どのような時に、いい気分になるのか知っていますか?
いい気分を意識的に創りだす方法・アンカー
昨日は、このシーズンにキラキラボールを見るとクリスマスの気分になってしまう
というアンカーについて触れました。
アンカーとは、
あるデキゴト、モノゴトをきっかけとして
人の心理的な状態や身体の状態をある特定の状態にさせる、つなぎ止めることを意味する心理用語です。
アンカーは、
五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を通して過去の体験のポジティブな状態、ネガティブな状態を呼び起こす事が出来る。
アンカーという方法は、
個人の状態だけではなく、物の販売をする場所や状況、価格といった商業シーンにおいて使われていたり、意識してみると様々な状況で使われている事が分かるでしょう。
アンカーの活用方法
アンカーを使う事によって、
現状のネガティブな状態をポジティブな状態に変えて行く事も可能です。
クリスマスにしても、視覚からの情報だけではなく、
鐘の音を聞くと、教会を思い出し、クリスマスを思い出し温かな気持ちになる。という事があるかもしれません。
ドーナッツを食べると、
過去に一緒に食べた人を思い出し楽しい気分になる。
学校のチャイムを聞くと、
生徒は自然と授業の始まりの合図だとわかり教室に戻る。
ということもあるはずです。
あるいは、
なにかの行き詰まりの状態の時、仕事が上手く行かず上司に怒られているという時、
映像の記憶や、あるいは、音の(声の)記憶を別の記憶に変えて行く事も可能です。
あるいは、
近親者の分かれを体験した時、身体で感じる感覚を出来るだけ出して、それを別の感覚に変えていくと、近親者との分かれによる悲しみをその人を忘れるという事ではなく、薄める事も、別の感覚にする事も出来るのです。
コンフォートライフ・コーチングでは、
扱うテーマによって、状況、状態によっては人それぞれですが、このアンカーもセッションの中に取り入れています。
- チョコレートケーキを食べ過ぎて困るという時、
- 過去の嫌な体験の映像が思い出されてつらい時、
- 身近な人に嫌なことを言われたことが今も記憶に残っている
- なかなか生活習慣を変える事が出来ない、
- 社内でプレゼンテーションに意欲的になりたい
などなどでも、アンカーを使うことが出来ます。
ご自分でも、意識的にアンカーを作る事は可能です。
それには、日常の中で感覚や感情、身体の状態に意識を向け、ご自分がいい状態の時に、どのような感覚を選んでいるのか?
ということに意識を向ける事です。
アンカーを使いなれるには、五感を鍛える事
普段ご自分がどのような感覚を使い、どの五感の感覚を使うと心地よいのかを知っておく事は
自分感情をいい状態に保つことにつながり、それは身体の健康状態を向上させ、あるいはいいものを引き寄せるための機動力にもなります。
普段、そうしたことを意識する場はなかなかありませんが、
『五感力を鍛えて、自分を知る』メールレッスンでは
五感の感覚、ご自分の感覚に意識的になることで、アンカーを作るレッスンにもなります。
ぜひ、レッスンに参加してみて下さい。