「自分は、趣味や習い事、何をやっても飽きっぽくて続かない」
「いろんなセミナーに行ってノウハウを知っても、情報・知識の教材を使っても人生が変わらない」
という人がいます。
始めた時には、それなりにやる気や目標を持っていたのに、
しばらく経つと、嫌になってしまう。
楽しんでやろうと思っても、楽しいと思えない。
そうした心持ちになる。
それはなぜなのでしょう?。
自分は飽きっぽいと感じている人のパターン
できないと感じて飽きてしまう
飽きっぽいという人は、最初はそれなりにやる気があるわけです。
だから何かを始めるのですが、それが続かない。
- 何かができないと想うとつまらなく感じてしまう
- それができない自分に対して、モヤモヤする
- そしてますますそのことを避けて、嫌になってしまう。
という状況に陥っていないでしょうか?。
人が初めてすることに対してそれを学ぶ時、
いきなり100%の完成度で出来ることはまずありません。
例えば、
小さい頃に描く人の絵は、丸い顔と四角い鼻というように抽象画のような絵しか描けません。
そうした絵を描いたのち、成長とともに
人の細部を観察することで顎が出た人は顎を長く、角ばった顔の人は角ばった顔というように特徴を捉えて描くことができるようになります。
NLPでは、人が何かを学ぶ時には5つの段階があるとされています。
①そのことを知らないので、できない
②そのことを知っているけれど、できない
③そのことを意識すると、できる
④そのことを意識しないけれど、できる
⑤そのことを意識をして、他の人に伝えられる
①〜④があって、最終的に⑤の段階に至ることで学びが習得できるとされています。
英語で例えると
①の段階では、英語という存在も知らないし英語もできない。
②の段階では、英語という存在は知っているけれど、英語がはできない。
③の段階では、英語の言葉を意識すると、英語ができる。
というように、
人が何かができるのには、段階があるのです。
このことを知るだけでも、何かの学びを習得する時に無駄なストレスを感じずに、飽きることなく続けられます。
何かを学ぶ時に最初からできないのは、
- あなたに能力がないから、
- あなたの人格が悪いから、
ということは全く関係ありません。
最初からできないのは当たり前なのです。
それよりは、
「出来なかったことができるようになっていく」
「できるようになったこと」
に意識を向けてみてください。
意識を続けることで、意欲ややる気が持続してやれないことがやれるようになり、
またそこから、他のことにチャレンジしていこうという気持ちが湧いてくるはずです。
動機付けのパターンを知らないから飽きる
人が何かを学ぶ時、行動を起こす時、には
動機付(モチベーション)を維持するパターンが人それぞれ違うのです
目標を明確にすることで意欲が持続する人もいれば、
避けたい・解決したい問題があるから意欲が湧く人もいるのです。
あるいは、
人に褒められるからやる気になる人もいれば、
自分の中でコレという実感が感じられるとやる気になる人もいるのです。
- ご自分が「どうしたら、やる気になるのか?」について、これまでの自分の状況や状態を探って見ましょう。
また、
どのような分野のことをしている時
充実感を感じるのか、
意欲的になれるのか
そうした自分の特質を知らない、気づかない、意識しない
から
何をやっても次から次へと何かしらのことをしても飽きてしまうのです。
つまり、自分に向いていないことをやっているから飽きてしまうのです。
- 美術系
- デジタル系
- 料理
- フラワーアレンジメント
- 武道
- 自動車
- 機械
- オーディオ
等
- これまで触れてきた分野で夢中になれたのは何ですか?。
- 好きなこと、夢中になれることをはっきりとさせましょう。
無意識の制限のビリーフで飽きる
人は、
表向きには意欲を持っていたとしても、無意識的に「自分にはできない」と思っていることにはエネルギーを注がないものです。
あなたが、
「自分は、飽きっぽい人間」と言っているその裏に、
- 自分自身の存在に対して
- 自分という存在そのものに対して
何らかの
制限となるビリーフ(思い込み)を持っている可能性があります。
・自分は何かを続ける価値はない
・何かを手に入れる価値はない
・自分は認められる価値はない
・自分は続ける価値はない
などの
自分自身に対して、自分の行動に対して、自分の可能性に対して制限のビリーフを抱えているかもしれません。
- それは、幼少期の何らかのインパクトある体験から
- あるいは、何かしらのネガティブな体験の繰り返しから、あなたが作り出してしまったものです。
人は何かしらの動機があっても、高い目標を持っても、
自分自身に対してどのように思っているかで、その成果を手にできるかどうかが変わります。
自分自身に対してネガティブイメージを持っていると、それを達成するまでの行動を持続することはできません。
- あなたが、「自分は飽きっぽくて、何をやっても続かない」と言っている時他にどんな言葉を自分に言っていますか?。
それに気付いた時、人は変わることができます。
飽きっぽい自分を手放すと決める
ここまで見てきたのは、いずれも自分自身に対して意識を向けていく作業です。
- 自分自身の状態に対して意識を向ける
- 自分自身の意欲や好きなことに意識を向ける
- 自分自身の内面に対して意識を向ける
そうして自分自身について知ることで、人は自分自身を本当にのぞむ自分へと変えることができます。
自分を変えたいのなら、自分自身の対して深く意識を向けましょう。
飽きっぽい自分が嫌だというのなら、その内面にある意識と向き合うことです。
小さい時には、習い事をしていろんなことを始めてはやめ、始めては続き、ということをしていくうちに自分の得意不得意がわかってくるものです。それは好き嫌いという範疇を超えたものです。嫌いだ苦手だと感じていたことでも何か別のことをしているうちに、苦手ではなくなっているものです。
私自身、小学生のころから数学、数字を扱うことは苦手でした。そろばんも習いにいっていましたが、途中で分からなくなり、嫌になって飽きてしまい、途中でやめてしまいました。大人になってからもそれは変わらず、計算や数字を扱うのは苦手でしたが、仕事でお金やレジを扱うようになったり、パソコンでエクセルを使うようになってから、数字に対する苦手意識はなくなりました。
- あなたは、飽きっぽいという自分を手放せたら、どんな自分になれそうですか?
- できることが増えるたら、あなたの未来はどうなりますか?。
飽きっぽいという自分を、手放すと決めてください。
未来のある可能性を【飽きっぽい】という言葉で閉ざしてしまうのは、本当にもったいないことです。
コンフォートライフコーチングでは、
こうした内面へ意識を向ける言葉がけをプロセスの一つとして使っていきます。
人が行動を起こせない時、意欲的にそこに向かえない時に、目標の明確化だけでは進めない何らかの理由もあるのです。
【人生はもっと快適になれる】そう信じています。