食べる

トマトの栄養効果でアンチエイジングを意識する

2015年5月14日

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ホントに今年は気候差が激しいですね。
ゴールデンウィークあたりから急に暑くなってきました。
まあ、暦の上では立夏もすぎて<夏>
なんですが、頭が付いて行かないものです。
そうしたときは、体感覚を大切にして、
食べ物を夏向きにすることをお勧めしました。

夏の野菜は年中みかけますが、
身近にあるトマトは、
加熱して、生でと食べやすい野菜ですね。
トマトを頻繁に食べるイタリアでは、
多くは加熱してトマトソースとして
食べられているもののようです。
食事療法をしているかた、
マクロビオティックをしている方は、
陰性の食べ物なので避ける方もいますが、
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◎トマトの身体への働きをみてみると
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暑いときに食べるトマトは、
身体にこもった熱を冷ましてくれます。
お肉や魚、塩けの強いものを食べたときに、中和してくれ、
お肉や魚の脂肪を溶かしだしてくれると言われます。
冷えやすい方、むくみやすい方には、
加熱して取った方が身体には穏やかに作用します。
ことに
トマトに含まれる抗酸化物質・リコピンは、
がん予防、老化予防効果があるとされています。
トマトの
ビタミンCは肌の老化、シミ、そばかすを抑え、
ペクチンは整腸作用がある。
など女性に欠かせない成分が沢山含まれています。
また、トマトに豊富に含まれるリコピンは
抗酸化物質として知られています。
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◎注目したいリコピン
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今では様々な品種のあるトマトですが、
大別すると赤系トマト、ピンク系トマトに分かれます。
加熱用の肉厚で種の部分が少なく、
旨味成分の多い品種は赤系トマト。
日本ではサラダに添えて、生で食べることが多いのは
ピンク系トマトです。
トマトの皮の部分の黄色い色素はカロテンが含まれ、
赤い色素にはリコピンが含まれています。
高リコピントマトなども売られていますが、
赤い色が鮮やかなものに
リコピンが多く含まれていることになります。
リコピンの抗酸化力は、
βーカロテンの2倍、
ビタミンEの100倍以上とされています。
トマトを食べると抗酸化作用などが働き、
糖尿病や大腸がんの発症リスクが下がる
データーもあるそうです。
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◎リコピンの美容効果
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女性に取ってはうれしい、美白美肌効果も高く、
美白成分として有名なアルブチンと同じくらい、
シミの元になるメラニン生成を抑える効果があるそうです。
つよい紫外線にあたると、肌の深部にある弾力繊維が切られ、
肌のハリや弾力を失いやすいのですが、
リコピンはこのハリを保つコラーゲンの損傷を防ぎ、
同時にコラーゲンの生成を助ける働きがあるとされています。
日差しの強い高山地域の女性の肌に、
深いしわがあるのは、紫外線の影響が強い
という研究結果があります。
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◎どうやって摂る?リコピン
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リコピンの摂取量の目安は、1日16mgとされています。
生食用のトマトだと2〜3個。
ミニトマトだと約10個だそうです。
それだけの量はなかなか摂りにくいですが、
リコピンは油に溶ける性質があるので、
油を使い加熱調理すると吸収率がアップします。
オリーブオイルなどを使って加熱調理すると、
吸収率は生で食べた時の4倍というデーターもあるといいます。
また、
人は夜に寝ている間に身体の調整をしますから、
夕食に加熱調理したトマトを取り入れるのが
いいようです。
たっぷりとトマトや夏野菜を効果的に食べるなら、
ラタトゥイユがおススメですね。
玉ねぎ、ニンニクをオリーブオイルで炒めてから、
トマト、なす、セロリ等をざく切りして加え、
上から軽く塩をして蓋をして蒸し煮します。
好みでローリエやローズマリー、タイムなどのハーブを添えると
さらに食欲の増進効果がでます。
簡単に、みそ汁に加えても美味しいですよ。
その際にはあまり煮込まず、
味噌を入れる直前に出しに入れるのがいいです。
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◎その他の注目成分
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トマトは旨味成分・グルタミン酸が豊富で、
だし昆布と同じ、旨味成分です。
グルタミン酸といえば某合成調味料。
グルタミン酸は脳の伝達物質となる成分なので
「○○を摂ると脳にいい」とうのはこのため。
ならば、自然のものである
トマトやだし昆布の方がいいですね。
トマトの皮にナリンゲニンカルコンがあり、
アレルギー鼻炎や花粉症を抑えたり、改善するのを助けます。
トマトの酸味であるクエン酸やリンゴ酸は、
疲労回復効果、胃液の分泌を促進して、
食欲増進、消化吸収を助ける効果がある。
トマトに含まれるビタミンH(ビオチン)は
皮膚や爪、毛髪を健康に保つ働きがあり、
皮脂腺の働きを調整して、肌あれやアトピー性皮膚炎や
白髪に対して働く。
(腸内が健康であれば、腸内でも作られるビタミンです)
そして、トマトのビタミンPは、
ビタミンCの働きを助け、毛細血管を丈夫にして、
栄養や酸素を通りやすくしてくれます。
また、
トマトに含まれるビタミンB6には
皮膚病を改善する効果もあり、
トマトに含まれるこれらのビタミンが総合的に働いて、
美しい肌を保つのに効果を発揮してくれます。
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これからくる
蒸し暑く日差しの強い夏は、
肌も体力も疲れて調子がでない事が多いです。
トマトを毎日の食事に取り入れて、
環境に負けない身体作りを心がけたいものです。
そして、食事として身体の中からだけでなく、
本場のイタリアでは、
スキンケアに
トマトの絞り汁を使ってパックしたり、
洗顔につかったりという自然派美容法もあるようです。
肌の潤いをアップし、美肌力を高めるというから驚きです。
食べ物はお薬ではないですが、
身体になんらかの作用を及ぼすものなのですよね。
そしてその効果を意識しながら食べると、
身体への働きかけ具合が違ってくるものです。
心と身体は<心身同一>といわれ
心で感じたこと、思ったことは、
身体にも影響されているのです。
なので、私は
どんなものでも美味しく感じて食べる。
美味しいと思うものを選んで食べる。
ことを心がけています。
これからの季節、
陰陽や食事療法だけの考え方だけでなく、
トマトの栄養効果を
そのときに食べるあなたの気持ちを
意識してみてください
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