メンタル・意識変化

やる気がわかないのは、五月病、六月病からも来ている!?

2019年6月3日

六月に入りました。
ゴールデンウィーク明けの疲れは解消しましたでしょうか?。

前回、やる気がわかない時の対処法をアップしましたが、ゴールデンウィークの後に起きやすい不調に、五月病や六月病があります。やる気が出ない裏にあるのは、実は、五月病、六月病かもしれません。

五月病、六月病、
単なるやる気のわかない状態でしょ?と侮ってはいけません。

悪化させることで、健康状態を損ない、命に関わる恐れもあるからです。
その五月病六月病になる前に、どなたでもありうることとして、どうしたら良いかの対処法をあなたへお届けします。

 

五月病、六月病にならないために事前に心がけたいこと

五月病、六月病とは?を知る

五月病とは、
新入学生、新社会人にゴールデンウィーク明けに、学校や会社に行きたくなくなったり心身の不調やとして現れる症状のことだとか。

身体的な不調としては、
頭痛、めまい、腹痛・胃痛、下痢、便秘、吐き気、体のこわばり、食欲不振、など何らかの体の変調として現れるようです。


心理的な不調としては、

やる気が出ない、無気力、憂鬱、イライラ、不眠、登校したくない、出社したくないといったもので、

この辺りは人によって異なるので、気になる方はネットなどでも調べてみてください。

この五月病は、新入社員、新入学生に多いと言われていますが、それまで新しい環境に入るまでかなり長い間緊張感(入試、入社試験、入学、入社)があり、それが休みの間にホッと緊張が解け、生活環境のリズムが変化したことから自立神経の乱れて様々な症状を引き起しますが、五月病というのは病名としては無く、適応障害や自律神経失調症、などが相当するそうです。

そして、五月が過ぎ、六月に多くなるのが六月病。

研修が終わり配属された後の新社会人、4月からの環境の変化(移動やIT化、昇進試験後、など様々な組織内での変化)のあったベテラン社員の方にも見られるのがこの六月病なのだとか。

私も化粧品会社の時は3月なかばからの長期研修後に、正式に配属課が決まったのは6月でした)

さらに6月に入ると、梅雨の時期になり、ジトジトとした天候や気温の変化も影響して上記の五月病のような、体調不良や、精神的な不調が現れるのだとか。

【参照】
ジョイキャリア『GW明けは要注意!五月病を予防するための原因と対策』
https://career.joi.media/workstyle/2019/05/04/8021/

サワイ健康推進課『増える六月病あなたは大丈夫?』
https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/theme/201406.html)

そうしたストレスフルな環境、状況にから長期休暇で自由になり、その職場や学校に適応できなくなったことから起こることで、逆に精神的に追い込まれてしまうことも多いのではないでしょうか?。

ストレスが健康に及ぼす害がわかっていても、気持ちや心のことは、ことに日本人はいまだに「頑張れば」とか、「やる気を出せば」とか、そうした精神論、根性論が根強く、それができない人間に対して、不適応者、はみ出し者、ダメ人間などのレッテル貼りをしがちです。

本当にそうした支配的な、クソな考え方、批判的な空気に悩んでしまい自分自身を追い詰めてしまっていないですか?。

そうした方達にこそ、「悩んで欲しくない」、「辛い気持ちになってほしくない」という思いです。

悩まない、辛い気持ちにならないようにするには、あなたの意識の方向性を変えていく必要があるのです。

 

自分自身の状態に向き合うことで、状態に気づく

人は、悩んでいる時、問題を感じている時、
自分だけで、悩みの素にたどり着くことはありません。

なぜなら、【悩んでいる】【問題を感じている】ところにばかり意識が向いているため、その素となっていることへ意識の方向を変えるのは、ご自分だけでは難しいのです。つまり、目的地に行くのに他にスムーズに進める幹線道路があるにも関わらず、ガタガタの砂利道しかないと思っているとき、当然のように砂利道を選びます。意識の向けどころが違うのです。

だからこそ、自分に対して意識を向ける時間を持つことはとても大切です。その意識の向けどころは、望む自分と現状の自分を双方向に意識を向け合うことです。

あなたの内面の中にある本当の気持ち、内面に持っている本心、というのは、普段から自分の事に意識を向けていることで、そこにたどり着くための筋力をつけることができます。

今まであたりまえだった砂利道に対して、「ガタガタして歩きにくい」と気づくことができます。

玉ねぎの皮を剥くことで、根の部分にたどり着くことができます。
低い尾根を登ることで、それよりも高い山に登ることができます。

それと同じように、自分の意識にフォーカス(視点を集める)することで、潜在意識にある本心やビリーフ、問題の本質に、たどり着くことができるようになります。

自己啓発本や様々なセミナーを受講している人であっても、自分に意識を向けるという無意識との対話の筋トレをしていなければ、上っ面の情報として頭で理解することにとどまり、本当に望む心の状態を手に入れることは難しいことのです。

なので、あなたの内面にある意識、思い、感情や感覚にフォーカスするということがとても大切なのです。

  • 自分が何をこれからしたいのか?
  • 自分がこれから望むことは何なのか?
  • 自分が過去に習得してきたことは何か?
  • 自分が過去にうまくいったことはどのようなことか?
  • 自分が快適になれるのはどのような状況か?
  • 自分が何を好きで、それをどのようにできるか?

など
自分自身に対して意識を向ける習慣を持って、気づきの筋力を高めましょう。

そうすると、意外と自分の中のリソース(資産(物理的なものだけでなく)、可能性、能力、経験知)が色々とあるとわかり、未来に対する不安感が手放せ、やる気がふつふつと湧いてくるはずです。

ふつふつ、でいいのです。

ジェットコースターに乗っているように急激に上昇しようとすると、後から反動がきます。やる気や意欲というのはとても強い感覚だと思っていると、それはなかなか訪れるものではありません。

あるいは、
持っているノウハウや情報がなければ、知っている人に頼ればよいのです。

ビリーフを扱うマネークリニック の情報を知っていても、ビリーフに対して臆してしまったり、表面的な状態でしか理解できない人のほとんどは、この自分の意識に対してのフォーカスの仕方を知らないからです。

ノウハウや情報だけで、【自分が変わる】なんてことはありません。どれだけそうしたノウハウを使い、自分自身と向き合うのかによって、人生が変わ流のです。

 

 

誰かに話すことは最良の癒し

あなたが今、抱えていることを誰かに話しましょう。今、あなたが感じていること、やる気がわかないということを、誰かに話して開放してみましょう。

話すというのは、それだけでセラピーと同じ効果があると言われています。

辛い時というのは、あたなの世界の中で辛さを抱え込んでいる状態だから、余計に辛くなるのです。ですが、かつての私の様に自分のことを表現することが苦手な方、人一倍頑張ってしまう人、というのは、自分のことを言葉で表すことができないのではないでしょうか?。

日本人は何か問題を抱えていても、恥ずかしい、恥の文化を持っている故に、周りに相談する、話すことができないタチだと言われていますが、そうではないのです。

そうした時、身近にいる人、親しい友人、などにあなたの抱えた問題を話したとしても、

  • 言ったことに反論されたり、
  • 意味のない慰めをされたり、
  • 意見の押し付けをされたり、

があるかもしれません。

それによって、あなたは余計に辛い気持ちになってしまいますよね。

ここで注意したいのは、聞くことのできる人、プロの存在を知って頼むことです。

こうした時、コーチングが効果的なのは、「主体があなた」だということです。

「あなたに対して肯定的に接する」ので、あなたの話を聞きながら、善悪の判断をすることなく、あなたの無意識に働きかける質問をしていきます。そして、質問を受けたあなたの脳は、自然と答えを探す様に動き始め、今の状況以外の視点を見つけることができる様になります。

もちろん、信頼できる人が周りにいれば、その人にあなたが今抱えている、想い、感情、を話すことで、抱えているものを開放することができます。

 

快適なものを取り入れる習慣を作ることで、自分を取り戻す

あなたは今、身の回りにあなたが心地よい、快適だと思うもの取り入れていますか?。

以前、『人生を望むように変える【快適さ】のレッスン』でもお伝えしましたが、快適だというのは、あなたが本心から心地よいと感じる感覚です。周りがどうとか、他の人がそうだから、という他者の視点ではなく、あなたが主体となって選ぶ感覚です。

  • 自分が快適だと感じるのはどのような物か?
  • どのようなことをしている時に、快適だと感じるのか?
    (音楽を聴いている時?、映画を見ている時?、好きなアロマオイルを使っている時?、運動している時?)

など
五感を通して感じる快適なものを見つけて、それを取り入れていくようにすることです。

運動など体を動かす場合も、強すぎるものはストレスになりますから、リラックスできるストレッチやヨガ、あるいは歩いたり散歩したりとご自分がリラックスできる、体をほぐして心地よい、というものを取り入れてください。それが心のリラックスにつながります。

そうすることで、あなたがあなた自身を認められるようになり、自分という存在に対してOKを出せるようになるはずです。それにより、あなたの自信を取り戻せるようになるでしょう。

つまり、今の憂鬱な自分ではなく、プラスの枠組みであなた自身を捉えられるようになり、あなたの状態を引き上げるのです。ですが、それでもやはり憂鬱、気落ちしているという時には自分だけで気持ちを変えることが難しい場合があります。

その憂鬱の元は、あなたの無意識下にある制限のビリーフから来ている心の状態かもしれないからです。

 

憂鬱感の背後にある絶望感、無力感、無価値観の理由を知る

  • 学校や仕事に行きたくない。
  • 何をするのもつらい
  • 生きている事に意味を感じられない

などの感情がわく。
ゴールデンウィーク明けに、憂鬱な感情にさいなまれると五月病や六月病と診断される場合がありますが、生きている事に辛さや意味を感じられない時に、その背後にあるのは、

  • 絶望感(望みを感じられない)
  • 無力感(自分には何もできない)
  • 無価値観(自分は何をするにもふさわしくない)

というあなた自身に対しての感情で、
あなたの存在に対して、つまり、あなたのアイデンティティーに対して、あなたがどのように感じているのかを示しています。

これは自分で自分を制限する制限のビリーフの一種です。

ゴールデンウィーク明けにやる気がわかない、憂鬱感にとらわれているという時、それは初めてのことではないのではありませんか?。

ある種の【制限のビリーフ】は、誰にでも何かしら抱えているものですが、普段は気づかないうちにあなたの思考や行動に制限をかけ、あなたが本来持っている能力や可能性を使うことを、無意識のうちに自らストップさせているのです。

その制限のビリーフから沸き起こる、絶望感、無力感、無価値観は、ゴールデンウィーク以前のもっと前。あなたが幼少期の頃の体験から作ってしまった心理的なパターンです。

もしあなたが、そのような心の状態にあるのなら、根本からの解決として心の状態を整理する作業が必要になります。

 

心の状態を整理する作業。

それは、
コーチングであったり、カウンセリングであったりという心理を扱うサポートの必要性です。

絶望感、無力感、無価値観、
というのは、

心の問題のある中でも、コアな部分にある問題なので、癒しスポットやヒーリングをしても一時的に気分が良くなっても、それだけででしかならず、根本からの解決にはなりません。

 

生活の習慣を健康的なものに変えることで、心身の状態を変える

ここまでは、心の扱い方、意識の使い方について触れてきました。

やる気がわかない。
憂鬱感がある

という時、
一番最初に取り上げたように、体の疲れや健康状態の不調から来ている場合があります。

どんなに意欲や、精神論で頑張ろうとしても、

疲れていたり、体調が優れなかったら、やる気なんて起きません。
もしかしたら、その裏には健康上の問題、病気か何かが潜んでいる可能性もあるのです。

  • 体がだるい
  • 疲れやすい
  • 動悸や息切れがする
  • 食欲がない

などは鉄欠乏性貧血の症状ですが、ちょっとすると体の不調とわからず見過ごされてしまいやすい状態ですが、貧血といっても侮れないのです。

貧血の隠れた要因には、重篤な病気が隠されている場合もあります。(癌とか)
なので、きちんと毎日の食事をバランスよく食べながら、それでも何か体調が優れないという時、病院に行って検査をしてもらうことも大切です。貧血以外の、別の疾病の場合もあります。

そして休息として、毎日規則正しく睡眠をとることも大切です。

神経質な方、鬱病を発症していると寝床に入っても眠れない。寝ようと意識すると余計に眠れないという方もいますが、横になるだけでも体は休まります。無理に眠剤に頼ると癖になりますし、それよりはリラックスする癖を作ることでも変わります。

NLPには、催眠言語という無意識下に働きかける言語パターンがありますが、この言語プロセスを使うと本当に心身からリラックスできて、寝付きの悪かった母に催眠言語で話すとウトウトと寝ていたのを思い出します。

私自身の体験ですが、夜24:00前に眠く無くても、消灯する布団に入るようにするのです。最初は寝付けなくても自然と寝るように意識がスイッチするようになり、自然と朝早く起きれるようになる。すると、夜は早い時間に眠くなるというサイクルができてきます。

体に必要な栄養をとること。
睡眠をとること。

を心がけてみてください。

 

あなた自身を大切にする意識を持つ

あなたの周りの環境は、忙しさに追われているかもしれません。それでやる気がわかないというのは、本当に辛い。
でも、忙しくあっても、自分を大事にすることは本当に必要です。

疲れている時、やる気のわかない時は、自分本位でいいんです。
あなたの人生を守れるのは、あなただけです。
あなたの人生を望むようにするのも、あなただけです。

五月病や六月病、あるいは何かしらの心身の不調を感じた時、

誰かが、社会が、黙っていても何かを与えてくれることはまず、ありません。あなたがあなた自身のために動いた時初めて救いの手が差し伸べられるのです。

熟練したコーチ、ヒーラー、カウンセラーであれば、そしてあなた自身が本気になった時にこそ効果を発揮することを理解しています。

社会のため、人のため、に闇雲に頑張って、自分が心身ともに健康を損なうことほどバカなことはありません。

本当の意味で、自分を大切にする。

自分を回復させる時間をとって、
あなたらしい人生を、あなたらしい毎日を手にしてください。

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