こんな方におすすめ
- 今、仕事への取り組みに行き詰まっている方
- これまでの仕事ではなく、新たなやり方を模索している方
- 今までのやり方を変えるよう促されて、迷っている方
- 仕事や生活環境の変化についていけず、どうしようか?と思っている方
今、多くの業種や職種で、あるいは、生活圏で、
変化することを求められたり、
新しいやり方を構築するよう促されたり、
これまでのやり方の変更を余儀なくされたり、
ということがあるのではないでしょうか?。
そうした時、
これまで仕事に熱心に取り組んできた方ほど、
これまで前向きに人生を生きてきた方ほど、
- 今までのやり方ではだめなのか?
- 何をどう、新しくしたらいいのか?
と言うように戸惑われ、悩まれているのではないでしょうか?。
そうした時、
仕事のやり方を変えることと、あなた自身の人格やこれまで頑張ってきたことの否定とは、別の事だということを理解してください。
仕事のやり方を変えることは、
- あなた自身の人格を否定されているわけではありません。
- これまでの頑張りを否定されているわけではありません。
あなたの人格も
あなたのこれまでの頑張りも、
変わりはありません。それは確かな事です。
【昔の、今までのやり方を変える】よう周りから促されているのなら、今一度、仕事に対しての考え方、あなた自身の内面にある思考パターン、を見直す必要がきてます。今、変化の時代にあっても、変わることに戸惑う気持ち、変わることへの抵抗感があるのことに対して、私自身もとても理解できます。
私自身かつて、仕事や考え方を変わらざるを得ない状況だったにもかかわらず、「こうあるべき」という考えにがんじがらめになって「変わることは悪いことだ」という思い込みを持っていたからです。
アメリカの最先端心理学NLP(を元にしたコンフォートライフコーチングの考え方)を元に、仕事で変わることを求められている時に意識変化を促す、コーチング的思考法をお伝えします。
仕事(行動)のやり方を変える時に必要な、いくつかのステップ
なぜ、今、やり方を変えることが求められているのか?
今更、私が言うまでもなく、2020年のコロナ禍が誰にとっても【変わること】に対して余儀なくされました。
ですが実の所、それ以前からどの職種、業種、社会の部分においても、これまでのやり方というのは、変更を余儀なくされていたのではないでしょうか?。それがコロナ禍が一気に加速させたに過ぎません。
英国オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士が、2013年に発表した論文の中では、「今後10〜20年の間に米国の47%の仕事が自動化される」と記しています。
日本の場合、野村総合研究所が、両氏との共同研究で、労働人口の49%が就業している職業について、機械による自動化の代替が可能との試算を出しています。
一時期、【なくなる職業、Aiに仕事が奪われる職業】ということで話題になっていましたので、Ai化に対して危機感を持たれた方も多いかもしれません。
なくなる職業に【今自分が関わっている職種がある】そうしたことへの不安感や焦りの感情は、この先の人生への不安につながることでしょう。
ですが、考えても見てください。
過去の歴史を見ても、貴族という階級が廃れ、武士という階級(職業)が台頭しても、貴族という階級は存続しました。江戸幕府の武士という階級(職業)が無くなって、明治政府の軍人や警察官、官吏になる人もいました。もちろんそれ以外の、商人になる、他の何者にもなれずにいた人もいたはずです。
他にも江戸時代にあった乗り物の籠。その担ぎ手はどうなったのか?。籠という乗り物は亡くなっても、馬車、そして、人力車という乗り物が現れ、そして次第に、自動車、汽車などの乗り物が現れてきました。
つまり、その仕事の環境がなくなったとしても、【別の形で進化して現れるもの】だということです。今は明らかに、時代の変わる境目、端境期であることは間違いありません。
時代や社会によって、ニーズや便利さ、快適さ、というものの質が変わり、主流となるもてはやされるもの、求められるものが変われば、その仕事の質も変わるということです。それは江戸時代だけではなく、いつの時代でも起こってきたことです。
昭和の高度成長期には、白物家電が飛ぶように売れ、
その後のバブル期には、ブランドバッグや洋服が持て囃され、新しい食文化として、今でこそ当たり前にあるイタリアン、フレンチは入ってきました。今、それらの業種は、その時代を知っている者としては、かつてのキラキラはありません。
そう、時代とともに変わるのです。
でも、今、自分の置かれた立場で、今までと仕事のやり方を変えるよう言われたり、仕事そのものがなくなるのでは?という時、不安になるも当然なことです。
- この先どうなるかわからない、
- どのようなことが起きるのかわからない
- もしかして、悪い状況(失業、お金のない状態)に陥るのではないか
人は見えない暗闇の中で、物音がすれば何がいるのかわからず、不安に感じます。
そうした<わからない>という状況が、不安にさせるのです。
ですが、これまでの人生において、先が見えている人生、確定した未来、というのはあったでしょうか?。人生、社会の出来事というのはある程度予測はできても、身近なことに対して予測はできてもその中であなたが、何を考え、選択し、行動する、ということを人生で行ってきたはずで、それがあなたの人生を作りあげてきたのではないでしょうか?。
社会の中で、仕事、生き方の、変化を求められている時、その変化に対してどうしたらいいのかわからない時こそ、一番最初にするべきは、自分自身の内面と向き合うことです。
社会のありようを予測して、それに合わせて行動することは必要ですが、自分自身が何者であるかを知らなければ、社会のありようだけが基準となってしまうが故に<自分はどうしたらいいのか?>と彷徨うことになってしまいます。
川面に流れる落ち葉のように、流されるだけの状態と言えます。
これまでのやり方を変えることに抵抗を感じる理由
私たち、ことに、日本人は小さい時から、
テストの成績、勉強が出来たことで、褒められたり
人のためになることをすることで、表彰されたり
スポーツで優秀な成績を収めたり
することで評価されてきました。
つまり、
<あなたの行動> = <あなたの人格>
というように、
<行動の成果>と<人格>が、優劣、良し悪しと結びついていました。
もちろん、
そうした行動ができる人は、そうした人格を持ち合わせているから成せるのだという一面もある
といえますが、
他方、
勉強ができるから、人格者か?
仕事の能力があるから、人格者か?
地位があるから、人格者か
と言ったら、
「YESではない」のは、みなさんご想像の通りですよね?。
つまりこのことから、
昔のやり方=ダメ=あなたの人格はダメ
というように
昔のやり方<行動> と <あなたの人格>をダメと同等にして結びつけているからではないでしょうか?
本来は、
<行動>がダメなだけで、<人格>がダメなわけではありません。
- 行動がダメ
- やり方がダメ
- その仕事がダメ
- その振る舞い方がダメというと、
自分の人格まで否定されたと感じてしまうとしたら、そうした思考パターンがあるのだと、まずは、気づいてください。
行動、やり方、仕事、振る舞い方が、ダメ、良くないというのは、
・他の方法がわからなかったり、
・うまくいく方法を知らなかったり、
・その場にあったやり方ではなかったり
というように、<方法>が分かれば、そして、その方法を習得していれば、うまくいく場合がほとんどです。
私たち日本人は、周りから(大人、教師、関わる人たち)から、なんらかのはみ出した行動、空気を読まない行動、をすることで人格まで否定されることが多いのではないでしょうか?。
そうしたなんらかの評価のある雰囲気、空気感、同調圧力のある環境で仕事をしてきた人ほど、コツコツと周りのやり方を学び、行動して、<いい人、人格者>たらんとしてきたことでしょう。
それが正しいやり方だったのに、今度は、それを変えろと言われたら?
- 変わることも=これまでの自分を否定される=ダメ
- 変わること=周りの変化についていけない=ダメ
という心理が働いている時、
それは心理的には、二重拘束(ダブルバインド)とも呼ばれる状態です。あなたという存在が真ん中にあって、二つの考え方で拘束されている。つまり【心】が、がんじがらめに【縄で縛られている状態】なのです。
変化に対して悩んでいるなら、その心の縛りを解決することからです。
仕事(行動)のやり方を変える前に、あなた自身のメンタルステートを変える
心の二重拘束(ダブルバインド)を解きほぐすには、あなた自身のメンタルステート(心の状態)を変えることが大切です。
心に対して、調べると、さまざまな解釈があります。例えば、
心とは:
1.体に対し(しかも体の中に宿るものとしての)知識・感情・意志などの精神的な働きのもとになると見られているもの。また、その働き。
「―ここにあらず」(うわのそらだ)
2.事物の内にこもっていて、それの価値のもとになるようなもの。
だそうです。
心の状態というと、気分だったり、喜怒哀楽という感情だったり、物事に対しての受け止め方、性格、思慮、思いやり、気持ち、意志、感覚、過去の記憶、気をつけるなどの心の向け方など、生きている間に使われる、精神や意識の動きを示します。そして曖昧でコントロールできないもの、わかりにくいものと思われがちです。
ですが、今、あなたは、その心の状態の理解へとアクセスしはじめました。
【悩んでいる】というのは、あなた自身があなたの心の状態に触れているから感じるわけで、状況や環境、周りにいる人、出来事などに対してのあなたの心の反応とも言えます。
仕事のやり方(を変える)とは、行動の仕方を変えることですが、行動を変えるためには、心の状態(メンタルステート)をそれに合わせて変えることもです。
再三言っているように、心の状態を変えることは、あなたの人格を変えることではありません。
例えていうなら、
暑い夏:暑いと感じて半袖シャツ、薄い素材の洋服をきます。冷たい水分を飲むこともします。
寒い冬:寒さを感じて分厚いウールのニットをきて、寒さを防ぎ、温かい鍋物を食べたくなります。
私たちは、周りの状況が変われば、なんらかの感情がわき、それに対してのなんらかの行動を起こすことをしています。
そうしたことと同じように、あなたの仕事周りの環境に合わせて、心の状態を合わせていくことは、可能なことではないでしょうか?。
今までと違うやり方を求められる時、やり方(行動)に対して、その行動を起こす上での、あなたの心の中にあるプログラミングを、その<変化><目的>に見合ったものを使う必要があります。
心の中のプログラミングを変えるということは、
- そのやり方(行動)に見合った、あなたの周りの環境は何か
- そのやり方(行動)に見合った、あなたの発動させる能力は何か、
- そのやり方(行動)に見合った、あなたの信念は何か
- そのやり方(行動)に対しての、あなたの価値観は何か
- そのやり方(行動)に対しての、あなたの自己を再認識したり、
ということを、【はっきりとさせる】。
その時には、どう対応するというように、その時々に応じて本当は変えている、あなたの内面のパターンを設定することです。ということが、仕事や状況、変化に対応するための【心のプログラミングを設定する】ということなのです。
NLP心理学では、環境、行動、能力、信念・価値観、自己認識、というのは、身体的な動きが神経を通して脳の各部に連結しているとされています。繋がって情報をやりとりすることは、相互に影響しあっていますから、心のプログラミングせる(心の状態=メンタルステート)を変化させるには、そうしたものをはっきりとさせ、望む目的に相応しいように変えていくことは可能なのです。
仕事の変化を求められる時には、仕事に対する意識を確認する
あなた自身の心のプログラミングを調整したあと、次にすることは、あなたの仕事に対する意識を明確にすることです。
<仕事に対する意識の確認:その1>
仕事環境の変化を求められる時に一番最初にするべきことは、その仕事の意味を再確認することです。
【物事、人の行動、存在】には、なんらかの意味があって、そのモノ、行動、存在があります。
- あなたがその場にいること
- あなたがその仕事を選んだこと
- その仕事の存在すること
の意味を再確認しましょう。
会社であれば、定款や理念(基本的な考え)、ビジョン(未来像、理想)がなんらかの形で存在します。
その会社、その仕事が存在するのは、なんのためか?を改めて知ることはとても必要です。
あなたが、その会社を選んだ時、もしかしたら定款や理念、ビジョンまでは知らなかったかもしれません。
社内の中にある広報誌や、なんらかの冊子の中に、あなたの属する会社の理念やビジョンを見つけることができるのなら、それを再度読み込んでみましょう。そして、その内容は、あなたが仕事に対しての価値観、あなたの人生の価値観と照らし合わせて、フィットする(沿うもの)でしょうか?。
そのためにも、
あなた自身のことを、再確認する必要があるのです。
なぜなら、
「今までのやり方ではだめなのか?」と悩んでいるのは、あなた自身だから
そして、
「あなただけにしかない経験や価値観」は、きっとこれからに役に立つはずだからです。
<仕事に対する意識の確認:その2>
仕事に対する/人生に対する、あなた自身の内面・価値観と向き合うこと
- あなた自身の人生の価値観を見直しましょう。
「その仕事はあなたにとってどのような意味を持っているのか?、
「その仕事はあなたにとって、どのように大切なのか?」
「あなたの人生にとって大切なものは何か?」
- あなたが感じる、その仕事の存在意義を、明確にする
「あなたの関わるその仕事、職種が存在する意義は、何か?」
「この世で(社会で)その仕事は、どのような意味を持っているのか?」
「その仕事をする上で、大切なことは何か?
もしかしたら指示をしている上司の方も、その仕事、職種にとっての存在意義、が不明確、曖昧になっているのかもしれません。
それは、トップの人の責任でもありますが、それを伝えていないと、部下の方は、ただ「変えて」を伝えるのみでは戸惑ってしまうことでしょう。
ですが、あなたが、あなたの自身と向き合うこと、あなた自身の思考、価値観をはっきりさせることで、その仕事の本来持っている意味に気づき、変化そのものの意味を理解するように意識の変化が起きてくるでしょう
新しいやり方を取り入れて、あなたらしく働くには?
仕事環境で周りの変化についていけない時
「昔のやり方を変えろ」という、上司の注文がある時
そうした時に生じる
- 変わることへの否定
- 変われないことへの否定
という、状態があるのではないでしょうか?。先程の心の二重拘束<ダブルバインド>の状態はここにもあります。そのダブルバインドを断ち切って、仕事の新しいやり方を構築するにはどうしたらいいのか?。
まず一つお伝えしたいのが、今は誰しもが<生き方、仕事、暮らし方>において<変化>を求められているということです。
変わることが求められているのは、あなただけではありません。このことは、深く理解してください。
変わっていないようでも、周りの状況を感じ取って見ると、2020年、あなた自身も大きく変化があったのではないですか?。そして、時代の流れに翻弄されることなく、自分の足で進には、解決法があると理解することです。
解決策はあるのか?。
あります!。
NLP(NeuroLinguistic Programming)は、アメリカの最先端心理学で、クリントン大統領、オバマ大統領といったアメリカの歴代大統領、アップルコンピューター創業者のスティーブ・ジョブズ氏がApple社に復帰後に会社を立て直すときに活用したと言われる心理学で、世界の有数の企業のCEOが取り入れていることで知られています。
その心理学、NLP心理学のコーチング手法を元にした視点で解決法では、
<解決法ーその1>:変化を自覚する
静かな環境で、内面と向き合う時間を持ってください。
そして、あなたの周りで感じる、変化をリストアップして、紙に書き出してみましょう。
→それによって、周りの状況を冷静に見る視点を訓練します。
<解決策ーその2>:ミッションステートメントを明確にする>
会社の設立趣意書、ビジョン(未来像)、理念(あるべき状態の基本的な考え)、コンセプト(意図、テーマ)、など、その会社の存在意義、その仕事の目指すものという軸を、あなたの属する組織は持っているはずです。それを改めて掘り起こして理解することです。
それがなければ、あるいは、あったとしても、あなた自身が自分で、あなた自身の、仕事、職種の、目的、目指すところ、は何か?を明確にしましょう。
→人は、自分の目指すところがはっきりとわかっていることは少なく、それがわかると今までとは違う推進力を発動させることが可能で、意識の自動成功メカニズム(サイコサイバネティクス)が動き出すことでしょう。
スティーブン・R・コヴィー 『7つの習慣』の中には、個人のミッションステートメントを書く意味として
・個人の憲法とも言える
・正しい原則を土台としていれば、その人にとっての揺るぎない基準となる。
・人生の重要な決断を下すときの基準となる。
・変化の渦中にあっても、感情に流されずに日々の生活を営む拠り所となり、それによって普遍の強さを与えてくれる。
・変化に適応しながら生活できる
・予断や偏見を持たずに現実を直視できる。
・周りの人々や出来事を型にはめずに現実をありのままに受け止めることができる
つまり、
内面に変わることのない中心を持っていなければ、人は変化に耐えられない。
自分は何者なのか、何を目指しているのか、何を得ているのかを明確にし、それが変わらざるものとして内面にあってこそ、どんな変化にも耐えられるのである。
と記しています。
変化が必要だからこそ、急激な変化を期待しない
変化することを受け入れたら、その変化には、ステップがある。一つ一つの変化でいいと理解してください。
人は、変化を期待するとき、「ガラリと全てが一気に変わる」ことを期待します。
その期待をするがゆえに、何かしらの変化を促す魔法を期待しますが、その魔法は正しいやり方なのか、今のあなたにとって最善のものなのか、見極める必要があります。
もちろん、なんらかのセッションやコーチング、カウンセリング、自己啓発セミナーなどは、あなたに変化を促すものですが、私自身の経験からも、セミナーを受けて一瞬で今の状態になったかと言ったら否ですし、今がマックス100%のベストな状態というわけではなく(もちろん、今は6年前以前に比べたら雲泥の差ですが)、これからも変化は続くものだと理解しているからです。
つまり、望む状態、理想の状態は、階段を登るようにその都度、少しずつレベルアップするということです。一気に変化が起きたとしてもそれで、変化が終わりではないのです。
人や社会は自然と同じように、常に変化します。
私自身も、昨年は大きな変化があり、変化の現在進行形です。
水は流れないと濁り、腐ります。常に流れているから清流として清い水でいられるのです。
階段の一番上、山の頂に辿り着いたとしたら、その時は、また別の高い階段、別の高い山の頂を目指したくなるものです。
まずは、今いる階段、今いる山の一段上の理想を目指しましょう。
一段登るごとに、筋力(持久力、持続力、思考力、決断力、判断力というもの)が身について、上に登るにつれてスムーズに頂上に辿り着けることでしょう。
そして、人生は、仕事もあり、家庭もあり、学びもあり、さまざまな側面があります。
「一つのことだけをしていればいい、一つのことだけをしていればうまくいく」という時代ではないのは確かなようです。
どんなことでも、変化する、変化があるものだと思えれば、
「どう変わろうか」
「どう変えようか」
という視点が持てるのではないでしょうか?。