人間関係

お盆の帰省がおっくうに感じる時の身内との接し方

2018年8月12日

今日からお盆の帰省ラッシュが始まりましたね。
昼間にあるTV番組を見ていたら、帰省が辛いという方と、帰省が楽しみという方 どちらもいてそれぞれの意見を聞いていましたが、辛いという方はやはり親戚の方との付き合いに気苦労されているということをおっしゃっていました。

東京のお盆は7月なので、私の中ではすでにお盆が終わっている感があり、昔からこの時期にあえて人混みを避けてどこにも出かけずに過ごす事が多いです。小さい頃は、関東圏に住んでいる母の姉妹(私にとっては叔母)と行き来したりしていました。歳を重ねると行き来するのも身体的に億劫になりがちですが、母が存命中にある時から仲たがいしてすでに疎遠になっていました。残された子供の私たちは、割と気楽で「親戚だからどうしても仲良く付き合わなきゃいけない」という思考がほとんどないのです。

側から見たら冷たいと見られるかもしれませんが、
そもそも「身内だから〜〜」「親戚だから〜〜」、という視点で見ているから、厄介なのです。

今のうちに、【身内との付き合い方をどうしたらいい?】を考えておくのはこれから先の人生を自分らしく生きるためには必須です。

 

身内との付き合いが億劫な時に考えるべき事とは?

なんのために帰省するのかを理解する

今の時期、ご主人の実家に帰省する、あるいはご自分の実家に帰省するという方が多いですが、ここ最近よく小耳に挟む話では、

「身内や親戚と会いたくないので、帰省するかどうか迷っている」

という事。

・ご主人のお母さんと会いたくない
・ご主人の親戚の〇〇さんと会いたくない

あるいは、
・ご自分の実家のお母さんと会いたくない、
・ご自分の実家のお父さんと会いたくない、
・実家に来る親戚の〇〇さんと会いたくない、

という
身内の誰かに会いたくないという心理。

それ、単純に、
「会いたくないのなら帰省しなくてもいいんじゃない?」
という話なのですが、

これも民族的な制限のビリーフです。

・お盆には帰省して、親や親戚と会わなければいけない。
・お盆には帰省して、元気な姿を見せ合わなければいけない。
・身内は仲良くしなければいけない。

全てビリーフ(思い込み)です。

そもそも、なぜお盆の時期に帰省するのか?。その理由をわかって帰省していますか?。

盂蘭盆会、御盆、盆会、精霊会、魂祭り、歓喜会といって先祖の霊に供物を捧げるという仏教行事をするためです。

ご先祖様の御霊を迎えて、お供物を捧げ、そして送る。という仏事をする事が主な訳ですが、この時期に会社が休みを設定しているのも「冠婚葬祭はやすみ」に近い発想で設定されているので、民族大移動のように多くの人が休みを取っているのが現状です。(会社によって多少日付がずれたり、個人個人でずらして夏休みをとっている人もいますが)

つまり、お盆はどちらかというと亡くなったご先祖様の供養のために帰るのです。生きている人よりも亡くなった方を重視して考えて見ましょう。今自分やご主人がこの世にあるのは、確実にご先祖様がいらっしゃるからで、そう思えばありがたい気持ちが湧いてくるのではないでしょうか?。

つまり、お盆の帰省というのは、
親戚に会う、親兄弟に会うため が第一義ではないのです。

 

家族だから、親戚だから仲がいいわけではない

家族だから、親戚だから、仲良くしなければいけない。
あるいは、
家族だから、親戚だから、仲がいいはずだ。

と思い込んでいないでしょうか?。

そうすると、

  • 何か揉め事があっても、
  • 何か家族間で問題が起きても、

「うちの家族は仲がいい」と思い込み、
本来なら抱え込まなくてもいい悩みや問題を抱え込むことになります。

自分の兄弟の夫婦間ののトラブルだったり、
自分の親の意味のない借金だったり、

そうした自分以外の問題を抱え込んで、自分が苦しくなっても「仲がいいから」と請け負ってしまうのです。

兄弟姉妹の間柄だと言っても、自分からなんでもしてあげることはしなくていいのです。そうした時その気持ちの裏に、自分の思うようにしたいという気持ちを持っていないでしょうか?。それは親切でもなんでもなく、相手を大切にしているようで相手の気持ちをないがしろにしているだけなのです。

そもそも、仲がいいというのはどのような状態のことをいうのでしょうか?。

  • いつでも会っているから?
  • 喧嘩をしないでいるから?
  • 困った時に助け合っているから?

人それぞれ、心の内にある【仲がいい】基準があるものですが、
その基準も生まれてきた環境や体験によるビリーフ(思い込み)が大きく影響しています。

 

家族でも親戚でも、自分とは違う視点を持っている


家族だから、親戚だから、何もかもが自分と同じと言うわけではありません。

見てきたもの、聞いてきたこと、感じたもの、体験でさえ、同じではありません。


考え方や選ぶもの、行動の仕方、感情の使い方でさえ、同じではありません。

それぞれの視点、それぞれの考え方、選択の仕方、
似ているとことがあっても、すべて同じではありません。

たとえ、相手が自分が思いもしない振る舞いをしていたとしても、
それには、何かしらの本人も気がつかない理由があるのです。

一方で、相手を理解しようとして善意の視点で相手をみると、相手が間違ったことをしていいる人がいたとしても、

  • 自分の中の正しさを押し殺して
  • 身内だから仲良くしなきゃ、
  • 揉めたくないから、

と、何も言葉にもしようとしないのです。そして、自分はずっと悩んでいるのです。

それならば、
違和感や間違っていると感じていることを言葉にしたほうがいいのです。
感情をあらわに出さなくてもきちんと落ち着いて、静かな気持ちで伝えこともできるのです。

【自分の気持ちを表に出す】というと、

怒りやヒステリックに出すということと同等だと捉えて、
逆に抑えてしまう人が多いですが、そうした感情を出さなくても【自分の気持ちを表に出す】ことはできるのです。

逆に、怒りやヒステリックに出してしまって後から後悔しがちな方は、日常生活の中で自分の気持ちを抑えていい人になりがちで、本当の気持ちを表現することに慣れていいないがために、いざ出そうというと怒りやヒステリックになってしまうのです。小出しでいいから本音で人と接する習慣をつけましょう。

【身内だから親戚だからといって、自分と同じではない】と自覚することです。

そう考えることができると、相手との適度な距離感を持って接することが必要だと実感できるようになってきます。
それは身体的な距離感もそうですし、心理的な距離感もそうです。

  • 無理に頻繁に会わないように、
  • 気を煩わすことをしないように、

ということをしていくことで、
本当に必要な時に、必要な接し方をすることができるようになります。

 

家族でも親戚でも接するときは、自分主体で接する

家族や親戚間でも、仕事での人間関係でも、人との関係性に悩んでいるというのは、
相手主体で考えていることが多いのです。

今の方達は、人に対して優しすぎるのです。

人に対して気遣いしすぎなのです。

自分のことを脇に置いて、相手のことを考えすぎなのです。

自分の気持ちをよそに置いてしまうと、
「〜〜すべき」「〜〜〜すべきだろうか?」「〜〜〜しなければ」という視点で考えるようになってしまいます。

それは、自分の気持ちを制限している状態です。
だから、億劫に感じるし、辛くなるのです。

もっと自分主体でいいのです。

自分主体とは、「自分は〜〜〜する」「自分は〜〜〜したい」という視点です。
それは、自分の気持ちが優先され制限はありません。

そうしたとき、行動するのにも、自由に意欲的になれるのです。

  • 家族だから〜〜〜するべき、
  • 親戚だから〜〜〜しなければ、

で考える必要はありません。

嫌なら会わなくていいし、
嫌なら接しなくていいし、
嫌なら何もしなくていいのです、

「〜〜〜〜するべき」
「〜〜〜〜しなければ」

という思考でいると、それは相手にも(親戚、家族)にもそれを強要するようになります。
「自分は〜〜〜〜しているのだから、相手も〜〜〜〜するべきだ」と。

そして、往々にして、相手が自分の望むように行動することはありません。
家族、親戚が揉めるのは一番はそこです。

【人と自分は違うのだ】と思うことの必要性はここにもあります。

 

まとめ

1)なんのために帰省するのかを理解する。
→帰省する上での目的をはっきりとさせると、行動できる

2)家族だから、親戚だから仲がいいわけではない
→仲がいいというのはどのような状態を指すのか?

3)家族でも親戚でも、自分とは違う視点を持っている違う人であると知ること
→皆ちがうからこそ、違いを見分けられる

4)家族でも親戚でも接するときは、自分主体で接する
→自分はどうしたい、自分はこうする  という視点で考えると違和感減る

 

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