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人が【もったいない】と思う理由とは?

2016年1月17日

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今では、
冷蔵庫、掃除機、洗濯機、
電子炊飯器、電子レンジ、食器乾燥器、
パソコン、プリンター、スマートフォン、
◯◯美容器具、
など家電製品がどのご家庭でも
あたりまえにありますよね。
我が家も
納戸にホットプレートがあって
あまり使った記憶がなくて、
2〜3回ぐらいのもの。
本体もキレイですが、
10年は優に超えているとおもいます。
それを、先日
リサイクルショップに持っていったら、
【家電は5年以内のものでないと引き取れない】
と言われてしまいました。
それで思い切って
区の粗大ゴミに出すことにしました。
【モノが捨てられない】
【モノを処分できない】
という時、
ことに日本人には特有の
【MOTAINAI モッタイナイ】
(ケニアの環境保護活動家のワンガリー・マータイさんによって
広く世界で知られるようになりましたね)
という心理が働くようです。
なぜこうしたもったいない心理が
起るのかというのを
池谷裕二さんは
著書『脳には妙なクセがある』の中で
もったいないはどこから生まれてくるのか
というテーマで
ヒトのもったいないという感情は、
<島皮質>や
<帯状皮質>などの
不安や痛みに関係する大脳皮質が強く反応することで起る
【同情回路】が関係してるのではないかとしています。

同情回路とは、
ある痛みを受けている人を見ているときに活動する
神経システムです。
例えば、TVなどで箪笥の角に足先をぶつけたり、
かわいそうな状況に陥っているドラマの主人公をみて
見ている人も
身体にゾクゾクした感覚が起きたり、
悲しい気分になったりする。
というものです。
それと同じように、
モノに対して擬人化して(モノをヒトのように感じて)
みてしまうことで、
処分される時、壊れる時、
その<痛み>を自分の脳に投影する働き
なのだそうです。
擬人化ということでいえば、
ワタシが思うに
日本人は、あちこちに神様を作っています。
火、水、木、草花、土地、山、海、
などの自然の中に、
そして、トイレ、かまど、家など
ありとあらゆる所に、
神様が居るとしてあがめています。
そうした意識は
物に対しても抱いているのではないでしょうか。
となると、
物は捨てられなくなり、
<愛着をもつ>ようになります。
しかし、
物、この世にある全てのモノは、
なにかしらの
<働き>、<意味>があって
存在しています。
まな板は
食べ物を切るときに
食材を固定して、包丁で切れやすくするためにある。
包丁は
食材が美味しくなるように
食べやすい大きさになるように、
切るためにある。
など。
もしモノがそのモノの働きで使われず
そのままであれば、
そのモノとしての意味が無くなってしまう。
そうなった時、
そのモノとしては、役割が終ったという
ことなのかもしれません。
そして壊す、処分するとうのではなく、
別の形になるというチャンスでもある
のかもしれません。
愛があるのなら、使ってこそ。
使うからこそ、そのモノがそのモノらしく存在できる。
そう思うと、
ただ持っているだけのモノに対して、
手放そうという気持ちになってきます。
あなたの身の回りの、そのモノは
本当に活用されていますか?。
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