先日は、【イメージすることで、上手く行く】ということをお伝えしました。
でも、
- イメージというのが出来ない。
- イメージの仕方が分からない。
というときはどうしたらいいのか?
という声が上がりそうですよね。
imageとは
想像する、ある状況や考えなどを心に思い浮かべる、思う、考える、
推測する、推察する、心に描く、思い込む
などの意味があります。
imaginationとは、名詞形で、
創造、創造力、想像の産物、心象、空想的な考え、夢想、妄想、構想力(感性と悟性を媒介して認識を統合する力)、想像(経験を解体し再構成する事)、文学、芸術などの)理解力、鑑賞力、臨機応変の才、機転、空想、きまぐれな想像、計画、たくらみ、陰謀
などの意味になります。
つまり、イメージするとき、
心の中でなにかしらのモノ、状況、状態を視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚などの感覚を使い表現する事を指します。一番使う事が多いのは、視覚によるビジュアル化でしょうか。
例えば、
イロイロな食材があって、それを一つの料理に組み立てるという時には、その食材をみて、触れて、状態を確かめるという、食材というネタ、いままでに料理本でみた料理のイメージというタネがいるし、今までの体験から得た、作り方調理法というタネが要ります。
細かなレシピの手順があっても、<ささがき>というのがどういうやり方なのか知らない、見たことがないという時には、どんなにごぼうがあっても、<ささがき>は出来ない。
つまり、
予めその状態やモノに触れた体験によって、沢山のタネがあることで、その出来事や、物をイメージできるのです。つまり、<ささがき>もイメージの素材=タネがあるからこそ出来るのです。
あるいは、
「ライチという果物をイメージしてください」
と言われても、世界三大美人の一人である楊貴妃が好んだと言うこの果物が、どのような形なのか、どのような味なのか、どのような大きさなのか、食べた事、見た事がなければ、イメージもできません。
もし、
【ピンクのパンダをイメージしないでください】
という標識を見たとして、思わず想像してしまうのは、
<ピンク>という色を知っている、<パンダ>という動物の形状を知っているというネタがあるから、空想の動物でもイメージできてしまうのです。
そのネタを得るには、
見たり、聞いたり、実感したりという体験を増やすことです。
そうした体験があって、イメージさえできてしまえば、
私たちの脳は、現実とイメージの区別をしないので、イメージしたことでも現実のこととしてとらえ、私たちに行動を促すのです。
折しも今日は東日本大震災から5年目の日。
5年前のあの日と同じ、金曜日、そして同じく、寒さの厳しい一日でした。
たとえ東北に過去に大きな津波があったとしても、現代に生きる私たちがそれをイメージできたでしょうか?。過去の津波の体験が語り継がれた場所では、小さな子供達も避難することができたという。
今回のこの大きな体験を、大切なタネとして育て、次への行動へ繋げるチカラにしたいものです。
自分が思うように行動するようになるには、
- 体験というタネ、
- いい経験というタネ、
をこれから沢山作っていきたいものです。
【体験のタネ】はいくつになっても作れる。
そう思って私もコレからまだまだ、人生の体験を積んでいきたいものです。