こんな方におすすめ
- 好きなこと、やりたいことがやれていないため、精神的にしんどい方
- 好きなことをすれば、いろんなことがスムーズで成功するはずだと思っている方
- 好きなこと、やりたいことであれば、考えたり悩んだりしなくて済むと思っている方
あなたは、
“好きなことさえできれば、やりたいことさえ自由にできれば、
全てうまくいく、いろんなことがスムーズになり成功する!”
“好きなことややりたいことなら、
悩むことなく、自分の好きなように出来る!”
“好きなこと、やりたいことができれば、
全て順調で成功する!”
“好きなこと、やりたいことをしていれば、
考えたり悩んだりしないで済む!”
と思っていませんか?。
世の中的にも、“やりたいこと好きなことだけしていればうまくいく”的な風潮があり、悩んだりうまくいかないことがあると、
- 「それは本当に自分がやりたいことなのだろうか?」
- 「今の人生のままでいいのだろうか?」
- 「それは本当に自分がやりたいことなのか?」
と思い、今までしてきた仕事や選択に対して、「それが本当に正しいことだったのだろうか?」とも感じてしまう。
そして、また新しいなにかを求めて、セミナーやらスキルアップ講座だの、スピリチュアルワークを受けたり、ということをしがちです。
そして、
好きなことがやれていない今を
やりたいことをやれない今を
悩んだり、考えたりもしてしまう。
もしあなたが、考えたり悩んでいる今の状態を、忌み嫌っているとしたら、あなたはこれから先も、好きなことやりたいことをすることはできません。
なぜなら、好きなこと、やりたいこと、であっても、考えたり悩んだりすることが必要だからです。
なぜなら、考えたり悩んだりすることなしに、好きなことやりたいことは実現しないからです。
「好きなこと」「やりたいこと」をしたい気持ちが起きてきたら、考えるべきこと
“好きなことやりたいことなら、ワクワクする楽しい毎日が送れる”の幻想
好きなことを仕事にする
やりたいことで起業する
そうすれば、私みたいにキラキラした毎日が送れるわ」的に、ランチやディナー、お茶会,ファッショナブルな装いでポージングしている姿、好きなブランドものをもっている姿をSNSにアップしている、そうした誰かを見るにつれ、今の自分と比べてしまい、
「あ〜私も好きなこと、やりたいことをしたい。
好きなこと、やりたいことをすれば、全てが叶う
悩んだり、考えたりすることなしに人生を送れるはずだ」
と思うかもしれません?。
いっとき、そうしたやり方で人を集めて仕事に結びつけSNSにその様子をアップしてていた、起業女子という存在がありました。(その実は、起業でもなんでもなく収益があがるようなものではなく、ただただ群れていただけの存在でしかありませんでしたが・・) いまでは(いままでも)、そうしたやり方は通用することはなく、キラキラした部分のみの、「好きなこと、やりたいことをしていれば、全てが思い通りになって、人生が成功する!」という考えが残っている感があります。
肝心な、一番必要なことをすることなしに、やれお茶会だ、起業女子会だとやっていたとしても(2024年の現在でもやっているとしたら、????疑問です)うまくいくことはないです。
起業以外でも、好きなこと、やりたいことができれば、ワクワクする毎日、楽しい毎日に出会えると思っているとしたら、あなたの好きなこと、やりたいこと、はワクワクする何か、楽しい毎日を送れるなにか、でしかありません。つまり、それだけのことです。
もちろん、好きなこと、やりたいこと、ワクワクすること、楽しいこと、は気持ちの原動力になるし、否定するつもりもありません。しかしながら、ワクワクすること、楽しいことばかりではありません。
「好きなことを、やりたいことを、見つけられたら全てうまくいく、いろんなことがスムーズで成功する」というと、そんなことはありません。
一番の理由は
【好きなことやりたいこと】を一つの形として表現するには、悩んだり、考えたり、工夫したり、うまくいかないことにもがいたり、ということが必要となるからです。
もしあなたが、【好きなことやりたいこと】を仕事にしたいと思っているときは、悩んだり考えたりすることなしに、それを形にすることはできないからです。
つまり、【好きなことやりたいことをにしようと思ったら、考えたり悩んだりすることなしには、【できない】、ということです。
もしあなたが、悩んだり考えたりすることを、避けている、忌み嫌っているとしたら、そもそも、好きなことやりたいことは諦めて、だれかに言われたままの人生を送ることです。指示を受けてその仕事をすることです。その方があなたにとっては、気楽で楽しいことになるはずだから。
でも、それが嫌だと思うなら、考えたり悩むこと、から避けることはできません。
考えること、悩むことから逃げていては、何も得られない
得てして(意図的なのかどうか分かりませんが)、社会的な風潮として【考えること】、【悩むこと】に対して忌避する流れがあるのではと感じます。【考えること】、【悩むこと】をしない、それは思考停止状態と言われる状態で、
- 自分の頭で考えることをやめた状態
- 人に言われるがままで自分の意見がない
- 指示待ちで、自発的に行動しない
- 人や社会の「こうあるべき」を鵜呑みにする
など意識行動の状態で
精神疾患のある状態とは違う、
突然の出来後に対して茫然自失な状態とは違う、
忙しさに追われて、他のことが考えられない状態とも違うものです。
ここでお伝えしたい【考えること悩むこと】を忌避している人というのは、【考えること悩むこと】に対して否定的な考えを持っている人のことです。
【考えること悩むこと】をしている自分は、「自分らしくない」、「うまくいっていないそんな自分は嫌だ」として、置かれている状況に向き合おうとしないことや、
【考えること悩むこと】をせず、スキルや能力を持っていたとしても、人生に対して挑戦することも、自分を変えていくこともしない人のことです。
とくに、置かれている状況に向き合おうとしないと、ただただ状況に対して反応しているだけだと、同じ状況をまた繰り返します。
- 何に悩んでいるのか
- 問題となっていることは、自分か他者か
- 自分が望んでいることは何か
- 自分が望んでいないことは何か
- どうすれば望んでいることが得られるのか
など、思考を整理する必要があります。
悩んだり、考えたりするとき、人は得てしてそれまでの体験と照らし合わせて、物事を対処しようとします。表面的な意識の記憶やスキルで対処しようとすると、必ず同じ考えに堂々巡りをしがちです。深い部分からの記憶のすくい上げが必要で、なので、NLPを使ったコーチングでは、無意識レベルに語りかける質問や五感の感覚を使っていきます。
考えても、判断がつかない
考えても、どうしたらいいかわからない
そうした時が悩みのある状態で
そうした時は、ある種、思考の仕方というのがあるのです。
もし、【考えること】、【悩むこと】に否定的であると、解決しようという意識には向かず、ますます、苦しさを考えたり、悩んだりしているが故に、【前向きになれない自分】、【うまくいかな自分】の状態から逃れたい感情におちいります。
ですが、
【考えること】、【悩むこと】それ自体は、悪いことではないのです。
【考えること】、【悩むこと】を正しく使えば、新しい何かをあなたの中に生み出し、変化をもたらすことさえ可能となります。
考えること、悩むことは、変化と想像には必要なこと
この社会には、考えることや悩むことを避けて生きている人もいるのは確かです。
『直感に対する捉え方次第で、』 でお伝えした通り、思考や頭を使うことに対して負と捉えられていることが多い社会です。
-
直感に対する捉え方次第で、その先を見誤ることがある
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考えたり悩むことは、辛いことだから。
考えたり悩むことは、ポジティブなことではないから。
として、意識的にも無意識的にも避ける傾向にあります。
脳にとっては、自動的に考えたり意識を向けたりすることなしにいることの方が省エネ出来るため、考えたり悩んだりすることは、ストレスになる。なので、日常のほとんどはオートパイロット(自動運転)で、何も考えずに行えます。歯を磨くことも、箸を使ってご飯を口に入れることも、服を着ることも。
あなたが今どのような状況であるかは分かりませんが、あなたが現状を変えてたいと思うときには、考えること、悩むことなしには、変わることはありません。
そして、好きなこと、やりたいことをしていても、考えたり、悩んだり苦しんだりすることがあるということは、知っておくべきです。
好きなこと、やりたいことは、どのようなことであっても、殊に、自分らしい仕事をしたいと願うとき、生きがいや充実感のある何かをしたい、と考えているのだとしたら、考えつくし、悩みぬき、何らかの形にすることが必須だからです。
今、誰かの指示を受けてする仕事、どこかの組織に属してしている仕事であっても、自分の頭で考え悩み、工夫することなしには、やりがいも充実感も得られません。
今の環境で抱えている問題はなにか
今自分がこの場所で何ができるのか
今行っていることを、工夫する余地はあるか
などに、悩んだり考えたりすることができているのなら、あなたはその場で成長することができるはずです。
私自身もこの数年間は、五感力レッスンの改編やセミナーやセッションプログラムの作り込みをする中で、考えたり悩んだりの連続でした。わからないことは文献を買ってそれを自分なりに整理して頭に入れ、さらに内容を構成したり、文章化、時にはキービジュアルを作り・・と脳汗をかくことの多い日日でした。(そのため各コーチングセッションは休止状態のままでした)
殊に、五感力レッスンを改編するにあたっては、専門的な部分を考えたら膨大な内容になるであろうことや、心理学と文献からなにを伝えたらいいか、迷うことも進まないもどかしさもありました。
そんな中、昨年2023年10月から見始めたNHKドラマ10Sason2(放送自体は1月から)『大奥』の脚本家である、森下佳子さんのnote記事を読みました。このドラマ、男女が逆転の大奥を描いたよしながふみさんが17年間描いた長編漫画で、それを21回、1回45分の放送尺にどう入れ込むかの“放送尺”との戦い!、枝葉をひっぺがして幹だけにする”
というのを読んで、「そうだ、五感も何を伝えたいのか、そこを考え直さないと!。五感について全部を伝えられるわけでも、専門家でもないのだから。でも伝えなきゃいけないことはある。」と触発され、悩んでいた内容について、考えがまとまってきました。
もしあなたが、「好きなことやりたいことをすれば、悩んだり考えたりしなくて済む」と思っているとしたら、そんなことはありません。
好きなことをややりたいことをしていても、悩んだり苦しんだりすることはあるのです。
頭を使って物を考えたり、それを形にしたり、文章にしたり、表現しようとする、そうした創造性の必要なことではなくても、あなたがいる場所の何かを良くしよう、とするときは、あなたの思考のすべてや経験の記憶の全て、感覚の全てを総動員して、脳汗をかくことや、それが形になるには、思っているよりも時間がかかることを考慮しておいてください。
そして、それは、即席のインスタントな時間ではできません。
その時間を持つ覚悟や、努力を要するのもまた必要なことです。
だからこそ、考えたり悩んだりしたことが、形になったときそれが価値あるものになるのです。
好きなこと、やりたいことをしていれば、いろんなことがスムーズで成功するかといったらそんなことはないのです。
「好きなこと、やりたいことをしていれば、すべてうまくいく!?」いやそんなことはありません・まとめ
- “好きなことやりたいことなら、ワクワクする楽しい毎日が送れる”の幻想
ワクワクすること、楽しいこと、は気持ちの原動力になるが、【好きなことやりたいこと】を一つの形として表現するには、悩んだり、考えたり、工夫したり、うまくいかないことにもがいたり、ということが必要になる。
- 考えること、悩むことから逃げていては、何も得られない
この社会は、考えることや悩むことを避けて忌避しているけれど、
現状を変えてたいと思うときには、考えること、悩むことなしには、変わることはありません。
- 考えること、悩むことは、変化と想像には必要なこと
現状を変えてたいと思うときには、考えること、悩むことなしには、変わることはない。
「好きなことやりたいことをすれば、悩んだり考えたりしなくて済む」と思っているとしたら、そんなことはない。
好きなことやりたいことを形にするには、脳汗をかくことや、それが形になるには、思っているよりも時間がかかるもの。