのと同じ。
あらゆる側面での底上げが必要になる。
一つの事だけに頼るから行き詰まる。
のです。
人は、本気でどうにかしたいと思ったら、それに関する、本当に必要な解決方法や情報は、いくつも見つけられます。
自然と目につくようになってくるのです。
それは、人の脳の仕組みによるものです。
脳の網様体賦活系(RAS)という組織は、フィルターのような働きをして、入ってきた情報に対して、自分に必要な情報、そうでない情報
自分の思い込みにあった情報、そうでない情報と、瞬時により分けているのです。
私たちは、情報の多い、世の中にいますが、どのような情報が欲しいのかに気づかなければ、それを見極める事はできません。
RASに「必要な情報である」とメッセージを送るのには、望むことや必要だという事を強く意識をする事です。
そうした情報は、外側から見つけたものだけれはなく、
あなたの中から、直感的に浮かび上がったものもあるはずです。
そうした情報を信じて、実践していくうちに
あなた自身が、本当に望む、心地よい、身体状態になっている事でしょう。