あなたは、何かを学んだり習ったりして、
「やらなければよかった」
「やっても得ることがなかった」
など
学んだことを、後悔したことはありますか?
あるいは、
せっかく大金をかけたのに、さんざんやって、「向いていなかったから」とやめてしまったことはないですか?
もちろん、人には向き不向きがありますし、
学んだことすべて100%、身になる、プラスになるということはありませんし、うまくいかなかったことからも
「人生すべて学び」と捉えれば、後悔することはありませんよね。
一番もったいないのは、何かを学んでから後悔することです。
そうした後悔のない、ものごとの学び方、物事に対する接し方とは?をお伝えします。
ものごとを学ぶ上での効果的な考え方
暮らしの中に、その学んだことの占める割合を増やす
2月から学び始めた、NLPプラクティショナーコースが修了しました。
マクロビオティックのLebel-2(リーダーシッププログラム)以来のぎゅっと凝縮した学びでした。
とはいえ、
セミナーが終ってそれで完了ではありません。
なににつれ新しいことを学んだらどっぷりと、日々その学んだことを自分の中心において、日々頭の50%は、そのことに締めて、「〇〇頭」になるくらいにやることです。
例えば、スポーツ選手
イチロー選手が、日々のトレーニングや食べるもの、行動や振る舞い方を野球中心に考え、自身がベストな状態で試合に臨めるように過ごしているように、
日々の中でその学んだとこに関連した日常の過ごし方をするのです。
日々夢中になって、10分でも、20分でもその事に時間を使うことです。
セミナーや学習の場所だけで、受け身で教えられることを待っているでだけでは、習得できません。
それは、料理でも、スポーツでも、知識系の学習でも同じことです。
主体的に学ぼうとする姿勢、
指導者のことを受け入れる柔軟性
そうしたものがあるか否かで、
同じ内容のはずなのに、す〜っと吸収できる人と、何かわからずジタバタする人、の違いが現れてきます。
実際に動く、実践することで習得が加速する
学んだことを、頭だけで理解しようとしてもうまくいくことはありません。
頭の中だけでなく、「実際に行動して体得する」というやり方です。
NLP(神経言語プログラミング)でも、私自身は習得するのにワークのプロセスを自分で、ワードに書き起こしたり、その書き起こしたテキストを使って自主練をしたり、実際に自分にもセルフワークをしていく、という
行動することを通して理解を深めるのです。
これは、
マクロビオティックを学んだときも同じでした。
テキストを何度も呼んだりしながら理論や考え方を吸収して、講習を受けた後すぐにそのレシピを家で作っては、また講習を受けて、という繰り返し。
とにかくあらゆる角度からマクロ漬けになる。
ということをしていました。
他のマクロスクールに一時にあっちもこっちも行っていた人もいましたが、たくさんの場所からの情報を吸収しても、その人のキャパに合わなければその情報が身につかずにどっちつかずのものになっているにも関わらず、業界情報にだけは詳しくなって天狗になっていた人も多かったです。
私自身は単発のレッスンを受けて新しい情報を仕入れたりはしましたが、自分の中心に置いていたのは、クシマクロビオティックの学びでした。
一つずつ納得して体得したい私のような人には、多くを一度に学ぶやり方は向きません。
一つの分野一つの種類のことを、学んでいるとそのことに関していろんな側面がわかってきて、さらに面白さも深くなり、専門的になっていくのです。
ですが、これは、何かを真剣に学んでモノにしたい人にとっては有効な手段です。
あれもこれも、と学んでいる人は、要は「浅く広く」であって、学び自体は深くはなれないのです。
本気で、そして後悔のないように学ぶにには、
同時期に学ぶのは一つないし二つのものに関してです。
右脳教育で有名な七田眞先生のによる学習法によると、
記憶力をよくして、頭の働きを高めるのには、
- 入力(情報を入れる)を多くし、ていくこと。量がいずれ質に転換する。(量質転換の法則)
- イメージ脳である右脳の記憶力を活性化すると同時に、言語脳である左脳の両方を使う。
- 記憶力をよくするには、イメージ脳の右脳を活性化するには、情報を出来るだけ高速で大量に入力する必要があり、それには、速視、速聴、速読がよく、それによって学習能力が高まる。
- さらには学習に適した、脳波(α波)を作ることからスタートすると良い。つまり、瞑想や呼吸、イメージトレーニングをしてから、右脳が働きやすくなってから学習すると楽に行える。
と説いています。参考:『七田式・超右脳記憶法』
このことからも、
新しいことを学び始めたら、常にその学んだことに関して何かしらの作業や行動をしていることです。
その作業や行動に、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)のいずれかを使うことで学習効果が高まるのです。
NLP(神経言語プログラミング)においても、その人の優位に働く五感を主に使って学習能力を高める方法があります。
人が何かしらの情報を取り入れる時、五感から脳に伝わる経路をたどっています。人の脳の構造を考えた時、洋の東西を問わず、人が効果的に学ぶということは一緒なのだということになります。
そして、リラックスした状態であることも同じです。
今は、無理やり詰め込んだり、その子が望んでいない(意欲的になれていない)状態で、勉強勉強と強制している、私学受験させている親御さんも多いですが、そもそも、そのやり方は学ぶ上でも効果的ではないのです。成果の上がらないやり方を親子相互に、疲弊しながらやっていることに気づかない。(教育虐待という言葉もあるのを最近知りました)
大人でも子供でも、学び方は同じです。
何か新しいことを学び始めても、途中で投げ出したり、合わなかったという方は、
大抵、そのことが理解できず
つまらなくなってしまう
という理由からです。(私も幼い時にはこのパターンでした)
理解する、楽しくなる
ためには、五感を使い、習得するための作業量を増やすことです。
1日の中で時間がないという方も、せめて30分くらいは時間をつくる工夫をしてみることです。
1日の中で、一番自分が集中できる、やる気になれる時間をセレクトしてみましょう。
新しいことを受け入れることで学びが深まる
新しいことを学ぶと、混乱が起きる。
と言われますが、
新しい情報、新しい知識、新しい技術は、
それまであなたが持っていたものとは違うため、それが自分の中に入っていくときに、あなたの中に定着するまでモヤモヤとした混乱が起きるのです。
実は、私自身はそうした混乱を感じたことがないのです。
上手く行かないことがあっても、これはどうするんだろう?
という、
探求の方向に意識が向きぎゅ〜っと一点集中する方向に動きます。
そこから気づくことがまた楽しいのです。
新しいことは、自分にとって全く知らないことなので、
それを受け入れないようなスタンスにはならないので、混乱が発生しないのです。
そもそも、そのことに関して興味があったからそのことを学び始めたでしょうに、その学びの内容に対して、
- 信頼していなかったり、
- 受け入れることをしていなかったり、
ということ自体、
その学びの内容に関しての事前リサーチが足りないのです。
後悔しないためには、学ぶ上での事前準備が必要
なにかを新しく学ぶ時には事前にリサーチしたり、関連の本を読んだり、ある程度、こういうモノだなと分かった上で、そうして、自分の好奇心を高めてから、その関連本の情報は一旦0にして、自分をゼロベースにして受け入れる。
ということが必要です。
あなたが、なにか新しいことを学ぶ時、
- 「本当にコレが自分に役立つのだろうか?」
- 「これを選んで正解なのだろうか?」
と
イロイロと悩むことがあるかもしれません。
そうした時は、まずはじっくりリサーチして、関連情報を集めてみる。
そしているうちに、やろう!と思う瞬間が来るものです。
そのときは、
自分にとって、ベストな学びの場所を選べ、
期が熟して、なんの障害もなく、
お金も人も周りの環境も
学ぶ体勢になっているはずです。
自分の意識の向かう所に、エネルギーが向かい始めるのです。
大抵、何かを学んでみて
- 自分には合わなかった
- よくわからなくてつまらない
という人は、
人に言われるがまま、勧められるまま、学び始めたり、
あなたが本当に望んでいるという心境になるところに至らない
という状況で、
その学ぼうとしていることを選んでいるのです。
だから、やってみて後悔する。
それは、今の時代、時間もお金も無駄にする勿体無いやり方です。
もちろん、時間もお金も有り余るほどある。
だから、なんでもやってOKというのなら、それはそれでいいのですけどね。
(そもそも、そうした人たちは後悔しませんが)
学ぼうと思ったら、
やっぱり本気になってそれに取り組めることでないと、
つまらないし、継続もできません。
時代の変化期にあって、新しいことを学び、習得していくことは、とても大切ですが、だからこそ、自分自身にとっての意味を見つけた上で、行う必要があるのです。
そして、今の時代、たくさんの情報があり、たくさんのやり方がありますが、その中には、怪しいもの、上面なもの、もあったりします。
そうしたものを見極めるためにも、
あなた自身にとって何が必要か重要かを知り、その上で選択する必要があります。
そうした時、本当に必要な情報が目の前に現れてくるものです。
学んだことでどうなりたいのか?もイメージする
そして、
一番忘れてはいけないのは、
何かを学ぶ、技術を習得することで、どうなりたいのか?
というイメージを持つことです。
つまり、その学びをすることの、真の目的、NLPでいう、メタアウトカムという
目標=学ぶ
ということのさらに先の
目的=どうなりたいかという理想
を持っておくことです。
目的がはっきりしないから、途中で投げ出したり、やっぱり違ったと、後悔したりするのです。
あるいは、目的を忘れて学ぶこと、プロセス(方法)が目的となってしまうこともしばしばです。
私自身、肌トラブルを改善したいと始めたマクロビオティックが目的となってしまい、目的を得られない状態を自分自身に作り出してしまっていました。
その目的のために学んだり、技術を習得しようと始めたことですよね?。
何かを学んで、習得して、使いこなせるようになるには、時間のかかることもあるのです。
ぼんやりとでもいいので、
なんとなくでもいいので、
学ぶことのさらに先の目的を持っておきましょう。
もちろん、学んでいくうちに目的が変わることもあります。
他の方向や、グレードアップすることもあります。
そうした柔軟性を持っておくことも、学ぶという上では必要なことです。
そうすれば、方向性が変わったり、グレードアップすることは、学んだことによって得られたまた別の目的となるからです。