行動・仕事

環境は行動に影響を与えるという心理の法則で、望む人生を手にする行動ができる人になる

2019年11月3日

今、気候や自然環境、人、映像、情報、消費、仕事といった様々なシーンで、環境の変化というものが起きていますね。

この事に、薄々、あるいは、深い実感として感じていらっしゃることでしょう。

実は、この私たちを取り巻く環境というは、私たちの外側にあるにも関わらず、私たちの内面(意識)にも大きな影響を与え、私たちの行動に影響するということを知っていますか?。

環境が行動に影響を与える心理の法則とは?

行動したい時に、一番見直すべきは環境です

自己啓発や成功法則などでは、

【あなたの望むものを手にするには、行動すること】

と言われることが多いのですが、

この言葉を信じて、

  • 「自分は行動できない」
  • 「行動したい、でもできない」と悩んでいる方も多いです。

実は、その行動したいという、その裏には、

【自分の今抱えている状況、状態を変えたい】
という思いがあるのですが、

その想いのあることまで深く意識している人は稀です。

そしてさらには、

行動といっても、

  • 何を目標にするのか(なんのために行動を起こしたいのか?)
  • 何をどのようにするのか(どのような行動を起こしたらいいのか)
  • 何を何時するのか(何を何時するのか)

という、
行動を起こす上で設定する必要のある要素を決めていない
決める必要があると知らないがために

行動が起こせないのです。

こうした要素を設定することが、行動する上では必要なのです。

電車でも、自動車でも、どこにいくのかを決めなければ、エンジンはかかりません。
そして、エンジンをかけるのには、何をどのようにしたらいいのかを知らなければ、エンジンはかかりません。

【何も変えずに、変わろうとするのは狂人と同じ】

というのは、
ある偉人の発した言葉として広く知られていますが、

変わるために必要な、行動を起こすのには、行動に必要な要素を設定する前に、その目標(そうしたい)という事にふさわしい環境を整えることが、さらに重要になります。

・あなたは、あなたが望む事にふさわしい環境に居ますか?
・あなたは、あなたが望む事にふさわしい環境を整えていますか?

 

行動を起こすには、環境を変える

NLP心理学では、変化を起こすことに対してのいくつかの考え方がありますが、

行動を起こす上で必要な要素として、

・目標を設定する(どうしたいのかをはっきりさせる)
・今の現状を理解する
・目標に見合った環境を変える

ということが、行動を変える必須の要素となっています。

行動が起こせないという時、

よく人が悩むのが、
「行動力がないから、行動できない」

「そうする能力がないから、行動できない」

「お金がないから、行動できない」

「やり方がわからないから、行動できない」

というように、
気持ちや、能力、お金、知識の問題を挙げますが、

一番行動に影響するのが、【環境】なのです。

どんなに、行動したい気持ちがあっても
どんなに、能力があっても
どんなに、お金があっても
どんなに、やり方が分からなくても

極端な話、何かやりたいこと(気持ち)があったとしても、今のように自然災害に見合われ、今まで居た環境(家)を失ってしまっては、能力も発揮できないし、お金があったとしてもそれをすることができません。そして、知識や情報を得るということさえできません。

私自身も、母がなくなってすぐの頃には、公的な手続きや申告、家の中の片付け、ご近所への挨拶、など諸々の事をする環境にあったために、仕事が滞り、新しいことは一切できない状況がありました。

そして、料理を教えるということを手放したので、料理に関連する道具や資料のほとんどを処分して、自分の周りの環境を料理から心理学関係、ビジネス関係、のものに自然と変わっていきました。

環境というのは空間的な事に限りません。

周りの人間関係(親、教師、友人、)が険悪だったり、安心できる人では無かったり、目標を目指すことに見合った人間関係で無かったり、という時、その人間関係という環境は、あなたの行動を妨げてしまいます。

また、何かをやりたいと思っていても、その事に見合った環境にいなければ、別の事に気を取られたり横道にそれたりして、スムーズにそこに向かうことができずに、いざという時に何もできずに済んでしまう。ということもあるのです。

あなたの今いるその環境は、あなたの望む目標にふさわしい環境ですか?。

 

ブロークンウィンドウ理論にみる、環境が影響するとは?

あなたにとって必要な環境を意識して選ぶこと。

私たちの周りには、多くの物、多くの情報、多くの状況にあふれているが、その多くは私たちにとって意味のない、必要のないものだったりします。そして、気づかないうちに多くの影響を受けています。

あるダイエットに関する有名な実験では、

  • 部屋の中のもの全てを赤い色にした中で食事をすると、食欲が増進し
  • 部屋の中を青い色のものにした中で食事をすると、食欲が減退する

ということが報告されています。

同じように環境というのは、あなたの意識に影響して何かしらの行動を起こさせています。

それは、ブロークンウィンドウ理論(割れ窓理論)からも、環境が行動に影響していることがわかります。

ブロークンウィンドウ理論(割れ窓理論)とは:
建物の窓が割れているのをそのまま放置しておくと、次第に全ての窓が破られるようになる。というもので、アメリカの犯罪ジェームズ・ウィルソンとジョージ・ケリングが考え出した理論で、アメリカや日本など多くの行政、企業でその考え方を取り入れています。

犯罪率の多かったアメリカのニューヨークでは、地下鉄の落書きを徹底的に消し一掃したことで、無賃乗車や犯罪を激減させたと言います。

今では世界規模の企業となったアメリカのアップル社ですが、創業者の一人であったスティーブ・ジョブズ氏は一時放逐された時期がったものの、業績不振によって再びアップルに呼び戻された時、一番に行ったのが社内の環境を整えることだったと言います。

禅宗を取り入れていた彼らしく清掃を徹底し、ペットを持ち込みを禁止するなど、働くための環境を変えることで、社員の意識を変え、さらには行動を変えたのです。

行動している人、行動できる人というのは、意識的に自分の目標に即した環境を徹底的に整えています。

それは、環境というのは、それほどあなたの意識、あなたの行動に影響を与えるのを十分に理解しているからです。

 

私も、この文章を書きながら、ふと周りを見回して部屋中のごちゃごちゃした所を片付けたくなってきました。

 

環境は突き詰めれば、人生全般に影響する

アメリカの最先端心理学・NLP(神経言語プログラミング)では、環境や行動は、脳や神経系に関連している連なる構造だと言われています。

わかりやすい例で言えば、この夏のように、30度を優に超える環境で人は何かに集中したり、仕事の精度のをあげたりすることはとても難しくボ〜ッとしたり眠くなったり、ひたすら暑さに対処しよとします。

こうした、身近な例でも、

環境=(イコール)
見ているもの、聞いているもの、体で感じる感覚

を通して、情報を無意識のうちに取り入れています。

つまり、五感の感覚から情報を得ています。

ちなみに、

  • 環境は、行動に影響し、
  • 行動は、能力に影響し
  • 能力は、信念や価値観に影響し、
  • 信念や価値観は自己認識に影響し
  • 自己認識は、存在意義に影響する

というNLP心理学の考え方がありますが、つまり、環境というのは人生全般に連なる影響だということになります。

・あなたは今、どのような環境にいますか?

・どのような五感を選んでいますか?

人生に影響する環境は、意識して選ぶことが可能です。

 

どのような環境を選んだらいいのか?

行動に影響する環境をどのように選び、整えて行ったらいいのか?。

情報を取り入れる五感にとって心地よい環境を意識してみましょう。

それには、
ストレスフルにならないことが大切です。

  • 文字情報が多く目に映る環境を避ける
  • たくさんの色がある環境を避ける
  • 雑然とした汚れた環境を避ける
  • ノイズ音の多い環境を避ける
  • 悪臭が漂う環境を避ける
  • 体に過重な負荷がかかる環境を避ける

など五感を通して不快に感じる環境を避けることです。

そうした環境を快適な、整然とした、清浄とした場所にしていくことです。

その上で、
あなたが本当に望む目標に必要なもの、道具、環境を取りれていくことです。

・あなたの今いる環境は、あなたの望む目標に合っていますか?。

・あなたの今いる環境は、あなたの望む生き方に合っていますか?。

 

五感について意識してみたい方は、ぜひ、『五感力を鍛えて自分を知るメールレッスン』で、五感を磨いてみてください。

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