↑写真はイメージです:実際の部屋とはちがいます
こんな方におすすめ
- 断捨離したいけど、なかなかできないと感じている方
- どうやってものを片付けたらいいのかと悩んでいる方
- 部屋に物があふれているものの、やることが多くて片付けられない方
7月になってから時間を見つけては、自分の部屋周りのモノを片付けたり、処分したりしています。
自分の部屋の「開かずの扉的な部分」、触れられなかったモノたちを含めて、処分や片付け、掃除をしています。
・ここ数年使っていなかった冬用のカーテン、
・昔フラワーアレンジメント習っていた時の花器
・普段使うコスメ道具
・やたら重い焼き物のマグカップ
・使わなくなったコスメ容器
などは処分(捨て)しました。
よく、
断捨離すると開運する
ものを捨てると運気が上がる
なんて言われます。
私自身もこれまで、若い時から、
- 部屋のものを全てひっくり返して
- 片付けたり、処分したりする
ということを何度となくやってきました。
(時々、そういうモードに入っちゃうんですね)
で、
モノを捨てると運気が上がるのか?。
と言ったら、わかりません。正直なところ。
もちろん、ゴミ屋敷のようにゴミだか使えるモノなんだかわからないほど、モノが溢れている場合は、開運どころか健康状態も精神状態も上向くでしょう。
確かに、片付ければ気分がスッキリしましたし、その後人生の変化があったかどうか?といったら、変わった部分もあるし、「劇的に人生の何かが変わったか?」と言ったらそうではない部分もあります。
ですが、「運気が上がる」と言われることの理由も実は理解しています。
モノを手放すと運気が上がるのか?
その理由はこれまで発信してきたことと重複しますが、【手放すには、タイミングが要る】、【モノを捨てるタイミングこそが重要性である】ということと合わせて、「家の中を片付けなければ!でも躊躇ってしまう・・・・」と思っている方に向けてお伝えします。
運気をあげる、モノの処分の仕方とは?
なぜ、モノを処分すると運気が上がるのか?
断捨離、
手放し、
モノを捨てる
モノを処分する
そうすることで、いい運がめぐる。運気が上がる。
なんて言われています。
今でも、開運と結びつけてSNSなどで発信されていることが多いです。そうしたモノを目にしたことがあるのではないでしょうか?。ここではNLP心理学、コーチング的な視点から【モノを捨てる、処分すること】について、これまでも、モノを捨てること、環境と感情などについて取り上げてきました。
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モノを捨てる、処分するということは、
今の状況よりも、「ものが少なくなる」ということを意味します。(当たり前すぎることですが)
これまでその物があった環境からそれが無くなる環境へ変わり、目に映るものが変わり、そのものの持つ波動が無くなるということを意味します。
あなたの住んでいる家、仕事場、あるいはそれ以外の場所にある、モノを処分すること、片付けることは、そのモノと結びついた過去の経験、記憶、それに紐づいた感情や意識を手放すことになり、それによって、あなた自身の意識が変わるからです。
また、私たちは、自分の周りにある目にする多くのものから、多くの情報を受け取っています。それは意識せず無意識下で処理して、気づかないうちに行動や考え方、感情などに影響を受けています。五感の中でも視覚情報は、他の感覚に比べて格段に多いのです。
これは、物理的なモノだけに止まらず、人間関係、知識、情報といった広範囲に渡る<モノ>について言えることです。
周りにあるこれまで見えていたモノが変わることは、気づかない意識までもが変わり、停滞を起こしていた意識が動くことで、運が動き時には上昇することになるのです。
普段私たちは、自分が意識していること、無意識で捉えている情報に対して、無頓着でいます。そうした情報が、感情や行動を含めて自分自身を動かしていることにも気づいていません。その中には、いい情報も悪い情報もあり、あなたがそれによって動くのは、プラスの側面も、マイナスの側面もあるのです。
だからこそ、モノを捨てる、処分すると開運すると言われるのはそうした意味合いが強いからです。
捨てるもの、残すものの選別基準を知ること
では、周りにあるモノを全て捨てればいいのか?
と言ったら、そうではありませんよね?。
・必要なものもあれば、
・必要ではないものもある。
よく言われる、捨てる、処分する対象となるものとしては、
そのモノが
- 使い古して、汚れているもの
- 壊れて、機能しなくなっているもの
- 手に入れたはいいが、何かしらの理由で気に入らないもの
- 手に入れたのはいいが、使っていないもの
などは処分する一つの選択基準になっています。
もちろん、それでスパッと捨てられる時もあれば、基準に該当するからと言って、「捨てられない」、「処分できない」というものも出てくるのではないでしょうか?。
こうした選択基準はある種、合理的で冷静な観点からの基準です。
しかし私たちは、多くの場合、合理的で冷静な観点だけで判断しているわけではありません。そうではなく、感情が元となって判断している選択していることがほとんどだからです。
だからこそ、あなたの感情が絡んでいるからこそ「捨てられないもの」の扱いは注意が必要です。
捨てられないものこそ注意する・そこにある価値観に意識をむける
私たちがモノを手に入れるとき、もちろん使用する目的もあってのことですが、自分自身のなんらかの価値観を基準としてそれを手に入れています。
ものの役割を終えてた際には、上記のような基準があって選別したのち、処分、捨てる行動に移りますが、基準に見合ったものであっても捨てられない処分できないというものが出てきます。
なぜなら、あなたにとってそれはまだ価値を感じるものだからです。
価値観、価値基準は、
- あなたを動かす強い動機付けとなるものです。
- あなたの無意識にある評価基準のフィルターです。
- 良い/悪い、正しい/間違っている、肯定/否定 の判断のフィルター。
- 現実的な状況の判断の基準となり、意思決定を決める。
など人生において重要な役割をになっています。
あなたの周りにあるモノとあなたの価値観や感情とを考えつつ処分することが大切ですし、それが、モノに対するあなたの価値観や感情を整理する作業にもなるからです。
そのモノを処分する、捨てる前に、あなたがそのモノをどのように思っているのかをはっきりとさせておきましょう。
・あなたにとって、何が大切で
・そのモノをどのように思っているのか
という価値基準をはっきりさせること。
価値基準を見直すことが、ひいてはあなたの意識を変え、人生を変える転換点にもなるのです。
ただ闇雲に
モノを捨てれば開運する、
モノを減らせば運が上向く
と思っていたら大間違いな理由はここにあります。
モノを捨てる、処分するのは、エネルギーが要る。終わった後にドッとくたびれる。
というのは、身体的な疲れよりも、こうした意識の作業があるからなのです。
価値基準は、人生の中で、特に転換期には変わるモノですから、モノと対峙することであなた自身の価値観の変化に気づくことができます。
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自分が【本当に好きな物、気に入った物】を使うことで得られる事
捨てられないものこそ注意する・過去の体験の記憶に意識をむける
そして、繰り返しになりますが、モノには、あなたの過去一緒に過ごしてきた時間と記憶があります。その記憶とその時に起きた感情は常にリンクしています。そして、モノがアンカーとなってその時の記憶となんらかの感情を呼び起こすことをしています。
そうした感情に気づかぬまま、
いらないと思って、捨ててしまい後から後悔することもあります。
もちろん、後から買い直すことができるものなら、また買い直せばいいのですが、そうしたモノだけではないはずです。
汚れてしまったとしても
古いものだとしても
そこには、
- あなたが、そのモノを大切に扱っていた記憶
- 頑張った自分を思い出すもの
- あなたの楽しかった時一緒だった記憶
- あなたがそのモノと過ごした楽しかった記憶
- あなたの嫌な腹立たしいでき事の記憶
- ある悲しい気分を引き起こすもの
- 落ち込んだ自分を引きずるもの
など、そのモノと結びついている記憶が強ければ強いほど、安易に捨てられないものです。
あなた自身が、そのものに対してなんらかの思い入れがある時、捨ててしまった、あるいは、捨てられてしまった時、後々引きずる喪失感や自責、あるいは、恨みのような、なんらかのネガティブ感情が残留するかもしれません。
私自身も、小さい時お気に入りだったピンク色の犬のぬいぐるみがあったのですが、両親が喧嘩した時にカレーがかかって汚れてしまい、母に同意もなく捨てられてしまったことがあります。その後にも、大好きだった大きなパンダのぬいぐるみも、汚れていてもいつも抱き締めていて気に入っていたのが、いつの間にか捨てられてしまい、とてもネガティブな感情が大人になってまで残っていたのを、最近気づきました。
そのモノが持つ、あなたとの過去の記憶、感情の整理をするには、
- そのことに対してあなたが気づくことから始まります。
- 現在の感情、未来への目標をはっきりとさせることで、良い形で思い出となります。
時には、時間がかかるかもしれません。
それでも良いのです。
過去の記憶、感情の整理ができたら迷うことなく処分できます。
何も考えずに、あれもこれも断捨離すればいい、モノを捨てればいいというわけではないということを知ってください。
処分したい、でも出来ないという、厄介な感情の対処
ものが雑然としてスッキリさせたい、すぐに、要る/要らない の判断ができるのなら、前に進めましょう。
もし、迷うけれど、開運が欲しくて、捨てなければ、処分しなければ・・・と思うのなら、一旦立ち止まって捨てるのではなく【片付ける】、【整理する】 ということをしてみましょう。
- 合理的に冷静に考えると、場所もとっているし、使わないし、汚れているし、・・・・捨てたい
- でも、気に入っている、思い出がある、なんだかわからないが、・・・・・捨てられない
二つの相反する感情を抱えた状態。それは、葛藤と呼ばれる感情です。
上記の項目で、捨てられない理由をはっきりさせることが大切だとお伝えしました。それで解決する場合もありますし、もしそれでも、もやもやと葛藤を抱えていたら、やはり外部からの介入、サポートが必要になることでしょう。
感情や価値観の整理は、やはりコツがあるし、第二者、第三者的な視点も必要だからです。
もしかしたら、自分では触れたくないなんらかのネガティブな感情も隠されている場合があると、なかなか一人では対処できないこともあります。
人は、自分の感情であっても気づかないように、辛くならないように蓋をして感じないようにしていることも多いのです。
だからこそ、第二者、第三者の視点で、別の視点で捉える言葉がけ、意味づけを替える問い(リフレーミング)が、有効になるのです。
処分するタイミングこそが、運気をあげる
ここまでお伝えしてきたことを通して、
モノを捨てる、処分するのには、適切なタイミングがある ということを理解していただいたと思います。
私たちの周りには、これまで生きてきた中で、
- 必要だと感じて購入したものや
- 欲しいと感じて手に入れたモノ
- 自分の好みの洋服やモノ
に溢れています。
それらは、なんらかの理由やタイミングが重なり合って、あなたの手元に来たモノたちです。
タイミングとは:
・なんらかの行為をするべきだという判断、選択、調整のこと。いつ、どの瞬間にするべきかという時間関する判断、選択のこと。
・人が自らあるいは、直感的に、時間を選択、調整する行為
・何かを起こす、起きる瞬間
(Wikipediaより要約:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0)
を意味します。
運気をあげたくて、モノを捨てたり、
何かしらのいい効果を得たくて、モノを処分したり
という時、
捨てることだけが先行して、本当の意味でものの価値や、モノと関わってきた過去の記憶、その意味づけを理解しないまま、捨てたり処分しても、以前の私のように「ただスッキリした」だけで終わってしまうことでしょう。
モノを片付けたい時、
モノを処分したい時、
というのは、
上記で述べて来たように、人生の価値観が変わる変わり目であることが多いですが、今までのあなたを取り巻く環境、状況が変化している時であることも影響していたりします。
- 進学や就職で上京のために引っ越ししたり
- 独立や結婚のために住む場所が変わったり、
- 親御さんとの同居や介護のために必要なモノが変わったり
状況によって、ものとの関係が変わる【時】が必ずあるのです。
我が家も両親が亡くなった後、母の時も父の時も、少なからずモノを片付けてきました。
それまで、両親(ことに母が)管理していたモノたちを、私の視点で要る/要らないの判断をして、片付けてきましたし、それと同時に自分自身の持ち物も、要る/要らないの視点が変わって、処分をしてきました。
近々では、
両親の着ていた洋服
古い布団袋
ダンロップの古い氷枕
ビーズ枕のビーズ
お客様用の和布団三組
50年以上前の羊毛毛布
など、
全て完了というわけではなく、まだいくらかは母のもの父のものも自分のものも残っていますが、その中には「なんとなく捨てられない」というものも残っています。多分、なんらかの気持ちの整理ができた時、残ったものも片付けていくのだと思います。
捨て時
処分時
というのがあるのです。
タイミング:心の調整時間、心を整理する時間 必要な時に、必要なことをする時間、必要ない時に、必要ないことをしない時間、今できる判断を今する時間、今できない判断は今しない時間
そうした時の見極めは、捨てる、処分する動きをしながらながら判断できるモノです。
動きながら(処分しながら)できる判断は、その時の最適な判断をすることができるし、時期が来ればモノに対して感じる価値も変わるので、タイミングをみて、何を捨てるのかとっておくのかの判断をすることは時間の有効活用にもつながるからです。
気になるものを全て、一気に片付ける処分する というのは無理な話です。
- 決断疲れを起こしたり
- 片付け以外の必要なことをする時間が奪われる
という、可能性も出てきます。
今は、捨てる時なのか、今、他に何をする時なのか、
その判断ができるということは、状況判断ができているということで、判断力、決断力が上がるということは、意識の変化、成長につながるからです。
迷っている時、悩んでいる時は、そのタイミングではないとあなたの無意識は知っているからです。
モノを捨てるタイミングをどう測るか?
ものを捨てるのにはタイミングが必要だと言っても、そのタイミングをどう測ったらいいのか?ということが出てきます。
その方法は、時間軸と判断基準の明確化です。AとBの長期的、短期的の大枠で考えます。
A)今すぐ、処分するべきものは何か?を見極める
その基準として、
- 部屋のスペースを占領しているモノ、普段の生活動線が動きにくくなるモノ
- 収納スペースを占領して、今必要なものが入る余地がないモノ
- 腐敗、あるいは、カビの発生、など健康に害を及ぼす可能性のあるモノ
- 即座に不要だと判断できるモノ
という、今現在の生活に支障があるモノ、失っても全く後悔のないものは、即座に処分できるモノとなります。
つまり、空間を今よりも空けることを意識して、行動しやすくすることを目的として、要る/要らないを判断して処分、捨てていくこと。
B)長期的に判断して処分する必要があるものは何かを見極める
- それなりに価値があるもので、要る/要らない の判断の時間がかかるモノ
- 処分の方法がわからないもの、手間がかかる大きなモノ
などはすぐには片付けられないものですし、手続き、費用もかかる場合もあります。
家具、着物、家、宝飾品、お墓、骨董品、などがそれに当たります。
A)の短期的、即時的に判断が必要なもの
B)の長期的、計画的に判断が必要なもの
という二つの時間軸、判断軸で考えます。
それらを踏まえて、人生の変化が予測できる時、変化が起きた時、何を処分、捨てたら良いのか、片付けたら良いのかを決めることが先決です。
そして、一番してはいけないモノの捨て方・処分の仕方は、一旦保留する場所を作る片付けをして、そのための片付ける容器BOXを購入してしまうことです。
モノを処分するために、モノを買ってしまうパターン。
そうした処分、片付けの仕方をする人に限ってモノが溜まり捨てられなくなります。
もし、保留する場所を作るのなら、簡易なもの(ゴミ袋、紙袋など)それ自体も捨てても良いものに入れること。
保留するのは致し方ないとしても、そのためにモノを購入しては愚の骨頂です。多分にその中に入っていったモノたちは、二度と使われることはないでしょう。
モノを捨てたい時、処分したい時
今、課題となっている事は何か
今、何が気になるのか
今、何を捨てるのか
片付けるタイミング【時】を意識してみてください。