あなたは、これまでどのようなことに、時間をかけてきましたか?
- 楽器を奏でることに
- スポーツをすることに
- 映画を見ることに
- 飲食することに
- 機械いじりをすることに
- 花を育てることに
- 料理をすることに
- 会社で仕事をすることに
- 家庭で子育てすることに
- 専門的な知識を学んだり
など、私たちは生きている間、なにかに対して時間をかけることが度々あります。
その時間をしているときを繰り返して行なっていくうちに、“習慣”になったり、あなたの人生の中心となる“生きがい”ともなります。
もちろん生きているときに、一つのことだけをしているわけではありません。
人生の流れの中で、一瞬一瞬、あるいは、繰り返し起きる、という時間の中で自然と行動している、などのあなたが何かをする行動や思考のパターンがあるはずです。
しかしだからこそ、埋もれてしまうのです。
- 自分がどのようなことに、時間をかけてきたか・・・・
- その時間が、あなたにとってどのようなことをもたらしたのか・・・・
- そしてその時間が、今のあなた自身を醸成してきたこと・・・・
ということを。
これまで自分がどのような時間を過ごしてきたのか、その中に、あなただけの価値観、面白いと感じること、ヒューマンスキル、個性的な能力、があるのです。
そのことに、意識を向けることは、あなた自身を活かし、これからの人生を充実させることができるのです。
こんな方におすすめ
- これまでの自分の人生を見直したい方
- これから先、なにをしたらいいのか悩んでいる方
- 持っている能力やスキルは何か?わからない方
人生のこれまでの時間を見直すポイント
あなたは、どのようなことに時間をかけてきたか?
私たちは、意識的になにかに時間を使うこともあれば、置かれた状況の中で無意識的になにかに時間を使うこともあります。
例えば、意識的になにかに時間を使う例として
- 専門的なスキルや知識を学んだり
- 興味のある趣味やサークルに参加したり
- 健康維持や楽しみのために料理を作ったり
- 自分の人生の生業として、仕事をしたり
- 結婚相手を探すために、婚活をしたり
- 家庭環境の中で、家事、育児、介護など
どのようなことに時間をかけてきたか、繰り返し行うことであなたの中にそのことに対してのノウハウや成功/失敗パターンが分かり、それはあなた自身の“経験知”となるものです。
経験値とは
経験したことで得た知識、特に作業現場で培われた、勘や感覚などとして、体得された知識。逆に文章や数値として表現できる形式の知識を形式知という
Weblio辞書より
==========================================================
形式知(けいしきち、Explicit knowledge)とは
知識の分類の一つであり、主に文章・図表・数式などによって説明・表現できる知識を指す。暗黙知に対する概念である。明示知ともいう。
Wikipediaより
しかしそうした人生の出来事の中で経験したことを、“暗黙知”として活かしている場合もあります。
暗黙知とは
経験的に使っている知識だが簡単に言葉で説明できない知識のことで、経験知と身体知の中に含まれている概念。例えば微細な音の聞き分け方、覚えた顔を見分ける時に何をしているかなど。マイケル・ポランニーが命名。経験知ともいう。
暗黙知に対するのは、言葉で説明できる形式知。暗黙知としての身体動作は説明しにくいが、経験知では認識の過程を言葉で表すことができる。
簡単に説明できないが、理解して使っている知識が存在する。誰かの顔を見分けるということは、その人の写真を見せてもらえば覚えることができるが、諸々の特徴をいかにして結び付けているのかについては説明しにくく、これが暗黙知である。
たとえば、自転車に乗る場合、人は一度乗り方を覚えると年月を経ても乗り方を忘れない。自転車を乗りこなすには数々の難しい技術があるのにもかかわらず、である。そしてその乗りかたを人に言葉で説明するのは困難である。
Wikipediaより
私たちが、人生の中で経験していることには“暗黙知”を使って繰り返し行っていることがほとんどで、言語化をわざわざせずとも自分の中の法則として、それを活かしています。
表面的なわかりやすい経験ではない、断片的には言葉にできても、そのことを順序立てて伝えることが難しい経験、そうしたことにも、実は、私たちは時間をかけています。
うまく言葉にはできない、けれど、自分の中で確かにある
- 「繰り返し起こること」
- 「繰り返ししてしまうこと」
- 「こうした時は、こうする」
- 「こうした時は、うまくいかない」
があるのです。
私自身が、人生の中で繰り返しあったことを思い返してみると
- 整理する
- 道案内や人へのアドバイス
- 耳で聞いて判断し、対応を決める
- 耳で聞きながら、その場で書き出す
- ものを売る
- ものを創る(料理、フラワーアレンジ、ビジュアルデザイン、立体・空間、)
- 文字を書く、文章表現
- 自分の考えをまとめる、書き出す
- 気楽にやろうとしていたらどんどん忙しくなる仕事
などこうしたことは、キーフレーズで書き出せば、言葉で説明できる“形式知”のようにも思えますが、その内容は、人生のさまざまな場面で意識的にも、偶然の出来事の中でも経験したことで、わかりやすく文章で伝えることはとても難しいのです。
しかし、確かに、そうしたことに時間をかけてきたことは、自分自身の記憶をたどればはっきりとわかります。
なぜ、こうしたことを行なっていたのかは、一部では生まれ持った気質(九星気学の気質)や、置かれていた状況、環境も影響していたとは間違いなく、そうした経験の時間があったからこそです。
そうした体験を実感して、その集積として積み重ねとして現在の自分自身があるわけです。
もしあなたが、これまでの体験知を活かして生きたいという時、曖昧な“暗黙知も含めてどのようなことがあったのか、時間軸をたどってみることです。
あなたが、どのようなことに時間をかけてきたのか、それは一つのことではないからです。そうした中に、いまの時代が求める何かがある。これから先の未来に役立てる何かがある。それを見極めるのはあなた自身しかいません。
なぜなら、他の人からはあなたがどのような人で、どのような経験をしてきたのか、は目に見えず分からないからです。
あなたが使ってきた時間と、あなた自身が持つ“経験知”、“暗黙知”にフォーカスすることは、あなた自身の人生を自分らしく生きることにつながるのです。
未来をどうしたいのかで、今、これからの時間の使い方を変える
何に対して時間をかけてきたのかが、今のあなたです。
それは、これから何に時間をかけるのかということが、
これから先の未来で、あなた自身が叶えたい理想に直結する、影響するということです。
逆に言えば、叶えたい理想があるのなら、今現在を何に対して時間を【かけるのか/かけないのか】を決めていくことが重要です。
日々の時間の使い方を見直すと、必要のないことに時間を割いていることがあるはずです。それは裏を返せば、必要なことに時間をかけていないことです。
- ワイドショー番組を決まって見ている
- (韓国あるいは中華)ドラマを見始めると、一日中それに夢中になる
- お酒を飲んでから帰ることが常態化している
- 長時間の会議で、必要な作業に取り組めていない
- 溜め込んで、後から時間がかかるモノの片付け
などの時間は、時間をかけている割にあなたにとって、何をもたらしているのか?。ほとんどの場合一、理由も明確ではなく気分で過ごしていることばかりです。
- それには、生活や仕事を見直し、優先順位を決めることです
- そして、お金の使い方を見直し、優先事項を決めることです
- 意識的に、何をするかを決めて、それを行動することです
多くの成功要因として、行動すること、まずは大量行動をすることが、成功する鍵と言われますが、これは何も闇雲に行動せよ、馬車馬の如く働け、ということではありません。
お金があればなんでも叶うのに!ということばかりが頭にあると、自分が本当に必要なものがわからず、無意味な必要のないことにまでお金を使い、工夫をする知恵を使うこともなく、お金と時間を浪費することにもなります。
「こうなりたい」という理想や願望はあるのに、そのことに対して何をしたらいいかわからない」ときに、見当違いなことにばかり時間を割いていては、理想を叶えることはできません。
例えば、SNSでビジネスに繋げたいとして、
「いいね」や<フォロワー>を増やすことばかりに費やしていても、何の成果も上がらないのは、コンテンツマーケティングの中では言われていることで、検索すればそうした情報にはアクセスできます。
そうしたことよりも、SNSを発信する奥にある自社のサービスや商品があって、その発信が生きるわけで、そもそもサービスや商品もないのに「いいね」や<フォロワー>を増やそうと、SNSに回遊してばかりいる人も多いのです。
もちろん、SNSは情報発信をするには最適なツールです。しかし、その特性も考えず調べもせず短絡的に“稼げる”という言葉を鵜呑みにして、サービスや商品を持つこともなく、発信だけしても意味がありません。
時間のかけどころは、フェーズによって変わってくるのです。
また、
理想に対して、大きすぎる目標、実現するには、運や膨大な時間がかかることを認識する。
理想を叶えるプロセスに対して「〜だから、〜〜しなければ」というビリーフがかかっている場合もありますが、「いま、これをする」ということを決めて一つ一つ積み上げていく時間
目標をはっきりとさせそのことに対して試行錯誤する時間
そうしたプロセスを積み上げること、試行錯誤には、あなたが思っている以上に時間がかかるのです。
最初のこと、初めてすること、あなたが頭の中で想像していることを形にすること、は時間がかかるのです。
見当違いなことに、時間を使っていると、
優先順位のないまま、思いつきで時間を過ごしていると、
そもそも、そうした試行錯誤をする時間さえないままです。
あなたが想像していることを、理想を叶えるために必要なことを、カタチにする時間がないままです。
理想叶えるには、人生を自分らしく生きるためには、時間がかかるのです。
だからこそ、今ある時間をどのようなことに使うのか、どのようなことに注力してそこに意識を向けるのか、どのような行動を起こして試行錯誤を繰り返すのか、を考える必要があるのです。
・時間をどのようなことに、使っていますか?
・今行なっているそれは、本当に必要な時間ですか?
これから人生の時間を、何に振り分けるか
もちろん、人は、自分のやりたいことだけで生きているわけではありません。
ですが、時間をどう使うかは、本当に重要で
- 日々の忙しさに流されてしまったり
- その日の気分に流されてしまったり
していると、時間は矢のように過ぎていく。
女性では、家事もやっていて、家のことをやって、子育てや介護をして、とうことをしていながら、自分の理想を叶えるにはそのことに充てる時間を作ることも必要だからです。
男性でも、決まりきった仕事ばかりで、生活を維持するための家のこともせず、料理も掃除もできず、理想を叶えるための想像性を発揮する時間も持てず、では、家族関係に支障をきたし、健康を損ない、やりたいことが実現することは難しいのは想像できることです。
そして、言うのです。
「時間がない、時間がない」
と
それには繰り返しになりますが、優先順位を決めて、やらなくてもいいと決めたことは、他の誰かにしてもらう勇気も必要です。
そうした決断力や勇気は、理想を叶えるためにも必要で、まわりの状況に流されてばかりいて叶えられるほど、簡単ではありません。
願っている、思っているだけでは、何も変わらないのです。
それには、
- あなたが、どのような目標を掲げるか
- どのような人生を送りたいのか
- どのような、変化をしていきたいのか
を漠然とでも、今できる範囲で、言語化することです。
ことに、なにかスキルを学んでそれを使って、ビジネスにしたいというときは、一から自分でサービスなり商品なりを作り上げながら、そのことに対して発信することも必要です。
今はSNSが発達して、フォロアーを増やせば、いいねを押すのを増やせば、自分がやりたいことでビジネスになると思うかもしれませんが、そうしたSNSの発信だけで成り立つわけではありません。
それは、SNSで発信している人たちはどのような人たちかを、観察することでわかるはずです。
ここで少しヒントを言うなら、
SNSでは、伝えたい【何か】があるからです。
その何かとは何か?
その何かもないうちに、一生懸命SNSを使い発信したところで独り言なだけです。
そうしたことを分かるには、試行錯誤の時間も必要ですが、SNSの特性やその時流を発信している人もいるのです。その情報をキャッチできるかどうかは、あなたが何をしたいのか(上記の三点)、その目標は実現可能なものか、あなた自身の中に思い込みがないか、を知ることです。
そうすれば、自ずと必要な情報に接するようになってきます。必要なことは何かがわかってきます。
「これをしよう」「ああしよう」ということを決めるには、自分自身の内面にある想いという情報を知ることです。
そうした情報を精査する時間をもつことも必要ですし、「これをしよう」「ああしよう」ということをアイデアを出して決め、それを形にするには、思っている以上に時間がかかることもあるのです。
なんでもすぐに決断すること、決断力があることが、成功するのには必要とされていますが、曖昧なままでの決断は得てして失敗する元です。
自分の理想とする人生を着実に歩むには、意識的に時間を使うことが欠かせないのは、言うまでもありません。
また、これまでの知識やスキルが古くなり、新しい学びやスキル習得をする時間さえ必要になることもあります。そうした新しい学びを始める時にも、自分がこれから何をしていく必要があるのか、内面と向き合う時間が必要となります。
時間の使い方に必要なのは、目標と柔軟性と欲
・あなたはこれまで、どのような体験をしてきましたか?
・あなたはこれから、どのような人生を送りたいですか?
その答えの出所のとなるのが、これまで過ごしてきた時間にある
ということです。
独りよがりで頑固な人に限って、自分の見たいものしか見ない、聞きたいものしか聞こうとしない側面があります。
これでは、本当は必要であるはずの情報にさせ触れることがありません。
人の脳の特性としして
- 信じていること
- 価値観
- 重要性の頻度
を基準にして、それ以外のことは脳に情報を認識させない脳のフィルターRASがあります。
人は自分の信じていること、興味のあること以外のことは無関心です。
それは、私にも経験がありますが、フラワーアレンジメントを習っていた時は、フラワー関係の雑誌ばかり読んでしましたし、マクロビオティックを実践していた時は、マクロビオティック関連の書籍ばかり読んでいました。
そして、マクロビオティックは正しい、いいものだから、自分がこのスキルを使ってなにかをすれば、(つまりビジネスをすれば)うまくいく、と思っていました。しかし、それは間違いで、その勘違いを足してくれたのが、『漫画でやさしくわかるNLP コミュニケーション編』の中の一説
“「このジュースは美味しいです!。飲んだ方がいいに決まっています」と直接に的にいわれるとと本当かな?って否定的になって守りに入ります”でした。
正しさの押し売り。
マクロビオティックは正食という別名もありましたから、“いいものを知っている私が、そうしたいと思っている<想い>は正しい。だからうまくいくはずだ”
という意識がどこかにありました。
そして、だんだん、目標や理想を掲げていても、それ自体が辛くなってしんどくなりました。
目標に対しての捉え方に思い込みがあると、このようにプロセスに対して間違いを起こし、必要なプロセス、必要な情報(方法)に辿り着くことはできません。
そうした時は、意識的にも悶々としますし、時間的にも勿体無い期間を過ごすことになります。
だからこそ、繰り返し述べているように、
【あなた自身が本心から望んでいること】=【欲】 に素直になることです。
「自分はそうしたいんだ」と受け止めることです。
私たち人は、周りの人や社会的な思考の影響を少なからず受けています。それに接することで、あり方、こうあるべき、を通してそれを、自分自身の望んでいること=欲 としてしまうところがあります。
そうした自分の本心とは違う、自分の思い込みで行なっているプロセスを行なっているうちは、なかなか理想を叶えることはできません。
私たちは、誰でも何かしらの思い込み(ビリーフ)を持っています。それが、いいにつれ悪いにつれ、あなたにとって作用しているものです。
そのビリーフのなかで、あなたの人生を行き詰まらせている制限的なビリーフは、脳のRASの情報フィルターにも関連しています。
しかし、あなたの本心がないわけではありません。その本心に気づかなければ、そのことに時間を使うことはありません。
これから先の時間をどう過ごすのかは、生き方を変えること
しかし一方で、
何かを目指してそのことに時間をかけたり、生きていく上での生活や家族のことに時間をかける、ということなしに過ごしている人もいます。
- 無目的に、日々を過ごしている。
- その場その場の楽しさだけで過ごしている
という人もいるのも事実です。
- 自分は何をしたいのかわからない
- 自分は何をしたいのかわかっても、それを止めている何を抱えている心理状態がわからない(制限思考か、変化を恐れているか、苦労を避けたいからか)
そうした人ほど、
自分自身と向き合うことがなしに、「運がいいこと」や「なにかいいことがないか」という曖昧な希望を抱きがちです。
何もせずに、運がいいこと、何かいいこと、はやってきません。
人生は、
- 自分が意識を向けているか
- 自分が何を望んで、どうしたいのか
- どのような行動をするのか
ということなしに、人生の実りを得ることはできません。種を蒔くこともなしに、実りある果実を得ることはできません。
つまり、【自分が時間をどのように使うのか】によってなのです。
それは、あなた自身が、【どのようなことに行動をしていくのか】ということです。
今あなたが、どのような、状況かは私はわかりませんが、一足飛びに、いい未来が訪れることはありません。
しかし、未来への舵取りをして、方向を変えることは、今できます。
未来のために、今どのような時間を過ごすのかを決めることはできます。
あなたは、これから、どのような時間を生きますか?。