緊急事態宣言が解除され、その後東京アラートが発動された東京。
その東京アラートも本日解除され、本格的に経済が動き出そうとしています。
もちろん、これまでと同様のやり方は通用しません。
新しいやり方
新しい考え方
を取り入れていく必要があります。
それはみなさんご存知の通りです。
とはいえ、新しい=どのような状態のイメージはできていますか?。
もし、あなたが、人相手のリアルな場で(ネットではない)ビジネスをしているとしたら、
- これだけは押さえておいた方がいい
- これをやるのとやらないのとでは大違い
ということがあります。
大企業で、それに気づいているところは、すでに主要命題として掲げ、それをきちんと発信して、具体的に取り組んでいるようです。
もうすでに、お気づきの方もいると思います。
以前、食品工場の商品開発のコンサルティングをした経験、コミュニケーションから人の心理を読み解くアメリカの最先端心理学・NLPを使ったライフコーチの立場から今後、人相手のビジネスをしている業種、職種の方に必須のポイントだと感じる事をお伝えします。
今後、人相手のビジネスに必須のポイント
あなたの仕事環境が汚れていたら、それだけでマイナス!
5月の半ばすぎ、久しぶりに渋谷に出てそこからタクシーに乗りました。
まだ、開発中で雑然としていた渋谷東口のタクシー乗り場。なかなか見つからず、近くの作業員の人に乗り場を聞き、一瞬躊躇したものの、足早に止まっていたタクシーに乗り込みました。
白い個人営業のタクシーでした。
個人のタクシーにはあまりいい印象がないので、普段なら他の人に先に譲って乗らないことが多いのですが、その日は、約束の時間までに向かわなければいけない場所があり、急いでいたので、「ん?」と思いつつも乗り込んでしまいました。すると、後部座席の足元の隅に木々のようなゴミ、運転席には小銭入れやいろんなものが雑然と置いてあり、ハンドルも擦り切れたような状態。
もうそれだけで、乗っている間が不快で、早く着かないかなと感じていました。
普段、アプリを使って大手のタクシーに乗ることが多いですが、そうした不衛生さはありませんし、接客も丁寧です(父が乗る時には頭がぶつからないように手を添えてくれたりもします)。乗客からの評判、口コミ、はとても気にしていて、アプリから乗車後のアンケートを求められることは毎回のことです。
乗り降りに時間をとらせてしまうことや、家の前の道が細いのにそこに入ってもらうので、乗車料金に少しプラスしてチップのつもりで「コーヒー代に」と渡すことを心がけています。
しかし、その渋谷から乗った個人のタクシーには、そうしたチップを渡したいとは思えませんでした。
どんなに目的の場所に、運んでくれたとしてもです。
お分かり頂けるでしょうか?。
このことからも言えるのですが、今、あなたが仕事をしている環境。ここが、雑然として、汚れ、ゴミで散らかっているというのは、どんなにスキルや能力があったとしても、マイナスに評価されるのです。
ことに今は、コロナウイルス の感染に神経質になっている人がほとんどで、そうした不衛生な環境は、安心安全な環境とは程遠く、それだけで人の信頼、信用を損ねます。
信頼、信用を損なう=ビジネスの信頼、信用を損なう のです。
人は信頼、信用できるところにお金を出します。
このことは、タクシーに限らず、人を相手にした仕事は共通しています。
飲食店、美容関係、エステ、病院、公共施設、映画館、小売店、食品など、人にものを売る、人に対して何かを提供する仕事というのは、そのものの持つ能力、スキル 以外の要素=感覚や感情、安心感、信頼感、快適さ、が判断基準として大きく影響しています。
それは今、コロナウィルス の蔓延では特に、衛生的な環境であることはその場に来る人、その場で働く人の、安心、安全につながるのみならず、そうした環境であることは信頼、信用につながるのです。
人は感情で動く
と言われますが、あなたがビジネスでお金を引き寄せたいのであれば、人の感情を信頼、信用という方向に向かうように注力するべきなのです。
雑然とした環境というのは、安心、安全も得られず、その信頼、信用を得ることもできません。
人が集まらなければ資本主義のビジネスとしては成り立たない故に、環境の不衛生さは、大きなマイナスポイントになりうるのです。
環境を整える。それは、
- 華美で豪華である事ではありません。
- 掃除が行き届いて、ゴミや汚れがなく環境が整然としていること。
- 人が不快感を感じず、心地よいと感じる空間であること。
つまり、ゴミや汚れがないという事です。
飲食店であれば、テーブルや椅子、床に食べこぼしや汚れがない事。備え付けの調味料やカトラリーに調味料のこびり付きやホコリがない事。いつ誰が入ってもトイレの掃除がされてキレイであること。
乗り物であれば、椅子やその周りの掃除がされて、ホコリやゴミ、汚れがないこと。
できれば、人の目に映らないバックヤードも整頓されて、掃除されていること。それだけです。
もちろん、完璧にゴミや汚れがない状態、ピカピカの真新しいような状態というのはむりだとしても、古くても掃除された空間というのは、不快感がなくいい波動が沸き起こっているものです。
そして、そうしたことが行き届いていない場合、汚れやゴミ、ホコリがあるという環境状況は、組織マネジメントの上でも最悪な状況が2点あります。
ゴミ汚れのある環境は、意識の汚れにつながる
あなたの仕事をする場所に、もしゴミがあったら、あなたはどうしますか?。
ゴミ=汚れ
それは目に見える存在、見えないウィルスと、様々ありますが、私たちは、目に見える全てを見えてる(認識している)わけではありません。そして、目に見えるもの全てに行動を起こすわけではありません。これは、以前にも何かの折に触れた、脳の仕組み・網様体賦活系(RAS)という仕組みゆえです。
あなた自身が、そのゴミ、汚れに対して、どのように思っているのか、あなたの無意識にある心理、それがそのまま行動に現れます。
めんどくさい存在、忌む存在、近寄りたくない存在、害をなす存在、不快にさせる存在、ただの存在。
など、あなたの無意識には、その対象への様々な想いや意識があって、それに対しての行動を起こさせませす。
あなたの目の前に嫌なゴミや汚れがあった時、予想できる行動は3つです。
- a)ゴミや汚れに気付いて、それを片付けようとする
- b)ゴミや汚れがあっても、気づかない
- c)ゴミや汚れに気付いても、見てみぬふり
a)のように片付けようと行動するのであれば、なんら問題はありませんが、2)、3)への意識の向け方は、大きな問題をはらんでします。
それは、ゴミ汚れに限らず、あなたの周りにある問題に対して、気づかない、見て見ぬふりの行動を起こしているのと同じだからです。
詳しくみていきます。
- b)あっても気がつかない
それは、あなたがサービスやものを提供するお客さん(患者)に対して、思いやりも気遣いもできていないという事。ただ、サービスやスキルを提供するればお客さんは満足すると思い込んでいる、思い上がりの気持ちもあるのではないでしょうか?。今のお客様(患者)は、その辺りはとても敏感に察知して見抜いています。
そして、汚れや不衛生さに気づかないというのは、自分の役割、仕事をきちんとしていると感じていても、その他の重要なこと問題があったとしても、そこには全く意識が向かず、重要なことを見過ごしてしまう事がほとんどです。些細なことに気づけない人は、大きな問題にも気づけません。
- 物事を深く感じとる感覚
- 広く状況を感じとる力
そうした感覚を使うことは、あなたの仕事、問題解決力を高めることにもつながります。
ゴミや汚れ、そのものはあなた自身が生み出したものではないとしても、あなたの関係する環境にそれがある時、そのものを引き起こしたのは、あなたの関係する組織であり、あなた自身なのです。
周りの環境、周りの人の気持ち。
それに鈍感な人というのは、どうにもこうにも、周りの問題に気づかず、自分の視点でばかり物事を解釈しがちです。その分自分自身が何をするにもうまくいかず、ハードワークになり、さらに問題が山積するという悪循環に陥ってしまう。
本当は、ゴミ・汚れ(問題)に気付くことができれば、それを掃除(対処)すれば、いいだけのことなのに。
- C)見て見ぬふりをしている
ゴミ・汚れがあると気付いても、見て見ぬふりをする人もいます。
それは、自分の仕事ではない。だから、関係ない。と。
その裏にあるのは、
- 仕事の負担が多く、そんなことにかまっていられない。
- その組織で、その組織での役割分担がはっきりとしていない。
- その組織で、それが問題のある状態だという認識がない
という、どれも組織マネジメントに関しての大きな問題がはらんでいることがほとんどです。
問題があっても見て見ぬふりは、あなたの仕事の周りの状況をより悪くさせています。
そして、
何かさらに大きな問題が起きたとしても、その組織の中で誰がどうしたらいいか、役割分担がはっきりとしていないため問題をさらに大きな問題にしてしまっている場合が多いのです。
それは、組織の中で問題に対して、考えるという能力がかけている、あるいは、考えることすらしない、というマイナスな状況です。往々にして、トップが独断で何もかもを決めてしまい、それが的外れな解決方法だったりする、現場のニーズに合わない方法だったりすることも多く、それは、見て見ぬふりをしてしまう人のあった、本来のモチベーションまでも奪っていることになるのです。(そのトップは、ミスを現場に押し付けてしまうことをしているかもしれません)
現場の問題に対する気づきを、救い上げることができない組織。
それは、ゴミ・汚れ(問題)をそのまま放置してしまう状況を生み、問題を悪化させるばかりになるやもしれません。
なぜなら、問題というのは、その問題に気づかなければ解決に意識を向けることはありません。
これらは、お客様(患者)から、信頼、信用を得るということ以前の、その組織の存在、あり方自体に問題を持っているということに問題があるのです。
たかがゴミ。たかが汚れ。
されどゴミ。されど汚れ。
ですが、
それは、意識の汚れ、意識へのゴミ溜めにつながるのです。
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今、気候や自然環境、人、映像、情報、消費、仕事といった様々なシーンで、環境の変化というものが起きていますね。 この事に、 ...
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衛生的な空間は安心できる空間として、人を集めることができる
今、飲食店、小売、映画館、商業施設、公民館、映画館、公共施設、病院、交通機関、と言った人の集まる空間、移動手段は、コロナウイルス の影響で、誰が、いつ、どこで、感染しているのか、感染者がいるのか分からず、そこで感染が起こることをとても警戒していますよね。
すでに、今後に向けてどのような環境であったらいいのか、どのような行動をする必要があるのか。
人に来てもうためには、安心していただく事、感染を防ごうという姿勢こそが重要なのだということを、環境衛生や安心できる行動形態として、すで打ち出している企業もあります。
私が、目にしたのは、
ANA
ヤマト運輸
です。
対面でどのような取り組みをするのか、
飛行機の中で、空港で、どのように環境衛生を保つのか
わかりやすくANAのトップである社長さんが自らYouTubeの動画に出て発信しています。
そしてヤマト運輸は、TVCMでも流れていましたが、YouTubeでもその動画がアップされていて、対面、非対面どちらでも、荷物を受け取る際に押印不要という。
(佐川運輸は以前から端末でのデジタルサインでの受け取りをしていたけれど・・・・)
なるほどな〜というのと同時に、さすがだ!と思いました。
自粛中は、スーパーによる三密防止や除菌対応についてのお願いを、新聞広告が入っていたところもありました。
もちろん、こうして動画で発信していなくても独自に環境を整え、頑張っているところもあるはずです。
その取り組みを、私たちは好感を持って受け止めていきたいものです。
そして、多分こうやって企業がどのようにしたら安心安全を提供できるのかという発信から、私たちの生活様式も変わってくるのでしょう。
環境は与えられる時代から、目的に合わせて選ぶ時代へ
しかし、これからは、個人のレベルで、
自分たちがどのような環境であれば安心できるのか?。
自分自身がどうしたら、自分の望む目標のためにはどのような環境を選んだらいいのか?。
自ら考え、選ぶ時代にもなってくる。と思います。
それは、仕事環境、住環境、人間環境、と生きている間に関わりがある環境に対してです。
もちろん、「これまでもそうしていた」というかたもいることでしょう。
しかし、本当の意味で自ら考えた環境だったでしょうか?。
- 地方から都心に出て働くことが是?
- 仕事は会社でするのがあたり前?
- 誰とでも仲良く友達百人いるのがいい?
- 朝の通勤ラッシュに帰りは人身事故で帰れない?
そうしないといけないから
そうしなければ認められないから
そうしなければ幸せではないから
それ、本当ですか?
今後は、リモートワークが進めば、仕事をしながら都会の狭い密集地で生活せずとも、地方でも生活していくことが可能になる。とも言われています。
環境を選ぶのと同時に、生き方をも再構築して選ぶ必要が出てきます。
今まで、当たり前だったこと。
今まで、普通だった考え。
常識と呼ばれる考え方が、
一人一人、その人その人の望むこと、その人の目的にあった選択の仕方に変わってきます。
その時必要なのは、自分自身への問いです。
その時必要なのは、固定化した思い込み(ビリーフ)を外すことです。
まず、あなた自身に問うてください。
「自分自身は、何を望んでいるのだろうか?」と。
もし、ご自分だけで行き詰まってしまったときには、コーチングが役に立つと思います。
コンフォートセンスでも、今後のコーチングのあり方をセッションスペースと合わせて検討中です。
2020年6月13日現在、あるテーマのオンラインセミナーを展開する予定で準備を進め、順次セッションに関しても再開する方向でいます。(
コーチングご興味ある方は、まず「五感力を鍛えて自分を知るメールレッスン」を初めてみてください。あなたの感覚を呼び覚ます訓練になるはずです。
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