『逃げ恥』が終って10日余り。
未だSNSやネットでは熱気が覚めやらない感じがあります。
私ごときのTwitterでのツイートでも沢山のアクセスを頂きました。
良かったらツイッターアカウント@matha31_s見てみてください。
本当は、どのような未来もライフスタイルも可能なのです
終わりは、この先の平匡さんとみくりちゃんの
この先のさまざまな可能性を感じさせる終り方でしたね。
この先をフレンドパークのダーツで妄想。
【この先どうなる?】を射止めてから、
挙式、子だくさん、主夫、逃亡、別離、
など様々な選択がありました。
普通なら、
挙式、幸せになりました。めでたしめでたし。
的な終り方になるけれど、
そう成らなかったところに、
最後は観ている人にまで妄想させる。
観ている人それぞれに考えさせ、自由に創造力を使わせる。
そういうドラマだったと感じます。
私たちのまわりにある沢山の呪いとは?
劇中で、
叔母のゆりちゃんが風見さんにアタックをかけていた、
ポジモン五十嵐サンに
「五十にも成って若い男に色目を使って、恥ずかしくないんですか?」と
喧嘩を売られ、
それに対して
「私がむなしさを感じるとするなら、あなたと同じように思っている女性が大勢いるという事」「私たちの周りにはたくさんの呪いがあるの。自分で自分に呪いをかけないで」と語っていました。
そう、私たちの周りにあるたくさんの呪い。
呪いの幾つかを上げてみると
1)民族的な呪い
- 日本人は勤勉だ
- 日本人は手先が器用だ
- 日本人は時間通りに行動する
- 日本人は真面目だ
など、
「日本人は〜〜〜〜だ」という、
民族的なパターンでひとくくりにされ、個人もそれと同じように一般化されてしまうこと。
日本人だからといって、誰しもが勤勉ではないですし、手先が器用という訳ではないですよね。
それなのに、日本人だから〜というくくりで、人や自分を制限的に見てしまうのが、民族的な呪い。
これは、日本人に限らず、だれもが「◯◯人は、こうだ」と、考えてしまう思考があり、行き過ぎると民族差別的な意味さえ持ってしまいます。
2)社会的な/文化的な呪い
- 男性は外で働くべきものだ。
- 女性は家庭を守るべきものだ。
- 子供は明るく元気であるべきだ。
- お正月は松飾りをかざるものだ。
など、
その国の社会機能や大勢の概念、文化的な背景から「〜はあたりまえだ」という考え、思考性のこと。
3)個人的な呪い
- 大声を上げるヒトは、乱暴な人だ。
- 子供をしつけるには、叩かなければいけない。
- 子供は大人の言う事を素直に聞かなければいけない。
- お金を沢山稼ぐには、大変なことをしなければいけない。
- お金は一円も無駄にしてはいけない。
- インスタント食品を食べるヒトは、病気になる。
- 車を持っているヒトはお金持ちだ。
- 自分は、◯◯するべきである。
- 私は、◯◯ができない。苦手だ。
など、
その人の個人的ななにかしらの体験によって自分の中に作ってしまった制限的な思いこみ。
逃げ恥では、
みくりちゃんが、
小賢しさを指摘された過去の痛み、
ゆりちゃんの
ずっと社会の中でチクリチクリと言われてきた
49歳で独身である事の痛み、
沼田さんの
いつも振られてしまうという痛みが
呪いということで描かれていましたが、
個人の体験からあるいはくり返し起きた体験から、
自分自身を守るために、制限を自分にかけてしまうことから発生します。
逃げ恥でいっている【呪い】とは、
制限となるビリーフ(思いこみ)のことなのです。
制限となるビリーフに気づく方法
普段の生活の中で順風満帆な時には、【制限となるビリーフ】に気づく事はありません。
ビリーフは、その人にとって思考や行動の基準となる、価値観にも結びついたモノだからです。
なにか、問題や困難に直面した時いままでの方法では上手く行かないとき、不安や怒り、葛藤、行き詰まりなどの感情が表れてきますが、
モヤモヤとした感情、
イライラが沸き起こる気持ち
意味もなく落ち込んだり、
不安になったり、
という感情の奥にあるのが、制限となるビリーフです。
心の【呪い】を解く方法
そうした感情が出てきたら、
「その感情は、なぜ?、どこから?来ているのだろう」
「なぜ、自分はそのように感じているのだろう?」
と自分で自分に質問をしてみてください。
質問をする事で、
私たちの無意識は無理なく答えを見つけ出そうとします。
普段あたりまえだった事、
なにか前に進まない事も、
心の奥底にある、無意識には理由があって、
質問が無意識との架け橋になるのです。
西暦2017年。平成29年。
心の中の呪いを解いて、
新しい自分になる。なりたい自分になる。
それには、要らないモノ(呪い)は捨ててしまうことです。
捨てるには、勇気も要りますが、
捨てると決めるのは、あなたにしか出来ません。
「そんな恐ろしい呪い、捨ててしまいなさい」byゆりちゃん。