人の受け取る情報の90.9%は視覚情報から得ている
私が見た目を意識するようになった理由
私は長らく悩んでいた肌トラブルに悩んでいました。
30代に入ってからは特に、ニキビか吹き出物か分かりませんが、出るとかゆかったり、なかなか治らなかったりという慢性的な状態に少し引いたり全然気にならない時もありましたが、一旦ひどくなると「アレルギー大丈夫ですか?」と飲食店で言われるくらい、ニキビ跡が薄黒く残るときもありました。
すごく波があっていい時2割り、悪い時8割りという感じでした。
とにかくありとあらゆる、海外国内問わず化粧品を試し、美白系、ニキビ用のアクネ系ローション、肌代謝をアップするエッセンス、クレンジングからと試しても効果がなく、行き着いたのが食事で体を整える【マクロビオティック】でした。
どっぷりと14年程実践して、リーダーシッププログラムを受けアドバイザーにもなり、その後、自然食品店、食品の開発コンサルタント、自身の料理教室の主催を通してマクロビオティックを取り入れていました。
しかし、あるとき、
マクロビオティックの他の講師の方、
自然食でお肉を食べない女優さん、
といった方達に接して、
同じく肌トラブルに悩まされている状況にも遭遇していくと、
食べものだけが、改善する方法ではないのではないか?
食べ物以外のことが、原因としてあるのではないか?
と思うようになりました。
昨年の9月くらい。ちょうど主宰している料理講習会のスイーツBasicコースが終って、イロイロと試作をする作業も一段落していた頃、
「健康になるための料理を教えているのに、自分が肌トラブルで悩んでいたらダメだ。これでは、どんなに◯◯は身体にいいと言っても、見ためが健康そうに見えなければ信用されないだろう」
そういう想いがわき上がっていました。
心の奥にあるビリーフが良くなる事を止めている
また、人生脚本を変えるという心理学系のセミナーに参加したのですが、その時に主宰者の人が、特に女性に力説していたのが、
「女性のなかにあるビリーフ(思い込み)の中に、
・こんな◯◯な私は重要ではない、
・こんな△△な私は価値がない、
・こんな××な私は結婚できない
というものが、多くある。
なにか変わりたいけど、変われないという人は心理の奥にあるビリーフ(思い込み)が変わることで変わることがある。だけど、それよりは具体的な行動、第一歩が大事だ
具体的行動とは、例えば、【女性なら身ぎれいにすること】。
外に出るときは、身ぎれいな洋服にするとか、
髪を整えるとかメイクをするとか、
そういいう努力が大切だ。
見た目を変えて、
きれいにして写真館に写真を撮りにいく。
これはもう、テンションが上がるはずだし、内面も変わってくるはず」
そうい言っていました。
そうなのです。
人は、心の奥に、
自分を制限する思いこみ(ビリーフ)があると、様々な行動を制限するようになります。
- 自分を良くしようとは思いません。
- 自分を価値あるようには振舞いません。
- 自分に可能性はないと思い込んでしまいます。
- 物事はこんなものだと諦めた世界で生きようとします。
制限する思いこみ(ビリーフ)は、幼少期の体験から、自分で自分を狭めて考えてしまったことから起り、普段は気付く事がありません。
私たちは、自分自身も見た目で決めている
日本人の好きなフレーズに
「ボロは着てても、ココロは錦」
「人は見かけじゃない。ココロだ」
というものがあります。
この言葉の前提にあるのは、
「見かけばかりを着飾ってちゃらちゃらしている、
派手な人は中身がない。内面重視で心を磨け」
という意味が含まれていますが、
しかし、
私たちの誰もが【ほとんどを見た目で判断しています】
たとえば、スーパーの野菜売り場で、
「このレタスは、しゃきっとして新鮮そう!」、
「こっちのはぐちゃっとして鮮度悪そう!」
というように、
見た目で判断して野菜を選んでいます。
駅の電光掲示板をみて、
「次の急行は◯◯分発だ。その間にスマートフォンのメール見よう!」
とか、
青っぽい制服を来ているから、
「この人は警官だ」
とか、
キャリーバックを引いて颯爽と歩いているから
「この人は客室乗務員だ」
とか、
ウッディーなインテリアで落ち着いた照明だから、
「高級なホテルだ」
とか、
物や食べ物、人、状況、場所、に対して最初に視覚情報から判断しています。
- 見た目で、その人の人柄や職業を推察したり
- 見た目で、品質の善し悪しを読み取ったり
- 見た目で、能力や資質まで判断したり
という事を当たり前にしています。
その判断が、正しい、正しくないに限らず、です。
そしてそれが、そのモノ、その人への
- 好き嫌い
- 好感度
- 売上や収入
にまで影響しているのです。
成功する人は誰でも見た目を気にしている
それゆえに、
厳しいビジネスの世界でも自分をどう見せるのか?ということが重視されています。
信用第一の職業で、だらっとしたTシャツやパンツ姿だったら信用もされません。
かのアップルの創業者・スティーブ・ジョブズ氏はタートルネックにジーンズで新作発表のプレゼンテーションをしていましたが、そのスタイルを見ると、人は「なにか新しいもの、ワクワクする新商品がでてくるだろう」という期待感を醸し出すスイッチになっていて自分を演出する意味でもそのスタイルを貫き通したと言えます。
アメリカ大統領であったジョンF・ケネディは、アメリカ大統領選のTV演説では化粧をしてテレビ映りを良くしていたとされています。
個性重視、オリジナリティ重視、ファッション性という考え方もありますが、多くの場合、やはり見た目で判断されることがほとんどです。
これは何も、ゴージャスでお金をかければいいという事ではありません。
- その職業にあった服装、その状況に見合った装い、
- 自分をどう見せたいのかを意識した見た目、
- 思考や信念と一致した装い
ということが大切だという事です。
見た目を良くすることは、自分自身を構うこと
見た目や装いに意識を向ける事は、
自分以外の人に対して印象を良くするためだけのことではありません。
見た目を良くする上で、肌や髪や体の状態をケアすると
それは、自分で自分をケアするということに繋がります。
更には、
自分で自分をケアして、見た目を良くしていく事で、
内面、心の状態もよい変化へと促されます。
内面、心の状態が上向く事で、
自分自身に対するイメージ(セルフイメージ)が変わり
人生さえも変わって行くのです。
これは、心理学NLP(神経言語プログラミング)でも
人の変化が起るモデルとして実証されている方法です。
内面を替えるのには、心をどうにかするより
身体の状態や見た目から変えるほうが変化が早いのです。
綺麗になったら自信がついて、色んな事に前向きになる
という女性が多いのも、そうした心理的に立証された理由があるからです。
高額納税者である、斉藤一人さんは、
「1%の努力」というテーマで外見を整える必要性を仰っています。(You Tubeで検索すると音声動画があるはずです)
「自分というのは、神社の社と同じである。
頭は神社の屋根。鳥の巣やクモの巣が張っていたら掃除しなきゃいけない。
顔や服装は神社の正面や壁。だからアカまみれにしちゃいけない。
靴は神社の土台。 土台が腐ったり、シロアリで虫喰っていたらいけない
外見を整えるという1%の努力で運勢が良くなる。
99%の運勢は、人が決めるものなのだ。」
と言っています。
若干視覚情報の90.9%と数値的には違いますが、
90%は見た目で決まるということです。
方法にではなく、自分自身の感情に意識を向ける
私自身は今まで、方法にばかり意識が向いて自分自身に意識が向いていませんでした。
- 自分が本当に望む状態へは意識が向かず、
- 自分が快適だと感じる状態には意識が向かず、
- 不快な嫌な症状にばかり意識が向いていました。
ひたすら、嫌な状態、つらい状態、それをどうにかする方法とソレばかりに意識が向いていたのが、上記のような事があって180度意識が転換しました。
「もうこの悩みを手放そう!」
「もう私は、肌トラブルの悩みを手放すことを自分に許します。」
そう宣言することから始まりました。
そこからが始まりなのです。
そうすると、必要な情報が引き寄せられてきました。
見た目を気にするというのは、華美になるということとは違います。
私たちが、自分がそうしたいと思う事をサポートしてくれるもっとポジティブな意味があるのです。
人が自分に対して意識を向けた時、
本当に望むことが分かるようになってきます。
自分の今を替えたいと思うとき、
方法や状態にばかり意識が向くと、方法やその状態にとどまることになってしまいます。
つらい症状を解決したいという時、
体の状態にしても、心の状態にしても、
得たい状態をイメージして、
さらにその状態を得たらどうなるのか?
というところまでイメージしていくと、
本当に自分が望む状態になるように動き出します。
見た目を気にするということは、
本当の自分を手に入れるための、
自分に意識を向けるための必要な扉の一つでもあるのです。
見た目に対して前向きに捉えることを意識してみてください。
もし、心に制限があるようなら、
を活用してみてください。