悪感情の一つとして【怒り】というものがある。
- 怒りは悪いもの。
- 怒ることは人として程度が低い。
- 怒るなんて器が小さい。
と
怒った人に対して評価を下してしまいがちだ。
しかし、
怒りの表現は、それを向けた相手に対しての何かしらの意志表現でもある。
例えば、
- 行動を起こさない相手に対してアクションを促す。
- 自分にとって大切なもの(宝物だったり、自尊心、価値観など)を侵害されてそれを守ろうとする行為。
- ナニかを変えようという原動力。
でもある。
怒りということにも本来は、とても大切な理由があるものです。
けれど、悪感情として【怒り】を非難する人は多い。
その非難する人は、案外その怒りを向けられた本人で、不意のことに対する防禦反応だったりするかもしれない。
怒っている人と、それを受け止める人その当事者でしか、本当の理由は分かり得ない。
そして、
<怒る>ことを悪いと思うと、ちょっとした諍い程度でも過剰反応してしまう人もいる。
そして、
自分の中の怒りを表現できず、違う表現方法を取ろうとする。
怒りの代理感情として、【喜び】、【悲しみ】を選択する。
以前、都議会で女性蔑視のヤジをあびた女性都議さんが、思わず笑みをこぼしていたけど、
それは、怒りからの表現だと分かる。
あなたは、
【怒り】の感情が悪いものと思っていませんか?。
そのせいで、
あなたの中の<怒り>を溜め込んでいませんか?。
溜めて、溜めて、自分に対しても葛藤を抱えていませんか?。
いつも、
突然<怒り>を大爆発させて、疲れ果てていませんか?。
小出しに、小出しに、【怒り】を出すことも大切なんですよ。