食べる

夏バテ予防に甘酒を、そして食べ物への意識を考える

2015年8月10日

15.08.10甘酒炊飯器t5.jpg
ワタシが初めて甘酒を知ったのは、
なんちゃって〜マクロビオティックを
はじめた頃、今程浸透していなくて、
まだお店では手に入りにくかったのもあって、
麹と餅米を使って
土鍋と電気保温器を使って自分で作り始めたのが最初。
麹と餅米が発酵した自然な甘さに、
おやつ代わりにしてました。
甘酒と言うと、
雛祭りの時、寒い大みそかに神社でのむ、
酒粕甘酒を思い浮かべますが、
米麹と餅米を使って発酵させる、ノンアルコールの飲み物です。
江戸時代は夏の飲み物として、
甘酒売りが「あまぁ〜、あまぁ〜」と
声をだして売り歩いていたそうで、
<甘酒>は俳句で夏の季語なのだそうです。
今では【飲む点滴】とも呼ばれ、
夏バテしやすい今の時期に
必要な栄養素が、豊富に含まれています。
マクロビオティックでは、
低血糖症、様々な症状をリラックスさせ、
ほっとさせてくれる、癒し系のドリンクです。
栄養的な成分を調べて見ると、
ビタミンB1、B2、B6、B12、ブドウ糖、オリゴ糖、食物繊維、
コウジ酸、パントテン酸、イノシトール、ビオチン、葉酸、
などの栄養素が豊富に含まれています。
ざっとその成分の働きを見ると、
◎ビタミンB1:
炭水化物をエネルギーに変える回路を活性化する潤滑油のような働き。
脳のエネルギー源であるブドウ糖をエネルギーにする働きを助けるため、
ビタミンB1の不足は脳がコントローする中枢神経、末しょう神経の活動に影響する。
乳酸等の疲労物質を分解、排泄させる。
◎ビタミンB2:
脂質をエネルギー源に変える。
活性酸素による細胞膜の酸化を抑えて細胞の再生を促進させる。
身体の細胞膜、粘膜は脂肪を材料とする事から皮膚や粘膜の健康を維持するのに必要になる。
◎ビタミンB6:
たんぱく質を分解、合成して筋肉、内蔵、皮膚、ホルモンなど身体の組織を作る。
脂肪の代謝を助ける。月経前に女性ホルモンがビタミンB6を多く使うため
不足するとイライラ、吐き気、頭痛、だるさなどの月経前症候群を起こしやすい。
◎ビタミンB12:
核酸とともに、赤血球、核酸、たんぱく質の合成を助ける。
貧血予防、自律神経の働きを整える。
◎オリゴ糖、食物繊維:
善玉菌のえさになり、腸内環境を整える。
◎こうじ酸:
美白成分の一つとして知られている。
シミを元になるメラニンを発生させる酵素を抑えることで美白する。
◎パントテン酸:
皮膚や粘膜を健やかに保つ。
コエンザイムA と呼ばれる補酵素の構成成分。
エネルギー代謝、抗ストレス作用、ホルモン生成、神経伝達物質の合成に関わる。
コラーゲン生成に必要なビタミンCをサポートするため
紫外線で傷つきやすい夏の肌や髪を健康的に保つ働きがある。
◎イノシトール:
アミノ酸。頭皮や髪の健康を保つ。頭皮湿疹や抜け毛を防ぐ。
◎ビオチン:
皮膚の炎症を予防する働きがある。
炎症を引き起こすヒスタミンの素であるヒスチジンを体外に排出して
アトピー性皮膚炎やアレルギーの原因物質を減らしてくれる。
◎葉酸:
血管を劣化させるホモシステインを減らす働きがあり、
動脈硬化や脳卒中を予防できるのではないか!という
身体のたんぱく質、細胞を作るのに必要な核酸を合成する働きがある。
ビタミンB12と一緒に血液を作る働きがある。
◎ビオチン:
皮膚の新陳代謝を助け、抜け毛、白髪の増加肌荒れを防ぐ。
基本的に腸で作られるので不足する事はない
などなどざっと書いただけでも、様々な働きがある。
もちろん、食べ物の効果を狙って、
<これだけを食べる>ということを良しとはしていません。
食べ物の効果を過剰に期待している
<フードファディズム>のつもりもありません。
今はこの言葉が出来た頃よりも、
もっと食べ物や栄養について分かってきたこともあるし、
和食が世界遺産登録されたことから、
食の具体的な効果を検証する動きになってきています。
食品表示の緩和もされる動きになってきています。
健康や食のブームの流れが速い日本ですが、
本来の健康を意識した食、
そこへもっと個人個人が関心を持ってもいいはずです。
これだけ情報のある社会で、その正誤の判断をもつには、
やっぱり自分が学んで、
情報を選び、<自分はこう思う>という考えをもちたい。
ワタシは、自分が食べる時、
飲む時に、意識して摂れるように書いているだけです。
だって、意識して摂ると
すーっとそういう働きをしてくれるのです。
食べ物は。
「ただのカロリー。お腹の満足」
で摂れば、カロリーお腹の足しとして働く。
「細胞が活性化。肌の炎症を抑える」で摂れば、
細胞を元気にするように働く。
スイッチオンするのは私たちの意識ですから。
食べ物へ意識を向けることをこそ、
大切にしたいものです。
=====================
麹でつくる甘酒(炊飯器で)

糀で作る甘酒(炊飯器で)


甘酒と野菜のスープ

甘酒と野菜のスープ


発酵食品を摂って、身体から元気になる!
=====================
注)このレシピは、個人で楽しんでいただく為に公開しています。
他サイト、紙媒体への転載は固くお断り致します。
※ブログランキングに参加しています。
サイドメニューのバナーをポチッと応援お願いします。

よろしければ、「いいね」ボタンをお願いします!

-食べる

© 2024 Comfort Life Coaching