メンタル・意識変化

「変わることは悪いこと」と思っていた私が、変わる事へ意識転換できた理由

昔、殊に20代、30代の頃、
そして、完全にその思い込みを手放せた40代半ばくらいまで、

仕事をはじめとして、
自分の方向性や生き方、考え方を変えるということに対して、

【変わることは悪いこと】

と思っていました。

自分のおかれた状況が明らかに行き詰まっているのにも関わらず、
それをひたすら続ける事が「良い事」である。

それ以上何かを得られる状況ではないのに、
何かを極めるためには「ひたすら続けなければ実りはない」

と思っていました。

仕事を辞めざるを得ない状況になって、変わらなければならなかったのに、
【変わるという事】に対して、

心の中に抵抗感や自己卑下を持っていました。

続けるということにも縛られ、
それによって、苦しい状況に縛られている

という、

心理用語でいうダブルバインド(二重拘束)の状態でした。

今思えば、その拘束からもっと早く解放されていたら、人生のもっと早い段階でいろんな事がうまくいったのにと思います。
そして、もっと早く自分自身を認められたのじゃないかと思います。

その私が、「変わること」へと舵を切れたのは、
変わることへの意識の枠組みを、ある気づきによって変えられたからです。

 

あなたが変わることを妨げるものは何か?

社会的な風潮が変わることを妨げる

私が20代の頃は、男女雇用機会均等法が改定されて数年後の頃で、雇用や昇進も女性も同じような機会が得られると定められていても、表向きとは違ってまだまだ女性が活躍できる場は少なく、一方で能力やセンスを活かしたフリーランスな仕事、雇用にこだわらないフリーターという働き方がクローズアップされた時代でした。

バブル崩壊や大手証券会社の倒産(同級生もここに就職した子もいました)、銀行の合併がありながらも、まだ終身雇用や年功序列が当たり前のようにあり、一つの会社に定年退職まで勤めるのも当然の時代でした。

仕事に限らず、日本という国の風潮として、

  • 一つのことをやり続ける職人気質
  • 一心に芸を極めるために取り組む

ということを美徳としている風潮があります。

もちろん、だからこそプロフェッショナルな能力を発揮して、技術の国として新しいものをどんどん世に送り出す事も出来ました。が、一方で大量消費、大量生産、大量の同じである事、(マスである事)が当たり前とされていました。

つまり、誰もが同じである事が是(道理にかなった正しい事)という風潮が蔓延していましたし、マスコミや時流、風潮の影響も大きい時代でした。

最初に勤めたた会社を、体調不良で辞め(体調不良があっても、病院に行くのも販売業のため休むに休めない状態でした)、その後、契約社員で雑誌の編集部に入ったものの気に入ったとても充実感のある仕事でしたが、バブル崩壊後の人員削減の対象になり辞めざるおえなくなって、このことがとてもショックでしばらく何をしたらいいのか、わからない迷いの時代に突入してしまいました。

右肩上がりの成長が影を潜めつつある頃でしたが、まだ

  • 頑張れば認められる
  • 頑張れば成果が得られる

という風潮が根強くありました。

それは、2019年の現在でもいくらか自由な思考を持つ人も増えてきましたが、それでもまだ多くの日本人の根底に残っている気がします。

こうした社会的なあり方や風潮をそのまま受け止めてしまうことは、あなたの人としてのコアな願いとはかけ離れ、ますます自分らしい望む人生を選ぶことを妨げてしまうのです。

 

身近にいる大人の意識、思考パターンが変わることを妨げる

そうした、自分らしく生きるための変化を起こすことを妨げる基盤を作ったのは、社会の縮図と言われる【家庭】、【家族】です。

そして、その影響を一番強く受けるのが、家庭や家族の中で強い位置を占める、両親という存在です。
昨今は、両親の親世代が子育てを担っていることから、祖父祖母という方も同じように影響を投げかける存在となっています。

常に身近にいる大人、教師や近所の大人、という存在の人たちも、何かしらの形で影響を投げかけています。

子供であったあなたは、育てられた親御さん、祖父母の、

  • 言葉
  • 行動
  • 思考パターン
  • 日常の振る舞い方

などを普段から聞いたり見たり感じたりしながら、その影響を意識的にも無意識的にも受けています。

あなたは、思考パターンや感情の出し方、振る舞い方を、ごく自然に真似ながら成長しています。それは、あなたに向けられたもの、あるいは、他者に対して向けられたものであっても、親御さん、祖父母の振る舞い方を身近で見て、

 

  • 「そうした時は、そうするものだ」
  • 「そうした時は、そうした感情を出すものだ」
  • 「〜〜〜とは〇〇なもの」

というように刷り込まれ、その大人たちと同じ振る舞い方、考え方をパターンとして記憶するのです。

例えば、
子供の頃に「メソメソ泣くんじゃない」と大人に言われて、辛い時に泣くことを止められてしまったら、辛くても体がヘトヘトになっても感張り続け、場合によっては過労死を招くことにもなりかねません。あるいは、そして周りにの人間にも頑張ることを強要するようになるかもしれません。

あなたが叱られた時、手を上げられた叩かれたという方は、あなたが誰かの行動(例えば弟や妹、子供など)を注意しようとした時、同じように叩いたり折檻するという方法を自然に選んでいることでしょう。

「戸締りを厳重にして、ちゃんとして用心しておかないと危ない」
という親の振る舞いを身近で見て育ったとしたら、大人になって何重にも鍵をかけるような神経質な警戒をしてしまうかもしれません。

 

あなたの言動を振り返ってみて、それは周りの人の言動から来ていませんか?。

あるいは、
周りの大人の振る舞いだけでなく、実際にあなた自身に直接向けられた言動によっても強い影響を受けています。

そうした、言葉や出来事を伴う体験によってできた、あなたの行動や思考を制限的に支配している状態を、
心理用語で、制限のビリーフ(limitting belief)といいます。

 

深層にある制限のビリーフが変わることを妨げる

身近な大人の言葉や行動の影響は、ビリーフとしてプラスにもマイナスにも、あなたに影響を及ぼします。
10歳くらいまでの間にあった何らかの出来事によって作り上げたビリーフの影響というのは、あなたの言葉や行動、思考のパターンを作り上げています。

その【ビリーフ】(belief)のうち、あなたの行動や思考に制限をかけてしまっているものを、【制限のビリーフ】(limitting belief)と言います。

※制限のビリーフ(行動や思考パターンを作りあげている、それが真実であると思い込んでしまっていること。多くは親、親戚、周りにいる大人との出来事、言動から作り上げてしまうことが多い)

 

時に、そうした大人たちの振る舞い、言葉に対して、
「何か違う」と感じても、小さな子供のあなたはそれを受け入れるほかない場合が多く、本当は他の才能や能力を持っていても、それを開花させることが許されず、とても苦しい葛藤を小さな時から持ってしまい、それによって自分を守るある種のビリーフとして持ち続け、

例えば、

  • 自分は〇〇をする価値がない
  • 自分は〇〇な(無力、価値がない、重要ではない、やりたいことはできない、など)存在だ
  • 自分は〇〇することはできない

というような思考を常に抱き、無意識のうちに制限を作ってしまうことで、あなたの行動や考え方に対して固定化し制限をかけています。制限のビリーフは、普段は当たり前のこととして無意識下で捉えているため、自分一人で気づくことはありません。

あなたが、何か人生の変化を起こしたいと思っていても、【できない】という時

  • 何かしらの抵抗感、
  • ご自身に対する否定的な感覚、
  • 否定的な考え

というものが湧いていたとしたら、
あなたの内面深くにある【制限のビリーフ】が、あなたの変化を止めている可能性が高いのです。

その【制限のビリーフ】による制限は、意欲や意思の力で変えようとしても、変えられるものではありません。
なぜなら、意欲や意思というのは顕在意識の司る領域ですが、ビリーフというのは潜在意識の領域にあり、顕在意識の二万倍もの力を持っているのです。その潜在意識の領域に働きかけるには、ある特定の潜在意識と対話をするミルトン言語やメタモデル言語を使う必要があります。

(コンフォートライフコーチングでは、こうした言語プロセスを使いながら、あなたの潜在意識の中にある情報を整理していくことで、あなたの中にある解決力への気づきを促します)

 

あなた自身の意識が、変わることを妨げる

上記のような、

  • 身近にいる大人の意識、思考パターン
  • 深層にある制限のビリーフ

は、
あなたの行動や思考に影響を与えています。

しかし、顕在意識(=意識的な意識)ではそれがどうにも心地悪い、しっくりこない、モヤモヤする、今の状況を変えたいという時は、もう、その潜在意識のビリーフパターンではうまくいっていないことを、コアにある本当の自分の意識は気づいているのです。

たとえ潜在意識の力が強いとはいっても、潜在意識顕在意識は相互に影響しあっていますから、あなたが意識的に「変わりたい」と決めることは、潜在意識のパターンを変えることへのワンステップです。

あなたが意識的に、「変わる!」「変わってもいい」と決めないことには、
モヤモヤとした心地悪さを認めない限りは、

変わることはできません。

ややもすると、人は、
そうした自分自身の深い感情に対して蓋をしてしまい、

  • 「感じないように」
  • 「いっときのこと」
  • 「そんなことあるはずない」

というように無いものとしてしまい、向き合おうとはしません。

「今の自分を変えたい」という時
あなた自身の【感じる感覚】に素直に、正直になってください。

あなた自身の【本心から望む感覚】を、そのまま受け止めてください。

 

あなたが、一瞬で変わる事へ意識転換する方法

私が「変わっていい」へのの意識変化をもたらしたもの

私が、「変わってもいいんだ」と思えるようになった事例の一つに、浅田真央ちゃんや多くのアスリートが海外遠征へと持参することで知られるようになった、マットレス・エアーウェーブを作っている会社の存在です。

この会社はもともと、釣り糸を作っていたメーカーでしたが、釣り糸の需要の激減とともに、新たな活路を見出すために釣り糸を作っていた技術を使って、高級寝具を生み出しヒットさせました。

私は、何かのTV番組でこの会社のことを知ったことで、
心底「変わることは悪いことではない」と思えるようになったきっかけとなりました。

その後、「変わるということは今の状況をいいものに変えること」という、プラスの意味を持つものだという事例を知るようになりました。

よくよく考えれば、世の中の多くは、変わることで発展してきました。

家電を見ても、昔は手動の脱水だった洗濯機が、全自動になり、乾燥までできるようになっています。
iPhoneは毎年のようにモデルチェンジして、初期の頃から比べてどんどん良くなっています。

もちろん、会社という例ですが、私たち個人にとっても同じです。

今、世の中の状況や、社会のありようが変わろうとしていますが、置かれている環境が変われば、私たちも生き方、仕事なり考え方を変える必要があるのです。

変わることに対して、
変わらなければいけない
と思っていても、

いざとなると変われない。変わる方法がわからない

と思っているのだとしたら、上記で記した通り、変わることに対してあなたが抱いている考えがどのようなものか、意識の整理をする必要がありますが、顕在意識に「変わってもいい」という気づきを起こさせるのに、

世の中の多くは、
良くなるために変わることを選んでいる

流れになっている。

ということに気づくと、
考え方の枠組みが変わります(リフレーミングする)。

 

変わることをプラスに捉える

 

ことで、
「変われない」を「変わりたい」に変えることができます。

 

実は日々変化を起こしていることに気づくことで変われる

私たちは、実は日々、変化を起こしています。

体=爪が伸び、髪が伸び、という成長、そして食べ物を食べて栄養を取りんで細胞にエネルギーを送り、体は新陳代謝という変化を越しています。

自然の中にある木は、春に花を咲かせ、花が終われば緑の葉を出し、枝がのび、秋になれば葉を落とし、冬の間はじっと耐えて
芽吹くのを待っています。

そうした自然の変化はいたるところで感じることができるでしょう。

そして、あなたも自然の一部です。

そう考えると、変わることは自然のことなのだと思えませんか?。

 

望む変化を明確にすることで変われる

変わることへ意識が向いたら、
次に、あなたが「変わりたい」を行動に移すのには、

  • 「こうなりたい」
  • 「何のために変わりたいのか」
  • 「変わることで何を得たいのか」
  • 「変わることによって、どうなりたいのか?」

をはっきりと明確にするのです。

なぜなら、
「変わりたい」と思っていたあなたには、

なりたい、得たい、状態、もの、事が内面の中にあるからこそ変わりたいと思っていたのです。

その望む変化を具体的にイメージする事です。

そして、具体的にイメージできたら、
望む変化を得るステップを設定していく事が大切です。

NLP(神経言語プログラミング)という、アメリカ発祥の言語心理学のプロセスを使ったコーチングを提供しているコンフォートライフコーチングでは、無意識にある情報を無意識に働きかける言語パターンによって、あなたの無意識の中にある、ご自分でも気づかない思考を整理していくプロセスです。

なりたい自分を五感の感覚を使って具体的にしたり、
空間や時間軸を使ってステップを具体化する

ということもしていきます。

変わることへシフトできると、
人は自分自身の能力や持って生まれた可能性を使って人生を、充実感を感じながら過ごすことができるようになります。

新しい季節に、変われるあなたを手に入れませんか?

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