前回のテキストで今年2026年はどのような年になるのかを、大きな天体の動きのある西洋占星術と九星気学の観点で、お伝えしました。
私の本来の専門分野である九星気学(マクロビオティックは陰陽五行が元になっていることから、九星気学についても学ぶことになるからです。)。西洋占星術は星の運行と天体の関わりによって星読みの仕方が複雑ですが、マクロビオティックで扱う九星気学はとてもシンプルです。そして、シンプルだからこそ、自分自身を理解する上ではとても理解がしやすく人生に活かせるのです。
私自身子供の頃は、自分の九星の気質を表に出てもそれを親(特に母親)否定されてきたことで、とての不安定で自信のない自己否定しがちな者として育ってきました。
マクロビオティックを通して九星気学を知り、それを実際に自分の気質として理解できたのはNLP心理学で自己理解をしていくプロセスの中で、「あっ、これは自分の九星気学の星の気質だ」とわかって、母親に否定されてきたのは「自分がダメだからでも、悪いからでもないのだ」「これは、生まれ持った気質で悪いものではないのだ」とわかった時、それが自分の強みにもなりました。
もしあなたが、「今までなんだか物事がうまくいかない」「自分は何をやってもいいことがない」と感じているのなら、自分の生まれ持った気質とは違う生き方をしてきたからかもしれません。あるいは、生まれ持った気質を出したとしても、周りの大人(親や親戚、祖父母、教師など)にそのことを否定されて、自分自身がわからなくなったり、混乱して過ごしてきたからかもしれません。
多くの人は、「自分の性格はこうだから」といいますが、実のところその性格は生まれ持った気質の上に覆い被さった、幼少期からの経験によってできたビリーフ(思い込み)や価値観が表に出ていることがほとんどです。
人は誰でも生まれ落ちた年によって、何らかの九星の星をもちます。それはその九星の星の特徴を持つ性質や気質を備えるということになります。これから先、特に自分という個性を表す牡羊座に現実化を促す土星、理想と無意識を司る海王星が入った2026年からの約二年間は、「自分を知ること」は、自分らしい生き方をする基本中の基本です。
私が学んだマクロビオティックで扱う九星気学は、西洋占星術のような複雑な星の動きをとらえるというような複雑さはありません。シンプルだからこそ、本質的な部分での理解をしやすいのです。
もし、あなたが自分自身の人生を今よりももっと、いいえ、少しでも自分らしい生き方をしたいとおもうのなら、九星気学の基本となる部分だけでも知っておくことは、おすすめです。

九星気学と陰陽五行があなたにもたらすもの
なせ九星気学からあなたの気質や今年一年の運気の傾向を知ることができるのか
西洋暦では、1月1日が新しい一年のスタートですが、2月4日・立春を境に2026年がスタートしました。
この考え方は、太陰暦を元にした旧暦(太陰暦)、二十四節気、九星気学など東洋、東アジア近辺では立春を新しい一年を迎える日として、位置付けています。今でも中国や東アジアの国々の中では、春節、節分を、重要な一年の節目として捉えています。なぜなら、それらは太陽や月の運行、満ち欠け、自然の気の移り変わりを元に考えられたもので、自然の中にある様々な動き(働き)を中心に考えられたもので、【移り変わる】【変化する】という概念は、とても東洋的なものです。
陰陽五行は、宇宙をはじめとして地球に存在する陰と陽という二つの性質を持ったエネルギーの流れがさらに分化して、木火土金水という五つに別れ、さらにこの五つの要素が循環し影響して万物が生み出され成り立っている」と考えられている中国の自然哲学で、中国のみならず東南アジア、日本においても東洋医学を中心に、もの事の捉え方、方位、季節、食べ物の食べ合わせ、日常の中での風習、人の体の成り立ち、気質、など幅広く使われている考え方です。
風水は、約4000年前に中国発祥の環境学で、これもまた五行(木火土金水)がもつ要素を調整して環境を整える流ことを目的としています。私たち人は、思っている以上に周りの環境にあるものから影響を受けていますから、良い運気を呼び込む、自分の理想とする目的や目標にふさわしい気の流れを作り出すことで、勝利を得ることを目指す戦略的な視点を持っています。そこから、金運、商売運、対人運、健康運、を向上させることができるものだとされています。
古くから政(まつりごと)、軍略、地政などにも用いられ、時の権力者、宰相、軍師、経営者、政治家、は必ずと言っていいほど陰陽五行、九星気学をなんらかの形で用いていました。
環境は単に、物理的な空間だけではなく宇宙の天体の動き、地球環境、自然環境やそのものの状況、人、周りにある物そのものと、そこに流れるエネルギーや状況的な変化全てを指します。
「〇〇色の財布を持つと、散財する、お金が入ってくる」などというのはわかりやすい風水の一例で、私が「これは九星気学だな」と感じたのは、208年長江中流で起きた赤壁の戦いを描いた、『レッドクリフ』の中で諸葛孔明が丘に登って天候を見ながら川霧が起きることを察知し、夜陰に紛れて霧が広がる頃合いを見て、大量の藁を乗せた船を敵軍に向けて走行させる。すると敵軍は奇襲だと勘違いして大量の矢を放つ。それによって、「十万本の矢を奪う」ことができたシーンがあります。他にも、風が起こる時間を予測して、火を使った攻撃を曹操軍に仕掛けるというシーンもこの映画の中で映し出されています。
つまり、「気を読む」とは自然の流れを読むことであり、私たち人間も自然の一部としてその流れの変化の影響を受けていることは間違いありません。そして、こうした自然のエネルギーの流れ(気の流れ)というのは一方的に流れるだけではなく循環しています。
- 春夏秋冬と季節が循環するように
- 時計の針が、12時から始まって、12で終わるように
- 地球の自転によって【朝に太陽の日が登って、夕方に日が沈む】ように
- 植物が、芽を出し、花を咲かせ、葉がしげり、葉が落ち、また芽を出す
- そして動物も、脱皮を繰り返しながら成長したり
- 食べ物を食べてそれを体内に循環させて、不要なものを排出する
このように、「この宇宙にあるすべてのものは循環する」ことが基本としてエネルギーが成り立っています。
陰陽の原則は、生命現象、天体の動きや変化(月の満ち欠けや太陽の日の出・日没、潮の満ち引きなど)、身体のリズム、などは陰陽の三つの法則に従って起こっています。
①陰は陽を引き、陽は陰を引く
②陰と陰、陽と陽は反発する
③陰は陽に変化し、陽は陰に変化する(陰は陽をうみ、陽は陰を生む)
今では日本でも広く知られていますが、「陰極まりて陽となす」という言葉は、陰性と陽性という宇宙の根源的な二つの性質の循環を意味します。
電池はプラスとマイナスを重ねることで電流が流れて、電球や機械が動きます。磁石はプラスとマイナスを近よせると引っ付きますが、プラスとプラス、マイナスとマイナスを近づけると反発します。
このように、宇宙の生み出した根源的な陰と陽という二つのエネルギーの相互作用によって、この宇宙にあるもの,自然環境や物事、状況、空間、食べ物、人体の構造、が生み出されるのです。
陰性の本的な性質=
広がる、拡大する、拡散する、ゆるめる、分散、分解、不活発、押し、ゆっくり、外側、寒い、冷たい、暗い、大きい、湿っぽい、水っぽい、空洞、女性、
陽性の基本的な性質=
収縮、凝縮、縮小、緊張、しめる、融合、集中、集める、活発、速い、俊敏、内側、熱い、暑い、明るい、小さい、乾燥している、詰まっている、男性
もちろん、陰陽の特徴はこれ以外にもあります。九星気学に限らず、星の動きや占術的な考えは、単なる当てずっぽうの感覚的なものではなく、古い歴史のなかで培われたデーターを元にした分析学であり、未来をそこから読み解くこともできる道標となるものです。
曖昧で不安な時、人はどうしても尻込みして前に進めなくなります。けれど、こっちに行けば目的地にいけるという確かな一筋の光を放つ、灯台のような存在として使うことがでれば、人は自分の人生を悲観することなく、迷うことなく進むことができます。

九星気学でみる人の特徴とは
九星気学は、陰陽をさらに木火土金水の五つのエネルギー違う自然物にわけ天体と融合させたもので、人に当てはめた時、九星気学における「気」とは、単なる占いではなく私たちが生まれ持ったエネルギーの【質】の違いです。
そして、そのエネルギーが最も純粋に外に現れる窓口が、あなたの行動や考え方、嗜好、感情の出し方であり、それは、何を「五感」の感覚から受け取っているかが元になっています。
九星の性質(五行:木・火・土・金・水)を、鋭敏に五感の感覚とをを掛け合わせることで、自分がどの感覚を通じて世界を捉え、表現するのが得意なのかが見えてきます。
五行は、陰陽のエネルギーが分化した形態であり、季節や体の臓器それぞれに対応していることから、どのように五感を使っているのかを捉えることができます。
九星別:五感の感性と自己表現のルート
【木の性質】三碧木星・四緑木星
得意な感覚:聴覚・触覚(風や振動)
感性の特徴: 常に新しい刺激や「音」に敏感です。言葉の響きや、空間の「空気感」を察知する能力に
長けています。
表現のヒント: 声を使った表現(歌、スピーチ)、楽器、あるいは「流れ」を作るような仕事。軽やかな素材に触れることで、アイデアが湧きやすくなります。
【火の性質】九紫火星
得意な感覚:視覚
感性の特徴: 類まれなる「審美眼」を持っています。光の明暗、色彩の調和、美しいフォルムを瞬時に見抜く直感力が武器です。
表現のヒント: デザイン、映像、写真、あるいは「魅せ方」をプロデュースすること。自分が「美しい」と確信できるものを外に出すことで、エネルギーが最大化します。
【土の性質】二黒土星・五黄土星・八白土星
得意な感覚:味覚・触覚(重みや質感)
感性の特徴: 大地のような安定感と、じっくりと味わい尽くす感覚を持っています。本物を見極める「舌」や、手から伝わる「確かな手応え」を大切にします。
表現のヒント: 料理、陶芸、建築、あるいは「育てる」こと。時間をかけて形を成すもの、手に触れられる実体のあるものを通じて、自分を表現するのが得意です。
【金の性質】六白金星・七赤金星
得意な感覚:嗅覚・味覚(悦び)
感性の特徴: 洗練された高級感や、楽しみ(悦び)を察知する感覚が鋭いです。七赤は「語らいと食事」、六白は「高潔な香りや本質」に反応します。
表現のヒント: 食文化、贅沢な空間の提供、あるいは「磨き上げる」作業。洗練された言葉選びや、豊かさを共有する活動で才能が開花します。
【水の性質】一白水星
得意な感覚:全感覚の深層(浸透する感覚)
感性の特徴: 表面的な刺激よりも、心の奥底に染み渡るような「静かな感覚」に敏感です。他者の感情や、目に見えない流れを察知します。
表現のヒント: 執筆、哲学、カウンセリング、あるいは「癒やし」に関わること。深く潜り、自分の中から湧き出た「しずく」を言葉や形にすることで、強い共感を生みます。
もちろんこれらは特徴ですが、決まりきったものではありません。五感の感覚を意識的に使うことでその感覚は強化されていきますし、九星それぞれに対応した陰陽五行に対応した食べ物を取り入れていくことで感覚は変化していきます。それは体調が整うのと同じことです。
また今回の大きな区分けは、九星の星の元となっている陰陽五行から捉えた視点ですし、九星のそれぞれの星にはさらに細かな特徴分けができます。
人は誰でも、五感の感覚を使って外界からの情報を得て、感情を湧き起こし、判断し行動を起こしています。しかしその流れは一瞬で無意識的なもので「こう感じる」「こうしよう」というように意識して作用しているわけではありません。人それぞれ使いやすい一番最初に使う感覚が違い、NLP心理学ではそれを、優位感覚といって人の特徴の一つと捉えています。
- 一白水星の人でも、聴覚優位の人もいますし
- 二黒土星の人でも、視覚優位のデザインの仕事をしている人もいます
- 八白土星の人でも、深層的な感覚を使って自己表現している人もいます
決まりきったものではないのです。なのに、なぜ知る必要があるのか?。
きまりきった特徴ではないにしろ、九星の星の特徴、は何らかの形で少なからずあなたの気質として根付いているからです。それを「こういう性格だから」とポジティブにもネガティブにも捉えてしまいがちだからです。
そして普段私たちは、自分がどのような感覚を使っているのか?ということを意識してもいないし気づいていないからこそ、本来の自分の気質とは違う過去のパターンで自分自身を捉え、うまくいかない考え、うまくできない方法を選択してしまいがちだからです。
- それによって、人生を困難なものにしてしまっている。
- それによって、生まれ持った気質の良い面を使わないままになってしまっている。
ということも少なくありません。

私自身の六白金星の星を活かせなかった出来事、活かしている部分
生まれ持った九星の気質を活かせない側面は、私自身六白金星という星を持ちながらながくその気質を親(特に母親に)に否定されてきたことで、活かせないどころか、【自分嫌いな面や心の底から自分にOKがだせない迷いがちで自信のない】という自分を生み出していました。
本来私の生まれ星、六白金星の本質は、「天」「頭」「宇宙全体」をあらわします。頭で考える、頭を使う。分析的な思考。順序立てた考え行動。公平さ。完璧主義。大局観。などで、九星の九星の中で最も「脳・頭」を象徴する星です。そのため、単なる快楽としての五感よりも、「自分の美学や基準(スタンダード)をクリアするかどうか」という高い次元での感覚が、自己表現の鍵となります。この傾向は、同じ六白金星の星を持つ大谷翔平選手、羽生結弦選手の考え方生き方をみても「そのとおり」と「思うことが多いのです。
これは何も自慢やうぬぼれではなく、こうした一面が、うまく作用しないと、「頭を使い悩んでばかり」「プロセス重視で一つなにかうまくいかないとそこで停滞する」「あれもこれも多くを抱えこむ」「人のしていることに、もっとこうすればいいのに」と批判的になる、などの負の側面をもち、中でも六白金星の気質【容易に人の意見に屈しない】は【天】という気質から生じますが、幼い頃から「なんでハイって素直に言えないの」となんども母に言われ続け、その頃から「自分はこうしたいのに、なんでわかってくれないのか?」というようなモヤモヤとした不安感と自己否定感を感じていたように思います。「自分は何者なのか?何者かになりたい」ともがき続けていました。
今でも覚えているその言葉が、全てを象徴しています。
それは私を縛る制限的なビリーフとなっていました。
それが自分の気質であり個性であるとわかったのは、マクロビオティックを学び九星気学の存在を知り、さらにNLP心理学を通して人にはそれぞれ特徴があること。そしてNLPのセミナーのコーチアシスタントをいていた時、あるスタッフの言葉に反応した自分の中に「容易に人の意見に屈しない」を実感したことは、九星気学セミナーを企画した一因にもなりました。
同じ六白金星の星を持つ父を理解して接することができたのは、父に対してそれまで否定的だった見かたを肯定的になったことが大きく、亡くなる前の数年はいい関係になることができたと感じています。
五感の感覚を上記で挙げましたが、それは目立った部分でえあり他の感覚を通して、さまざまな気質(特性)、能力を使っています。
五感の感覚をどのようなことに使っているか、そこには九星気学の星の気質が関わっている。
<参考>六白金星が使う五感の優位感覚
【触覚】の切り口:質感を判別する「皮膚感覚」六白金星は「貴金属」や「磨かれた宝石」を象徴します。
表現のキーワード: 妥協のない「質感」へのこだわり。
感覚の使い方: 安価なものではなく、本物の素材(絹、上質な紙、重厚な木材、冷たい金属)に触れた時の「指先の緊張感」**を大切にします。この「指先から伝わる品格」が、あなたの思考をよりクリアにし、アウトプットする言葉や行動に「重み(威厳)」を与えます。
【視覚】の切り口:全体を俯瞰する「システム視点」近くのものを見るのではなく、高いところから全体を見渡す「俯瞰(ふかん)」の視覚です。
表現のキーワード: 複雑な事象を、整然とした「秩序」に落とし込むこと。
感覚の使い方: 散らかった情報の中から「法則性」や「完璧な調和」を見つけた瞬間の、脳がカチッと鳴るような感覚。構造を考え積み上げ視覚的に整理する視覚的な表現力を使うことが源泉となっている。
【嗅覚】の切り口:本質を見抜く「嗅ぎ分ける力」物理的な匂いというよりも、物事の「真偽」や「潮目」を嗅ぎ分ける力です。
表現のキーワード:嘘のない、本質的なものだけを世に残すこと。
感覚の使い方: 鼻を通る空気の「清浄さ」に敏感になること。それは六白金星にとって、不純なものや誤った理論を嫌い**「清らかな空気(高山の山頂のような感覚)」**を脳が感じているとき、思考や知性は最も冴え渡り、リーダーシップを伴う表現が可能になります。
これは、六白金星だけに限りません。自分自身を生かすためには、
- 自分自身に対してどのようなセルフイメージを抱いているか?
- どんなときに、最大のパフォーマンスを発揮できるか?
- どのような五感の感覚を自己表現として使っているか?
- なにに対して興味を向けて、知性や能力を発揮しているか?
- それらは、生まれ持った九星の星の特性と一致しているか?
など自分に対する理解を深めることです。
九星ごとに使う「感覚の切り口」を知ることは、自分のエネルギーをどこに集中させれば、最も心地よく、かつパワフルに自分を表現できるかの指標になるのです。それには、自分自身の生まれもった九星の星の特徴を知り、自分への理解を深めることからがスタートです。
