目標達成のモデル、学びを上達させるモデルとして、
【渡り鳥理論】というものがある。
渡り鳥は、季節が変わるごとに
数千キロもの長い距離を飛んで海をこえ、陸地をこえていく。
その時、ものすごいエネルギーを使い、一気に急上昇して気流に乗り、
あとは楽な力で目的地まで行き着くという。
その渡り鳥の習性と同じく、
- 何かを学んで上達しよう、
- 何か目標を成し遂げようとするとき、
苦しくとも一気に上昇気流に乗ることが
集中して取り組むことが必要だという。
しかし、この渡り鳥理論で気をつけなければならない事がある。
思うに、上昇することに集中するのは大切です。
しかし、渡り鳥が羽ばたこうという時、
その時だけが、渡り鳥の力の入れどころではないのです。
それは、すでにその地に降り立った時からが、肝心なのだ。
優雅に水面に浮かんでいるように見える白鳥も、
その足下は常に動かして、ばたつかせて常に泳いでいる。
もし何もしないで過ごしていれば、
飛び立つときに加速を付けて翔ることは出来ない。
(飛び立つその日まで、日々体力を養うこと日々のあり方も大切だということ)
そして、
目標を定めてどの地に行くかも決めなければ、飛んでいる途中で方向転換すれば失速してしまうのだ。風に乗っている時に方向転換するというのは時間もエネルギーも必要だし、あるいは失速して墜落してしまうかもしれまい。
(何のためにそれをするのか、どこに行きたいのか、ぼんやりとでも想い描くことで、目的地にたどり着ける)
「急上昇したい」
「一気に変わりたい」
と
人は願う。
私自身もなにか
「自分をがらりと変わりたい」
とそう思っていました。
がらりと外側の出来事で、
自分は変わるということを待ち望むようなところがありました。
しかし
- 人がナニかを上達させたい、
- 目標を達成させたい、
- 変化を起こしたい
という時には、
目的を持って日々こつこつと小さなことから行動すること】が大切ではないでしょうか?。
何もせずに、【人が一気にがらりと変わる】ということはないのです。
だから毎日を
少しでも自分が充実するように、
「今日は、こういうふうに過ごそう!」と
毎日の目標をイメージしたりしながら過ごすことが大切になるのです。
そんな私も、今コツコツとイメージを作っている所です。