コロナウイルスの影響で、2月の後半から始まった、我が家の食材の備蓄生活。
みなさん、効果的に備蓄していますか?。
元々、我が家は母の影響もあって、調味料や味噌、醤油系のものは少し余分用意しています。
といっても、
- 醤油は一升瓶で購入
- 味噌は2〜4個
- ケチャップ1〜2個
- 白米は使い切る前に10キロ
- 玄米は使い切る前に2キロ
- アルカリイオン水は2〜3箱
というように、使用頻度によって数量を調整しつつ、早め早めに購入することにして、多すぎない備蓄を意識しています。
どんな食材を備蓄するか、どんなやり方で備蓄するか?。
それが、肝心だと思います。
スーパーでは、カップ麺、パスタ、レトルト食品が多く品切れしていましたが、そうしたもので乗り切ろうとしても栄養不足になり(栄養が偏ると、風邪をひきやすくなったり、免疫力が落ちたり、亜鉛不足で味覚以上が起きたりもします)、さらには、もしかしたら食べずにそのまま残ってしまうこともあるかもしれません。
備蓄食材を使い、でも、普段通りの食生活を送る工夫をすることが、大切なのではないでしょうか?。
この食材管理に関しては、以前の短期間カフェの運営、メニュー開発のコンサルティング、そして料理教室を主宰していたことが役に立っています。
つまり、
計画的に、意識的に、食材を購入して、効率よくメニューに仕立てていく。ということが、買いすぎない、不安から買い溜めするのを防ぐコツです。
今回は、わたしが普段実践している、食材の買い出し術から備蓄管理方法と献立管理の仕方をお届けします。
効果的に食材を備蓄して、効果的にメニューにする方法
備蓄食材・何を買うか、買わないか?の線引きをはっきりさせておく
普段どのような食材を購入しているのかというと、
上記以外の食材では、野菜は宅配で週一で7種類届き、それ以外の足りないものをスーパーで購入しています。
今回は、近くのイオンにあったオーガニックの冷凍野菜を初めていくつか購入してみました。(自前で野菜を冷凍しておくときのサンプルとして)
キノコ系は、いくつかを購入したら、解したり小さくカットしておいてジップロック袋に入れて冷凍保存しています。
肉魚は、週に二回を目安に 1.五週間分を冷凍保存しつつを現在は常時12〜13品あるように購入しています。
加工品としては、魚の缶詰や和豚の冷凍焼売、つみれ団子、鶏団子など購入することはありますが、基本、自分がそれをプラスに使って調理できるものを対象にしています。
そのほかに、昼食のパン、父が好きなアンパンやプリン、小さな饅頭、ちょっとつまむ菓子、緑茶など日常生活に必要なものは何か、何を買い、何を宅配で頼むかの線引きをはっきりとさせておくことは大切です。
普段家ではパスタを食べないので、パスタを購入することはないし、カップ麺もしかりです。
母は災害用に買っていましたが、レトルトのカレー、以前ひよこ豆のカレーでレトルトの美味しいのがったのがカルディで見かけなくなってから買わなくなりました。
どんなに非常食、備蓄品として活用できそうなものでも、その家の実情に合わなければ(食べなければ)無駄になります。
逆に、備蓄食材として敬遠されがちな生魚なども、これからお伝えする方法で下処理をして備蓄食材として有効的に使えます。
大切なのは、そのご家庭で、普段食べているものに近いものを備蓄しなければ、美味しく食べることができないばかりか、長続きししません。
今回の食材の備蓄生活、新型コロナウイルス と生きていく時間は思っている以上に長期戦となりそうですし・・・・・。
買い物をするときのコツ・買い物専用のリングメモを使う
食材が家にあったのにまた買ってしまった!ということは、今に限らず家事ネタの中にある話ですが、出来れば、品揃え豊富に、バラエティーよく食材を備蓄しておきたいモノです。
私の買い物には、
- サイズのリングメモ
- ZEBRAのSARASA3
が必需品です。
母が亡くなる少し前に夕食を担うことになってから、食材を買い出しに行く時にA6サイズのリングメモを使っています。
このメモに、この日は(メニューを)何にする?をあらかた決めて、これがあったらいいなと目算を立てながら、他に必要な調味料や野菜、乾物系などの食材を書き出しします。
その日の買い物は1ページにまとめて書き出します。
それを見ながら、買い物に出かけ、地元には5件のスーパー(オオゼキ、西友、ライフ、シミズヤ、マックスバリュー)があるので、野菜のこれならここ、肉の〇〇ならここ、と食材によって4つのスーパーを使い分けしながら買い物に回っています。
そして、書き出した食材を買ったら、ペンの別の色で丸をつけて買った事がわかるようにしています。
また、買い物をしながら、その日のセール品でお値頃なものがあったり、気づいたもの、は別の色で書き出したり、書き出した時と同じ色で、書き足すようにしています。
そうすると、その日に買ったものは何か?が後から見たときにわかるようになります。
別の日の買い物は、別の1ページに書き出します。
そして、買い出しして、もし前回買わなかったものがあったら書き足したり、必要かどうか、購入してあるかどうかをリングメモの前のページをめくって確認しながら買うことができます。
買い物をするものをメモに書き出して一枚だけ切り取ってしまうと、その日その時は良くても、後々その内容を活用することはできません。大抵は捨ててしまうから。
書き出したもの、チェックした項目は、あなたの家の食材のデーターベースです。
捨ててしまったメモは、その貴重なデーターベースを捨ててしまうことと同じです。
一冊のリングメモを買い物用に持っておくと、こうした確認作業をしながら買い物に行くことができ、メニューのイメージをしながら買い出しができるというメリットがあります。
また、いつ何を買ったか?という記録となって食べ物の買い過ぎを防ぎ、不安による買い溜めを防ぐことができます。
買ってきた食材を書き出す
そして、今回のコロナウイルス 対策で感染予防、(今は全面的な経済封鎖はないと思っていますが)ロックダウンに備えて、食材を多めに購入したら、それを管理するために、付箋紙に在庫を確認したい食材(私の場合は、肉、魚、野菜)を書き出して、献立表のそばに貼っておきます。
この方法は、
以前カフェの運営を半年程度していた時、
年末年始の食材の多い時、
にしていたやり方です。
<食材を書き出して管理する方法>
- 付箋に在庫のある食材を書き出す。
- 書き出した食材を使ったら赤ペンで線を引く。
- 少しだけ残ったら、赤ペンで( )を書く。
と至ってシンプルです。
自分のわかりやすい方法で、食材に何があるか把握することが目的です。
これで、常に食材の管理ができるし、書き出しておくことで献立の組み立てが楽になります。
そして時々(買い出しに出た時)、その時点である食材を再度書き出して付箋を更新していきます。
面倒と思う人もいるかもしれませんが、私にとっては、何があるかを把握できない状態、必要のないものを書いすぎること、の方がストレスなのでこの方法でも苦ではありません。
買ってきた食材を、半加工して冷凍保存する
買ってきた食材をどうやって管理するのか?。
最新式の冷蔵庫だと保存期間を長くできるチルド質とかありますが、一般的な冷蔵庫で保存するとなると消費期限が気になりますよね?。
わたし自身いくつかの方法で、肉、魚を主に冷凍保存しています。
【わたしの食材冷凍保存法の例】
- 鳥もも肉は、竹串でツンツンしてから一口大に切って、すり下ろしたニンニク、生姜、日本酒を混ぜたものを全体に揉み込んで平らにしてビニール袋、ジップロック袋に入れて冷凍
- 鶏胸肉は食べやすい大きさにそぎ切りして、そのまま、あるいは塩胡椒して平らにしてビニール袋、ジップロック袋に入れて冷凍
- 牛ひき肉、合い挽き肉、鶏ひき肉など、ひき肉系は、平らにしてビニール袋、ジップロック袋に入れて冷凍
- 豚こま肉、牛こま肉などスライスしてある系の肉は、売られていたトレーのまま冷凍
- 豚ロースかたまり肉は、ドリップ(でている水分)をペーパーで押さえ、竹串でツンツンしてから2〜3%のハーブソルトや海塩をまぶしてラップで包み、塩豚にしてから冷凍保存
- 牡蠣などフライにできる魚介系は、フライに仕立ててからトレーに平に並べてジップロック袋に入れて冷凍
- マグロの粗など煮込み系の魚は下処理したのち、煮込み時間を半分にしてジップロック袋に入れて冷凍
- ぶりの切り身など、切り身系の魚は酒、みりん、醤油、に少しごま油など油を加えたタレに漬け込んでジップロック袋に入れて冷凍
などのように、一手間加えてから冷凍しています。つまり、「半ば自分で、冷凍半加工品を作っておくのです。「面倒〜〜!」と思われるかもしれませんが、逆に、調理の時が簡単に済むので、便利です。
ザッと献立を決めてカレンダーに書き出す
食材が揃って下処理をしたら、次にするのは、
それを使った献立(メニュー)をあらかた決めることです。
我が家は宅配で野菜を頼んでいるので、その野菜をもとにメニューを考えることが多いのですが、今は、上記の買っておいた肉魚類と合わせて、メニューを構成しているので、野菜の組み合わせがダブらないよになど全体のバランスや、寒暖差などその時に応じて直前にメニューを変えたりします。
一昨日の金曜日は、冷凍保存してあったベビーホタテでチリソース風にしようと考えていましたが、前日に買い物に出た時に買ったぶりの切り身があったので、加工して冷凍保存せず先に使い、ぶりの唐揚げ大根おろしソース和えにしました。
今日は、そのベビーホタテをクリームシチューに仕立てました。おかずと汁物を兼ねてです。
こういう汁物おかずだと、父親が食欲の落ちているときにも食べてくれるので、シチュー系や鍋物系は、週末にはよくやるようになりました。
大抵、どの家庭でも普段作っているメニューやお馴染みのレシピなどがあるはずで、それを野菜と肉、魚で組み合わせてアレンジする。【このメニューには、この食材】と拘らず、ある食材で組み合わせて作ってみる。それは発想力の練習にもなります。
そして、どんなメニューなら満足感があって美味しく食べてくれるだろうか?という視点もわたしの中では重要ポイントです。
臨機応変に、その時々でメニューを即決して、後からカレンダーに献立を書いておくこと。
そうすると、昨日何食べたっけ?と忘れずにいることができて、それをみて、次の日の、その次の日の献立を組み立てる参考にもなります。「昨日ダイコン使ったから、今日は人参にしよう」というように、咄嗟のアレンジができます。
食材の備蓄をし始めたら起きた、いくつかのメリット!
これまでも、食材の買い出しは割とまとめ買いをしてきた方です。
週に2回を目安に、一週間分を買い出しに出ていました。
今は週に1.5回に、二週間分程度をまとめ買いするようになって、その分食材もあるものを使い回すようになってきました。
そのおかげもあってか、¥40000/15日 だった食費が、¥5000くらい浮くようになったのです。
そして、時短レシピをしていた調理時間もさらに身近くすんで(多分、下ごしらえして冷凍していることもあって)、自分の時間が増えてきました。多分、野菜をいくつも切っておいたり、あれもこれもと下ごしらえしたりしていた時間が減ったのだと思います。
食材を意識するだけで、時間もお金も節約できます。
その分、ついコロナ情報にばかりアクセスしてしまい、時間を使ってしまったのですが、ここで反省してやるべきことに集中させようと思います。