メンタル・意識変化 お金・開運

【お金の循環】それを意識する前に注意すること

こんな方におすすめ

  • お金をいつも使いすぎてしまう人
  • お金に関するトラブルが多い人
  • お金にをもっと気持ちよく使いたい人
  • お金はエネルギーだから、貯めようとばかりしていると、出て行くようになる
  • お金は循環だから貯めるばかりではなく、出す必要がある(使わなければいけない)
  • お金は、出し入れのバランスが大事

ということが言われます。

そうしたお金の法則はいくらでもあり、

共通してあるのが「お金は、循環するものである」という考え方。そして、今のお金の循環の考え方の前提には、「お金を得たい。だから出さなきゃいけない」という恐れにもにた感情があるのが感じられます。

果たして、出す循環がキーポイントなのでしょうか?。

以前も話した通り、お金のあるひとは、「有るから、出す」のです。

「お金を循環しなきゃ」と意気込んで、使うことばかりにフォーカスしても得られるものはありません。
そもそも、お金は循環を意識しなくても、自然と流れがあるものです。

お金の循環を意識する前に、注意するべき点があります。その注意についてお伝えします。

お金の循環。その意味、そして注意点

お金の循環は、経済活動である

お金の法則では一様に、「貯め込むよりも出すこと」「意識して出すこと」「そうしないと入ってこない」という考えを推奨していますが、実はそんなことを意識しなくても、お金はもっと自然なもので、あれば自然と出ることが発生します。

入ってくれば出るのです。それは、体験としても、実感しています。

そもそも、今のところ社会はお金があって成り立っていますから、自ずと出すことが発生してきますし、貯めることへ意識を向けることも、必要最低限何に使うかを決めておくことも必要です。

昨今は、某都市銀行でシステムが稼働しなくなり、ATMや送金システムが使えないなどのトラブルが近年多発しています。

そうした時、家賃や企業間の振り込みや入金、がストップしてしまい、最悪、流れていたお金が滞ることで事業の継続が難しくなったり、今いる場所にいられなくなる・・などの事態に陥ります。(そうしたことは、年配の人ほど実感しているため、そうした心理を悪用して振り込め詐欺なども発生します。)

お金は、【経済の血液】とも言われています。滞れば社会(という体)に血液が回らなくなり、体に栄養も、酸素も行き渡らなくなって、壊死という状態になってしまいます。こうした経済の流れを考えても、お金はもともと循環するものです。

 

お金は入れば、出るもの

では、「やっぱり、循環させなきゃ」と思うかもしれません。

というよりも、重ねて言いたいのは、普通に生活している段階で「お金は循環している」と理解してください。
そして、何かしらのお金が入ってくれば、自ずと出るようなことも起こるのです。

我が家では、7年ほど前、あることで大きなお金が入ってきました。それは、ある意味積み立てのようなお金にプラスアルファーが加算されたようなものでした。そのお金が入っても特に、「循環だから出さなきゃ」という意識はありませんでしたが、時期は同時ではありませんが、給湯器が壊れ、その後には風呂釜が壊れ、新しいものを購入することになりました。

10万、20万円単位のものが、その年の後半にバタバタと買い替える必要に迫られた経験は、そう何度もありません。

  • 出せば入ってくる
  • お金は循環だから出すこと

というよりは、

【お金は、入れば、出る】なのです。

我が家は、もともと、
そんなに新しいもの好きなわけではなく、
ブランド物にこだわるわけでもなく、
吝嗇家でもありません。

それでも、自然にお金の循環は起きるのです。

 

お金(もの)の与え方には、注意が必要

「お金は、人のために使おう!」と言ってる人も、よくよく聞けば「団体に寄付をしろとか、大きなお金を与えよ」と言っているわけではありません。人に対して、ちょっとしたものを上げる意味で「人に対してお金を使え!と言っています。。

その辺りだけが強調されて、

  • 「人のために」どんどん出せ」
  • 「人のために出せ!」
  • 「人に奢りなさい」

そうしなければ循環しない!という意味になってしまっています。

私も、一度だけ人にご馳走したことがあります。東京ミッドタウンの某ケーキショップのカフェで。

ある人の仲立ちで、(お見合いとかではないですよ)「海外から来た人をあなたに会わせたい」と言われ、仕事の話を聞くのに、そこでのお代を払いました。

日本人の気性としてご馳走になった人には「ごちそうさまでした」の声をかけてもらって当然、お礼を言われて当然と感じていましたが、その人からはなんの声もなく、後から考えると、何か身になる話が聞けるのかと思いきや、自国での思うようにいかない愚痴で、自分自身に対してもその人に対しても、嫌な気分が残りました。

それ以来、私が人に対してお金を出すときは、
【その人のなんらかの労力に対して、出そう】と決めています。

  • タクシーの運転手さんの気持ちい対応
  • あちこち動いてくれた、お世話になった石材屋
  • 香典返しのお礼
  • 私のものが壊れた時に直してくれた兄に

など、なんらかの労力に対してのお礼として、お金なり、お礼の品だったり、を渡します。

それは、

  • その人の労力に対しての感謝であったり
  • その人の労力(能力)を認めること

にもなり、自分自身も気持ちよく渡せる理由ができるからです。

お金を、あるいは、モノであっても、人に、何もせずに、ただ与える、というやり方もあるかもしれませんが、お金の与え方というのは、とてもセンシティブな(注意が必要な)ものです。【人対人】なら特にそうです。身内でもそうです。

 

田村由美さんの漫画『BASARA』の最終章を見ると、

更紗がタタラとして王国を倒した後、朱理とともに大陸に渡り、そこの幼い皇帝に朱理がいうのです。

「施しと恐怖で人を支配すると、痛い目にあう」と。

お金を与えた人は、立場的には上に立ち、精神的な支配をすることともできます。

与えた側は、相手のためと思いつつ、自分の満足のためであったりします。(かつての私のように、ご馳走してお礼を言われなかったのでムカムカするのは、器が小さいですが・・・)

与えられた側は、そのことを微妙に感じ取って嫌な思いをすることもあるのです。自分が望んでいないものを与えられたりしたら余計にです。(もちろん、今のコロナ禍のように急に生活状況が変わり、公的な補償が得られる時には生きていくために得られるものは得ていいですが・・・。)

与えられた側が望みもしないもの、喜びもしないものを、与えられても、ありがた迷惑ということもあるのです。

いつも言っているように、お金には感情が伴います。無償の愛で何かを与えるのには与える側が、根底にしっかりとした現状の豊さや感謝というメンタルが必要です。

行動すれば、後からメンタルがついてくるという場合もありますが、【人に与える】という行動は、【ただ与えればいい】というわけではないのです。

 

お金の循環の意味は、ただ与えることではない

お金の循環が大事と言っている人の【お金の循環】の意味は、

・お金を使って人に何かを与えること
あるいは
・お金そのものを人に与えること

そうした時、
自分自身にもお金が巡ってくる。あるいは開運する。

いう趣旨で話をしています。

つまり、

「出さないと、お金も、いいことも、巡ってこないよ」と主張しています。

人に出さなければ、入ってこないのでしょうか?。

もちろん、お金というのは、なんらかの意味や目的があるから使うのですが、その目的にお金が欲しいから、「人にモノ、お金そのものを与えよ」ということではないのです。お金を循環させたいから、施しとばかりにお金やモノを与えることではありません。札束で頬を殴るような真似、相手が不快に思う与え方は、そもそも違うのです。

人に対してお金を使うというのは、人に対しての気遣いに対してです。

・人が遊びにくるとしたら、その人の好きなお菓子やビールを用意しておく。

・ビジネスの場では、訪問先に手土産を持っていくこともあるでしょう。(それが行き過ぎれば、饅頭の下の小判になりますが・・)

・私のように、対人の仕事をしている場合は、仕事に必要な道具や書籍などもお金の循環と言えます。

そうした気遣いののちに、それが仕事(お金)に結びつくこともあるのです。

世の中には、自分本位でお世話になった人に対する礼儀を失い、最低限必要な「ありがとうございます」というお礼さえ言わない(与えない)人もいます。そうした人のところには、そもそもお金の循環どころか人間関係にも行き詰まりをもたらすものです。もちろん、誰にでもいい顔して人間関係を広げればいいというものでもありませんが・・・。

 

お金の循環以前に大切な、お金に対するビリーフ

お金の循環、出すことを意識する前に、大切なことは、

  • 自分自身は、今お金に対してどのように感じているのか
  • 自分自身は、何、どのようなことに価値を感じているのか

といった
お金に対するビリーフ(思い込み)を炙り出すことです。

お金に対するビリーフは、あなたがお金に対してどのように思っているか無意識下にあるプログラムです。そのプログラムに従って、お金の扱い方も、お金に対する受け取り方も、豊さの感覚も、貧しさの感覚も、決定しています。そして決定通りの人生となっています。。

その上で、
・与えることを、誰に対して行うのか
・どのような基準で与えるのか
・どんなところに使うのか

という、【お金の使いどころ】を考えることです。

  • 循環だ〜
  • 与えることだ〜

ということばかり考えていることは、それもまたお金に対するビリーフです。

そうした言葉の真意も考えず、上部だけの言葉を発する人、言葉を鵜呑みにすることも厳に、戒めたい所です。

お金の考え方というのは、ファイナンス的な知識ばかりではありません。

お金の真意を理解すると、それはとても便利で、自由なものでもあるのです。

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