メンタル・意識変化

【本当の自分、ありのままの自分】の本当の意味

2016年2月17日

人生の岐路に立つ時
人生の変化の時

人は、

本当の自分ってなんだろう?、
ありのままの自分とはどういう自分だろう?

という、
自分の本来の姿に悩むものです。

多くは、20代、30代に陥る悩みですが、

社会の変化期に突入している現在では、40代、50代、あるいは、60代、否、年代を問わず、悩むものではないでしょうか?。

なぜなら、これまで張り巡らされていた、

社会の・・・規範、常識、概念、思想、
組織の・・・ナアナア、忖度、ツーカー
会社の・・力学、長いものに巻かれる思考、

というものが、全て崩れつつあります。

大きなムラの当たり前、とされていたことを守っていては、生き残れないほど、時代の変化が激しいものになっています。

大きな会社でさえ、新しいこと、個人の考えやアイデアを求めるような動きにもなっています。

そんな時代にあって、私たち個人にとっても、本当の自分、ありのままの自分を生きる事が必要となってきました。ありのままの自分を知り、その自分で生きることで、人生を充実させ望む状態で生きることも可能な時代です。そんな時代ですが

そもそも【本当の自分、ありのままの自分】とは、どういう自分なのでしょうか?。それを考えるヒントをお伝えします。

本当の自分、ありのままの自分が大切な本当の理由

ありのままの自分とは?

数年前に流行った映画『アナと雪の女王』その主題歌、Let It Go(ありのままで)の歌詞の中に

“ありのままの 姿見せるのよ”
“ありのままの 自分になるの”

という部分があり、
多くの女性が【ありのままの自分】の承認を求めてカラオケなどで歌っているのが、映画の上映とともに話題となりました。

ありのままの自分というと、

  • 感情を押さえ込まず、表現する
  • ネガティブな感情(不安、恐れ、嫉妬など)も受け入れる
  • 容姿や性格などの嫌な部分も認める、受け入れる
  • できない自分もそのまま受け入れる
  • どのような行動も否定しない

といった、
持っている感情のパターンや行動習慣、あるいは姿形など、自分に対してのネガティブ要素、間違った要素でも、そのまま受け入れること
=(イコール)ありのままの自分を認めることになる。

という意味で使われてしまっています。

しかし、その意味を俯瞰的に捉えると、あなた自身のマイナス部分を見て見ぬ振りをしてあなた自身は何も成長しようとはせず、ただ世の中の流れに流され翻弄されるということを、選択してるに過ぎません。あるいは、世の中の変化や不条理さに目を塞いでそれに対して自分を変化させようともしないでいい。

と捉えることができるのです。

「ありのままの〜」
と歌って発散していた方達は、

「ありのままの自分でいい」
と納得した人達は、

変わることへの人生を向上させることへの意識をすり替えられた、うまい具合に操られてしまったと言えるのですよ。

それは、ある一定の人たちにとっては、それはとても都合のいい事です。

本来の「本当の自分、ありのままの自分」という意味は、生まれながらに持っている資質、要素を発揮して人生を生きる事です。

それによって、あなたが主体的に、意識的に、人生を生きるということができる自分であることを意味しています。あなたは今、主体的に物事を考え、自分の生まれながらの資質や個性を発揮して十分に生きていると実感できていますか?。多くはそうした視点もないまま、自分の資質や個性を活かすこともなく、言われるがままの人生を生きているのではないでしょうか?。

「ありのままの自分」は、今のままのあなたでいることが、ありのままの自分でいるという事ではありません。

これだけ、変化の時代にあって、「今のままの自分でいい」というのは、衰退を意味します。

それは、流れのない水は腐り、そこでは生物は生きていけないのと同じ事。
あなたは、自分自身を腐らせる未来を選びたいでしょうか?。

 

社会に合わせた自分から、本来の自分で生きる時代になっていく

実のところ、それまでの自分というのは、過ごしてきた家庭環境や学校の教師、周りにいた大人という人たちから影響を受けて、知らず知らずのうちに、周りの大人・特に育てられた両親をモデリング(真似)していた部分が大きいのです。

あるいは、

そうした大人たちの発する言葉や、社会の中での体験によってできた思い込みによって、いい面も悪い面でも影響を受けて、形作られた資質によって、考え方や感じ方、そして行動の仕方というものを決め、それを繰り返し行うことで、今の自分ができたと言えます。

例えば、小さい時、ちょっとした些細ないたずらをした、いうことを聞かなかったという時、その時、虐待にも似た折檻をされ、それが繰り返し行われたとしたら、その時のあなたにとってはとても辛い体験だったとしても、大人になった時「教育とは体罰をすることだ」と無意識のうちに信じて、それを子供にも当たり前に行う。ということがあるのです。(もちろん、それがおかしいと気づいて、親と同じ虐待をしない人もいます)

そうした人は、人のちょっとした過ちに対しても敏感で、許せないという行動を起こします。そんなあなたに周りは、あなたのことを正義感の強い人だというかもしれません。

「ありのままでいいのだ」というのを信じてしまったあなたは、
「悪いのは周りの人。自分は正しい」と思っているかもしれません。

身近な例としてもそうしたことはよく見られるパターンです。

それは、小さい子供を観察しているとよくわかります。
近所のちびっこPちゃん。小さいときから彼女をみているのですが、ママが彼女にしていたように、弟くんに接しているのです。それを見たときに、「あ〜そうやって子供は人を真似て、振舞い方を覚えるんだな」と感じました。

しかしそうした事で形成された資質は、本来のものではありません。「ありのままの自分」が本来持っているその人の気質という意味では、幼少期からの大人とどのように接してきたかで、あるいは周りの大人がどの様に自分を見ていたかで、それに影響されて自分を形成していくことで、「ありのままの自分」からどんどんズレてたものになっていきます。

それが社会に出た時に、一人で対処しなければならなくなった時に、だれかの影響を受けた自分では違和感や、不都合が生じてきます。

ですが、これからはますます、社会に合わせた自分から、本来の自分で生きることが必要な時代になってきています。

本来あなたには、生まれ落ちた時に持っている、ありのままの自分を作り上げる、様々な要素、要因、エッセンスともいうべきエネルギーを備えているのです。

 

生まれながらに持つエネルギー・九星気学

人は、この世に生まれ落ちた時に、その人固有のエネルギーを持っている様々な気質、能力、可能性、嗜好、など誰に教わって得たものではない、その人の根幹を形成するの要素を持って生まれてきます。

それは、

  • 西洋占星術であったり、
  • 九星気学だったり、
  • 四柱推命であったり、

あるいは、

  • 生まれた後に付けられる名前も、後天的にあなたの気質を決める言葉のエネルギー(言霊)です。

私の専門の一つである、九星気学で言えば、
人は生まれた時に、九つの星のどれかの気質を持って生まれてきます。

水のような        一白水星
育む大地のような     二黒土星
新芽のような       三碧木星
成長した古木のような   四緑木星
揺れ動く大地のような   五黄土星
白い固まった金属のよな  六白金星
流れる溶けたあつい金属の 七赤金星
変化する山のような    八白土星
激しい火のような     九紫火星

など
もっと細かく分類すると様々な要素が他にもありますが、その人の持つ気質や要素は、どのようなことに意識が向きやすいのか、能力を発揮しやすいのかを表しています。

それが人生や生き方、行動の仕方にも影響しています。

つまり、本来持っている、
【本当のあなた、ありのままのあなた】は九星気学のような、生まれ持ったエネルギーの中にこそあると言えます。

もちろん、今のあなたの中にも必ずこのエネルギーの資質はあるのですが、上記のように私たちは、幼少期から親や周りの大人たちの影響を受け、その人たちの正義やいうことを聞くことが重要とされてきたために、本来の自分を意識することもなく、使うこともなく、成長してきた方がほとんどです。

本来持っている
【本当の自分、ありのままの自分】で生きるには、生まれながらに持っている、自分のエネルギーについて理解を深め、

なおかつ、
そのエネルギーをどう使いたいのか、ありたい自分を決めることが必要となります。

 

人はいかようにも自分を変えられる

本当の自分、ありのままの自分、
というのは、
あなたが望むこと、望む状態を自分自らの意識や働きかけによって、得られる自分です。

NLP(神経言語プログラミング)という心理学には【モデリング】というスキルがあるのですが、

  •  自分以外の人になり切ると
  •  行動もその人のように振舞え、
  • 思考もその人のような考え方になる、

というものです。
以前、『憧れの人をイメージしてなりたい自分になる方法」』
というタイトルでお伝えしましたが

さらに、さらに、それを実感するようになったのは、NLPのあるトレーナーさんの回を受講して、講習会の時間のなかでも変幻自在にキャラクターを替えながらセミナーをしてたのを目の当たりにしたことがあります。それは、ある複数の人をモデリングしているからなのだとか。

本来のその方ではなく、その時の状況に応じて思考でも行動の上でも、お手本となる人を真似て、その場にふさわしい人物になりきるのです。

そう考えると、
【本当の自分】、【ありのままの自分】って有るようで、無いのです。

逆に言えば、
人は、状況や接する人、環境が変われば、どんな人にもなれる ということです。
状況や環境によって、それにふさわしい自分を作り上げることも可能です。

もちろん、自分の資質を知らなければ、
それをどう使い、どう変化させれば、望む自分になれるのかはわかりません。

料理にたとえさせていただくと、自分がじゃがいもなのか人参なのか分からなければ、扱い方も火の通り方も違うのに、美味しい料理(人生)は作れません。じゃがいもの自分を人参のように煮込んでしまえば、形がなくなり、ぐずぐずに煮えてしまうことだってあるのです。

そして、美味しい料理(人生)を作り上げるには、

自分を

  • 【どうなりたいか】
  • 【どうありたいか】
  • 【どんな人になりたいのか】

作り上げる料理のイメージを決める必要もあります。人生という料理をどうするか決めることによって、自分という素材をいかようにも変えることができるのです。

あなたは、これから先も、
今のままの自分を、「本当の自分、ありのままの自分」として、偽りの自分を生きますか?。

ますます自分らしく生きていける時代になっているのに、それは、とても勿体無いことだと思います。

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