こんばんわ。塩田マサヨです。
まだ桜も散らずに持ちこたえていますね。
季節の変化の時には体にも変化が起きてくるもの。
東洋の哲学である陰陽五行の観点から見ると、春先に特に気をつけたい臓器があります。
陰陽五行を知って、快適に過ごす
陰陽五行で見る春のエネルギーとは
春は陰陽五行で考えると、肝臓、胆嚢が活発になる季節です。
肝臓は体内の解毒、血液の浄化をする体内の化学工場の様な場所です。
ここが活発に動き出すということは、身体の解毒、浄化、すなわち排出がすすむということです。
肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、不調があっても 表に現れず、なかなかそれが分かりにくい臓器でもあるのですが、身体の反応として、排出するときには幾つかのパターンがあります。
なにかしらのものを食べて合わない時、食べ過ぎの時には
- 皮膚への排出:かゆみや吹き出物、湿疹のようなものができる。
- 肝臓と繋がる目:目やにとしてでる。
- 急な鼻水やくしゃみ
- 汗、体臭などとして
- 身体のどこかに出る、疲れ、痛み
として現れることがあります。
肝臓の不調の見きわめ方
また皆さんよくご存知のように、
アルコールを飲み過ぎると肝臓に負担がかかり、肝臓は経絡で目とも繋がっているので、
目が疲れやすいといことも、肝臓に負担がかかっている目安になります。
そして、目に近い眉間に深いしわがある、膨らんでいる、
というのも肝臓に負担がかかっている状態の目安です。
横になって、膝を立てて、右側の肋骨の下を親指以外の4本の指で押してみてください。
堅かったり、痛みがあるときは、肝臓が腫れている状態になっているかもしれません。
疲れた肝臓のケア方法
肝臓が疲れてるなぁというときには、食べる物を少し控え、
春向きの食べ物を摂ることを意識してみてください。
春向きの食べ物とは、
- 小麦、大麦、ライ麦、オートムギ、
- スプラウト、新芽、上にのびる野菜、ねぎ、セロリ、山菜、菜花
- ワカメや青のり
- レンズ豆やグリンピース、さやえんどう、絹さや
- 発酵食品:酢、納豆、味噌、みりん
- 酸っぱい果物:いちご、柑橘類、レモン
- アサリやシジミなど春が旬の魚介類 など
こうした食べ物を食事の中に少し取り入れる事です。
<ばっかり食べ>をしろ!というのではありません。
全ては、バランスよく、ご自分の感覚を使い「あっ、ちょっと食べたいかな」というときは肝臓、胆嚢が欲していると感じてください。
身体というのは、無意識のうちに声を発してあなたに語りかけています。
肝臓、胆嚢が司る感情と行動
東洋医学、陰陽五行の世界ではそれぞれの臓器が感情を司ると言われています。
つまり、臓器と感情がリンクしてかかわり合っていると言います。
NLP(神経言語プログラミング)においても、【何かしらの体験によって発生した感情は身体のどこかに蓄積される】とされています。
その体験が強い感情を引き起こした時、恐れや不安、悲しみ、怒りという感情を発した時、どこかしら身体の中に蓄積されている事があるのです。
肝臓、胆嚢が元気でいいじょうたいであれば、
- 穏やかで忍耐強い気質ができ、
- 勇気と明確なヴィジョンをもって
- 目標に挑戦できる気持ちが生まれます。
春は新しいことにチャレンジできる時。
そのためにも、身体のケアも心がけたい物です。
春先だけではなく、お酒の量が多くなる季節にも春の食べ物は効果的です。
お酒は、飲まれたら、飲むな。ほどほどにね。
追記
この情報は、東洋の自然観である陰陽五行を元に考えられたマクロビオティックという生活哲学から構成しています。
治療という視点ではなく、あくまでも改善や予防として心がけとしてセルフケア推奨した内容となっています。体調不良や重篤な症状の場合は必ず、医師の治療と指示を得てください。
健康的で快適な日常生活を送るためにも、自分の体の状態に意識を向けることこそが大切です。
そのための、知恵、考え方の一つと捉えていただければ幸いです。