熊本の震災では多くの方々が、
地震そのもの以外の環境の変化、心理的な変化で、
エコノミークラス症候群や、その他の様々な体調不良を起こされていると
報道されていました。
この災害がなければ、まだまだ元気でいらっしゃったであろう
高齢者の方が亡くなられてというのに、なんだか切なさを感じます。
こうした環境の変化、心理的な変化によって、
体調を崩したり、病気を発生させてしまうということを、
私たちはようやく<そうした事があり得る>と
理解するようになりました。
たとえこのような大きな災害ではなくても、
環境の変化、心理的な変化で、こうした体調の変化が起こるのは、
日常の中でも十分にあり得る事です。
さらに急な体調の変化というのは、
なにか手放す必要があることを暗示しているかもしれません。
それまで抱えていた、
・仕事のやり方だったり、
・人間関係だったり、
・そぐわない思考パターンだったり、
・空間にある埋め尽くされたモノだったり、
であるかもしれません。
もし、
体調を崩してしまっている時、身体を治すという事も大切ですが、
その奥にある身体の声を聞いてみてください。
身体の声・・・?。
ナニそれ?と思われるかもしれません。
けれど、
何かしらの身体の不調には心意的なものがあるとわかった以上、
身体のそうした不調には意味があるのです。
東洋医学では、
臓器に感情が宿るとされています。
逆に、ある特定の感情を持つと、
その感情を司る臓器に負担がかかるといわれています。
身体の声、心の奥の声を聞いてみると、
あなたの体の声は語りかけてくれるはずです。
最新の細胞生物学では、
「身体の細胞1つ1つに意識がある」とされていますから、
身体の不調というのは、表層の意識では気がつかない
細胞の意識が「手放し行動」を開始したのかもしれません。
なにかしらの体調の変化があったとき、
心も変わり時です。
それは人生の変わり目でもあります。
そうした時、あなたの身体の細胞は、なんと言っているでしょうか。