こども日の菖蒲湯に入るのは理にかなったこと
節句の行事は中国から伝わったもの
今日はこどもの日。
我が家も小さい子供はいませんが、柏餅をたべて菖蒲湯用の菖蒲を買ってきました。
菖蒲湯は、ちまきと同様に中国から伝わったもので、桃乃の節句に桃の花を飾るのと同じく、<邪気払い>として菖蒲を使うようになったそうです。
つまり、菖蒲というのは厄よけの意味があり
- 無病息災を願い、
- 菖蒲やよもぎを軒に吊るしたり、
- 菖蒲酒にしたり、
- 寝床のそばに置いたり、
としていたそうです。
また武家の時代である江戸時代は、菖蒲=勝負という言葉の響きを大事にして、武運長久を願って菖蒲湯に浸かるようになったともいわれているとか。
実は、菖蒲にある様々な薬効効果
菖蒲はこの時期の植物特有の青っぽい草のような香りがしますが、
漢方には菖蒲の茎の部分を天日干ししたものがあるそうで、様々な薬効効果がある。
菖蒲根が働きかける効果は
- 血行促進
- 腰痛
- 神経痛
- 冷え性
- 筋肉痛
- リュウマチ
- 肩こり
- リラックス効果
などなど。
成人が悩んでいる症状ばかりではないですか!。子供でなくても菖蒲湯には入らなくては!。
そういえば、亡くなった母が生前「菖蒲湯に入った後は腰痛が軽くなった感じがする」と言っていましたが、今思えば、気分の問題ではなくちゃんと菖蒲の薬効効果のおかげだったんですね。
菖蒲に付いているヨモギにも意味がある
ちなみに以前は、菖蒲湯の菖蒲にはヨモギも付いていましたが今回のは付いていませんでした。
なぜ?。ここ最近ヨモギ蒸しに行ってからよもぎが気になるお年頃です。調べて見るとヨモギにも様々な健康・美容効果があるようで、
- 劣化たんぱく質AGEs の分解効果
- 小腸の老廃物質排出効果
- 殺菌効果
- 肌の代謝促進効果/li>
- 抗酸化作用
- 食物繊維、各種ビタミンが豊富
- 血液循環の促進
など菖蒲とタッグを組むにふさわしい優れた効果が沢山ありますね。
なので、ヨモギを探しに、ご近所散歩してみると、ありましたありました。犬の通り道になっていないような緑道に植わっていたのを2〜3本いただいてきました。これで、菖蒲湯が堪能できます。
大人でも菖蒲湯でパワーチャージ!
ゴールデンウィークも後半にあるこどもの日。
思えば一年も1/3が過ぎ、そして年度末、新年度と慌ただしく一年を走る抜けてきてちょうど疲れも感じ始める頃です。夏に向かう前にここいらで身体の調子を整えたいところです。
「自分は大人だから菖蒲湯なんて・・・・子供の物でしょ?」
なんて思ったらもったいない!。
大人だからこそ入りたい、菖蒲湯。
ぜひ、季節の行事を取り入れて、心も身体も快適にしていきたいですね。