メンタル・意識変化

身体的なアプローチで、不安な気持ちを手放す方法

2020年4月16日

今、あなたはどのような気持ちを抱いていますか?。

  • 命を脅かされる不安
  • 仕事を失うかもしれない不安
  • 収入を失うかもしれない不安
  • 住むところを失うかもしれない不安

といった、同時多発的な不安に苛まれているかもしれません。

今、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大、経済封鎖した諸外国の例や我が国の状況をニュースやネットを通して目の当たりにして、不安や恐れに飲み込まれている方が多いのではないでしょうか?。

新型コロナウイルス に限らず、戦争や株価の暴落、世界恐慌、といった、私たち人間を困難な状況に陥らせる出来事が、これまでにも幾度もありました。近いところで言えば日本人にとっては、この数年毎年のように起きる自然災害、2011年の福島の原発事故、がそれです。

しかし、どんな苛烈な状況で不安や恐れに呆然としてしまっても、人には気持ちを変えたり、勇気を持つことが出来る。希望を持つことが出来るのです。そして、心の状態を変えることで勇気や希望を心の底から抱き、辛い状況に対して解決するべく動くことが出来るのを知っていますか?。

不安や恐れの感情は、もちろん、危険を避けるためのなんらかの行動を起こさせますが、どうしてもマイナス思考になってしまって力がわかずにいる時、その一歩先・より望ましい状態を生み出す時には向かないメンタル状態なのです。

まずは、心の中の不安を手放しましょう。
そして、心の中に安心を取り戻しましょう。

安心な心の状態というのは、これから先をどう生きたらいいのか?】という、建設的に考える上で必要なメンタル状態です。

アメリカの最先端心理学・NLP(神経言語プログラミング)マドンナをはじめとするハリウッドセレブが取り入れた・クシマクロビオティックによる身体的なアプローチ方法で、その不安な気持ちから開放されて穏やかな気持ち、平常心を取り戻せるようになれる方法をお伝えします。

不安な気持ちを解消する身体的アプローチ法

腸内環境を整えて、不安を手放す

今、あなたはきちんと食事を摂れていますか?。

買い溜めしたインスタントラーメンやレトルト食品ばかりになっていませんか?。

あるいは、
甘いお菓子にばかり手が伸びていませんか?。

あるいは、
胃腸の調子が優れず、あまり食が進まないなんてことになっていませんか?。

日本人はことに心配なことやストレスがあると、胃腸に負担がかかる民族です。

腸というのは、食べ物の栄養を吸収して、不要なものをまとめて身体のそとに出すだけでなく、腸内細菌が【心の状態】にも深く関わっています。いっとき流行った【腸活】を、心の安定という効果からもう一度意識しましょう。

『考える腸 ダマされる腸』(藤田紘一郎著)の中で、腸内細菌とストレスについての記述があります。

九州大学医学部・須藤信行教授の「腸内細菌と脳腸相関」に関する研究を挙げ、脳のストレスを和らげる働きは腸が担っているとするもので、腸内細菌がストレス負荷が起きたとき分泌されるストレス物質・コルテコステロンの分泌を減らし、脳へのストレスダメージを軽減しているというのです。

<腸内細菌の主な5つの働きとは>

  • 病原菌を排除する
  • 消化を助ける
  • ビタミンの合成をする
  • 幸せ物質の前駆体(セロトニン、ドーパミン)を脳に送っている
  • 免疫力をつける

があります。

その中でも心の安定、安心を得るために注目したいのは、脳内伝達物質と呼ばれる・幸せ物質セロトニン、ドーパミンの存在です。

セロトニンとは:
逆境、困難なときに、落ち込んだ気持ちを慰め、気持ちを奮い立たせたり、やる気にさせてくれる幸せ物質と言われています。また、セロトニンが日中に盛んに作られると、その副産物として睡眠を促す物質・メラトニンができることも記されています。

メラトニンとは:
睡眠だけでなく免疫の調整もしていますから腸内環境を良くすることは、免疫力をよくすることにもつながりますね。

ドーパミンとは:
意欲、運動、快楽、興奮、歓喜と言った感情を伝える働きがあり、「気分が良い」「心地いい」という気持ちを感じることで分泌されます。

こうした、脳内伝達物質を作り出すためには、腸内環境をよくすることが必須だということが、ここからわかります。

つまり、安心、心地よさ、やる気、嬉しい、と言ったポジティブな感情は、腸内環境次第で変化する。ストレスフルや困難な状況であっても、ネガティブな感情の沼に陥ることなくその状況に対してどのように捉えるのかは、あなた自身で選べるということです。

ポジティブな感情でいられる要因の一つとして、あなた自身が腸内環境をよくするかどうかにかかっているのです。

<腸の状態を良くするために必要なこととは?>

  • 腸内細菌の餌となる食物繊維の多い食品を食べる
    食物繊維は、腸内細菌の餌で腸内細菌を増やす元となるもので、接収しない食生活が続くと腸内細菌は次第に目減りするそうです。
  • 腸内細菌を減らす食品添加物を含む食品を避ける
    ソルビン酸(食べ物を腐敗を防ぐ保存料)という添加物を含むハムやソーセージ、チーズ、パンなどの加工品を防ぐこと。腐敗菌を全て殺滅させるということは、腸内細菌においても同じことが起きていることが考えられるため。
  • 日本の伝統的な食事で腸内環境をよくする
    ストレスが高くなると、細胞が老化しやすくなったり体内の代謝が落ちて太りやすくなるばかりか、ストレス解消のために食欲で満たそうとしてしまい、ますます肥満化する傾向に陥ります。そうすると、身体のあちこちの器官に悪影響が出るようになり、当然腸内環境も悪玉菌が増えるなどの様々な弊害が出やすくなります。
    日本の伝統的な食品には、ストレスへの抵抗力を高める効果があることが確認されているばかりか、脂質が少なく代謝を高めるのでコレステロールが溜まりにくいという利点があります。また、味噌や醤油、酒、みりん、と言った植物由来の発酵食品が豊富で、これらの食品を多く取ることで、腸内環境をいい状態に保つことが容易にできることができます。

 

つまり、腸内環境を整えることは、身体の状態をよくするばかりか、心のポジティブな状態に関するホルモンの生成にまで関わっていることから、メンタル状態をプラスな方向へと変えることができることになるのです。

参考図書:『考える腸 ダマされる腸』(藤田紘一郎著)

セロトニン、メラトニン、ドーパミン、参考:https://www.terumozaidan.or.jp/labo/class/s2_13/03.html

 

腎臓の状態をよくして、不安を手放す

不安という感情。

これは、心の状態を示す一つですが、わたしが学んだクシマクロビオティックでは、身体の各臓器が人のあらゆる感情を司っているとされています。

ことに、陰陽五行でいう水の臓器であるに不調があると、揺れ動く水の如く不安の感情を抱きやすいのです。

感情と臓器が関係している?
初めて聞いた方は、不思議に感じるかもしれません。

ですが、東洋医学そして、心理学の世界でも、心と身体はお互いに関わり合っているというのは一般的な考えで、

身体の不調 →  心の不調
に現れ、

心の状態  →  身体の状態
に現れる。

とされています。

そして、マクロビオティックの考え方では、最近多くの人が感じているであろう【不安】を感じやすい人の傾向としてあるのが、腎臓、膀胱、生殖器官、のどこかに不調を持っていることが多いのです。

陰陽五行では水を表す腎臓、膀胱、生殖器官は、夜の間にエネルギーをチャージします。
それによって、腎臓、膀胱、生殖器、身体全体の活力や能力を高め、感情の安定を保つことができるようにもなってきます。

<水の臓器・腎臓、膀胱、生殖器の不調の時にあらわれる身体の症状・その一例>

  • いびき
  • よく眠れない
  • 夜中の頻尿
  • 悪夢を見る
  • 何もする気になれない
  • 恐怖心がわく
  • 不安を感じる
  • 臆病
  • ためらう
  • 優柔不断になる
  • 決断できない
  • 心理的な不調
    など

こうしたマイナスの心理状態は、心の癖やビリーフ(思い込み)でも起きるものですが、その感情の元、溜め込まれている場所となっているのは臓器なのです。

腎臓、膀胱、生殖器官、をケアして、不安を手放しましょう。

<腎臓、膀胱、生殖器官、をケアする方法>

1)陰陽五行で水を表す食べ物を食べる

  • 海塩、ミネラルを含んだ質の良い塩をとる
  • 昔ながらの製法で作られた醤油、味噌をとる
  • そば、黒米、黒ごまなど黒い食材を食べる
  • あずき、黒豆、高野豆腐を食べる
  • ドライフルーツ、煮た果物を食べる
  • 昆布、青海苔を食べる


2)身体のツボをケアする

  • 膀胱のつぼが通っている背骨の両脇を軽くさする
  • 腎臓の経絡が通っている、身体の前の真ん中当たりをさする

※ざっくりとした経路ですが、セルフケアとして体をほぐしたり、軽く揉んだりすること、凝りがほぐれることで体もリラックスできます。こわばっていると感じるところ、手の届く範囲で、強すぎない程度の力で体をほぐしてみてください。

3)睡眠を十分にとる

睡眠時間は、身体を休め疲れを回復させる時間でもあるように、良質な睡眠時間をとることは、夜にエネルギーをチャージする水の臓器・腎臓、膀胱、骨、にとっても同様です。また意識を休める時間でもあります。睡眠をとることを心がけてください。

人は、病気や災害といった危機にさらされ漠然とした不安があるとき、

  • これから先、どうしたらいいだろうか?
  • なぜ、周りの人がそんなことをしているのか?

など、水面のように気持ちが揺れ動きます。

その水面を止めようとして、無理に感情を押さえ込んで感情を感じないようにするのは無理なことです。

自分ではどうしようもない心の状態に陥ってしまったら、
まずは、その気持ちをプラスに変えるのに、腎臓、膀胱、生殖器のケアを心がけてみましょう。

 

理想とする自分のパワーポーズで、不安を手放す

不安なとき、落ち着かないとき、気持ちを切り替えたいのなら、

今、あなたの身体の動きを変えましょう。

肩幅に足を開き

肩を落としリラックスさせ

目は真っ直ぐ前を向き

大きく息を吸いましょう。

どうでしょう?。不安な気持ちがほぐれていく感覚を感じられたのではないでしょうか?。

『<パワーポーズ>が最高の自分を創る』(エイミー・カディ著)早川書房によると、


“人はストレスフルな状況下であっても自信を高める仕草=<パワーポーズ>をすることで、自己イメージが変わり人生に変化をもたらす。”
    

としています。

また同様の研究として、サンフランシスコ州立大学で、ホリスティック・ヘルスの研究をしているエリックペパーが、スポーツ心理学者・ヴィエッタ・ウィルソンと共同で行った内容では、


姿勢が自己イメージに及ぼす影響として、被験者に背筋を伸ばした姿勢とうなだれた姿勢をそれぞれ1分間ずつとりながら、自身にまつわるポジティブな記憶や出来事を思い出してもらうと、92%の人が背筋を伸ばして座った時のほうが楽しく、前向きに容易に思い出せたと答えている。つまり、ネガティブな姿勢でいるときより、ポジティブな姿勢でいる時のほうが、ポジティブな記憶を思い出しやすい。

とあります。

これは、アメリカの最先端心理学・NLP(神経言語プログラミング)の【人の変化モデル】という、“フィジオロジー(身体生理学)の変化が、メンタル状態に変化をもたらす”という考え方にも通じるものでとされています。

身体の姿勢を力強い、あるいは、リラックスした状態に変える。

あなたの望む状態を<すでにそうなっている>状態として、身体からのアプローチで脳に変化をもたらすのです。さらに付け加えるのなら、その状態を言葉にすることでさらに強いメンタルステート(心理状態)を作り出すことができます。

参考
どうしたら、気持ちをポジティブに切り替えられるのか?

こんな方におすすめ ネガティブ思考になりがちな方 やることなすことうまくいなない状況の方 もっと人生を自分らしく充実させ ...

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理想とする状態を言葉にして、不安を手放す

さらに、
あなたがイメージする、理想とする自分について言葉にしてみましょう。

  • 私は、オープンで強い
  • 私は、落ち着いていて自信がある
  • 私は、肩の力が抜けて、冷静な状態
  • 私は、落ち着いていて、自身があり揺るがない
  • 私は、守られていて、安心だ
  • 私は、どんな時も、大丈夫
  • 私は、可能性がある
  • 私は、どんな時もうまくいく 

など、
自分を励ますような、自分がそう望むような状態の言葉を、自分に対して投げかけるのです。
これは、以前はやった願望のみを言葉にするアファメーションとは違い、自分が望む状態を言葉にするからです。

人は、切羽詰まったとき、追い詰められたとき、意欲的になりたいとき、何かの行動をしている時、何かしらの言葉を自分で自分に投げかけています。

以前、『いつも使っている【ある言葉】が人生にもたらすマイナスポイント』でもお伝えしたように、マイナスの言葉はマイナスの状態を自分自身の周りに作り出しているものです。

今は、ことに不安や恐れのエネルギーに満ちています。

そうしたとき、ありがちなのが、

  • そんなことできるわけがない
  • そんなこと無理に決まってる
  • なんでうまくいかないんだ

という、否定の言葉です。

今、不安を抱えている人ほど、何に対しても否定的になり、人に対しても否定的になり、それは何に対しても批判的になり、周りの人に攻撃的な心理に陥ります。

それは人が本来持っている、出来事に対する反応【逃走・闘争本能】からくるものです。私自身ここしばらくそうした心理に陥っているのに気がつきました。これは本来自分を危険から身を守るものですが、行き過ぎれば他への批判、糾弾、攻撃という形となっていきます。

インターネットやSNS上を見ると、そうした批判、糾弾が渦巻いています。

人を動かすことで、世の中を動かそうとする人たちは、こうした人の心理をよく理解しています。これまでも、それを使って人の心理を煽り対立や戦争や恐慌を生み出しました。

なので、自分の気持ち意識に気づいてください。あなたの行動が変われば、安心は得られます。

言葉は意図となって、あなたの意識をその言葉の方向に導きます。

不安ではなく、安心をあなたの中に意図してください。

パワーポーズをしながら、あなたが望む心の状態を、言葉として口に出してみてください。

気持ちをゼロ状態から浮上させることもできるはずです。

 

五感を快適にすることで、不安を手放す

あなたが、快適、心地よいと感じる五感の感覚を取り入れてください。

  • ドラマや映画を観たり(視覚)
  • リラックスしたり、ポジティブになれる音楽を聞いたり(聴覚)
  • 好きな香りのお香やアロマオイルを炊いたり(嗅覚)
  • 食べたいごはん、お菓子を作って食べたり(五感全て)
  • 家でヨガをやってみたり

など五感を快適にすることで、あなたの抱えていた不安や恐れを解放することができます。

さらに継続して、それを習慣化することで、
不安や恐れのみならず、イライラや過敏に感じる感覚をコントロールすることができるようになるかもしれません。
あなたの中に好きなことを、発見できるかもしれません。

五感を快適にすることは、緊張をほぐし自律神経を緩やかな副交感神経優位にさせ、深い眠りを呼び込み、免疫機能を高めます。緊張感ばかりが続くことは精神的にも肉体的にも好ましいことではないのです。

参考
五感の感覚の何かを取り入れて、一瞬でメンタル状態を変える

七月に入ったものの、この時期は、 雨が多く、 湿気がちで 気圧の変化もあって、 体も気持ちも重くなりがちですね。 そんな ...

続きを見る

 

今できることを行動することで、不安を手放す

今、するべきこと
今、意識を向けること

それはなんですか?。

不安なときには、気持ちが漂い揺れ動くばかりで、本来するべきことを行動をしていないのではないでしょうか?。

不安なときというのは、どうしても後ろ向きな感情になってしまいがちで、大きな変化のための新しい発想や考え方がしにくい心理状態です。

もし、

  • 活動自粛で仕事ができない
  • リモートワークでいつものように仕事ができない
  • 子供や主人がいて、家事ができない。
  • 自分の趣味や学びをする時間がない

という、
これまでの社会活動をストップすることを余儀なくされてしまったあなたは、

  • 仕事のやり方を変える
  • 時間の使い方を工夫する
  • お店や自宅の清掃をする
  • 本などから情報を取り入れる
  • 新しいメニューを考えてみる
  • 時間を作る工夫をする
  • これまでのスキルを洗い出してみる

これまでのあなたの人生の体験を振り返り、強みやスキルを深掘りすることもできるはずです。
これまで忙しく時間のなかった日々と違い、今だからこそできることがあるはずです。

今できる、小さなことから行動をしてみましょう。
それは、今後に絶対に活きてきます。

そうした時間を増やすことで、不安になってしまう情報を遮断することができます。

  • 三密を防ぐ
  • ソーシャルディスタンスを守る
  • 手洗い、うがいの励行
  • アルコール消毒を使う

という対策情報を得て、それを実行するようにしたら、

生活習慣を整えて、
よく食べ、
よく寝る、
そしてよく掃除する。

ということをしながら、不安を解消する作業をしていきましょう。

 

あなたの不安は手放せる

上記のことを踏まえて、不安は手放せるということを知ってください。

そして、不安な気持ちの代わりに、穏やかな感情を手にすると決めてください。

もちろんモチベーションのアップするいい緊張、いいストレスというものもありますが、不安や恐れ、というのは身体的にも緊張感のある状態(いわゆるストレスフルな状態)で、交感神経優位の状態となり体には負担がかかります。

今、必要なことは体を健康を維持しておくことです。
不安によって、健康を損ねては元も子もありません。
次に動く時までに、体力と知識を蓄えておく時です。

今日から、あなたは安心と穏やかさで満たされていきます。
そうであると自分を設定してください。
あなたの人生は、何があっても自分で作り上げていくことができるのです。

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