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『シリコンバレー式自分を変える〜』を読んでみて、思うこと。

2016年3月30日

数日前には雷と雹とと荒れた天候でしたが、すっかり、春らしい陽気の東京。

ビリーフチェンジ後の眠気ワールドからようやく脱出してすごしています。
分厚いコートが要らなくなってくると、気になるのが、身体のライン?!でしょうか。

今、『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』という話題の食事法の本を読んでいます。
しかし読み進むにつれて、どうなんだろう〜?????という違和感があったので、
少しここで、注目点を書いてみたいと思います。

 

『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』のメリット、デメリットを探る

著者はアメリカ人のIT起業家、投資家、マーケッターのディヴ・アスプリー氏。
学生時代からの肥満が元で、体調不良や疲労、副鼻腔炎や血液系の不全を抱えていたのを一転。
様々な食材、食事法を実践して、自身の体感とリサーチを元に【ハイパフォーマンス】のために最強な食事法としてメソッド化したものです。

この本のなかで、キーワードとなるのが、
【ハイパフォーマンス】
【完全無欠】
【かび毒】
【なにを食べるか、食べないべきか】
【食べる時間】
【MCTコーヒー】
【グラスフェッド】
【睡眠】
【ソフトな運動】

というところ。

全体を通してみると、

  • 質のいい食べ物
  • 人工甘味料の危険性
  • 乳製品は思うほど良い物ではない
  • 腸内細菌の重要性
  • 脂質を取る必要性

など
理解できるポイントもある一方で、そもそも著者のバックグラウンドである米国での食糧事情、飼育方法、食の管理体制、の視点で書かれているというのが強く出ていて、その視点で日本の食糧事情を考えると、『最強の食事』の方法を取るのは、かなり混乱するのではないか?と感じた。

<グラスフェッド>という言葉一つにしても、
それにこだわりすぎていると、その名前の商品を購入するのは、かなり困難で割高になってしまうのではないだろうか?。

グラスフェッド=放牧畜産物ならば、日本国内でもそうした育て方をしている畜産業の方もいるし、乳製品もそれに準じたものはあります。

 

質のいい食材を取っていれば、自ずと基礎代謝量が高まるし、新陳代謝もよくなってきます。

加工食品、添加物、を取らないようにすると、肝臓や腎臓に負担がかかりにくくなるので、疲れにくくもなるし、パフォーマンスを高めることも出来る。

昔ながらの製造法でつくられた味噌、しょう油、塩などの調味料は、血液の浄化を高めて、身体全体の質も高めてくれます。

できるだけ自然農法に近い野菜を取ると、慣行栽培の野菜よりも、ミネラル等の栄養素も高いので、それを食べることで、自身のエネルギー値も高めてくれる。

 

ということもあるのです。

 

身体にいい食材の選び方とは?

「どんな食材を選べばいいのか?」というとき、身近にある自然食品店、品質のいい品揃えのお店をのぞいてみてください。今は駅ビルの食品街にも展開してるお店もあります。

たいていの自然食品店は、材料や製造をまで、リサーチした上で商品を導入しています。
商品を見ることで、商品表示からどんな材料から作られているか?が分かるし、どのように作られているか、育てられているかが商品や、店頭のどこかに表示されていることが多いです。

そうした日本の食材のあり方と、食材事情の違うアメリカのあり方とは、明らかに違うのです。

日本という場所は、火山地帯でもありますし、海の対流がいくつもあって、エネルギー値の高い場所でもあります。そこで育てられた食材というのは、生命エネルギーも高いのです。
栄養価だけではない、その素材が持つ本来の力があるという事です。有機栽培の人参をおいておくと上からまた芽が出てくる事がありますが、その事からもそうしたエネルギー値の高さがみてとれます。
そして、10数年前に比べたら、日本のオーガニック食品事情も大きく変わって、食材も化粧品も質のいい物が手に入れやすくなってきました。

まず、食べ物に意識を向け始めて食生活を良くしたいと思うのなら、日本の食材に目を向けて、添加物を避けて、炭水化物、脂質、たんぱく質をまんべんなく食べること。食事制限や玄米菜食や自然食を取り入れて急激に何かを変えずとも、食材の質を良くすることからはじめてみることでもいいのです。
これだけでも、かなり【パフォーマンスが高まる】はずだし、【自分なりの完全無欠な食事】が取れるはずです。

そして、食事の内容だけではなく、ご自分が食べている時の感情や感覚に対して意識を向けることも大切です。楽しく味わって食べるのか、イヤイヤ食べるのか、味わうヒマもなく食べるのかということでも、その食べ物の身体への働きかけが変わってきます。

せっかく食べるのなら、美味しくそして楽しく、有意義のある食べ方をしたいものです。

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