メンタル・意識変化

共感するドラマやキャラクターは、観ている人の人生を反映する

2017年6月27日

こんばんわ。塩田マサヨです。
6月も終わりに近づき、TVドラマも終っていく時期ですね。
ここ最近、またテレビドラマをよく見るようになってきました。

今クールでは、

『小さな巨人』
『貴族探偵』
『みをつくし料理帖』
『ブシメシ』
『女城主直虎』

を楽しんでいました。

ドラマにある構成要素は、私たちの無意識に作用している

気になるドラマには自分の気質が潜んでいる

もともとアニメ全盛期、ドラマ全盛期のテレビッ子の幼少期をすごしてきた世代ですが、
社会人に成ってからはしばらく見ない時期があり、
その後韓流ドラマにプチはまりしていた時もありました。

韓流ドラマは、ドキドキハラハラ、時に胸きゅんな内容もありますが、
陰謀、愛憎劇、貶められる主人公が困難を乗り越えて這い上がる、
というものが多くて、ドロドロな人間関係を描いているのが、嫌になり、見なくなりました。

今はもっぱら、
ほのぼの時代劇、推理系、ヒューマン系、生き方系が多いです。

こうした好むドラマやアニメ、漫画というのは、
自分自身の生き方や考え方を映し出す鏡のような存在です。

その中に生きるキャラクター(登場人物)の性格や行動に引き込まれるのは、

  • 自分の気質と同じものを感じたり、
  • 好ましいと共感したり、
  • 自分もそうありたいと同感したり、

という、自分を投影しているという事があります。

 

自分が好きなドラマやアニメ、漫画のキャラクターは自分自身の投影です

 

あなたは、どのようなドラマ、アニメ、漫画を好きですか?

その中の好きな登場人物の、どのような気質、要素、が好きですか?

 

私自身は、韓流ドラマの時は『トンイ』では主人公のトンイ
その境遇にあっても頑張る姿勢や、疑念を解明する探究心、という部分が好きでした。

『天皇の料理番』では主人公の篤蔵が料理の世界のおもしろさに気づき、
最初は厳しい世界に逃げそうになっても、料理を探求していく姿に共感しました。

ドラマ、登場人物たちの中には、気持ちが向かない共感しないものも必ずあります。

韓流ドラマの『イサン』は困難な出来事を乗り越えて王になった物語で、
その王の幼なじみの女性もまた、困難や虐げられながらも王の側室になりながらも
病気で亡くなるというキャラクターでした。

ドラマの中には、そうした苦労に苦労を重ね、困難な状況になるキャラクターもいて
そうしたキャラクターに魅かれるときには、

 

  • 自分の気質と同じものを感じたり、
  • 好ましいと共感したり、
  • 自分もそうありたいと同感したり、

という、
自身の人生の
苦労や困難さと照らし合わせて
共感しているということがあります。

 

つまり、ドラマの中の登場人物に自分自身を投影するときには、
陰と陽、プラスとマイナス、ポジティブとネガティブな部分があるという事です。

それは、ドラマを観ている自分の【信じている価値観】を、
ドラマのキャラクターを通して反映しているということなのです。

 

信じている価値観つまり、心理用語で【ビリーフ】は、
ドラマを観ている人の人生を反映しているといえます。

なぜなら、
信じている価値観というのは、人の行動や思考を動かすものですが、
信じている価値観は、無意識のなかにある人生の体験からできたパターンだからです。

 

ドラマという映像が心理に影響すること

意欲的になれたり、楽しめたり、突っ込みながらみるドラマは、
自分自身にあたらしい発見や頑張ろうというプラスの意識をもたらしますが、

悲しみや苦労、困難に共感してしまうドラマには
ご自身の中にある悲しみや苦労、困難を強化してしまう場合があるのです。

殊に映像というイメージの世界は、脳は現実とイメージの区別が無いので、
ダイレクトに脳にパターンを作りだし、実際の人生の中に反映されます。

意欲的、楽しみ、発展的なイメージというポジティブなイメージであれば
強化していく事で自分自身の中に自身や軸を作っていきますが、

悲しみや苦労、困難は、人生の中ではどなたでもあり得る事ですが、
必要以上にそのイメージを強化しするようなことはしない方がいいのです。

殊にドラマを観ている時というのは、
無意識領域が活性化しているので深層心理への影響が大きいです。

もちろん、そうしたドラマを見て、
自分自身の感情に気づいて解放する事が出来たのなら
意味のある、効果的な観賞の仕方と言えます。

悲しくなってぼろぼろと泣くだけ泣いてスッキリ出来て、
感情の整理が出来ることもあります。

 

人生全般に反映されている信じている価値観(ビリーフ)

私は心理学を学ぶようになって、こうした心のビリーフの仕組みを理解するようになって

なぜ亡くなった母は、ブームが去っても韓流ドラマを食い入るように観ていたのか、
『イサン』の中の王の幼なじみの女性を好んでいたのか(その女性のシーンをよく観ていましたから)

なぜ、苦しいガマンする境遇の女性が出てくるドラマの主人公に共感していたのか?
という事が理解できるようになりました。

今の70代の方の多くがそうであるように、母も幼少期に戦争を体験した人です。
満州鉄道の職員だった祖父の仕事で幼少期を南京で育ち、
引き上げてきてからは、近所の子供にいじめられたこともあったとか。

その後の人生も自分の兄弟の面倒や家族の面倒を見てきて、
自分の意志というものを脇において生きてきた人でした。
(表面的には、意志がはっきりして気の強い、感情の波がある人でしたが)

沢山の怪我や身体の不調、病気にも苦しんでいましたし、
人生の後半には、面倒を見ていた自分の兄弟姉妹とも仲違いしてしまった人でした。

そして『イサン』の幼なじみの女性と同じく、
心配していた夫(私の父)よりも先に病気でなくなってしまいました。

人のために生きている人を、世間的には『いい人』と評価しますが、
生まれて育っていく過程でできた本来の自分とはそぐわない信念(ビリーフ)は、
その人らしく生きる事を阻むことにもなります。

 

なぜあなたは、そのドラマの主人公に魅かれるのか?

信じている価値観というのは、人生の全てに反映されていますが、
普段はなかなか気づく事はありません。
なにか好きなドラマやアニメ、漫画があったら、
なぜ、好きなのか/共感するのか?をリストアップしてみるのです。

そしてさらに、好きな登場人物を上げて、
なぜ、その登場人物が好きなのか/共感するのか?
どのような点があるから好きなのか/共感するのか?
をリストアップしてみるのです。

そこには、
あなたの気質や信じている価値観が投影されています。

最近亡くなられた元フリーアナウンサーだった方のブログを読むにつれて、
日本の古代史をモチーフにしたBASARAといいう漫画が好きだったそうですが、
愛ある生き方と、困難さ、激しさ、深い悩みというBASARAの主人公更紗のような
生き様だったように感じられてなりません。

私たちは、自分自身でたくさんのモノを選んでいますが、
普段はあまりその理由について、深く考える事はしていません。

ですが、その理由をひも解くと自分自身について知る事も出来るのです。

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