あなたは、感情というものを、どのように捉えていますか?。
感情的=ヒステリックな状態
でしょうか?。
感情的=わがままを言っている状態
でしょうか?。
感情的=理性的ではない状態
でしょうか?。
「感情の奴隷になるな」という言葉がありますが、多くの人は感情という言葉、感情の状態を、あまりいいイメージに捉えてはいませんよね?。ですが、感情があるからこそ人は何かしらの行動を起こします。感情というものは、何かしらの理由があって沸き起こります。その理由を理解すれば、感情に対してプラスに捉えられるようになり、自分の感情を自在に調子することも可能です。
感情は訳もなく涌いてくるものではない
人がもつ4つの感情の基本
心理学の世界では、
人間の基本的な感情は、喜び、怒り、悲しみ、恐れ
の4つだといわれています。
私たちの感情は生まれて成長する過程で、
それらの強い弱いを取り混ぜながら気質が形成されていきますが、
それぞれの感情は必要だからあるのです。
- 喜びは・・・・・・幸せになるために必要
- 怒り・・・・・・・自分にとって大切なものを守るためにある。
- 悲しみ・・・・・・失ったものを乗り越えるために必要。
- 恐れ・・・・・・・自分の身を守るために必要。
もし喜びの感情がなかったら、
どんなに楽しい体験をしたとしても、つまらないモノとしてしか捉えられないでしょう。
怒りの感情がなければ、
理不尽な状況におちいっても、何も言えずただなされるがままになる。
ということが現実の生活の中ではあることです。
【感情的になる】ということはマイナスイメージにとられられがちですが、
普段から、感情を出すようにしないと、
殊に
怒り、悲しみ、恐れという感情は、出さない限りは消化されません。
未消化の感情は老廃物質のように体のうちにたまり、時には、病を引き起こすことにもなりかねません。
マクロビオティックをはじめとして、東洋の陰陽五行の考え方には、感情とそれに対応する臓器があり、感情の不調は臓器の不調を起こし、臓器の不調が感情に影響すると言われています。
大別すると、
- 喜びに関わる臓器は、心臓、小腸
- 怒りに関わる臓器は、肝臓、胆嚢
- 悲しみに関する臓器は、肺、大腸
- 恐れに関する臓器は、腎臓、膀胱
です。
感情を整えるには、身体を整える必要もありますし、
感情の扱い方を知る事でも、感情を調整する事は出来ます。
感情の扱い方の基本
①それを身体を使いながら出し切る事です。
誰かに、感情をぶつけるのでなくても、運動したり、枕をボスボスとたたいても、一人大声を出してもいいのです。
女性はことに、
【女の子は怒るものじゃない】というビリーフ(思いこみ)で育てられる人が多いのですが、
<怒り>を溜め込むと、<悲しみ>という代理感情を使って表現するという。
男性の場合は、
<男の子は泣くんじゃない>といわれて、<悲しみ>の感情を抑えると<怒り>という
代理感情を引き起こすそうです。
②感情をどうにかしたいと思ったら、感情を普段から小出しにだすこと。
思った事は、出来事、人に対して、口にする事です。
誰かにイライラしたりどっか〜んと怒りに任せて爆発する】ということが、少なくなります。
子供の頃〜若い頃は、時にどっか〜ん!と怒りを爆発させていた私ですが、
今は怒りコントロールで、怒りのある時は、小さな<切れキャラ>で発散させています。
「ばっきゃろー、タバコの火けせよ〜」
とポイ捨てのあんちゃんにどやしたりして。
もちろん、誰かに当たり散らすのではなく一人で処理する事です。
あるいは、メンタルに関しての専門知識を持つプロに頼るのも一つです。
まとめ
感情を持つ事に、感情を表す事に、マイナス感情を持つ必要はありません。
そうした感情を持つ事には、きちんと理由がある。
その理由は、あなたに取ってはとても大切な理由だったりするのです。
その理由をきちんと受け止めてあげると、発した感情も自然と解消されるのです。
自分の感情を認めてあげましょう。それは、自分自身を認める事に繋がります。
すべての感情には、理由があることを理解してください。