以前、『やりたい事を躊躇してしまう時にはステップをイメージする』というタイトルで、自分のやりたい事を実現させる方法を取り上げました。それでも、やりたい事を躊躇してしまうこともあるかもしれません。
やりたい事とはなんでしょうか?。
それは、他者に危害を加えるものではなく、
それは、自分を高めるためであったり、
それは、生き方に直結した想いであったり、
人生の中で、自己成長につながる事です。
そうした時、そもそも、その【やりたい事】ということに、何かしらの問題が隠されている可能性があります。
今は、我欲や性欲を満たすために他者を傷つける事をする人も多く、それをやりたいから、と自分中心的な考えで「やりたい」を通しています。そうした「やりたい」はここでは、論外です。
身体的、精神的に人を傷つけて行う「やりたい」事は、本来道徳的に認められないものです。
やりたい事を躊躇してしまうパターンとは?
強い実感があること=やりたい事だと思っている
- やりたい事というのは、強い何かしらの実感が伴うものだ
- 強くやりたいと感じない自分は、それを本当にやりたいのかどうか分からない
- 強くやりたいと感じない自分は、それをやるべきなのかどうか分からない
という、
やりたい事というのは、情熱があるもの、熱量が高いもの
と勘違いしていないでしょうか?。
そもそも、やりたい事というのは、
- 最初から熱量がある場合もあるし、
- さほど熱量がなくても、やって行くうちにじわじわと上がっていく
という、2つの場合があるのです。
どちらかと言うと、最初に熱量があって、勢いがあるという場合は、それを持続するのはとても難しいものです。
よくレストランや飲食店で、オープン当初からお客さんが入って売上が上がってというお店ほどそのお客さんは知り合いだったり、物珍しさで入ってくるお客さんで、それが当たり前と思っていると次第に客足が伸びず、あせって何かをしようと頑張りすぎて空回りして閉店。というお店を幾つも傍目で見てきました。
最初から熱量を持って、強い実感、強い情熱、「よし!、これをやるんだ!」と強い気持が大切だという想いは、絶対条件ではないと思った方がいいのです。
そのやりたい事は本当にやりたい事なのか?
そもそも、そのやりたい事は、本当にやりたい事なのでしょうか?。
やりたい事がある。
でも、想像すると
なにをどうしたらいいか分からない。
イザやろうと思うと、めんどくさそう。
という場合もありますよね。
そうした躊躇している時、
- 「なぜ躊躇してるのか?」
- 「どのような点に躊躇しているのか?」
を明確にする事です。
そうすると、
どうしたらいいか分からない
めんどくさそう
ということも理由として浮かび上がってくるでしょうし、それ以外の理由が明確になってきます。
それが明確になって行く程、
やりたい事に向かうにあたっての準備が必要だったり、
やりたい事をする上でのスキルを修得する必要だったり、
といった、
躊躇してしまう具体的な理由が分かってきます。
それが落とし込めない場合には、
やりたい事というのは、さしてやりたい事ではないのかもしれません。
それに気付けたら、軌道修正する事もアリなのです。
なぜなら、【やりたい事】というのは、
誰かに言われたからでもなく、
誰のためにやるのでもなく、
自分が、【そうしたい】と思う事だからです。
よくありがちな、
・世の中に貢献したい
・世の中の役に立つことがしたい
ということをやりたい事に上げていたとしても、
それは、
【あなた】が、【やりたいと思っている事】なのです。
やりたい事というものに、
他者の評価や社会的な評価を基準に考える必要は、全くありません。
そうした、枠組みで考えるから、やりたい事がわからなくなるのです。
純粋に、自分の内面から涌いてくる【やりたい】を感じてみましょう。
やりたい事はなんのため?を明確にする
やりたい事は、なぜやりたいのですか?
やりたい事は、ただやりたいからですか?
やりたい事を躊躇してしまうのだったら、「やりたい事をやれることによって得られること」を明確にイメージする。設定することです。
NLP(神経言語プログラミング)ではこれを目標の上にある目標(メタアウトカム)と呼んでいますが、
「◯◯がやりたい、それによって、〜〜〜〜が得られるから」
というように、〜〜〜〜〜の部分を考えてみましょう。
【〜〜〜〜〜】の部分がはっきりとすると、
リアルにイメージがわき、自然とやりたい事に対して行動を起こせるようになってきます。
あるいは、◯◯でなくてもいい場合があります。
◯◯というのは、〜〜〜〜〜〜を得るための方法でしかなく、他の方法である方が自分の中でしっくりと来る事もあるのです。
人が行動を起こす時、どんなことであっても、その上にある肯定的な目標(メタアウトカム)があるのです。それを明確にしてみることです。
避けたいなにかがあるから、躊躇する
やりたい事に対するメタアウトカムがはっきりしても、まだ躊躇してしまう時というのは、何かしらの危機感、不安感、回避思考、が背後にあり、それを行なう事によって起こりうるであろう問題を避けているから行動に起こせないこともあります。
未来が分からない、イメージ出来ないから危機感、不安感、回避思考が出てくるのですが、他方、やっていくうちに、何かしらの危機的状況、不安事項、というのは、やりたい事に限らず生きていれば必ずあります。
地震や火事、災害がひっきりなしに起る昨今ですが、不安になるばかりではなく、それに対しての備え準備、対処法をどうしようかを考えるのは、かつての経験からの智恵として、無意識に躊躇するという反応として表れているかもしれません。
【避けたいなにか】をはっきりとさせてみましょう。
やりたい事をやるのも、やらないのも、
それを判断するのは、あなた次第です。
あなたのやりたい事は、
あなたのやりたい事であって、
他の誰かがそれを受け継ぐことはないし、
100%あなたの望むように、他者がそれを行なってくれることは、まず、ありません。
無意識のビリーフが、やりたい事を否定してしまう
このサイトに何ども出てきたビリーフ
これは、幼少期からの強い体験、あるいは、くり返しの体験でできた
真実ではないことを、真実だとしてしまった思いこみの事です。
- やりたい事がはっきりと分からない時
- やりたい事だと、実感できないという時
あなたの心の奥に、その事を行なう事に対して、ストップをかけているものがあるかもしれません。
あなたが、やりたい事を躊躇してしまう時、
いつも特定の感情や、思考パターンになっていないでしょうか?。
そうした感情や思考のパターンにビリーフが隠されているかもしれません。
また、普段気付かない、
- 自分自身に対しての自己卑下
- 自分自身に対してのイメージの低さ
あるいは、
- 物事や出来事や人に対して、限定的制限的に考えてしまう
としたら、そこに制限的なビリーフが隠されているかもしれません。
そのビリーフを解消するためには、
自分を深堀して、自分のそうした感情や思考パターンを探って行く事です。そして、「それは本当だろうか?」と自分で自分に質問を投げかけてみる事です。
やりたい事は、小さな一歩を続ける事で熱が加わる
やりたい事があったら、まずは一歩踏み出す事です。
そして、その小さな一歩を続ける事です。
【やりたい事には、情熱や熱量が必要だ】
と思い込んでいる方ほど、
やりたい事を行なうのには、
一気にが〜っと、そしてすぐに完成形にいくものだと思いがちです。
やりたい事の規模によっては、
一歩を続ける継続力や、持久力こそが重要なのです。
そして、やりたいことによって得られる事が、大きければ大きいほど、
躊躇してしまうものだし、じっくりと考えていることが重要と思いがちです。
やりたい事に対する、小さな一歩を行動して、それが繋がる程に情熱や熱量の火が大きくなってくる事でしょう。
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